精神分析家と変容、変遷

1、はじめに

編集部A 読者の皆様から絶大なご支持を頂き連載を続けてまいりました「月刊 精神分析」が、本号でめでたく創刊一周年を迎えました。有名な出版社の定期刊行物が休刊を余儀なくされる厳しい時代ですが、これからも頑張って発行を続けていく所存です。本誌が「精神分析」の世界を世に広める一助になれば幸いです。さて、今号は、お馴染みのラカン精神科学研究所のインテグレーター(精神分析家)宣照真理さんを迎えて「変容と変遷」をテーマに語って参ります。...と同時に過去一年間の月刊精神分析のバックナンバーの軌跡を振り返ってみたいと思います。宣照真理先生、どうぞ宜しくお願い致します。
宣照真理  こちらこそどうぞ宜しくお願い致します。

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2、語り手プロフィール

惟能先生と宣照さんと私(編集部A)のプロフィールは下記の通りです。

惟能創理(いのうそうり)
日本初のインテグレーター(精神分析家)
宣照真理のスーパーバイザー

編集部A(へんしゅうぶえー)(略称)
月刊精神分析(げっかんせいしんぶんせき)編集部員A
1963(S.38)年3月12日生まれ
出身:福岡県福岡市。
コンピューター会社のシステムエンジニア。食品工場の生産管理業務に従事。
飲食店の経営を経た後、月刊精神分析編集部。
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宣照真理(せんしょうまり)
精神分析家。ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市)主宰。
1958(S.33)年4月22日生まれ
出身:滋賀県大津市。二女の母。
親和女子大学児童教育学科(兵庫県神戸市)卒業。
lacan_msl☆yahoo.co.jp
QR-CD

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3、サイト作りの変遷

編集部A 私自身「精神分析」の世界を知って約3年になります。その間、色々な「精神分析」関連の書籍を読ませて頂いたり、複数のインテグレーター(精神分析家)の方と接点をもったり、クライアントの方のお話を聴く機会があり造詣を深くさせて頂きました。精神分析の観点で、自分自身の育った環境や今の自分の有り様を鑑みると「あぁ、そうだったのか!」と、この歳になって新発見をする事が多いし「どうしてもっと早く人の精神構造に興味を持たなかったのだろう?」と思う事が多いです。
宣照真理 そうですね。私も精神分析を知ったのは36歳の時でしたが、今から思うともっと早くに、せめて子どもを産む前、いや結婚する前に知っておきたかったと思います。
クライアント達も、そんな事ならもと早く知っておきたかったと言われます。
しかし、精神分析で言われるような人間の精神の発達の過程や、物事の見方・考え方など、社会も学校も親も誰も教えてくれなかったし、また今もなお知らないし、語れないと思います。 自ら考え、道を求めないと得られない事のようです。
編集部A ラカン精神科学研究所のサイト(ホームページ)を立ち上げてから、二年半が経ちました。

ラカン精神科学研究所タイトル

途中、頻繁に更新や加筆を行い現在の様な形になりました。最初は「心の病」で悩む人に対して精神分析を知ってもらいましょう...的な方針で開設したのですが、月日を重ねる度に、精神分析とは、ただ単に「心の病」を治すという所謂一つの療法という捉え方ではなく、もっと奥が深く、間口も広いものだと考える様になりました。

そこで別サイトで立ち上げたのが、

オールOK!子育て法

オールOK!子育て法

不登校・ひきこもりに悩む方々へ

不登校・ひきこもりに悩む方々へ

子どもの非行・家庭内暴力に悩む方々へ

子どもの非行・家庭内暴力に悩む方々へ

の特別サイト三部作でした。

オールOK!子育て法」は精神発達論の観点から、悩めるお母さんへメッセージを発信。「不登校・ひきこもりに悩む方々へ」は、宣照先生の実体験から、息子娘の引きこもりで苦しんでいる方へ。そして「子どもの非行・家庭内暴力に悩む方々へ」は、クライアントの緒方さんの全面協力を頂き、なんとか完成に漕ぎ着けました。

精神分析を学ぶ上で「精神発達論」は必須科目だと言われます「オールOK!子育て法」も「精神発達論」に則って構成されています。「人の心=精神」が如何にして発達していくのか?その間、母の母性と父の父性がどういった働きかけをするのか?これは、人の心の成長=発達において重要な事です。これを理解できていないと、子どもは「基本的不信、基底不安(いつも何をしても不安的感情)」を持つようになります。「オールOK」することは、子どもの自我を認める事「自己肯定感」をつくる事なのです。「オールOK!子育て方」のサイトは、子育てに悩むお母さんへ向けた重要なメッセージが込められています。

宣照真理 どのサイトも閲覧者の皆様から沢山の質問や問い合わせを頂きました。
ホームページはもちろん、各サイトや、ブログ(天海有輝のセラピー日記や、宣照真理のセラピー日記)を読んで、分析依頼や各講座母親教室(子育て相談室)への参加の電話・メールをいただきます。
子どもや家庭、夫婦の悩みや自分自身の問題をどこに相談し治療に行けばいいのかを、多くの方は迷われると思います。そういう方々が何を選び、どこへ行くかを判断する資料、参考になればという思いもあり、編集部Aさんの協力を得て、1年間いろんな方向から精神分析を紹介し、広めてきました。
編集部A 更に「月刊精神分析」を創刊し、自由にテーマを決めて色々な切り口で「精神分析」の世界観をお伝えしたのがこの一年でした。毎月の編集作業は大変なのですが、インテグレーター(精神分析家)の方々のご協力を頂き現在に至っています。3号雑誌にならなくてよかったです。笑。時事ネタで立木歩さんと共同制作した「月刊精神分析2009年08月号 特集 酒井法子覚せい剤所持事件と分析理論」は、タイムリーな話題だったらしくアクセス数の伸びが凄かったです。google検索「酒井法子 覚せい剤」で常に2~3頁目位に表示されていました。

月刊精神分析2009年08月号 特集 酒井法子覚せい剤所持事件と分析理論

google 酒井法子 覚せい剤

キャッチフレーズの変更 心の処方箋から無意識を変える!...

ラカン精神科学研究所の最初のキャッチフレーズは「心の処方箋をお届けします」でした。これは、ネット上ではありふれたフレーズでいくら「心の処方箋」で検索してもラカン精神科学研究所のサイトをヒットさせる事はできませんでした。月日が経つに従って、精神分析の真髄は「無意識」である事が理解できて、キャッチフレーズを「無意識を変える!運命が変わる!」に変更しました。

これは何を意味するかと言うと「精神分析=精神病の治療」という概念を超えて、「精神分析=変容」という意味に変わったと言う事です。

では、そもそも「病気」とはなんでしょうか?

病気」とは?Wikipediaを見てみても案の定「病気は曖昧な概念であり、何を病気とし、何を病気にしないかについては、政治的・倫理的な問題も絡めた議論が存在する」と書いてあります。ビートたけし氏がギャグで言い放った「ほとんど病気!」は、言いえて妙なフレーズだったのだと思います。日本の医療制度は国民皆保険制度であって、疾病に対して医師が病名を付ける事から医療行為が始まります。病名が付かない得体が知れない病気?に対して医療行為は出来ませんし、医療保険金も支払われません。逆に、仮病を装った女が医師に「眠れない」と訴えれば「不眠症」と病名が付き、犯罪目的で使用される睡眠導入剤が、結婚詐欺女の手に渡るわけです。怖い世の中になりました。ちょっと話が脱線しました。

更に最近は「病気」一歩手前の状態を「未病」と言うフレーズをよく聞きます。これも、健康食品の宣伝の文脈の中で「健康そうに見えても実は、危ないんですよ」「病気になる前に健康食品を食べましょう」という脈絡で使われます。

では「健康」とはなんでしょうか?

病気:発病:発症:未病:健康...では「健康」とは?Wikipediaを見てみると「健康の概念は、1948年の設立における世界保健機関憲章の前文にある、以下の定義が有名である。身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない」と謳われています。

この文を素直に読めば、健康を構成する要素に3つある。それは「身体」「精神」「社会」であり、各々が完全に良好な状態である事である。...と解釈できます。

いかに「精神」面が重要かが良く分かります。

例えば、肉体的な健康の指針として、よく聞く言葉があります。「快食、快眠、快便」意味はよく理解できます。楽しく食事して、ぐっすり眠れて、お通じもすっきりなら...まぁ健康なんでしょうね。...と、理解できます。さて、心の健康の指針は?googleで検索してみると、平成18年3月31日に厚生労働省発表「労働者の心の健康の保持増進のための指針について」というマニュアルが出てきますが、さすがお役所仕事、「自殺者総数が3万人を超えるという高い水準で推移するなかで、労働者の自殺者数も8千人?9千人前後で推移しています。また、業務による心理的負荷を原因として精神障害を発症し、あるいは自殺したとして労災認定が行われる事案が近年増加し、社会的にも関心を集めています。」と言う解説がなされていますが内容はお粗末なもので...「いくら指針は理解できても、自殺者は減りそうにないなぁ」と思います。簡単に言うと「心の健康」は身体化します。皆さんの体に現れます。

結論を言うと「精神分析」とは心の病、所謂、精神病を治す上での一つの手法なのですが、その本質は「哲学」なのではないのだろうか?と思い始めました。哲学:思想:宗教と連想していくと、なにやらカルト的なニュアンスが連想されます。しかしながら、インテグレーター(精神分析家)の皆様が師と仰ぐスーパーバイザー「惟能創理」氏は、その著書の中で「私は精神分析をしてきたのではない。哲学をしてきたのだ」と名言されています。そして、先日、ラカン精神研究所へ届いた「メール相談」にも、「セラピーに宗教的なものを感じてしまう」という一文がありました。私と同じように感じておられる方がおられるようです。「精神分析」とは特に心の病を発病した人の為の治療の一療法ではなく、この難しい現代を生きていく「言葉」を持った人々の足元を照らす松明なのではないでしょうか。

宣照真理 ラカンは「人間は皆狂気である」と言います。

精神分析が扱う無意識を知らず、真に目覚めなければ人は夢遊病者と同じです。自分の意志で考え行動し生きていると思っているのですが、それが非常に怪しいのです。精神分析を知ると、いかに無意識に物事を見、考え、行動してきたかがわかります。

また、心と体の関係も深いもので、「体は心のバロメーター」と表現します。私が身をもって体験するのは、「逆転移」です。クライアントの分析をして、クライアントの中に自分のコンプレックスを見、それに自分でも無意識のうちに反応し、体が動かなくなったり、熱を出しダウンする事があります。一般的には心配事があると眠れなったり、ストレスによって胃を患うと言うものです。

初めに心ありき。精神が体に影響を及ぼすと考えます。心は三つの経路で面に表現します。それは身体化、行動化、言語化です。この身体化したものが病気となるわけです。行動化は、犯罪や非行行為などです。一番安全なのは言語化です。攻撃性を出したい、誰かを殺したいと思ったとして、言葉で「殺したい」「殺すぞ」と言っても行動に移すわけではなく、言葉で出しただけなので安全です。ですから精神分析は「おしゃべり療法」と言われます。

ほとんどの人が何かしらのストレスを抱えながらいます。日々これらを溜めずに生きたいものです。それが体の健康につながります。

そういった意味でも、心の病があるから、問題があるから精神分析を受けるというのではなく、心の健康を保つため、よりよく自分の人生を歩む為のものでもあると自負しています。

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4、精神分析家とは?

編集部A 月刊精神分析を編集している私が言うのもなんですが、「精神分析」はまだまだマイナーな世界で、それに関わっている人々も明らかに少数派です。そんな中で、精神分析を生業(なりわい)にしている「精神分析家」とはどういう人なのか?紹介したのが、「月刊精神分析 2008年11月号 特集 私と分析」と「月刊精神分析 2009年02月号 特集 私と分析2」です。東京精神療法研究所の立木歩さんとラカン精神科学研究所の宣照真理さんの対談形式で多くを語って頂きました。

月刊精神分析 2008年11月号 特集 私と分析

私と分析」では、分析との出会いからインテグレーター(精神分析家)養成講座を受けるまでの経緯。「私と分析2」では、独立開業後のエピソードを中心にお話を伺いました。関東と関西で同時期に精神分析家を目指した二人の女性の対談をお楽しみ頂けましたでしょうか?営業スタイルが対照的なお二人の対談は大変興味深かったです。

月刊精神分析 2009年02月号 特集 私と分析2

更に、精神分析家のライフスタイルを紹介したのが「月刊精神分析 2009年03月号 特集 随筆 精神分析」です。精神分析家 宣照真理のある日と言う感じで構成しました。クライアントからの「メール相談」や「分析依頼」、「出張セラピー」。その他の「母親教室(子育て相談室)」「分析理論講座」「インテグレータ(精神分析家)養成講座」など多彩な活動を展開されています。

月刊精神分析 2009年03月号 特集 随筆 精神分析

今後、ご活躍されるお二人の動向によって「私と分析3」を企画したいと思っています。ますますお二人から目が離せません。この先、どの様な展開が待っているのでしょうか?
宣照真理 スーパーバイザー惟能創理氏に個人分析や講座を受け、インテグレーターをめざし実際に活動している人や、今勉強中の人などがいます。私を含め分析仲間も、クライアントの要請により、インテグレーター養成講座を開き、理論を話しています。こうして惟能創理氏からすれば、孫の代の人達が出てきました。惟能氏自身、自分が分析をやり出した頃にはここまで拡がると思っていなかったと言う事です。その為、去年、今年の夏、那須での分析サミット(惟能氏の分析を受けインテグレータ(精神分析家)養成講座を受け、インテグレーターを目指す人たちが集まって、講義を受け、話し合いをする会議)では、インテグレーターとしての最低限の枠組み、機序を決め、更にスーパーバイザー惟能氏だけでは出来ないことがあり、役割分担を振り分けることの提案がありました。
惟能氏は言います。「私は大枠を教えるだけで、あとは皆さんが自由にやってください」、「惟能派と言う様なものをつくるつもりもないし、いわゆる暖簾わけもない」と。基本的スタンスはここにあると思います。
各々が各々の個性のもと、インテグレーターとしての自覚と良心のもとにクライアントと自分の変容・成長のために日々活動しています。インテグレーターの仲間同士は、互いが互いを刺激しあい、より発展できるよう、協力できるところは協力しています。私にとって毎年夏の分サミットはとても良い刺激になるとともに、一年に一度仲間に会える楽しい時です。
立木さん(東京精神療法研究所)や田村さん(田村精神療法研究所)は講座の同期ですので、サミット終了後も東京により話はつきません。
この仲間達と、今後のサイト作りについてまた話し合いたいと思っています。

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5、精神分析家と精神科医と臨床心理士という仕事の違い

編集部A 心の病(例えばうつ病)に罹ったらどうしますか?という単純な疑問に対する答えとして編集したのが「月刊精神分析 2009年05月号 特集 精神分析家をえらびますか?」です。この特集を組む為に色々取材したり、情報を検索したりしたのですが、精神科医と臨床心理士、精神分析家、セラピスト、カウンセラーの立場の違いが明確になって面白かったです。そういう意味では、精神分析は、星の数ある程の心の病を治療する療法の一つに過ぎないのですが、その本質は、哲学であると悟りました。

月刊精神分析 2009年05月号 特集 精神分析家をえらびますか?

それから情報を集める過程で、これは面白いなと思ったのが、自殺してしまった映画監督の伊丹十三(いたみじゅうぞう)さんが、生前、精神分析の世界に興味を持ち、雑誌まで創刊していた事を知るに至った事です。いつか特集を組めたらと思っています。
以下、Wikipediaから抜粋



伊丹十三は、岸田秀の『ものぐさ精神分析』(1977年)を読み、彼の主張する唯幻論に傾倒する。『哺育器の中の大人』(1978年)は、伊丹が岸田から唯幻論についての講義を受けるというスタイルの対談である。また、岸田らを中心に取り上げた現代思想の雑誌『モノンクル』(フランス語で"僕のおじさん"の意)を1981年に創刊し、編集主幹を務めた。しかし、6号で終刊となる。伊丹の関わった記事のいくつかは、『自分たちよ!』に収録されている。

伊丹十三記念館
記念館便り より 抜粋



2008.02.21 精神分析啓蒙家としての伊丹十三

伊丹十三雑誌

 記念館では、伊丹十三の仕事を13のカテゴリーに分けて常設展示しています。少年時代から映画監督に至るまで、伊丹十三の仕事は多岐にわたりますが、当館にいらっしゃるお客様の中でも"玄人筋"に受けが良いのが、精神分析啓蒙家の展示箇所です。

 自分のこれまでのキャリアの集大成が映画監督としての仕事であると伊丹十三は述べていますが、映画に携わる前のキャリアを大きく分類してみると、テレビやCMなど映像メディアにおける仕事と、商業デザイナー、イラストレーター、エッセイストなど出版媒体における仕事に区分することが出来ます。その中でも精神分析に関する仕事は、伊丹十三の出版における仕事の集大成と言えるかもしれません。

 岸田秀『ものぐさ精神分析』に影響を受けて以来、伊丹十三は精神分析に傾倒していくことになります。その傾向は、映画監督になった後の1990年に『倒錯 幼女連続殺人事件と妄想の時代』(岸田氏、福島章氏との鼎談)を出版していることからも明らかです。
 『モノンクル』は"伊丹十三責任編集"と銘打った精神分析についての雑誌です。赤瀬川源平、寺山修司、糸井重里など、若手から中堅まで実力派の執筆陣を揃えた豪華メンバーの共演に加え、伊丹十三自身が用いてきた話し言葉の文体、聞き書きスタイルを中心に構成された画期的な出版物だと言えます。企画内容も時事問題から夢の分析、映画評論まで、ジャンルに捉われることなく知的刺激に満ち溢れています。しかし、当時(1981年)は精神分析についての理解が現在ほど一般化していなかったためか、惜しむらくも第六巻で廃刊になってしまいました。
 当館の精神分析のコーナーでは、伊丹十三が岸田秀との対談を自身で文字に起こした肉筆原稿が展示してあります。伊丹十三が情熱を注いだ一端を是非ご覧下さい。

学芸員:浅利浩之

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6、精神分析を学ぶ上で重要な「無意識」について

編集部A 精神分析を学ぶ上で重要な「無意識」については、「月刊精神分析 2009年04月号 特集 なぜ分析で病が治るのか?」 で、取り扱いました。

月刊精神分析 2009年04月号 特集 なぜ分析で病が治るのか?

かなり突っ込んで解説しましたので難しい記述もあったかと思いますが、基礎的な心理学の勉強をされた方は理解して頂けたのではないでしょうか?意識していないから「無意識」...なのに、私たちは、その「無意識」に翻弄されて生きています。私自身も未だにコンプレックスを刺激されると緊張して、体が熱くなり発汗します。自分のコンプレックスは意識できるのですが、それでも「無意識」は私を苛みます。そろそろ分析治療(セラピー)を受診しようと思っています。笑。

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7、時々のテーマ

編集部A 「月刊精神分析 2009年09月号 特集 秋葉原無差別殺傷事件」は、事件が起こって一年経ってから特集号の発刊となりました。片田珠美(かただたまみ)親和女子大学教授が書かれた「無差別殺人の精神分析」(新潮社)をベースに構成しました。ネット上の色々な情報をかき集め、google mapを駆使したり、色々な手法を使って事件を深く掘り下げ、読み応えのある内容になったと思います。「東京江東区23歳OL失踪バラバラ殺人事件」の星島貴徳被告の心の闇もいつか分析したい対象です。

月刊精神分析 2009年09月号 特集 秋葉原無差別殺傷事件

月刊精神分析2009年08月号 特集 酒井法子覚せい剤所持事件と分析理論」は、東京精神療法研究所の立木歩さんとの共同企画で実現したサイトです。google検索で上位に表示される為がアクセスが頻繁で、この事件に対する世間の注目度が伺えます。

月刊精神分析2009年08月号 特集 酒井法子覚せい剤所持事件と分析理論

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8、その他のジャンル

編集部A 「月刊精神分析2009年07月号 特集 非行と家庭内暴力」は、家庭内暴力を取り上げました。内容は、別冊サイト「子どもの非行・家庭内暴力に悩む方々へ」と基本的に同意です。

月刊精神分析2009年07月号 特集 非行と家庭内暴力

また、ちょっと異色だったのが「月刊精神分析2008年12月号 特集 こころの栄養講座」。この号は、セラピールーム燦燦の幸司満月さんの協力で、「拒食症」「過食症」等、心の病と食の関係を軸に構成しました。この号は幸司さんが栄養士であられるので実現した企画でした。精神分析の世界では、「食=母」と言う捉え方をするので、今後もこういうテーマを取り扱って行こうと思います。

月刊精神分析2008年12月号 特集 こころの栄養講座

月刊精神分析2009年01月号 特集 運命は名前で決まる」は2008年11月に発刊された、惟能創理先生の「運命は名前で決まる 精神分析的観点による姓名判断」発行所:LAKAN精神分析研究所 の紹介号でした。このサイトをみて本の注文もあったのですが、今、読み返してみると、もう少しシンプルに編集した方が分かりやすかったかも...と反省しています。また、惟能創理先生の他の著書「心的遺伝子論」も面白いので、続号で特集を組みたいと思っています。

月刊精神分析2009年01月号 特集 運命は名前で決まる

月刊精神分析2009年06月号 特集 女性と仕事・結婚・出産育児」は「仕事」「結婚」「出産育児」の話を「精神分析理論」に基づいて展開しました。生き方について悩んでいる女性に是非オススメのサイトです。

月刊精神分析2009年06月号 特集 女性と仕事・結婚・出産育児

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9、おわりに

編集部A 変容と変遷というテーマでお送りしました今月の「月刊精神分析」はいかがでしたでしょうか?

過去の月刊精神分析を分析してみるのも面白かったです。こうしてみると、「精神分析」って何?...という興味から、精神分析家ってどんな人?精神科医や臨床心理士とどうちがうの?「無意識」って何?今、世間を騒がしているニュースを分析するとどうなの?などなど多方面に渡って記事を編集して来た事が分かります。

私自身が未熟な為に、読者の皆様に上手く伝えきれない部分も多いかと思いますが、今後も頑張って参ります。どうぞお付き合い下さいませ。

宣照先生、今日は大変ありがとうございました。

宣照真理 私もあらためてこの一年を振り返る事ができました。分析や分析理論講座を通していろんな方と出会い、刺激され教えられる事も多かったです。

人は出会いが全てであり、誰と、そして何と出会うかで、その人の人生が一変する事があります。私にとって惟能創理氏と精神分析に出会えたことで、私と私の生き方が変わりました。

そして今、「精神分析に出会えてよかった」、「あの時出会わなかったら、今の自分はない」と言われるクライアントがいます。ホームページや各サイトを見てメールをもらう中に、「あのとき分析を受けておいたらよかった...と後悔するのが嫌なので、メールしました」というもの。子どもさんの「ひきこもり」や「非行」で悩む親御さんが、「不登校・ひきこもりに悩む方々へ」や「子どもの非行・家庭内暴力に悩む方々へ」のサイトを見て、母親教室(子育て相談室)に参加されたり、分析を受けられるケースもあります。まだ日本ではあまり知られていない精神分析の存在をより多くの方に知ってもらいたい。そして自分というものの尊厳に気付き、有意義な人生を歩んでもらいたいと願いながら、これからもまた活動していく所存です。

一人一人の人間は無限の可能性を持っていながら、それが発揮できない事が残念でなりません。自分を知り、自分を活かす道を自らの力で開いていきましょう。
自分は真理を求め、私自身を成長させていきたいと思っています。

本日は大変ありがとうございました。
編集部A 月刊精神分編集部までメールをお寄せ下さい。
lacan_msl☆yahoo.co.jp
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お便りをお待ちしています。(月刊精神分析編集部)

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10、Webマガジン月刊精神分析&分析家ネットワーク



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 精神分析(セラピー)を受け、インテグレーター(精神分析家)を目指し理論を学んだ人たちが、東北・関東・関西を中心に実際にインテグレーターとして活動しています。  夏には、那須で恒例の「分析サミット」が開かれ、症例報告・研究などの研修会も行っています。  私たちインテグレーターを紹介します。(敬称略)  メールに関して、☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)

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