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分析家の独り言 129 (子どもへの対応:どこまでオールOK?金銭面)

あるクライアントとのメールのやり取りを、ご本人の承諾を得て、本人と特定できないよう一部変更して掲載します。

オールOKする上で、多くの方が持たれる疑問だろうと思います。

Q: お金が関わる欲しがる物もやっぱり「オールOK]でしょうか?
  買い物に出掛けると、出掛けた先々で何かを買わないとふてくされてしまいます。
  子供がまだ小さいうちに貯めておかなければ・・・と思います。

A: もちろん お金がまつわる子どもが欲しがることにもオールOKです。
  見たもの 聞いたものに興味を持ち欲しがるのが子どもです。
  それがまた 健康な子どもです。
  「買い物に出掛けると、出掛けた先々で何かを買わないとふてくされてしまいます。」・・・これで普通です。      
  基本的に金額に制限は加えません。
  今出し渋れば、後にもっと多額のものを要求させることにもなります。
  欲しいときに欲しいものを与えられる、これが子どもの自己肯定感や、好奇心を育てます。
  先々を考えて蓄えたいという気持ちはわかりますが、とにかく今です。

Q: 調子に乗ってどんどん要求されても「オールOK]でいいんですか?
  貰っても数日で飽きてしまい、自分の机には物が溢れ乱雑に置かれています。
  もちろん、片付けなどしません。言われるまで・・・
  「我慢をする」はどうすれば覚えていくのでしょう。
  子供は電気を消して寝る事が出来ないので、朝起きてみるとやっぱり付けっぱなしでした。
  朝伝えたら、「気を付ける」と。
  私より後に寝たり夜中に起きた時など、今まで付けっぱなしです。
  これから夏休みです。
  夜遅くまで起きてる日々が続くのでは・・・

A: 「・・・調子に乗ってどんどん要求されても「オールOK」でいいんですか?」
  そうです。すべてOKです。
  オールOKすれば、今まで我慢していた分、どんどん要求してきます。
  我慢する、抑制するというのは、要求に答えてもらい満足を知れば、子どもの方が「今度は誕生日に買ってね」とか、「クリスマスでいいから」と言います。
  これは大人や親が教えたものではなく、自分で満足して、自分でもうこれくらいにしておこうと自分で獲得したものです。
  そうでなければ、いつまでも親が子どもの代わりに抑制をし続けなければなりません。
  これではいつまでも自立できません。
  満足すれば、こんなわたしにも親はここまでしてくれた、申し訳ない。と思います。
  この申し訳ないという気持ちが感謝となります。
  ここまで応えきる親御さんは少ないです。
  皆さん、限りなく要求され続け、食い尽くされるのではないかと恐れます。
  しかしそれも、親自身の投影でしょう。
  自分が我慢しているから、子どもにも我慢させる。
  限りなく欲しがっているのは、親の方です。
  満足を知り、歯止めがかかることを知っている人は、そういう恐れは持ちません。
  つけっぱなしの電気のことを言って、「気をつける」と言ったのなら、それを信じて様子を見ましょう。
  大人でもうっかり忘れることはあります。

「オールOK」に対する質問等ありましたら、メール等でどうぞ。

出来る限り答えて行きます。

ラカン精神科学研究所のホームページ

オールOK!子育て法のページもご覧ください

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2008年08月07日 22:39に投稿されたエントリーのページです。

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