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今話題の沢尻エリカさん

主演映画「クローズド・ノート」、初日舞台あいさつで、司会者が話を振っても「別に…」「特にないです」としか話さず、最後まで不機嫌さを隠そうともしなかった、その態度に批判と失望の声が相次いでいるという。
賛否両論様々あるようだが、本人が公式ホームページで謝罪のコメントを発表し、長ければ来年の1年間を謹慎する可能性もあるとか。
ネットの記事を読んだだけで、彼女についてこれ以上の詳しいことは知らないが、確かに舞台あいさつでの態度はバッシングの対象になるだろうとは思う。
21歳という若さもあるだろうが、過剰な自己愛のもと、自分だけは特別、何をやっても許されるという誇大自己を持ち、高を括っていたのではないか。それは甘えと依存のあらわれでもある。対社会に向かったとき、それは許されない。
健康な自己愛を持った人は、他者を愛することができる。(自分を愛するように、人は人を愛せる。自分を愛せないものは、他者をも愛せない)だから人をファンの気持ちを大事にし、不愉快な気持ちにさせるようなことはしないだろう。それがいくらキャラだとしても、そのときたまたま機嫌が悪かったとしても、冷静な判断をして、その場にあった態度をとる。
一方で、彼女のふてぶてしい態度をよしとする人もいる。その人たちは、自分もそのように社会で振舞いたいが、それはできない。本当は自分がやりたいことを代わってやっている彼女に、自分を重ねてみているところがあるだろう。

人は、現実の自分をしっかりみつめて、かくありたい自分になる努力をし、周りからも認められる、現実の裏づけをもっているか、肥大した自己イメージ、かくありたい自己イメージのみを見つめ、現実の等身大の自分が見えていないかの違いは大きい。後者を自己愛者という。

     コピーライト 天海有輝  ラカン精神科学研究所  http://lacan-msl.com/

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2007年10月03日 11:10に投稿されたエントリーのページです。

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