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分析家の独り言 18 (夜回り先生の講演を聴いて)

「ユース京都2007青少年育成大会・社団法人京都府青少年育成協会設立40周年記念大会」の記念講演で、夜回り先生こと水谷修氏の講演を聴いた。
テレビで夜回り先生のことは大体理解しているつもりだったが、やはりライブは違う。メディアを通してではなく、生に触れることだと実感した。水谷氏もいう、テレビは嘘つきだと。何百時間もカメラを回しても、放送されるのはそれをぶつ切りにしてつなげたものだから。
幾つかの例を挙げながら、今子ども達が置かれている現状の厳しさをあたらめて知った。私が分析を通して感じる世界と近い。
家庭での父母のあり方が大事。家庭に居場所のない子たちが、夜の世界へ流れる。そこは麻薬、暴力、金、性が氾濫する。
父親は会社でのストレスを家庭で妻である母親や、子どもに当たる。両親が不仲となり、母親は子どもに当たる。一番弱い立場の子どもが一番しんどい思いをすることになる。本来子どもは誉められて、自己肯定感を持てる。ところが「勉強しなさい」「ないやってんの」「だめね」と叱られることが多い。私たちも言う、承認と賞賛が人を育てると。いいところを見つけて、誉めること。美しく、優しい言葉で。反対に叱られた子ども達は、いじめ、非行、不登校・ひきこもり、こころの病へと向かう。そんな子ども達からの悲痛な叫びを毎日毎日水谷氏は聞き続け、対応している。そんな水谷氏も癌におかされ、転移が7つある。もう自分はながくないだろうが、このままでは死ねないという。
やり方は違うが、目指すところは共通する。この国を、子どもたちの将来を想う。

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2007年09月11日 00:07に投稿されたエントリーのページです。

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