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分析家の独り言 165 (子どもとおやつ・食)

多くのお母さん方がおそらくこうであろうと思う。

子どもが食事の前におやつを欲しがるが、食べさせるとご飯を食べられなくなる。

ご飯の後にならいいが、ご飯の前におやつを食べたいと言ったら、「だめ」と言うか、制限して少しだけあげる。

栄養的に、体のことを考えて、また甘いお菓子は虫歯の原因にもなり、できるだけ食べさせたくない。

母親教室や子育て相談室で何度も質問されたことである。

子どもへの対応は「オールOK」、もちろん食事前だろうが、後だろうが子どもが欲しいと言ったら、食べたいという分をあげてくださいという。

そんなことをしたら制限なくいくらでも子どもは食べ続けるのではないかと思い、とんでもないと言われる。

あるクライアントの子どもが、同じようにチョコレートを食べたいと言う。

お母さんであるクライアントは、あまり食べさせたくはない。

家では制限して、少しだけ食べさせていた。

親子でお友達の家に遊びに行き、そこで何人かの子どもにチョコレートが分け与えられた。

そのクライアントの子は、自分の分を食べ終わると、お友達の分まで取って食べた。

クライアントはそれが恥ずかしかったという。

それは家で制限しているからで、欲しいときに欲しい分をいつでも食べられるなら、人の分までとっては食べない。

「どうしたらいいでしょう」と聞かれたので、「家で制限せず食べたいだけ食べさせてください」と言った。

一袋全部欲しいと言えば、一袋全部与えるということ。

実行してもらうと、最初はこれまで制限された分を取り返すかのようにチョコレートを食べたが、そう何日も続かず、食べる量もほどほどに落ち着いていき、お友達の分を取って食べるということもなくなった。

この話を何年か前に母親教室でしたとき、クライアントはそうかと実践した。

しかし、クライアントいわく、100%信じたわけではない、ただそういうこともあるかなと思い、自分の中で一週間だけやってみようと思ったと。

やってみると、三日頃から結果が出だし、やっぱりそういうことかと思ったという。

満足する、足るということが大事である。

また、心が健康であれば、今自分の体に何が必要かわかるようになる(体の声を聞けるようになる)

おやつやお菓子だけでは動き回る子どもにはもの足りず、ご飯を食べたくなる。

そのとき、母の手作りの愛情こもったご飯が子どもの心を育てていくでしょう。

ラカン精神科学研究所のホームページ

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2008年11月21日 10:44に投稿されたエントリーのページです。

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