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分析家の独り言 41 (不安・ストレス)

不安の基を心理的に表現すると、「心身に累積した興奮が適切にに処理されない状態をストレスと感じ、それが無意識下に蓄積されたある情動」といえるだろう。
人間は、外界の刺激に反応する。刺激によって興奮がおき、この状態が外に出ようとする。
例えば、他人から嫌なことを言われ、興奮し腹が立った。それをこぶしで爆発させれば殴ることになる。
それを言葉で爆発させれば、言葉でかみつくことになる。
我々は社会秩序に従って生きなさいとか、人によっては、「人と争うな」と親に言われて来たために行動化できないことが多い。
このため興奮を抑え、抑制する。
すると、興奮は行き場を失って自分の中に蓄積されてしまう。
蓄積されたものは、直接出す(殴る、かみつく)のではなく、別の経路で放出する必要がある。
例えば、バッティングセンターやボーリングなどのスポーツを通して発散するとか、カラオケで大声を出すというのもいいだろう。
この処理能力を持った人は爆発することなく、冷静に対処でき、興奮をためることなく上手く処理するため、からだのバランスもよい。
入ったものと、出たもののアンバランスがストレスとなるため、自分の中にたまった興奮やストレスの処理方法をしっかり持っておくことが、心を健康に保つこととなる。
大人ならそれはたやすいことであっても、こと子ども、いや赤ちゃんとなるとこれは難しい。
だからこそ、親ことに母親の配慮が必要となる。
人は小さい頃からの積み重ねによって、今がある。だから何をどう積み重ねたかが問題である。
今がもし生きにくいのなら、楽しめないなら、苦しいと感じるのなら、さみしいのなら、過去を振り返ってみることは意義があると思う。

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2007年12月03日 21:52に投稿されたエントリーのページです。

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