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分析家の独り言 88 (生きたお金)

子どもへの対応「ALL OK 」をする中で、お金や物を要求されることが多々ある。

非行に走った子どもが、一度に80万円を要求することもあったというAさん。

そのAさんは、そのお金を子どもに渡すときに、このお金があったら何日食べられるだろうと思ったという。

借金をしてまで子どもにお金を出すのだから、それも当然といえば当然。

私も子どもにお金を要求されたり、何かを買って欲しいといわれたとき、「いいよ」と言いながら、心の中では「またか」とか、「高いなぁ」と思うことがあった。

しかし、あるとき自分で決めた。

どうせお金をだすのなら、気持ちよく出そうと。

口では「いいよ」とr言いながら、気持ちが伴わなければ、そのお金は生きないのではないかと思った。

同じことをAさんも言う。

渋りながら、嫌々出したお金は生きないと。

また分析では、こうと決めることが大事であるという。

私の場合、子どもの要求されて出すお金は、気持ちよく出すと決めてからは、一瞬「嫌だな」という思いがよぎるが、すぐにそれを打ち消すように、「気持ちよく、喜んで出すと決めたんでしょ」と、もう一人の自分がささやく。

そうすると、ウジウジと思わなくてすむようになった。

金は天下のまわりものというように、気持ちよく出さないと、気持ちよく入っても来ないのではないかと思った。

それは、自分を納得させるためのものだったかもしれないが、結果的には良かった。

私としてはそれほど何でも買ってやれたとは思っていなかったが、娘が「欲しいものは何でもお母さんに買ってもらえる」「だけど、今度は自分で働いたお金で、自分の欲しいものを買いたい」と言い出した。

アルバイトをしたことのない娘が、アルバイトを始めようと思っているようだ。




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2008年03月18日 00:05に投稿されたエントリーのページです。

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