« 分析家の独り言 26 (うつ病) | メイン | 10月母親教室にて »

分析家の独り言 27 (承認と賞賛)

クライアントたちは口をそろえたように、「自分に自信がない」「自分が嫌い」という。
出来ていることもあるのに自己評価が低かったり、周りがえらくみえて落ち込んだり・・・する。
承認と賞賛がないと、人は自信が持てない。人を育てるには承認と賞賛が必要。
だからお母さんであるクライアントには、子どもさんを誉めてくださいという。子どもをよく見て、監視の目ではなく、見守るという暖かいまなざしを向け、出来たことを適格に誉める。
口でいうのは簡単だが、実際に誉めようとすると難しいと言われる。自分たち自身が育ってくる中で、誉められた経験がほぼないため、誉め方がわからないと。
ああ、それもわかると思いながらも、努力してくださいとお願いする。
自分に自信がない上、自分が嫌いなので、人間関係も希薄になりがちとなる。
こんな自分では、人に受け入れられないだろうと思っている。自分がいることで、その場の雰囲気を悪くすると思っているクライアントたちもいる。
人の顔色が気になり、周りの人を気にする。
クライアントたちは、育ってくる過程で、自分の存在を受け入れられず、親からの叱責、それも感情的に一方的に怒られるか、放ったらかしのために、自分に価値を見だせなくなってしまった。
分析の中で、分析者がクライアントに承認と賞賛をしてくことも、大事なこととなる。

About

2007年10月13日 22:53に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「分析家の独り言 26 (うつ病)」です。

次の投稿は「10月母親教室にて」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34