« 分析家の独り言 43 ( 自分を知る) | メイン | 分析家の独り言 45 (ピアスと身体感覚) »

分析家の独り言 44 (不登校・ひきこもり)

子どもが学校へ行かなくなると、親は冷静ではいられない。
学校へ行くように促す。
担任の先生が、家庭訪問に来たりする。
それでも子どもは、学校に行く様子がない。
そんなとき、親御さんはどうされるでしょう。
体のしんどさ、病気は、親も学校も受け入れやすいが、心のしんどさは他者からはかわりずらい。
怠けていると思うこともある。
その子がどんなしんどさを抱えているかを知ろうとすること、理解する努力は、難しい・・・
子ども自身にも、何がどうしんどいのか、嫌なのか、明確にわからないこともあるだろう。
「漠然とした不安を抱えて生きてきた」、と表現するクライアントたち。
安心と安全、守られているという実感をもてなかった・・・
人は、日常の些細な言動の積み重ねによって、喜んだり、傷ついたりしながら、無意識を形成していく。
ならば、何をどう積み重ねたかが問題となる。
そこには親の無意識が関わる。
親もまたその親に育てられ、そのなかで認められたり、傷ついたことがあり、それが子どもを育てる中で再生される。
受け入れられ、認められ、適切に世話されたことはそれとして。
拒否され、否定され、怒られ、無視されたことはそれとして。
虐待を受けたある女性は、子どもは産まないと言った。
子どもを責めるのではなく、親自身が自分を責めるのでもなく、出た結果がマイナスであるなら、どういうことがあったのかを知ること。
子どもを変えようではなく、まず親が変わること。
学んでください。

About

2007年12月12日 13:22に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「分析家の独り言 43 ( 自分を知る)」です。

次の投稿は「分析家の独り言 45 (ピアスと身体感覚)」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34