非行をしていたときには、部屋の電気、エアコン、音楽、テレビなどは自分がいてもいなくてもつけっ放し。
シャワーやお風呂も、朝といわず昼といわず夜といわず、入りたいときに入り、好き放題していた。
それが、親がオールOKして、すっかり非行から抜け出し、家庭を持つまでになった。
真面目に仕事もし、家族を養っている。
ゆくゆくは家を買いたいと、貯金もしているという。
現実に足をつけて暮らし、金銭感覚も普通以上にシビア。
お風呂の残り湯を取っておいて、トイレを流す水に使うなどの節約生活。
親から多額のお金をむしりとっていっていた子が・・・ 変わればかわるものである。
今では外出するとき、電気は消したか、ガスは大丈夫か、鍵は閉めたかと神経質なくらい確認するという。
もし火事でも出したら、親にも迷惑をかけ、えらいこになると思うと心配だと。
その母親が、「あんた、非行してたとき、部屋の電気も、エアコンもつけっ放しだったやん」というと、
「それは甘えや」と息子さんが言ったという。
ほぉ~、なるほど。
どんなにいきがっていても、甘えていたと。
親への文句が言えず、言っても通じず、行動で反抗し訴えるしかなかったが、それでも親に甘えていた。
やはり子どもを理解し、受け入れること、甘えも全て、そうあらためて思う元非行少年の言葉だった。
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