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分析家の独り言 80 (分析は知ること)

クライアントは分析が進み、自分を知ると、あたらためて自分の欠損の大きさに驚く。

ここまで世話されず、放って置かれたとは思ってもいなかったなどと。

一つには本来人間の心が育つ養育法とはどういうものかを、分析を通して、また理論的に知っていくことによる。

それと照らし合わせたら、自分がいかにそこからかけ離れているかを知る。

クライアントは「こんなことなら知らなければ良かった」、「ここまで自分がひどいとは思わなかった」、「何で私を目覚めさせたんですか」と言う。

でも、知らないよりはやっぱり知って良かった、という結論にいたる。

知らないまま、生きにくさを感じ、わけのわからないまま生きているよりは、辛くても見て知って良かったと言われる。

そして、まだまだ解決していかなければいけないことがたくさんあることに気付き、先が長いと嘆く。

それでも分析を受けるまでは、その先が長いことさえわからなかった自分がいたのだ。

私も分析を自分が受けて、無知であることの恐ろしさを痛感した。

分析には知ることの喜びがある(知的享楽)。

それを喜びと感じられる人が、長い分析に耐えて幸せを勝ち取っていくと私は思う。


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2008年02月29日 00:32に投稿されたエントリーのページです。

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