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分析家の独り言 85 (分析家)

分析を受けると、自分を振り返り、自分の子育てを反省させられる。

分析の中で、分析の専門用語が出てきて、理論的に説明されることもあり、それもまた興味深かった。

私は分析を受けながら、受けるだけではなく、自分が分析家になりたいと思うようになった。

自分なりに、分析の本を読んだりしたが、専門書は読みにくくわからないことが多かった。

分析家になるにはどうしたらいいのか、その方法がわからなかった。

分析を受けて2年が過ぎた頃、私のスーパーバイザー大沢氏が自宅でインテグレーター養成講座を開くというのを聞いた。

大沢氏の自宅は埼玉県、京都からはあまりに遠い。

いくらなんでも無理でしょうと言った私に、「新幹線を使えば来られますよ」と、サラッと先生は言った。

新幹線で月2回、京都から埼玉へ通う? そんなことできるの?

悩んだ末、結局私は通うことにした。

どうしても、大沢氏の説く分析理論が知りたかった。

3年日間計70回あまりの講座を受け、自分をインテグレーター(分析家)と規定して、今に至る。

クライアントから、臨床心理士か何かの資格をもっているかとか、どこの大学で勉強したかなど聞かれることが良くある。

私は、「社会的な資格は一切ありません」「大学も今の仕事とは全く関係ないところでした」という。

私たちインテグレーターは、自分で自分をインテグレーターと規定する、それは自分が自分に与えた資格。

これほど厳しい資格はないと自負している。

私は自分を含め人への関心を向けられないようになったら、インテグレーターの看板は下ろさなければならないと決めている。

分析に取り入り組んで14年、節目の年である。

決断をせまられ、自分を試されることがある。



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2008年03月11日 00:46に投稿されたエントリーのページです。

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