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分析家の独り言 103 (辛さ、悩み、苦しみを乗り越えて)

私が分析を受けはじめた頃どうだったか,
とクライアントに聞かれた。

もう14年も前のことだが、それでも鮮明に覚えている。

早く自分を変えたくて、焦りまくっていた。

私のスーパーバイザーは埼玉県在住で、月に1回京都に来られていた。

そのため、分析を受けられるのは月に1回。

分析と分析の間が待ちきれず、早く早くと、次の分析を指折り数えて待った。

分析を受けだすと、心の中が騒ぎ出す。

これまでには考えなかったことが、頭に浮かぶ。

あるクライアントはそれを「頭のレコードが回り出した」と表現した。

分析と分析の間、ひたすらいろんなことを考えた。

小さい頃のこと、両親のこと、自分のこと・・・

1ヶ月考え、想い、洞察したことを持って、分析に望む。

そこで語りながら、自分を整理し、気付きがあり、少しずつ自分でもわからないうちに変容していった。

ときには劇的に心に響いたり、あるときは寝込むこともあった。

私に最初の質問をしたクライアント、「私も1ヶ月ずっと考えていました」という。

いろんなことが思い出されたと、メモをとっていた。

すると今までの語りと内容が変わってきた。

涙とともに語り、辛いだろうが分析的には進む。

フロイトは「情動なき語りは意味がない」といっている。

本気で分析に取り組み、自分と向き合う覚悟をされたんだなぁと思う。

自分を知れば、子どもへの対応も変わる。

「ネバー・ギブアップ」、私も何度この言葉をスーパーバイザーから言われただろう。

継続は力なり。

やはり幸せへの扉は自分で開けるしかない。




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2008年05月24日 05:32に投稿されたエントリーのページです。

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