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金谷氏今月のメッセージ (平成20年9月)

(以下は分析家仲間の金谷氏のHPにある金谷氏の今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。)

2008年9月13日に8回目の研修会を開催しました。

 最初は、学ぶ人達の親睦と遊び心を味わう目的で、軽い気持ちからスタートしたものが、早8回目・8年たちました。

自然の中で余裕と癒し優しさを一時だけでも味わえたらと思い、清閑な山の中の施設を好んで求めて行き、毎年すばらしい所に巡り合う事が出来て、又クライアントの皆様からも喜びの言葉を頂き満足しています。
精神分析という形でお会いするのですが、多い方でも1ヶ月4回・週1回で時間にすれば1回1時間のわずか4時間、お伝えし理解していただけるには余りにも少ない時間です。
 子育て中心に分析や勉強会をしてきてどれ程伝わっているのか?

お母さんの報告だけで読み取っていく。それだけでも充分なのですが、やはり家族と直接出会えばより一層顕著に分かる事が多く、色々な事を見せて頂く良い機会でもありました。
まず、子供達は元気で積極的であること。中には初めて会うお友達もいましたが、大人たちが何もしなくても仲良くなって遊ぶ。おもちゃなどの貸し借りなどもスムーズに行っていたし、意地悪く行動する子供が一人もいないことに感動しました。
当研究所の子育ての対応は

  ①子供の要求に対してALL OK である。
  ②その対応も迅速かつ的確であること。
  ③指示命令をしない。
  ④子供の言うことに耳を傾け、良く聴き、何を言っても怒らない。
  ⑤何でも言う事を聴く
  ⑥何時も側にいる。子供に了解なく離れないこと。
  ⑦監視するのではなく、成長していく子供にやさしいまなざしをむける。

 これだけを徹底的にやって頂いています。

その結果として、どのお母さんも子供さんに「これはどうする?」「これは片付けていいの?」「何を飲む?」「ジュースはいるの?」「何を食べるの?」「もうやめてもいい?」等・お母さんの思いを押し付けている人が一人もいなかった事がとても嬉しく感じました。
 世間では、何を子供のご機嫌をとっているのか、何故そこまで奴隷のようにしなければいけないのかと、非難をする人がいますが、何も出来ない何も分からない子供がどうして自分の思いを相手に伝えたり、やりたい事を積極的に出来るようになるのでしょうか。

それは導いてくれるお母さんがいるから出来るのです。

子供は言いたい事があっても、それを言葉に変えて相手に伝えなければいけない。

表現力やボキャブラリーを豊富に持っていないと出来ない事でしょう。はじめからは持っていない。それを母から父から少しずつ日々訓練しながら身に付けて行くものである。
教えるのは大人、やるのは子供である。会社に入社した時、先輩から手取り足取り教わるものでそれは大人同士だからすぐ理解もし出来る事もある。しかし、大人でも教わっても何回も何回も練習しないと出来ない事もある。
それを考えれば子供に大人のようにやらせようとする人は異常者としか思えない。世間では、ご挨拶もきちっと出来て、親の言うことは「はい」と聞く子が良い子だとされている。
我々から見ればどう考えても調教したとしか思えません。それこそ叱責・処罰・威嚇・暴力を使い脅しあげて作ったものだとしか考えられません。そんな世間など「くそくらえ」です。
我がクライアントは、そんな無智な世間の人達の心ない言葉をあびながら、我々の理論に基づき日々努力をしている結果をこんな良い型で見せて頂き、言い続けてきてよかったという喜びと、それぞれのお母さん達には日々の健闘を称え、国民栄誉賞を贈りたい気持ちです。


金谷精神療法研究所

所長  真理攫取

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2008年09月26日 12:48に投稿されたエントリーのページです。

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