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分析家の独り言 58 (不登校)

昨年度、不登校になる小中学生の割合が五年ぶりに増加していたことが、文部科学省のまとめで分かった。
不登校は、病気や経済的理由以外による年間30日以上の欠席、と規定される。
不登校の実数は約12万7千人で、年々児童・生徒数が減る中でも、ここ十数年間で五番目に多い数字だ。全体の八割近くを中学生が占める。
中学生の不登校率は2・9%と、過去最高を記録した。三35人に1人となり、ほぼクラスに一人いる計算だ。
 以上神戸新聞 「不登校/再増加にもっと危機感を 」 WEB NEWS より抜粋 http://www.kobe-np.co.jp/shasetsu/0000554954.shtml

不登校、ひきこもりは大きな社会問題となっているが、それへの国や社会の対処法、対策がいつもずれていると感じる。
フリースクールもいいだろう、いじめ対策を考えるのもいい。
しかし根本がわかっていないのではないですかといいたくなる。
少年によるナイフを使った傷害事件が起きると、まるでナイフが悪いかのように言われる。
ナイフは使い方によっては、便利な道具である。
ところがナイフを隠し、少年の目に触れないような方に向かう。なんともお粗末。
そうではなく、ナイフを正しく使う心を育てることである。
不登校児がそうなるにはそうなった理由があり、個々様々ではありながら、その肉体の年齢に沿った心の成長がなされているのかが問題。
だからこそ、人の精神とはどの様に成長・発達するのかを知り、それに沿った育て方をすること。
この精神分析理論(せめて発達論)が日本の世の中に普通のこととして受け入れらる日がくることを願う。
全ては無知であるための悲劇。
子どもたちは叫んでいる、自分を受け入れて、適切に世話して欲しいと。
そうすれば自分らしく、自分の良さを伸ばし、生きていける。
私も知らなかったために、自分も苦しんだし、娘たちをも苦しめた。
これから子どもを持つかもしれない若い人たちに、知ってもらたいことがいっぱいある。
もちろん、子育て真っ最中のお母さん,お父さん方にも。
日本の学校教育も、家庭においても、子どもの主体性を奪い、大人や教師の言いなりに動く子どもをつくろうとしていませんか。
もっと根本から、大人が子どもたちの未来を、人間のあり方を考えなければこの国は衰退し、滅びると思う。

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2008年01月06日 21:52に投稿されたエントリーのページです。

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