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分析家の独り言 94 (子どもに言葉をかけ確認する)

子どもが身の回りのものを片付けない、脱いだ服をその場に置きっぱなしにする。

お母さんは、掃除するにも邪魔になり子どもに「片付けなさい」というが、子どもはいっこうに言うことを聞かず片付けない。

お母さんは仕方なく、勝手に片付けてしまう。

子どもが脱いだその服を着ようとしたとき、自分が脱いだところには無いため、お母さんに「どこへやった」と文句を言う。

お母さんはお母さんで、「あんたがいくら言っても片付けないから、お母さんが片付けたよ」と言う。

そこでお互いの言い分を主張し、言い合いとなる。

皆さんのご家庭で、こんなことはないだろうか。

こんなとき、基本的にはお母さんは邪魔だからと勝手に片付けないこと。

家の中でも、子どものものは子どものもの、勝手に移動させてはいけない。

片付けるのなら、子どもに声をかけ、「この服がここにあっては掃除ができないし、家族の共同生活するのに困るから、どこどこへ(例えば子どもの部屋に)置いてもいいか」と声をかけ、子どもの確認をとること。

こう聞いて、子どもが「いいよ」と言って始めて移動させていい。

もし「だめ」と言えば、してはいけない。

まず、子どもの「どこへやった」というお母さんへの文句が、お母さんには納得がいかないだろうが、この言葉をクライアントから聞いたとき、子どもの立場に立てば、その言葉も当然と思えた。

ようは、子どもに声をかけ、これこれしてもいいかと確認を取り、その物がどこにあるかを母親だけが知っているのではなく、子どもも把握しているという状態をつくること。

そうすれば、「どこへやった」という言葉は出てこない。

それは、子どもへの適度な関心と、子どものの意向を聞くということであり、結果子どもの意志を尊重し、親子のコミュニケーションがはかられ、良好な関係が築けることになる。

日常の些細なことでも、良いものを重ねたか、マイナスを重ねたかが問題となり、それが何年後かに結果として現象化する。

ならば日々できるだけプラスを積み重ねることだろう。

原因結果の法則である。

もし間違いに気付いたなら、そこから一刻も早く修正すること。

その気付きと、修正の方向を指し示すのが分析である。


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2008年04月28日 14:15に投稿されたエントリーのページです。

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