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分析家の独り言 7 (認めて、誉めて、正しい関心を向けて)

クライアントの分析をしていてつくづく思う。本当の自分の意思を言えなくて、出せなくて、最後には動けなくなる。その典型がいわゆる「ひきこもり」の人達。
ひきこもるという現象にいたらなくても、自分に自信が持てなくて、意欲がなく能動的になれない。
本来その人が持っている可能性や、能力が発揮できず、もったいないなといつも思う。
好きでそうなったのではない。言ってしまえば、本人の意思や存在を認められず、いや無視され、尊重されなかったために、そうならざるを得なかった。
ならば、本当はどうしたかったのか、どう思ったのか、どう言いたかったのか、過去に遡って情動とともに語ること。
クライアントたちは心の中で叫んでいる。自分を認めて、受けいれて、愛してと。その心の叫びに共感し、理解し、寄り添っていく。分析者は鏡となって彼らの姿を映し出す。そうして本当の自分に気付いていくと、クライアントは自分で変容していく。
それには長い時間がかかる。不安や恐れや傷付きを抱えているクライアントとのラ・ポール(信頼)を築くのに多くの時間を費やすことになる。
いずれにせよ、承認と賞賛、まなざしと声とスキンシップが健康な精神を育てていくことは確かである。

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2007年07月08日 02:19に投稿されたエントリーのページです。

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