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第8回夏季那須分析サミット(報告) 

7月29日(日) 大沢秀行 氏 (インテグレーター名:真承智顕 氏)主催、那須にあるりんどう湖ロイヤルホテルにて昼食会のあと、分析サミットが開催された。
参加者は大沢氏の分析を受け、勉強会やインテグレーター養成講座、ラカン講座を学んだ人たちでこの日は17名の参加であった。
サミット風景

             プログラム
      
      テーマ『活き活きと生きる』
 
13:00   開会
13:00~ 症例報告Ⅰ 『成長した息子』
                 インテグレーター : 吉田 氏
        解説
13:40~ 症例報告Ⅱ 『初めてのセラピーとスーパービジョン』
                 インテグレーター : 竹沢 氏
        解説
14:30~ 休憩
14:50~ 『インテグレーターの位置づけ』
                 インテグレーター : 金谷 氏
        解説
15:30~  Q&A
15:40~ グループセッション
16:15~ まとめ
16:30   閉会

症例報告Ⅰ・Ⅱでは、親が分析を受け、失敗しつつも子どもへの対応 「ALL OK 」をするうち、子どもが成長していった。 「ALL OK 」による適切な対応をすれば良い結果が出ることを、またあらためて実感させられた。
人間は環境の影響を大きく受ける。まず思春期になれば、子どもは自分の部屋を欲しがる。住宅事情により、兄弟二人で一部屋というのもあろうが、一人の個室が必須。「個別」であることが自我を作る。世間一般には、子ども部屋を与えたら、部屋で何をしているかわからないとか、ろくなことがないといわれることがあるが、何をしてもいいのが自分の部屋であり、何をしてもいいではないか。個を育てるためにはどうしても必要なことである。

また、「思考は物質化する」というように、しっかりとしたイメージを持つこと、現象化しないのは具体的思考・イメージが弱い。思考とは=言葉であり、明確に決めること。それが名前に集約される。そのために我々インテグレーターは、インテグレーター名をつける。親の欲望である名前ではなく、自分がなりたい自分を漢字の意味に込めて、自分で名前を付ける。そしてそれに向かって努力する。つまり名前が自我理想となる。理想を掲げ、それに向かい、達成されればまた新たな理想を描きそれに向かう。このときまた新たな名前に書き換える。

親子の分離、それぞれの自立が大きなテーマとなる。出産によって肉体的には親と子は分離される。ところが精神的な分離。自立が非常に難しい。自分の感覚で感じ、物事を考え、行動する。そのようにしているつもりでも、案外それが親の価値観や考えや、世間一般の常識によることが多々ある。分離するjことが見棄てることであると思ったり、罪悪感を持ったりする。うまく親離れ、子離れしていくことが人に課せられた課題であるようだ。稲でも生長する過程で、株分けしなければ腐る。人も時期をみて分離すること、これが真理である。ただしこの時期が難しい。早すぎても遅すぎてもいけない。理想的にしかし発達論的には当たり前に 「ALL OK 」 して育てれば、子どもは18歳で家を出て行く。それは適切に世話をされて満足してのことである。ところが残念ながら、この親ではもう無理だと諦めて出て行くか、いつまでも親の元を離れないことが多い。また親自身がその親から自立・独立していなければ、無意識に子どもの自立を妨げてしまう。
そんなところを会話による分析によって自分を見つめ、振り返り、無意識に気付いていくと、まず自分自身が成長する。
「ALL OK 」による子育て、精神分析理論、それがこの国に認知され、当たり前のこととなったなら、この国は繁栄し、文字通り「美しい国」となると思う。

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2007年07月31日 01:24に投稿されたエントリーのページです。

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