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分析家の独り言 67 (三田佳子さん二男に懲役1年6ヶ月実刑判決)

芸能人の大麻・覚せい剤の事件が度々報道される。
高橋裕也被告は三度目の逮捕。
そのたびに女優で母親の三田佳子さんは謝罪してきたが、その謝罪の言葉がどうも対外的なもので心に響かないのは私だけだろうか。
世間を騒がせたことへの謝罪なのか。
「検察側は約1年半前から覚せい剤の使用を再開したと指摘し、自宅での薬物使用を見過ごしており、両親の監督下での更生は期待できないと実刑を求めた。」と記事にあった。
確かに、両親のもとでの更正は難しいだろう。
かといって、実刑に処し、一般社会から隔絶し、覚せい剤に触れないようにすれば更正できるかといえばそうではない。
鬱などの精神的病理も見られるようで、それを精神科の薬を処方する治療法によって治るとも思えない。
育ってくる過程で、薬物依存や鬱などの病理の種をつくってしまたのだから、養育者(普通は母)が育て治すのが一番良い。
本気で母親である三田さんが、息子である裕也さんを育てなおす気があればできるが、それには大変な労力、気力・体力がいる。
女優の職を辞してでも、この子を何とか人として自立できるようにしたいという強い思いがあればできる。
そこまでの覚悟があるだろうか。
また、覚悟があったとしてもその方法を知らないだろう。
三田さんに限らず、世間一般に精神発達論や精神分析、育てなおしの理論と方法などが知られておらず、いつも残念に思う。
全ては、子どもへの関心、愛着、思いやり、配慮、それらが子どもの心を開き、回復させる。
そういうものをかけられた子は、また人に与えることができるようになる。
親が対応できなければ、本人が覚悟を決めて、自力でやるしかない。
精神分析のめざすところは人間解放(心と身体の解放)と、最後に愛を解くという。

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2008年01月29日 20:35に投稿されたエントリーのページです。

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