はじめに

編集部A 月刊精神分析の今月のテーマは虐待です。今、毎日、毎日、虐待のニュースが報道されています。また、大事件が起こってそちらに報道の目がいってしまうと忘れられてしまうのでしょうが、テレビの報道をみても年々統計的にも「虐待」が増えている様です。さて今月の月刊精神分析では、精神分析家の先生をお迎えして「虐待」を考えてみます。東京精神療法研究所の立木歩実先生とラカン精神科学研究所の宣照真理先生です。お忙しところ大変ありがとうございます。

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登場人物 プロフール

今号の登場人物のプロフールは以下のとおりです。

惟能創理(いのうそうり)
日本初のインテグレーター(精神分析家)
宣照真理・立木歩実・編集部Aのスーパーバイザー 。
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立木歩実近影
立木歩実(たちきあゆみ)
精神分析家。東京精神療法研究所(神奈川県海老名市)主宰。
1954(S.29)年10月10日生まれ。
出身:神奈川県海老名市。二女の母。
尚美音楽専門学校ピアノ学科(東京都文京区)
(現:尚美学園大学 埼玉県川越市)卒業。
ピアノ教師をしながら結婚。
夫のうつ病に悩み惟能創理先生の精神分析治療を受ける。
インテグレーター(精神分析家)養成講座を受講の後、独立開業。
現在、新進気鋭の分析家として、東京首都圏を中心に母親代行業を精力的に展開。
連絡先:tokyo.mtl☆gmail.com(☆を@に変えてメール送信願います。スパム対策)
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宣照真理近影
宣照真理(せんしょうまり)
精神分析家。ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市)主宰。1958(S.33)年4月22日生まれ。
出身:滋賀県大津市。二女の母。
神戸親和女子大学児童教育学科(兵庫県神戸市)卒業。
会社勤務の後、結婚し専業主婦になる。
二女の子育てに悩み惟能創理先生の精神分析治療を受ける。
インテグレーター(精神分析家)養成講座を受講の後、独立開業。
現在、新進気鋭の分析家として、引きこもり不登校の子供を持つ母親を全力で支援している。
同研究所は「京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト」の支援団体として登録。
連絡先:lacan.msl☆gmail.com(☆を@に変えてメール送信願います。スパム対策)
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編集部A(へんしゅうぶえー)
月刊精神分析(げっかんせいしんぶんせき)編集部員。
1963(S.38)年3月12日生まれ
出身:福岡県福岡市。
コンピューター会社のシステムエンジニア。食品工場の生産管理業務に従事。
飲食店の経営を経た後、月刊精神分析編集部。
ひょんな切っ掛けから「精神分析」の世界を知り、約三年半色々な書籍を読み漁る。
「月刊精神分析」の編集に関わりながら、惟能創理先生のセラピーを受けている。
lacan.msl☆gmail.com(☆を@に変えてメール送信願います。スパム対策)

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虐待とは? その定義

編集部A 虐待の定義をネット上で調べてみますと、「児童虐待」というカテゴリーが見つかります。

法律的には、日本では「児童虐待の防止等に関する法律」(平成12年法律第82号)において、

「保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護するものをいう)がその監護する児童(18歳に満たない者)に対し、次に掲げる行為をすること」と定義されている(第2条)。そして、同条各号において列記されている行為は、次のとおりである。

「身体的虐待」「性的虐待」「ネグレクト」「心理的虐待」・・とされています。

虐待の要因としては、

1、望まない出産や望まれない子供への苛立ち

2、配偶者の出産や子育てへの不協力や無理解に対する怒り

3、育児に対するストレス

4、再婚者の連れ子に対する嫉妬・憎悪

5、離婚後、新たに生計を共にする者(再婚者や「内縁の夫・妻」)との生活にとって邪魔

両親が生後数カ月の乳児を虐待する。継父が妻の連れ子に暴力をふるう。
・・などがあげられています。

更に「虐待を行う親の一部には、自らも虐待を受けた経験がある場合が多い。」と言う話もよく聞きます。上記の情報を踏まえ精神分析的視点で「児童虐待」を分析していきたいと思います。先生、精神分析の世界では「児童虐待」はどのように捉えられているのでしょうか?

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なぜ虐待するのか?

宣照真理 私も育児をしていく中で「イライラ」の経験があります。それは、私自身が精神分析治療を受けて行く過程で認識したのですが、「自分が親からいうことをきいてもらってないのに何故子どもからの要求に応えなくてはいけないのか?」と言うイライラです。逆に、「自分は親の言いなりになってきたのだから、子どもも私の言う事をきいて当然」という私の中の無意識の存在に気がつきました。

詳しくはこちらのサイトに私の子育て体験記がありますので参照してみて下さい。

自分のことを振り返って
続・下の娘の話

私の体験から推測すると、今、育児にイライラして、子どもと当たり前に接する事ができない母父も幼児期に親から然るべき愛情をかけて育てられてないケースが多いと思います。

理由もなく子どもに対して「イライラ」してしまうのはこの「無意識」(コンプレックス)のなせる業です。

そういう意味では「虐待を行う親には、自らも虐待を受けた経験がある場合が多い。」と言う話は理にかなっていると思います。

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無意識(コンプレックス)と世代間連鎖

編集部A ネット上の虐待の記事をみると、若くして結婚出産離婚した女性が、再婚、連子となった子供が継父から虐待を受けるケースが多い様に見受けられますが・・
宣照真理 これも無意識やコンプレックスで説明ができます。結婚相手や交際相手を選ぶ時も常に無意識が作用しています。男性は母の姿を追い求め、女性は父または母の姿を追い求め・・好きな異性のタイプが存在するのはそんな理由からです。10年前に「だめんず・うぉ〜か〜」 と言う漫画があってヒットしましたが、漫画の中で描かれているのは「ダメな男(だめんず)ばかりを好きになってしまうような、男を見る目のない女≒男運が悪い女(だめんず・うぉ〜か〜)の男性体験を紹介するノンフィクション」でした。この様に、意識上は望んでいないのに、何故か気になる男は自分を不幸にする男ばかり・・・。こんな事例も無意識が作用している典型です。若くして結婚出産離婚した女性が、再婚する場合も、やはり、親から愛されなかった=子どもを虐待してしまう様な傾向がある異性とひかれあってしまうという事です。
編集部A となると、どこまで行っても不幸がずっと連鎖し続けていってしまいますが。どうしたらいいのでしょうか?
宣照真理 はい、それを精神分析の世界では「世代間連鎖」と呼んでいます。そして、その世代間連鎖を断ち切るには誰かが自分のコンプレックスを解消しなければなりません。そうしないと常に無意識に引きずられてしまいます。
編集部A 対話治療セラピーによる無意識の書き換え作業ですね。
宣照真理 はい、そうです。自己の無意識と向きあうのは辛い作業ですが、それを避けては通れません。それから目を背けて今の自分で生き続ける事の方が私には辛かったので、結果的に精神分析治療を受けてよかったです。
編集部A 母親や父親の問題の為に、子供がDVの被害にあうのはとんでもない事ですが、家庭内で「しつけ」の名のもとにされる行為ですので、発見が遅れ取り返しのつかない事態を招くケースが多く毎日児童虐待のニュースが報道されている様です。
宣照真理 月刊精神分析の先月号「婚活相談と結婚生活」でもお話しましたが、今、何も考えないで結婚している人々が多いのではないでしょうか?結婚の次には、妊娠・出産・育児が待っています。子どもを生む意味を考えて、準備して、計画的に出産・育児に臨まないと中々「案ずるより産むが易し」とはなりません。ですから、計画性も何もなく「できちゃった」から結婚・・と言うのは明らかに間違いです。
編集部A 報道される内容があまりにも不幸のオンパレードで、「結婚して幸福になる」と言うのが嘘くさく感じてしまいます。生涯非婚と言う選択枝もあながちNGとは言えないような気がします。次の頁で児童虐待の事例を紹介します。

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児童虐待事例

事例1 堺市堺区の岩本隆雅(りゅうが)ちゃん(1)虐待死事件で、母親(21)が大阪府警の事情聴取に対し、交際相手の無職、古田島昂志(こたじま・たかし)容疑者(23)=傷害致死容疑で送検=の存在を当初は明かしていなかったことが21日、捜査関係者への取材で分かった。泉大津市の虐待事件でも、母親(26)が、傷害容疑で逮捕された同居男の虐待を周囲に隠していた形跡がうかがえる。専門家は「交際男性との関係を壊したくないため、わが子への虐待を打ち明けられない心理が背景にあるのではないか」と指摘する。平成22年4月21日の記事抜粋

事例2 宮崎県警延岡署は3日、長女を虐待したとして、同県延岡市浜砂2、無職磯田夏紀容疑者(26)を傷害容疑で逮捕した。発表によると、磯田容疑者は7月18日、自宅で長女の静流(しずる)ちゃん(11か月)の肩に加熱したアイロンを押し当て、やけどを負わせた疑い。容疑を大筋で認めている。磯田容疑者は同月21日、「長女がぐったりしている」と119番。長女は同日中に、死亡が確認された。死因は不明。ほかにも外傷があることから、同署は虐待を繰り返していた疑いもあるとみて、傷害と死亡の因果関係の有無も調べる。磯田容疑者は夫(29)と3人暮らし。 平成21年8月4日の記事抜粋

事例3 われに返ると、泣きやまぬ生後1カ月の長女の首に両手をかけていた。東京都内の高層マンションに住む主婦、秋山美樹さん(36)=同=も3年前、あと少しで一人娘の未来を奪ってしまうところだった。「おぎゃーという泣き声がめちゃめちゃむかついた。『こんなに世話しているのに、どうしてあんたばっかり要求してるの』という気持ちになっていた」その朝、外資系の生命保険会社に勤める夫(39)を送り出し、娘を居間のざぶとんにのせて掃除をしていた。突然、火がついたように泣き出した。「おむつを替えてもミルクを飲ませても、1時間たっても泣きやまなかった。がまんしていた心のスイッチが切り替わった。娘の首に手が伸びていた」このままでは娘を殺してしまうと思い、病院で相談した。児童相談所へ連絡が行き、長女は2カ月間、乳児院で暮らした。現在も、日中は保育園で預かってもらっている。「もう3歳になりますが今も娘を愛せない。『あんたなんかいらない』『育てたくて育てているんじゃない』とつい言ってしまう。毎日殺意とたたかっていて、マンションの29階からほうり投げたくなる。私はどうすればいいのでしょうか」

事例4 3歳の一人娘をどうしても愛せないと苦しむ東京都の主婦、秋山美樹さん(36)=仮名。彼女は8歳のときから継父に性的虐待を受けてきたという。「妊娠して、子宮が毎日大きくなるにつれ、初めて虐待を受けた子供のころを思いだした。おっぱいが張ってくると、『小さいころに触られたおっぱい』と意識してしまった。娘が生まれても『何?このサルみたいなしわくちゃのかたまりは』としか思えなかった」虐待の記憶があふれ出てどうしようもなくなり、記憶を絵に描くことで心を静めたこともあったという。秋山さんは「本当は子供を持ちたくなかったが、女として1人は産みたかったし、世間体もあると思った」と話し、こう続けた。「自分の親への憎しみ、自分が愛されなかった寂しさから、娘に『なぜお前だけは愛されないといけないの?』と怒りや憎しみを抱いてしまう。秋田の連続児童殺害事件を起こした畠山鈴香(受刑者)っていましたよね。私は、娘を橋から突き落としたとされた、あの人の気持ちがよくわかる気がする」

事例5 「子供をオーブンに入れた理由は何ですか?」「特にありません。本当にいたずらというか、入れてやれ、と」2歳の長男をごみ箱に入れて窒息死させたとして、懲役11年の判決が確定した東京都練馬区の建築作業員、菅野美広受刑者(35)。東京地裁で開かれた妻、理香被告(35)=懲役7年判決、控訴=の裁判員裁判で証人出廷し、実の子をガスオーブンに入れた動機を淡々と説明した。「熱いものが理解できる年齢なのか試そうとスイッチを入れた。入れたのはおれです。すぐ消せば大丈夫だと思った。理香はたばこを吸ったりしていた。あと、洗濯機にも入れた。洗濯物も入っていたと思うが、その上にかぶせるように入れ、電源を入れた」。ごみ箱窒息死事件の法廷。理香被告への被告人質問では、女性検察官が「あなたは働いていませんでしたよね」と尋ねたところ「家で働いていますよ」と反論したり、「私は母親です」と反発する場面があった。対決姿勢に終始してしまい、「心の闇」の解明まではたどり着かなかった。

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コンプレックスを解消する

編集部A 前項であげた事例は極端な例かもしれませんが。常に、子どもに対してイライラしてしまう方は要注意だと思います。先生、もう少し、具体的に、イライラ感をなんとかする方法はないものでしょうか?
宣照真理 これは、精神分析のプロセスの説明になります。まず。自分がなぜイライラしてしまうのか?考えてみて下さい。前項の事例をみると「子どもを虐待する事を楽しんでいる様な夫婦」がいます。こう言う夫婦は精神分析でもどうにもなりません。まず、自分が今の自分を顧みて下さい。今の自分が「おかしい」「在るべき自分はこうでは無い筈」と思えるのなら、その先はあります。
編集部A まず、今の自分を否定するという事ですね。
宣照真理 はい。その上で、自分の養育史を思い出して下さい。紙に書いてみるといいです。いつ、何番目の子どもとして生まれて、両親との関係はどうであったか?兄弟間の関係はどうであったか?きっと、色々思い出されると思います。今まで誰にも話せないで心の奥底深くに沈めた感情を思い起こして下さい。嬉しかった事、悲しかった事、寂しかった事、辛かった事。多分、両親だけではなく、祖母祖父もからんできます。家が熱心に信仰していた宗教があったりすると感情はなおさら複雑なものとなります。
編集部A 私も自分の養育史を振り返ってみましたが、思い出せるのは、保育園時代までで流石に0歳から3歳までの記憶はないですね。
宣照真理 これは科学的に認知されている話ですが、母体の中の胎児は胎内記憶を有していて、生まれた後に「僕がお母さんのお腹にいた時、お母さんはいつも泣いていた」と言ってお母さんを驚かせたと言う記録もあります。こちらの本が参考になりますので読んでみて下さい(胎児は見ている /T・バーニー緒 /祥伝社 NON BOOK)。記憶の糸を辿ると・・自分で自分のコンプレックス(無意識)を認識できるかもしれません。これを自己分析と言います。もちろん自己分析には限界がありますが。
編集部A たぶん、今、育児でイライラ感を募らせているお母さん方は、乳幼児の頃、実母からきちんと世話をされず、悲しかった事、寂しかった事、辛かった事を記憶の奥底深くに抑圧してしまった可能性が大きいのでしょうね。
宣照真理 はい、その通りです。簡単に言えば、愛し愛された人は、当然、自分の子供に愛を注げる筈で、それが出来ないのは、子ども時代に愛されなかったと言う事になります。 誰もが知っている「白雪姫」のストーリは、継母が白雪姫を妬み毒殺すると言うストーリです。これも広く知られていますが、グリム兄弟が書いた「白雪姫」の初版では、継母ではなく「実母」と言う設定になっていました。
編集部A 白雪姫の母は、その母から相当酷い育てられ方をしたのでしょうね。そうでないと、実の娘を狩人に殺させたり、毒リンゴを食べささせたりはできないですから。
宣照真理 まぁそういう事になります。この様に人間関係は愛と憎しみの連続なのです。今の自分を否定し、過去の自分を掘り起こし、新しい在るべき自分になる。精神分析はそう言うプロセスを経てコンプレックス(無意識)を解消します。また、自己の無意識を書き換えると表現を使ったりもします。
編集部A 無意識を書き換えるプロセスに関しては既刊のサイトで説明していますので、こちらを参照下さいませ。それにしても、これだけ虐待事件が報道されるのは如何に日本が戦中、戦後、誤った出産、育児、教育をしてきたかの現れだと思います。親から、子どもへ、子どもから孫へ、孫から曾孫へ、コピーのコピーがだんだん劣化してくるように、おかしくなってきたのでしょうね。普通に暮らす一般人の周りでも、猟奇事件が発生したり・・・半年前に発生した島根県立大女子大生バラバラ殺害事件も未解決。福岡の博多湾で相次いでバラバラ死体で発見された諸賀礼子さんの事件も未解決です。ますます世の中はおかしくなる一方ですが、きちんと子どもに愛情を注げるお母さんが増える事を願ってやみません。
宣照真理 それには、今から妊娠出産をひかえた若い女性に少しでも、子どもを生む意味や、子どもの自己肯定感を育てる事が如何に大切かを説いていきたいと思います。ラカン精神科学研究所では、毎月、子育て相談室を開催しております。また、月1回の発行ですが、子育てメールマガジンも発行しております。
編集部A 人が子どもを産み意味や育てる意味をもう一度しっかり考える必要があると思います。世の中が成熟し発達すると、色々な世界で分業化が進みます。ただし、出産と育児だけは分業できません。してはいけないのです。この件につきましては、また、別の号のテーマにしたいと思います。

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子育て事例

立木歩実 今回、虐待について私の言いたい事は既出なのですが、とにかく今の状態はひどいと思います。  まず、母親自身がちゃんと育ってない状態で、赤ちゃんを生んでいるので、ハナッから育児ができる筈がありません。これは、母親の親に問題があったと言う事です。親から世話をされていない人達が、子どもの世話をする道理はありません。しようと思っても出来ません。結局、大人になりきれない子供が赤ちゃんを生んでしまったのです。あえてきつい言い方をすれば「育てられないなら生まない」事です。ちゃんと自立できてない人が、赤ちゃんを宿したからとて急に立派な大人になったりはしません。もっとひどいのになると、「女として生まれたからには一人は生みたかった」とか「世間体があるから生まないと」とか、勘違いも甚だしいです。そう言う発言をする人は「妊娠中が女としての本能が一番充実する事」で無意識に妊娠出産を望んでいるのだと思います。産むのが目的ですか?

実例を述べますと、子供を産んだ女性がいます。未成年です。同級生は、大学生なので、夏休みとか普通に飲み会に誘われたり 大好きな音楽をイヤホンで聞いていたり 友達とメールのやり取りをしたり 大好きなテレビは必ずみるそうで、赤ちゃんから眼を離していることがとても多いです。この女性はは「できちゃった婚」で、出産の後、離婚、実家に戻っています。

現実に、こう言う女性は、子供が生まれてからの大変さを何も感じていないのはないか?と言う気すらしてきます。子供が乳児のうちは母親は子どもにつきっきりです。個はありません。すべて子ども中心です。それができない事が、結局、わが子への虐待に結びつき、自分も子どもも不幸にします。母になった以上、子供が独立して(家を出て)やっと母の仕事は無くなりますが 家に戻った時には100%母に戻ります。母親は、子供が傍にいる限り、母業をするのです。

赤ちゃんが泣く事の意味を知っておられますか?

もし、子育てに不安を感じたら、お近くの子育て相談室に行かれて下さい。子育てに不安を感じずに標語の様に漠然と「明るく元気に伸び伸びと」などと思われたれいる様では難しいと思います。まず、自分自身の養育史を振り返ってみましょう。

近所の子供さんに目を配って下さい。虐待らしきものを見たら どこかに知らせてください。生まれてきた子は幸せになる権利があるでしょ?他人の子ですが、虐待されている子がいたら助けましょう。

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おわりに

編集部A 今月の月刊 精神分析いかがでしたでしょうか?世間を騒がせている「幼児虐待」を先生と一緒に分析してまいりました。わかっていながらやってしまう。いけない知っていながらやってしまう。人間の悲しさを象徴するような問題に、無意識、コンプレックスの視点からメスを入れました。


ご意見、ご感想はlacan.msl☆gmail.com(☆を@に置き換えて下さい。スパムメール対策)でお待ちしています。また来月も宜しくお願い致します。

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Webマガジン月刊精神分析&分析家ネットワーク



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 精神分析(セラピー)を受け、インテグレーター(精神分析家)を目指し理論を学んだ人たちが、東北・関東・関西を中心に実際にインテグレーターとして活動しています。  夏には、那須で恒例の「分析サミット」が開かれ、症例報告・研究などの研修会も行っています。  私たちインテグレーターを紹介します。(敬称略)  メールに関して、☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)

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