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分析家の独り言 90 (娘と二人の成人式 その2)

昨日、振袖着て娘の成人を祝った。

昨日はいろいろトラブルがありながら、それなりに嬉しそうにしていたが、今朝、やっぱり納得がいかないと言う。

朝起きてきて、膝の上に乗り、「少し話を聞いて」と言う。

ところが話の途中で、クライアントが来て私は最後まで聞ききれなかった。

夕方、「もう一度同じ振袖を借りて、写真を取り直したい」と言い出した。

正直「また~」という思いと、それほどにこだわる、娘には大事なことだったのかと思った。

「自分でもう一度同じ着物を借りられるか聞いてみるから、そばにいて」と言う。

娘が気に入らないのは、写真館が本当なら、美容院に連絡を入れるはずだったのにに、それが出来ていなくて、あわただしい中ヘアとメイク、着付けがされて、自分が思うようなメイクでなかったこと。

だから、もう一度自分の納得のいくように自分で美容院、写真館を手配し、写真を取り直したいと。

二十歳の記念、娘にはそれほど大事なことだったのか。

まさしく、自分を持って、自分を主張し、自分のしたいことを言動として表している、それが大人。

これでいいんだなぁと思った。

着物を貸した側も、自分たちの不手際を認め、着物を無償でもう一度貸してくれることになった。

泣き寝入りせず、自己主張して、娘は自信がついたという。

私の育て方が悪かったために、娘はこれまで、自分を持てず、自信を持てず、人に文句も言えずに来た。

その娘が、今こうして自分で電話をし、言うべきことは言い、自分を主張した。

ああ、成長したなぁと思った。

それと同時に、自分の成人式のときを思い出す。

母が勝手に買ってきた着物を着て、美容院を予約したものの、どんな髪型がいいとも言わず、美容院に任せ、それが気に入ったかというとそうでもなかった。

まあこんなものかと、成人式に出席し、二十歳、成人の自覚もなくただ漫然と生きていた私より、娘はしっかりしているなと思った。


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2008年03月20日 23:55に投稿されたエントリーのページです。

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