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分析家の独り言 136 (理想化の落とし穴:ありのままの自分になる)

自分が受け入れられない現実の母(分析家の独り言 理想化の落とし穴:良い母子幻想 の母)は、その人の精神内界において抹殺されている。

現実の母を抹殺=消した、その空白になった場所に入るのが理想的母。

いったん居座った理想的母はなかなか立ち退かない。

分析によって語ってもらい、本当の現実の母はこうですよと見せ、本人もそれを理解すると理想的母は立ち退く。

自分がつくった理想的母は幻想だったと気づく。

それとともに同じく幻想の理想的自分も消え、ありのままの自分になっていく。

結局、自分は背伸びをして、良い人、良い母を演じていたことに気づく。

それに子どもまでつき合わせていた。

だから子どもは世間でいう「良い子」でなければならなかった。

子どもにすればいい迷惑である。

躾まくり、勉強、勉強という母親に多い構造であろう。

〇〇大学の付属小学校、中学の征服を着た我が子は、母親の自己愛を満たす。

私もその道を行かされたために、娘たちもまたその道を歩かせるところだった。

私はいつも思う、勉強もいいがそれより大事なのは生きる賢さ。

精神の未熟、本当の意味での無知ほど恐いものはない。


ラカン精神科学研究所のホームページ

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2008年08月18日 09:23に投稿されたエントリーのページです。

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