2008年11月18日

分析家の独り言 164 (幸せとは何か)

自分の生きにくさは何か?それはどこから来るのか?を見ることから逃げなかったクライアントが言う。

人の精神は、相反するものを抱えてたり、何かわからないが恐れるものを持っている。

恋愛をして、結婚し、妊娠・出産を経て子どもをもうけた。

働きながら子育てをして、子どもの問題に取り込み『オールOK』で対応し、子どもは自立し孫もできた。

こうして人として、一通りのことを経験してきて、自分の人生を振り返った。

自分はいつも、何かわからないが劣っていて、大きな欠損を抱えていたために、何をやっても人と比べては、自分は劣っていると思ってきた。

その自分に欠けているものを人に覚られたくなくて、人並み以上に頑張り続けた。

その途中で、自分がしたいことをするために、義務のようにいろんなことを片付けてきた。

子育てもしかり、仕事をするために早く子どもの世話をして終わらせる、そういう子育てだった。

そうして自分はやりましたと思っていたが、それはこなしただけ。

味わうということがなく、バタバタ、アタフタした人生で、なんと抜けていることの多いこと。

こんなことでは途中で切れると思っていたが、今1枚の大きなベールが取れ、人も自分も見えるようになった。

すると、動揺することがなくなり、自分のなかに安定感がある。

「人に自分の欠損を知られたくない」がなくなり、落ち着いた。

それまでは、自分以外の人がすごく優秀であったり、えらく見えた。

自分で自分への評価が正常になり、劣っているところも、頑張ったところ・良いところも両方がわかる。

今ここに立てたことがうれしい。

すると、以前に思っていた幸せと、今思う幸せが全然ちがった。

以前は、物金による安定と安心感が保証されていることが幸せだった。

そのために家も買ったが、幸せにはなれなかった。

ねばならないの世界に生きてきて、いつも何かに追われ、結果子どももまともに育てられない自分って何?と思い、オールOKを知り、実践した。

そして、自立はしたが二人の子どもの成長をこの先も楽しみに見ていけることを幸せと思う。

「他人から見た自分がどうであるかではなく、大事なのは自分がいつも心地よくいられること」とクライアントは言う。

「よく頑張られました。ようやく自分の中心に自分が入りましたね」と私は言った。


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京都 子育て相談室(旧 母親教室)日程のお知らせ(平成20年12月)

日 時 : 12月4日(木) 10:30-12:30

場 所 : 京都府京都市 JR京都駅周辺  

参加費 : 1,000円(1回:2時間 完全予約制)

日々子育てするなかでの疑問、悩みなどQ&Aしながらアドバイスします。

今、子どもさんに何らかの問題があっても、なくても、安心して自信を持って、楽しく子育て出来るようにと願いつつ、相談室を毎月開いています。

オールOK!子育て法(発達論)に基づき、どう対応すればいいか、なぜそうなのかを納得いくように説明します。

お子さんの年齢に制限はありません。お父さんの参加も歓迎です。

個人分析の依頼があればクライアントの御自宅や最寄の駅周辺の施設(ホテルのロビー、ファミレス)等へ出張が可能です(交通費別途)。
現在、京阪神(京都市、大阪市、神戸市)福岡県福岡市(月1回3日間)等へ出張しております。
また、2名以上のグループであれば、出張子育て相談室も行っています。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

電話:077-558-8766

携帯:090-7357-4540

メアド:lacan_msl☆yahoo.co.jp ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)。

子育て(日常の接し方・不登校・ひきこもり・非行など)の悩み、疑問等ご相談ください。


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2008年11月17日

ラカン精神科学研究所電話番号変更のお知らせ

予定通り、11月16日電話工事が行われ、電話とFAXの番号が変りました。

新しい電話&Faxは  077-558-8766 です。

ご連絡いただく際には、↑こちらの電話番号へお願いします。


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2008年11月15日

新サイト 『月刊精神分析』 創刊のお知らせ

惟能創理(大沢)氏が開いたインテグレーター養成講座、同期生である立木歩実さんとの対談です。
月刊精神分析 (こちらをご覧ください)

<目次>

1、プロローグ Prologue
2、プロフィール Profile
3、精神分析療法との出会い
4、オールOKの実践 Practice of "All OK"
5、人生の決断 Decision of Life
6、精神分析家養成講座
7、酒鬼薔薇事件 Sakakibara affair
8、エピローグ Epilogue

それぞれが、分析に出会うきっかけや、インテグレーター養成講座でのことなどをなつかしく思い出しながら、語り合いました。

私にとって、分析を受けたこと、インテグレーター養成講座で学んだことは、人生の中の大きな転機であり出来事でした。


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2008年11月14日

分析家の独り言 163 (こんなメールが届きました)

私のMIXのメッセージに以下のようなものが届きました。

送信者の名前は、マネージャー@芸能とあります。

某有名男性タレントのマネージャーです。
突然のメールですみませんが‥本人の希望であなたとどうしてもお話したいと‥。
もし宜しければ少しお時間いただけませんか?
最近まではテレビや取材、雑誌の特集などで忙しく、私から見ても精神的に疲れてるようで・・
お恥ずかしい話、私では彼をケアできなくて…ここまで心を閉ざすのは初めてなんです。

急なお願いになりますが、彼を助けてあげてはくれませんか?
実は本人と一緒にmixiで彼の求める方を探していたんです。
あなたに何か感じる所があったらしく、メールしておいてくれ、と言われました。
ニックネームにも何か惹かれるものがあったようです。

http://m.ajt.me

ここに登録をしてもらってもいいですか?本人からメールをさせます。

私はマネージャーとしてどうにか彼を支えたいと思い、
事務所に内緒で彼の要望に答えてあげようと思ったのですが、
結局は事務所にばれてしまいました。

事務所には「そんなことをするな!」と言われており、本人はmixiに登録すらすることが出来ません。
また、事務所の対策として私の元々のmixiは退会させられてしまいました。

今このメッセはもう一度登録をしたものから送っていますが、事務所にばれないように友達とマイミクになることすら出来ない状態です。
そのため、メッセでお返事頂いても私からお返事は返せませんし本人の名前を記録に残るメッセで送ることもかないません。
このメッセを見て頂いたときにはこのmixiも事務所にばれて退会させられているかもしれません。

もちろん、これは私と彼から一方的なあなたへのお願いになりますので、
色々なご事情で彼と連絡を取って頂くことがご無理であれば仕方ありません。

このままメッセージを削除して頂ければこちらから二度とメッセージを送ることもありませんし、連絡等一切行いません。

もし可能でしたら彼を助けてください。

http://m.ajt.me

突然の長文で失礼致しました。

よろしくお願い致します。

というものです。
試しにURLにアクセスしてみると、予想通り「ご近所サーチ」という出会い系サイトの登録画面でした。

あの手この手で、誘ってくるんですね。

皆さんご注意ください。

有名芸能人とそのマネジャーが、助けを求めてきていると思えば、登録してくるとでも思ったのでしょうか。

自己愛をくすぐるやり方ではあるが、文面があまりにも胡散臭い。

振り込め詐欺等にもご注意を!

2008年11月10日

分析家の独り言 162 (症例:トイレ その2)

緊張するとトイレに行きたくなる症状に、30年悩まされたクライアント。
(分析家の独り言 155 症例:トイレ)

その後、このクライアントは「奇跡おきた」と言う。
(以下クライアントの語りを本人の了解を得て掲載)

歯が痛み、近所の歯医者に行ったが思わしくなく、彼女の生家の近くにある、子ども時代よく通った歯医者に行ってみた。

当時の先生はもう亡くなっておられたが、その息子さんがあとを継いでいた。

亡くなられた先生にそっくりの息子さん先生、容姿はもちろん話し方など物腰がそっくりだった。

待合室には、子どもの頃見覚えのある木彫りの熊の置きものがあり、なつかしく思った。

そんな中でも歯医者で自分の番を待つ間は、彼女には緊張する時間である。

歯を削るあの音はあまりいい気持ちはしない、そのときの痛みが連想される。

自分の名前が呼ばれ、診察室に入る、いすに座り、赤ちゃんのよだれかけのようなものをかけられ、背もたれが倒される。

もう身動きできない、と思ったとたん、いつもなら「トイレにいきたい」が始まる。

しかしこのときは、「まだ大丈夫、行きたくなったら、トイレに行きたいと言えばいい」と、自分に言いながらいた。

説明を受けながら、治療が始まり、結局トイレに行かずに歯医者を出た。

時計を見たら、歯医者に入ってから、出て来るまで40分を要したが、一度もトイレには行かずにすんだ。

このことが、彼女にとっては“奇跡”だったという。

その後も2~3回歯医者に行ったが、同じようにトイレには行かずにすんだ。

彼女にとってもう一つ緊張し、必ず「トイレ、トイレ」が始まる場所がある。

それは美容院。

そこで彼女は実験してみたくなったと言う。

歯医者に行って家に帰り、お茶を飲みゆっくりしながら考えた。

歯医者に行くだけで一仕事だが、歯医者が大丈夫なら、美容院はどうだろう。

「よし、これから美容院に行って実験してみよう」

美容院に行くと、結構込んでいた。

普通なら「また来ます」と帰ってくるところだが、この日は思い切って待つことにした。

タオルを首に巻かれ、その上から大きなエプロンをかけられ動けなくなる→緊張する→トイレに行きたくなる。

シャンプーのときも、髪を乾かすときも、同様で「早く終わって」と思う。

しかし、この日の美容院も「トイレに行きたい」にはならなかった。

30年間悩んだ緊張→トイレから解放されるのではないかと思った。

どうやら密閉され、身動きがとれない、抜け出せない、それを辛抱し我慢しなければなければならない場面になると、緊張しトイレに行きたいが始まることがわかった。

その根本には、母から娘である彼女に渡されたメッセージ「我慢するこはいいこと」がある。

その我慢し、辛抱することを解放できる場所がトイレだった。

彼女いわく、親なし、財産ない、学歴なしの自分は、人より何倍も努力し、頑張らなければならない。

その上に、「人には嫌われないように、真面目に生きろ」と言われ、息苦しい=生き苦しい。

そんなに頑張らなくても、ありのままの自分でいいじゃないか、自分は自分を生きていいと、思いだしたころから変ってきた。

生き辛さを感じ人が嫌い、人を避けて生きてきた彼女が、自分を縛っているものが何なのか見つめると言った。

それが今年4月頃だっただろうか。

ほぼ週一で通い、あれから8ヶ月足らずがたち、自分を縛り、生き辛くさせてきた言葉を見つけた。

まるで札のように母の言葉、口癖が出てくるが、それらはもういらない。

その札を、彼女が好きな海があり、そこから母の眠る町へ流して返す(彼女のイメージ)という。

これから彼女は、母の言葉に縛られて生きるのではなく、自分の理想や、自己規定した言葉で生きていく。

これでもう緊張→トイレの症状は消える。

彼女は今、開放感を味わい、心が自由でうれしいという。

「よかったですね」言いながら、私も自分のことを振り返りつつ、ともに喜べうれしい。

「悩み続けた30年はなんだったんだろう」という彼女。

分析によりからまった糸をほどけばそんなものである。

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2008年11月07日

分析家の独り言 161 (小室哲哉容疑者詐欺事件)

小室哲哉容疑者(49)の楽曲著作権をめぐる詐欺事件には驚いた方々も多かったことだろう。

globeのヒット曲「DEPARTURES」は、私も好きな曲の一つだった。

一時期は、納税者番付上位に入っていたが、詐欺事件に至るとは・・・

テレビのニュースやネットの記事で耳にしたところによると、お金の使い方が尋常ではなかったようだ。

海外にいくつか別荘を持ち、高級外車を何台も所有し羽振りのよかった頃は、海外に出かけるときは、ファーストクラスを全ておさえ、当時付合っていた華原朋美さんと、二人で移動していたとか。

しかしその後、事業の失敗などにより多額の借金を抱えることになり、結果今回の詐欺事件に至った。

一度大風呂敷を広げ贅沢をすると、それを身に合った生活に戻すことが出来なかったのか。

ここに自己愛の欠損が見える。

(病的)自己愛者とは、現実の自己を見ず、自分が好きなように描いた自己イメージにとらわれ、そこだけを見ている。

だから現実の自分は、借金を抱え四苦八苦しているのに、彼の中の自己イメージは、相変わらず出す曲出す曲がヒットし、お金も名声も欲しいままに出来ていたのだろう。

現実を見れば、生活を縮小し、堅実に生きていくことができただろうに、彼の肥大したプライドがそれを許さなかったのだろう。

最近でも、都内の高級マンション最上階、約300平方メートルの部屋に住み、100インチ型テレビを居間に4台置く派手な生活は継続されており、玄関に高級ブランドの靴やかばんがあふれていたという。

詐欺の仕方も、すぐばれてしまうような単純なもの。

それでごまかしきれいると思ったのだろうか。

場当たり的で、幼稚性(自我の未成熟)を感じる。


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2008年11月05日

新サイト『不登校・ひきこもりに悩む方々へ』開設のお知らせ

『オールOK!子育て法』に続き、今回、新サイト『不登校・ひきこもりに悩む方々へ』を開設しました。

我が子の不登校を経験し、そのなかで学んだことなどを、今また同じように悩んでおられる方々の参考になればと思い作りました。

ひきこもりの状態とともに、神経症などの症状や家庭内暴力が伴う場合もあります。

そういったケースにも対応しています。

我が子の不登校やひきこもりをどのように対応したらいいかわからない方、ご相談ください。


現在、不登校・ひきこもりの当事者、またはその親御さんが分析を受けられています。

ひきこもり当事者を分析することにより、語りながら自分の無意識に気付いくことで、心のありよう、行動が変っていきます。

本人が分析に来られない場合は、親御さんが分析を受け、なぜひきこもるのかその構造を説明し、ひきこもりへの理解を深めてもらい、具体的な対応法をアドバイスします。

親の接し方が変る(=意識がかわる)と、子どもも変っていきます。

ひきこもり本人とその親御さんの両方が分析を受けられると、相互作用により、より早く変容いしていかれます。

他に、子育て相談室では、2名以上のグループで、Q&A方式で悩み・疑問等の相談をしています。
<子育て相談会のご案内は>こちらをクリックして下さい。

また、理論講座で分析理論をやさしく解説しています。

自分を振り返ったり、子どもさんへの対応や理解に役立つと思います。
分析理論講座の詳しい開催日程はこちらです

メールによる相談もしております。
ラカン精神科学研究所<メール相談>


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連絡先はこちらです

2008年11月04日

今週のメッセージ(平成20年10月分)

オールOK!子育て法に掲載した、「今週のメッセージ」10月の過去ログです。

信頼を築く(平成20年10月28日)

子どもの意識と親の意識は必ずしも一致しない。
むしろずれていたり、全く逆の場合もある。
オールOKしていくと、子どもは本当のことを言い出す。
例えば、親が自分のことを放っておいたとか・・・と。
親の側はそういうつもりはなくても、子どもがそう感じたなら、それが全てである。
言い訳しないで、子どもの要求に応え、信頼を築いていくことである。

主体的に生きる(平成20年10月22日)

いい子を演じて生きていく。
親に気に入られるように、人から嫌われないようにと。
ナルシシストは、褒められることを目的に行動する。
そうすると、本当に自分のしたいことと段々ずれていき、最後には自分の欲望がわからなくなる。
生きている実感を持ちにくい。
自分で物事の判断ができない。
分析は、人から見た自分ではなく、私はどう思うのか、何がしたいのかと、私に主体を置いて生きられるようにしていく。

子どもは母と共にと願う(平成20年10月14日)

小さい頃、母親と共に何かをすることが大事である。
一緒に遊ぶでも、日常の些細なことでも。
母親と共生、共有、共感を経験してきたことが、後に子どもが大きくなったとき楽しい思い出として再生される。
それを一人でしなさいと言われたり、放っておかれたなら、何かをするとき面倒くさくなる。
一人でやってつまらなかったことが思い出されるため。
どんな些細なことでも、子どもは母親と共に楽しみたい、喜びたい。
面倒くさがらずに、付合ってあげてください。

まなざしと声とスキンシップ(平成20年10月6日)

あるクライアント、子どもの頃メガネをかけたくて、わざと暗いところで本を読んだという。
分析を受け、母を語るうちに、母の怒った顔、不機嫌な顔など、嫌な母を見たくなかったのだろうと思ったという。
分析でいつも言う。
子どもに関心を向けてください。
具体的には、あたたかいまなざしと、声をかけ、スキンシップすることであると。
これが子どもの心を安定させ、健全な心を育てていくことになる。
監視の目、厳しく、しかる声は街のどこそこででも聞かれる。
「お母さん」と、まとわりいてきたら、しっかり抱きしめてあげてください。


天海有輝(宣照真理)


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2008年11月01日

ラカン精神科学研究所の電話番号変更のお知らせ

11月16日(日)に切り替え工事が行われ、この日からラカン精神科学研究所の固定電話の番号並びにFAX番号が変ります。

新しい電話とFAX番号は、077-558-8766です。

インタネットのプロバイダー変更により、電話会社もソフトバンクテレコムからNTTに変更するためのものです。

クライアント並びに、ラカン精神科学研究所のHPブログ、各サイトを見てご連絡いただく方々には、ご迷惑をおかけします。

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