私が分析を受けはじめた頃どうだったか,
とクライアントに聞かれた。
もう14年も前のことだが、それでも鮮明に覚えている。
早く自分を変えたくて、焦りまくっていた。
私のスーパーバイザーは埼玉県在住で、月に1回京都に来られていた。
そのため、分析を受けられるのは月に1回。
分析と分析の間が待ちきれず、早く早くと、次の分析を指折り数えて待った。
分析を受けだすと、心の中が騒ぎ出す。
これまでには考えなかったことが、頭に浮かぶ。
あるクライアントはそれを「頭のレコードが回り出した」と表現した。
分析と分析の間、ひたすらいろんなことを考えた。
小さい頃のこと、両親のこと、自分のこと・・・
1ヶ月考え、想い、洞察したことを持って、分析に望む。
そこで語りながら、自分を整理し、気付きがあり、少しずつ自分でもわからないうちに変容していった。
ときには劇的に心に響いたり、あるときは寝込むこともあった。
私に最初の質問をしたクライアント、「私も1ヶ月ずっと考えていました」という。
いろんなことが思い出されたと、メモをとっていた。
すると今までの語りと内容が変わってきた。
涙とともに語り、辛いだろうが分析的には進む。
フロイトは「情動なき語りは意味がない」といっている。
本気で分析に取り組み、自分と向き合う覚悟をされたんだなぁと思う。
自分を知れば、子どもへの対応も変わる。
「ネバー・ギブアップ」、私も何度この言葉をスーパーバイザーから言われただろう。
継続は力なり。
やはり幸せへの扉は自分で開けるしかない。
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