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11月母親教室(京都)にて

小学校2年の男の子が、2学期になって学校を休みがちで、月に8~10日休む。
朝機嫌が悪いが、学校へ行けばそれなりに友達とも遊んでいる様子。
子どもに聞くと、「面倒臭い」ということがある。お母さんはどうしてなんでしょうと言われる。
学校に行きにくいということは、何か心にしんどいもの、不安・不満などを抱えていると思われる。
しかし、それがどういうものかは、本人もはっきりわかっていない場合もあり、それを言葉で表現することも難しいこともある。
熱が出たり、怪我をしたりと、体の病気は目に見えてわかりやすいが、心の疲れ、不安、怒り、病などは、わかりにくいので、怠けていると思わることが多い。

例えば、私の娘の例をお話した。
娘が私に言ってきたが、残念ながら、ほとんど私には記憶がない。
娘がたぶんまだ保育園くらいのとき、本を買いに行った。娘は、イルカの親子の本を買った。
その本の内容は、お母さんイルカが病気で死んでしまい、子どものイルカが一人ぼっちになるというもの。
それを読み進んでいった娘は、悲しくなって途中で読むことが出来なくなったという。
私は、何日かして娘にきいたらしい。「あの本読んだ?」と。
娘は、「悲しいお話で途中までしか読んでいない」と答えた。
それに対し、私は「それじゃ、買った意味ないやん」と言ったらしい。
申し訳ないがそういうえば本を買ったことがあったかなぁ、としか記憶がなく、当時の私なら、そう言ったかもしれないとしか思えない。
娘も分析を受けていて、その事を分析の中で話したらしい。
分析者に、「そういうときには、お母さんを亡くした子どもイルカの気持ちになって、悲しい気持ちになったあなたは優しい子だねと言うのが、お母さんとしての言葉だね」といわれ、娘はホッとしたという。
言った方は過去言ったことを忘れている。言われた方は、その時傷付いたり、不信にお思ったりしたことをずっと引きずりながら覚えている。
知らず知らず、傷つけようとは思わずに、何気なく言ってしまった言葉で子どもは心に負担を抱えてきたことが、もしかするとたくさんあるかも知れない。私のこの例のように。
そういうことも、子どもの日常に少なからず影響を及ぼしている可能性はあると思うが、どうでしょうと問いかけてみた。
お母さん方は、うなずいておられた。

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2007年11月14日 09:50に投稿されたエントリーのページです。

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