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分析家の独り言 101 (そもそもの自分、子育てから学んだもの)

「そもそもの自分をたどりたい」といったクライアント。

オールOKを見事にやり、その意味と効力を実感した後の言葉だった。

それを聞いて私が思い出したのは、新宮一成氏が書いた「ラカンの精神分析」の著書の最初に書かれていている「そもそもの始めより」という文章だった。

このクライアントは、こう表現した。

例えば自分は椅子だとする。

この椅子は木でできているが、この椅子に加工される前には、もともとどこにどんなふうに生えていた木だったのか。

どんな山の、どんな景色をみて育ったのか、それを知りたいと。

もう忘れてしまって、わからなくなったが、それらを必ず見ていたはず。

なんと分析的な言葉なんだろうと私は感動した。

そう、精神分析は心のしんどさ、悩み、病理を治していくために使われるが、本来は自分を知る方法論の一つである。

その過程で、副次的にしんどさや悩み・迷い、病が癒えていくものと私は認識している。

分析とは、自分とは何者か? その自分探しの旅である。

それを誰も教えないのに、クライアントは知ってしまい、言語化している。

ここまでくる途中、「何で私を目覚めさせたんですか」と言われたことがあった。

私が目覚めさせたのではない、自分でその道を選んだのだ、幸せへの道を。

彼女もまた、行った者にしかわからない享楽をこれから味わうことになるだろう。


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2008年05月13日 09:49に投稿されたエントリーのページです。

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