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分析家の独り言 55 (母への恨み)

ある症例。
母への恨みは子宮摘出にいたる。
そう勉強会で聞いたあるクライアントが、想うところがあって、子宮癌の検査に行った。
残念ながら子宮癌という検査結果が出た。
さいわい、第三期であったため、手術すれば大丈夫といわれた。
医者は「何で自分で気がついたのか」と聞いた。
クライアントは、分析で勉強して、母への恨みは子宮摘出になると聞いて、自分は危ないのではないかと思ったとは言えなくて、「勘です」といったという。
女性特有の臓器である子宮、乳房。
母への恨み、女性性の否定は、それら女性象徴する臓器の排除にいたる。
子宮癌はもちろん、卵巣摘出、子宮筋腫、乳癌など。
女性は子どもを産むことによって、自分が母になることとなり、それは葛藤の種となる。
そこに母への葛藤が再現される。
子どもを持ちたい願望と、母になったときの葛藤を無意識に知っているため、それを回避するには子宮を排除してしまうことになる。
それを阻止するには、無意識下に抑圧した母への憎しみ、恨みを言葉で語りつくす、放出すること。
そうすれば、身体化は免れる。
これから女性特有の臓器の病は増えるだろう。

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2008年01月02日 09:24に投稿されたエントリーのページです。

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