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はじめに

編集部A こんにちは。月刊 精神分析編集部Aでございます。今月の月刊 精神分析は「イジメ」がテーマです。過去、月刊精神分析は「引きこもり」「不登校」「家庭内暴力「非行」などをテーマにしてきましたが、今号は「イジメ 」がテーマです。

いじめ、イジメ、虐め、苛め・・・僕は、こういう言葉に未だに嫌悪感を感じます。

僕は、中学生の頃、イジメにあっていました。イジメられた方でしたので、イジメは加害者(いじめる方)が100%悪いと感じていました。イジメられる方にも原因がある・・なんてきく度に、僕が何をしたって言うのさ?・・・そんな感情が込み上げて来ます。

昨今でも、中学生がマンションから飛び降りた。彼女のノートにはイジメた相手の名前が記されていた。小学生が自宅の納屋で首を吊った。「お父さんお母さんごめんなさい」って書いたメモが残されていた・・。学校が調査した結果、イジメの事実は確認された、確認されなかった・・。そんな報道は、もう珍しく有りません。「また?」「またか?」・・受け取る方もそんな感じでしょう。

昔は人が密集した都市部の出来事かと思っていましたが、今は都市の周辺農村部でも普通に起こっています。

私が中学生の頃は・・もう30年前ですから、この日本社会でイジメは延々と続いている事になります。パソコンや携帯電話、インターネットが発達すれば、今度は、巧妙に携帯電話を使ったイジメがあるとききます。youtubeで「イジメ」検索キーワードで動画を探すと、日本はもちろん、オーストラリアでもイジメに対する取り組みを取材した動画がでてきたりします。韓国、バンコク、アメリカ・・・世界中でイジメは起こっています。

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登場人物 プロフール

今号の登場人物のプロフールは以下のとおりです。

惟能創理(いのうそうり)
日本初のインテグレーター(精神分析家)
宣照真理・立木歩実・編集部Aのスーパーバイザー 。
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宣照真理近影
宣照真理(せんしょうまり)
精神分析家。ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市)主宰。1958(S.33)年4月22日生まれ。
出身:滋賀県大津市。二女の母。
神戸親和女子大学児童教育学科(兵庫県神戸市)卒業。
会社勤務の後、結婚し専業主婦になる。
二女の子育てに悩み惟能創理先生の精神分析治療を受ける。
インテグレーター(精神分析家)養成講座を受講の後、独立開業。
現在、新進気鋭の分析家として、引きこもり不登校の子供を持つ母親を全力で支援している。
同研究所は「京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト」の支援団体として登録。
連絡先:lacan.msl☆gmail.com(☆を@に変えてメール送信願います。スパム対策)
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立木歩実近影
立木歩実(たちきあゆみ)
精神分析家。東京精神療法研究所(神奈川県海老名市)主宰。
1954(S.29)年10月10日生まれ。
出身:神奈川県海老名市。二女の母。
尚美音楽専門学校ピアノ学科(東京都文京区)
(現:尚美学園大学 埼玉県川越市)卒業。
ピアノ教師をしながら結婚。
夫のうつ病に悩み惟能創理先生の精神分析治療を受ける。
インテグレーター(精神分析家)養成講座を受講の後、独立開業。
現在、新進気鋭の分析家として、東京首都圏を中心に母親代行業を精力的に展開。
連絡先:tokyo.mtl☆gmail.com(☆を@に変えてメール送信願います。スパム対策)
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編集部A(へんしゅうぶえー)
月刊精神分析(げっかんせいしんぶんせき)編集部員。
1963(S.38)年3月12日生まれ
出身:福岡県福岡市。
コンピューター会社のシステムエンジニア。食品工場の生産管理業務に従事。
飲食店の経営を経た後、月刊精神分析編集部。
ひょんな切っ掛けから「精神分析」の世界を知り、約三年半色々な書籍を読み漁る。
「月刊精神分析」の編集に関わりながら、惟能創理先生のセラピーを受けている。
lacan.msl☆gmail.com(☆を@に変えてメール送信願います。スパム対策)

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イジメとはなんなのでしょう?

私の高校時代の担任先生は、今は、私立の付属中学校の校長になっています。数年前、久しぶりに母校を訪れた時に先生はこうおっしゃいました「人間が二人いれば、そこに既に力関係、上下関係が発生する」「今、僕は、若い教師を指導する立場にあるのだが、若い教師が次々に心の病に罹ってやめていく」「僕が、問題を把握した時点で、もう既に手遅れになっているケースが多い」「こういった事はここ数年顕著になってきた」などと、ショッキングな話をされました。ゆとり教育などと言う言葉の陰で、実際の教育現場では凄まじいイジメ・・・それにかかわる生徒や教師、保護者の間で、凄まじい葛藤が起こっているに違いありません。

今や「イジメがない学校はない!」と認識する方が普通の感覚と思います。

最近、著名なタレント、芸能人の生い立ちをネット上のフリー百科事典:ウィキペディア - Wikipediaでみることが出来ます。例えば、岸田繁(きしだしげる)さん(日本のミュージシャン。ロックバンド、くるりのボーカリスト兼ギタリストで同バンドのフロントマンである)。・・・「小学校6年生のとき、通っていた学習塾でいじめに遭いそれがきっかけで私立中学の受験を決意する」と書いてあります。また、山田まりやさん、中島美嘉さん、辰吉丈一郎さん、山田花子(漫画家)、元JUDY AND MARYのヴォーカルのYUKIさん。等々、ちょっと検索しただけで普通に、いじめられた過去がある著名人が沢山ヒットします。

由々しき事態であると思います。

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イジメの構図とは・・鶴瓶・新野のぬかるみの世界から

イジメの構図:これは簡単、力の強いものが、力の弱いものに課す「ストレス解消行為」がイジメです。

狭い教室の中で、嫌な授業を受けさせられ、成績が悪く、家でも愛されない、学校でも評価されない子供達は、反抗しない(出来ない)、体の小さな、弱い者たちへストレス解消の矛先を向けます。

イジメられる方は、狭い教室の中でイジメられても逃げる事は出来ません。イジメはグループで展開されます。イジメグループの中には、他人をいじめる程のストレスを抱えていなくても、「イジメに同調しなくては今度は自分がイジメの対象になる」事を恐れて、消極的ながらイジメに加担する者もいます。

仮に男女40人のクラスがあったとして、その狭い環境の中で一人孤独で、他の39人から毎日阻害されて生活する感覚ってわかりますか?そりゃ毎日毎日「夏休み」「春休み」「冬休み」が待ち遠しくって「学校なんて燃えてしまえばいい」と思い、本気で「義務教育制度を作った人」を呪って「通学を強制する両親」が鬼にみえて、死にたくなって「どうせ死ぬなら、いじめの加害者を刺してから自分も死のう」って思うのが普通の感覚です。事実、自分がそうでした。

当時、高校生の僕がショックを受けて未だに覚えている事があります。

まだ、笑福亭鶴瓶さんが今のようなメジャーな芸能人でなく、大阪地方の落語家と言う時代の話です。当時はまだ東京でレギュラーの仕事はされてなかったと思います。

OBCラジオ大阪で日曜日の深夜「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」と言う番組を放送していました。パーソナリティーは落語家の笑福亭鶴瓶さんと放送作家の新野新さんでした。番組のキーワードとして「本音を語る」と言うコンセプトがあり、思春期の自分は、まだ知り得ない大人の会話を側で立ち聞きしている様な感覚で毎週楽しみに聴いていました。

その番組の中でイジメ問題が取り上げられた時にイジメの加害者からのハガキが読まれたのです。普通、ラジオの番組の中では「こんなに酷いイジメをされている」とか「友人がこんなイジメにあっている」と言う内容のハガキが読まれても、イジメの加害者からのハガキが読まれる事はまれでした。

僕はイジメの加害者の本音に耳を傾けました。

笑福亭鶴瓶さんが番組中に読んだハガキにはこう書いてありました。

「抵抗できない弱いヤツをいじめる時は、なんとも言えない心地よさを感じる。イジメはやめられない。なくならない。」との内容でした。

それを聴いた僕は衝撃を受けました「あぁ人間ってなんて恐ろしいんだろう」「これが鬼畜と言うものか」「絶対イジメはなくならない」・・・人間の本性を知った様な気がしました。

誤解されるといけないので付け加えておきますが、この番組で読まれるハガキにはもちろん、笑えるもの、面白いもの、人の心の温かさを伝えるものも多かったのですが、「本音」をキーワードにしているので、当然、人間の持ついやらしさ、非人間的な部分も出てきます。当時の私は、所謂、怖いもの見たさ(ラジオですから聴きたさ?)で「ぬかるみの世界」をきいていたのだと思います。

仕方なくイジメてるのではなく、巧妙に、自分の楽しみ事としてイジメをしているなら、いくら周りが「イジメをヤメよう!」と啓蒙してもイジメがなくなる筈がありません。事実、あれから30年経ちますが、イジメは相変わらずなくなりません。教育現場の先生達にとっては頭の痛い話でしょうし、教育現場で監督責任のある若い教師たちが心の病に罹って教壇を離れているのもわかります。

最近では、政府広報の「イジメSTOP」啓蒙CMをテレビで観たりしますが、うすら寒い気すらします。

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広義のイジメ

では、イジメとは、狭い教室の中で起こっているのでしょうか?

いいえ。そうではありません。

雇用状況が厳しい、会社組織内でも起こっています。例えばこんな例があります。

一定規模の企業では、身体障害者の方を雇用する義務があります。これは、法律で決まっています。ですから、身体障害者の方の正社員雇用が存在します。ところが、今の様な不景気な状況だと、新卒の健常者が正社員として中々一般企業に入社できません。派遣社員という立場で働く事になります。・・・となると、仕事をする能力的には優っている健常者の派遣社員が、自分より給与福利厚生面で待遇のいい身体障害者の正社員をイジメると言う構図ができてしまいます。

あぁ「どこまで行ってもイジメは続くのね」と言う印象です。

もう、絶望しかないのでしょうか?人が人として国家が保証してる最低限の人権を保持しながら人としての尊厳を保ちながら生きていく事はできないのでしょうか?

誰の負担になる事もなく世の中に受け入れられ認められ、生きていく事はできないのでしょうか?

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イジメの本質論

さて、ここから精神分析的イジメ論に入っていきます。

イジメの連鎖はストレス解消の連鎖

以下のパワーハラスメントのチェックリストはあるサイトから拝借して来ました。

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例)パワハラ度チェックリスト

たびたび部下を説教している
陰口が気になり、部下の行動を監視したことがある
つい、**部下に当たってしまう**ことがある
問題が起きたとき部下のせいにしたことがある
つい、えこひいきをしてしまう
相性が合わない部下は無視したり、つい怒鳴りたくなる
部下にたばこやジュースなどを買いに行かせることがある
取引先など社外で部下を怒鳴ったことがある
誘っても飲みに来ない部下は、嫌いだ
イライラしたときに部下に愚痴を言うと、多少はすっきりする。

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大人の世界でも、中学生と変わらないイジメる側とイジメられる側の力関係がある事がわかります。こんな感じで、お父さんは会社でストレスを受けるのです。嫌な上司とは関わりあいになりたくありませんが、会社に行って給料を貰ってこなければいけませんので、会社に行かない訳には行きません。学校に行きたくないのに行かなければいけない学生と大して変わりありません。

お父さんは、ムカムカして帰宅します。当然、会社でストレスにさらされてきたお父さんは家庭内でストレスを発散します。つまり家の中がガタガタします。場合によっては夫婦仲が悪化します。

その家庭で生活している子供達は、夫婦仲の悪化を敏感に感じ取り不安になります。両親からつまらない事で叱られお小言を頂戴します。場合によっては「出て行け!」と怒鳴られるでしょう。

さて、家庭内で親たちからストレスを受けた子供たちは、周りの小動物を虐待したり、受けたくも無い授業を受けて更にストレスが増幅します。ここでストレスが許容できない子供は、クラスの中を見渡し、大人しそうで、イジメても文句をいわず、使いっ走りに使っても先生にちくりそうもないターゲットを探すわけです。まさしくストレス解消・発散行為の連鎖です。

だとすると、イジメた、イジメられたの関係の中で、A君とB君のどちらかが悪いとか良いとかと言う観点でイジメを考察しても、なんら意味のない事がわかります。

ただ、不幸な事にイジメられた子供が、最終的に自殺に追い込まれると、監督責任のある学校の責任者は不利になりますから、基本的に「わが校ではイジメはありません」「確認できません」としたいのは当たり前の事です。学校責任者にしてみれば「降って湧いた災い」以外の何者でもありませんから。まして学校関係者に対して「先生なんだから!教育者なんだから!」と学校の責任を追求してもなんの問題解決になりませんし、いじめ問題が数十年続いているのがその証拠です。今の校長先生が平平教師の時代からずっとイジメ問題は続いています。ここに至っては、学校、教育、先生無力論になってしまいます。中には「夜回り先生」みたいに世間の注目を集める先生もおられますが、巷の先生と言われる人々の多くは、それに類する方々ではありませんし、長きに渡って先生をされていた方の息子娘さんが非行に走るケースも珍しくありません。簡単に言えば「学校や先生はあてになりません」と言う事です。

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イジメと親

ラカン精神科学研究所宣照真理です。ここから私が解説致します。

ラカン精神科学研究所では、子育て相談室を設け、多くの育児事例を見聞きしてきました。子供の問題として多くの「問題」がご家族から相談されますが、子供に問題がある「問題」は一件も有りません。総て親に問題があります。

学校で子供がイジメにあっていた。ところがそれを一緒に暮らしている親(両親)が全く知らなかった・・こんなフレーズは、普通に世間にある言葉ですが、この一文からも親子関係の破綻がみてとれます

なぜ、子供が親にイジメを相談しなかったのか?

「親に相談しても、問題解決にならない」と子供が思っているから。そこに既に、親子関係の破綻がみてとれます。むしろ、学校でイジメにあい、心も体も傷つけられているのに、それを親に悟られない様にしている子供達がいます。それは、学校で自分がイジメらている状況を親から叱責されると怯えているからです。恰(あたか)も楽しそうに学校に通っているウソを装う子供がいます。残酷な事です。そうこうしている内に、イジメはエスカレートし子供は耐えられなくなります。そして・・・・。何も知らず、知らされず、子供が自殺した後に「どうしてあんなに気持ちの優しい子が自殺しなければならなかったのか?わからない」と多くの親は嘆き苦しみます。さて、この親御さんは悲劇の父母なのでしょうか?息子娘からSOS信号を出してもらえなかった両親です。まず、そう言う親子関係であった自分たちを省みる事をしなくてはならないでしょう。

泣こうが喚こうが、亡くなった命は帰ってきません。イジメの加害者や学校関係者を責める前に、親にSOS信号を出す事も出来ない親子関係を作ってしまった自分たちの子育てを後悔する事になります。

絶望的な話をしてしまいましたが、解決方法はあります。懸命な読者の方は、人をイジメたくもなし、イジメられたくもない・・・とお思いですよね。それにはどうすればいいか?

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いじめ問題 解決法

もし、可愛い我が子を地域の学校の中でイジメ問題とは無関係に過ごさせたいと思ったら・・・「オールOK子育て法」で育てる事です。

オールOK子育て法では、子供の自我の育成にポイントをおいています。

サイトはこちらです:オールOK!子育て法

自我が強い子供は、言いたい事をハッキリ言えます。自己主張ができます。

よって、イジメのターゲットになりません。

また、親や言われなきストレスを受ける事が有りません。よって、イジメる側にもなりません。

逆に言えば、これだけ世の中に「イジメた」「イジメられた」と言う話が、子供が自殺したと言う結果のニュースで報道されていると言う事は、それだけ、今の世の中が主体性の無い人々ばかりで構成されていると言う事です。

これは「学力」「知識」云々以前、「学校教育」以前の問題です。

これは、私の主観ですが、日本人の文化は「察する」「察してもらう」文化で、多くを語るのは無粋だと言われる文化です。日常の夫婦の会話でも「分かっているだろう!そんな事」「言わなくてもわかるだろう!」という言葉が飛びかいます。諺にも「出る杭はうたれる」。能動的に動く事をいさめようと言う文化があるように感じます。

そんな中で、子供の自我を育てて主体性のある子供を育てていくのは大変な事です。「オールOK子育て法」で育てると言うのは簡単ですが、実際にやってみるとわかるのですが、これが本当に難しい。

例えば、子供が甘えてまとわりついて来ます。これだけでイライラしてくるお母さんが普通に沢山おられます。

では、なぜ子供が甘えてきただけでイライラするのでしょうか?これが、無意識(コンプレックス)の働きです。

無意識についてはこちらのサイト:なぜ精神分析で心の病が治るのか?

オールOK子育て法を実践して子供の自我を育む事は、自分の無意識(コンプレックス)と対峙する事になります。

子供が甘えてくるのに、イライラして受け入れられないのは、子供時代に自分が母に受け入れてもらえず、その自分自身の受け入れられなかった気持ちを抑圧したからに他なりません。抑圧した気持ちが無意識(コンプレックス)になります。

自分の甘えたい気持ちを抑圧されていたのに気付いて、それを認めて受け入れる。子供時代の自分を認めて、今の子供を受け入れる事が出来ます。

それが「無意識を書き換える」と言う事です。

今まで無意識化で自分でコントロールできなかった無意識(コンプレックス)を意識上に引き上げたのですから、今後は、自分で「甘え」をコントロールできる様になります。

これで、あなたを生きにくくさせていたコンプレックスが一つ解消されました。

これが、精神分析治療の真髄です。

多くのお母さんが自己コンプレックスを抱えたまま、育児で無意識に翻弄され、自分の子供に新たなコンプレックスを植えつけていきます。これをコンプレックスの世代間連鎖と呼んでいます。

今、ラカン精神科学研究所で、分析理論講座や、インテグレーター養成講座を受講されているお母さんの多くは、子育ての悩みから自分の抱えている無意識コンプレックスを認識され、より良い母子関係を育む為に一生懸命努力されています。

子育てや、自己の育て直しはいつからでもできます。ちなみに私が精神分析の世界を知ったのは35歳の時でした。

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オールOK子育て報告

精神分析家の立木歩実です。

私から、現在、オールOK!子育て中の子供達の様子を報告します。

まぁとにかく元気です。セラピールームにおいで頂く、お母さんの、子ども達に私が遊んでもらったりしますが、「外に出たい」「昼寝したい」また「外に出たい」「箱ティッシュで遊びたい」「ティッシュを割いて遊びたい」子どもの欲望は果てしなき続き、自我育成作業も果てしなく続きます。

たまに新米お母さんから「子どもの相手をしていると子どもがグズりませんか?」と言う質問がきます。私の経験から言うと「ちゃんと子どもをみていれば、子どもが何を欲しているかわかるので、グズリはありません」と答えます。夜泣きについても「良い母が内在化」されていれば、すぐ泣き止みます。

こんな感じで、母親が子どもに接するので、「まぁ元気元気で、屈託無く」育っています。こうやって強力な自我が生成されてきます。次の段階は、お友達と一緒に遊ぶ様になったら、遊びのルールがある事を教えます。わが家の中では子ども中心にオールOKで育っていますが、お友達と一緒に遊び段階・・つまり子ども社会の社会性を養う段階になると社会のルールがある事を認識する事になります。心理学的な言葉を使うと「抑制」です。
育児ノイローゼと言う言葉に隠されている事を少し述べます。本来、自分が産んだかわいい赤ちゃんの世話をするので楽しい事の筈なのに、育児がノイローゼになってしまうほど苦痛に感じるお母さんがいると言う事実があります。

これってどういう事なのか解説すると、育児ノイローゼになるお母さんは赤ちゃんではなく「自分のコンプレックス」を見ているのです。本来、かわいい赤ちゃんをみている筈が、子ども時代に抑圧した自分のコンプレックスを見てしまうわけです。

自分のマイナスを見てしまい、目を背け、放棄したたくなる・・これが、育児ノイローゼ、育児放棄のメカニズムです。結局、育児放棄してしまうのは、母親の中にちゃんと育てられた自分を内在化してないのが根本原因です。

もし、思い当たりの方がおられましたらご注意下さいませ。

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おわりに

編集部A 今号はいじめをテーマに精神分析家の立木歩実さん宣照真理さんに来ていただき語って頂きました。

いじめ問題も結局は息子、娘をどう育てるか?に解決の鍵があります。ハッキリと自分の言いたい事が言える人に育てましょう。

ご意見ご感想は

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Webマガジン月刊精神分析&分析家ネットワーク



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 精神分析(セラピー)を受け、インテグレーター(精神分析家)を目指し理論を学んだ人たちが、東北・関東・関西を中心に実際にインテグレーターとして活動しています。  夏には、那須で恒例の「分析サミット」が開かれ、症例報告・研究などの研修会も行っています。  私たちインテグレーターを紹介します。(敬称略)  メールに関して、☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)

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