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2008年12月 アーカイブ

2008年12月01日

福岡 12月子育て相談室(旧名称 母親教室)のお知らせ

12月16(火)、17(水)、18(木)、の3日間福岡での出張セラピー中、福岡で子育て相談室を開きます。

日 時 : 11月16日(火) 午後7時~9時 と 18日(木) 午前10時~12時の両日

場 所 : 地下鉄天神駅近く(詳しくはお問い合わせください)

参加費 : 1000円

不登校、ひきこもり、非行でお悩みの方、その他日常子育てする中での疑問、迷い、悩みなど何でもQ&A方式で行います。

我が子の不登校・引きこもりや荒れを体験したことから共に考え、発達論から対応法などをアドバイスします。

日時が合わない方、ご相談ください。2名以上のグループであれば、別途子育て相談室を開きます。

お子さんの年齢・性別等制限はありません。

参加希望の方は、電話かメールにて連絡してください。


興味・関心のある方、詳しくは電話かメールにてお問い合わせください。

℡  077-558-8766  090-7357-4540

メアド:lacan_msl☆yahoo.co.jp ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)


詳しくは、ホームページをごらんください

ラカン精神科学研究所のホームページ

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不登校・ひきこもりに悩む方々へのページ

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分析家の独り言 168 (子どもに寄り添う)

(以下の文章はクライアントの了解を得て、掲載しています)

離れて暮らす娘(十代後半)のところに、ときどき通うクライアント。

娘の所に行くが、娘はまだ寝ている。

クライアントはいつも、娘が寝ているうちに、片付けや掃除をする。

その母と娘の関係を聞いていて、何か違和感を感じた私は、「今度娘さんの所に行ったらいつものように片付けや掃除をしないで、黙って寝ている娘さんのそばにいてください」

「娘さんが起きたら、お母さんから、ああしたら、こうしたら言うのではなく、言われたとおりに動いてください」と言った。

それは、娘さんが部屋を片付けてと言ったら、はじめてそのように動き、買い物に行こうといったら、片付け等はしないで、買い物に行くというように。

その後クライアントから報告があった。

私が言ったとおり、娘の部屋に入って、何もせず寝ている娘の横にいた。

1時間ほどすると娘が起きて、「何か食べに行きたい」と言ったので、それにつきあった。

その後、「買い物に行きたい」と言うので、そのとおりにしたという。

そうして動いて、クライアントは「“寄り添う”ということがはじめてわかりました」と言った。

娘も「やっと、お母さんは私の言うことがわかったんやね」「遅いけど」と言ったという。

クライアントはそういえば、「お母さんが来るとせわしないから疲れる」と娘が言っていたことを思いだした。

「私のところに来たら、片付けや掃除をしないで」とは言わないが「せわしない」という言葉で伝えていた。

その言葉を受けとらず、部屋を片付け、掃除してやれば、娘は助かるだろうという母であるクライアントの勝手な思い込みで動いていた。

母なりに娘を思ってもことではあるが、娘はそれをありがたいとも、助かったとも思わず、せわしないと感じていた、このギャップ。

おそらくこういうことは、多くの親子の間で起きている可能性がある。

今一度、自分の思い込みや、偏見で聴かず、子どもの言葉にしっかりと耳を傾けてほしい。

子どもが母に求めているのは、基本的に母と共に(共生)である。

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2008年12月03日

今週のメッセージ(平成20年11月分)

オールOK!子育て法に掲載した、「今週のメッセージ」11月の過去ログです。

子どもの意思を尊重する(平成20年11月25日)

親は自分の夢や、できなかったことを子どもに託す。
しかし、子どもはこの世に生まれた瞬間から、一個の別人格である。
母親の想いで習い事をさせられたり、子どもが行きたい進路とはちがう、親の願いにかなう進路に進まされたりする。
その子が後に叫ばないわけばない。
例えば、ひきこもりや非行という形で。
親が子どものためによかれと思っても、子どもの意思を尊重することである。
子どもの主体性は子どものものである。
親といえどもそれを奪ってはいけない。

愛と憎しみ(平成20年11月19日)

子どもはお母さんが大好き。
しかし、その気持ちが受け入れられないと(=オールOKされないと)、この愛情が憎しみに変る。
フロイトは、「関心の度合いにおいて、愛と憎しみは同等である」という。
ある小学生、朝学校に出かける前にお母さんに「帰ってきたら、殴る」と言って出かけていった。
この子どもの言葉の意味を考えて欲しい。
 (11月京都子育て相談室より)

子どもは問題を提起する(平成20年11月12日)

両親そろって、子どもの対応法等の相談に来られる。
最初は足並みがそろわず、子どもの問題はさておき、夫婦の関係が浮き彫りになることもしばしばある。
それでも、子どものためにという想いが両親にあれば、子どもは必ず生き返っていく。
日々感じることは、子どもは親や家族に、もう一度家族・夫婦・親子のあり方を問い直す機会を与えてくれる。
取り組めば、必ず乗り越えられ、どんなに困った事象もあってよかったと、肯定できる日がくる。
オールOKした親がいつの間にか、育てられ、成長していく。

母のコンプレックス(平成20年11月03日)

子どもが母親に要求を出すのは、母親を信頼しているからだ。
それが証拠に、隣のおばちゃんや知らない人には言わない。
それを、母親は子どもにこき使われるとか、支配されると思ってしまう。
そうすると、子どもの言いなりになってたまるかと、子どもの要求を拒否してしまう。
そこに母親のコンプレックスがある。
子どもの要求を、「信頼」ととるか、「支配」ととるか、その人なりの意味のつけ方がある。

天海有輝(宣照真理)


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2008年12月05日

分析家の独り言 169 (12月京都子育て相談室より)

昨日の子育て相談室には、子どもさんの不登校で悩まれるご両親が、はじめて参加された。

平日にもかかわらず、お父さんは有給休暇をとっての参加と聞いた。

不登校・ひきこもりのケースは様々である。

子どもの問題と思っていても、その奥にある母親、父親自身の問題(それぞれの親との関係など)、また夫婦関係の問題などが潜んでいる。

ますは不登校している子どもを無理やり学校へ行かせないこと。

そこは両親そろって、同じ態度で子どもに接してもらう。

夫婦の関係がぎくしゃくしていると、それすら足並みをそろえるのに苦労することがある。

有給休暇までとって、子そものためにと参加されたお父さん、それを頼んだのか、誘ったのかしたお母さん。

その子どもを思う気持ちが、必ず道を開いていく。

両親力をあわせ、協力し合い取り組めば、必ず子どもは活き活きと動き出し家族が心から笑いあえる日が来る。


厳しく育てなければと思っていたというお母さん。

私もそうだったなぁと思い返す。

甘やかさず、何でも自分でできるようにと、手をかけず厳しい言葉で育ててしまった。

それは今から思うと、世話をすることがめんどくさいため、手を抜きたかっただけ。

そのもとには、手をかけられず放っておかれた寂しい私がいた。

厳しい言葉で叱責され、怯えていた悲しい私もいた。

人に甘えたい、頼りたい、人を求めたい私に気づきたくなくて強がっていたこともわかる。

分析を通して、そんな自分ともう一度向き合い、本当の自分を知り、認め、その傷を癒すにも時間がかかった。

こうしてクライアントを通して、また自分に出会う分析家という仕事を楽しいと生きがいを感じられる。


子育て相談室への参加お待ちしています。次回は12月8日(月)10:30-12:00

詳しくはお問い合わせください

℡  077-558-8766  090-7357-4540

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2008年12月06日

分析家の独り言 170 (不登校・ひきこもり 言い返せないで疲れていく)

昔のことを思い出して悔しいと、下の娘が話し出したことがあった。

小学校5年生のとき、学校から宿泊研修に行って、ご飯を作ったときのこと。

娘はご飯を炊く係りだったそうだ。男の子と二人でまきでご飯を炊いた。

この男の子がえらそうなものの言い方をする子で、娘に「まきを取ってきて」と言った。

娘はまきがどこにあるのかわからず、「どこ?」と聞くと、男の子は「あそこ」と言う。

しかし「あそこ」と言われても、娘にはわからない。

「あそこってどこ?」とまた聞くと、不機嫌な口調で「あそこや、あそこ、そんなんもわからへんのか」と言われる。

娘はますますパニックになって、頭が真っ白になり、何も言えず固まってしまった。

さらに、ご飯を炊いている途中で、男の子が他の子のところに様子を見に行って、その場を離れた。

一人残された娘が火を見ていたが、まきが燃え尽き、火が消えそうになったので、新しくまきを入れた。

そこに戻ってきた男の子が、また「何で勝手にまきを入れたんや」と怒った。

そのときも娘は何も言えなかったと言う。

今なら言える、「そもそもなんでそんなにえらそうに言われなければならないのか」と。

「まきがどこにあるかわからないから聞いているんだから、もっと丁寧に教えれくれればいいだろう」と。

「火が消えそうだったから、、まきをいれたのがそんなに悪いこと?」

「そんなら途中で何処かへ行かずすっと火のそばに居ればいいやん」と。

「なんであの時言えなかったのかと思うと悔しい」

「私何か間違ってる?」と私に話す。

「いや、何も間違ってないよ」と私。

自我脆弱で、自分に自信もなく、言いたいことが言えない子は、学校に、友達の中に、外に出ると、こうして疲れてしまうのだということがよくわかる。

不登校、ひきこもりになっていく子は、自分なりに必死で学校や社会に入ろう、馴染もうとするが上手くいかず、疲れ果ててしまう。

人間関係を築くのが苦手で、友達が少ない。そのことがまた負い目となる。

しっかりとした自我があれば跳ね除けられるが、自我脆弱であるため、他者から言われた言葉がその子を傷つける。

ある不登校のクライアントは「学校に行くとつぶされる」と表現した。

そういう子に、それでも学校や社会に行け、出ろというのはあまりのも残酷ではないか。

だからこそ、家庭であたたかく受け入れ、見守り、オールOKして、傷つき疲れた心を癒すことがまず大事となる。

学校や仕事のことは一切言わず、言われた通り母は動き、要求に応え続ける。

そうすることによって、自信と自己肯定感をもち、何を言われても自分はこうだと自己主張し、言い返せる自我もできる。

そういった脆弱な自我しか持てない子に育ててしまったのは、この私自身であった。

そしてまた、私自身もしっかりとした自我など持っていなかった。

それに気付き、娘を育てなおすとともに、自分自身に取り組んできたこの14年余りである。

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2008年12月09日

分析家の独り言 171 (自分が変れば世界が変る)

(以下の文章は、クライアントの了解を得て掲載しています)

あるクライアント、「土地」「家」を手に入れるために一生懸命に生きてきたという。

分析を受けるうち、ふと考えた、「本当に自分は家が欲しかったのだろうか」

母はお念仏のように「家」「家」と言っていた。

しかし、同じ兄弟でも歳の離れた姉には、どうしても家を持たないといけないという考えはない、なぜだろう?

クライアントは自分の記憶を辿り、ある事に行き着いた。

クライアントが10歳頃のこと、母が言った、「今日学校に行って、帰って来たら、家主さんに出て行ってくれと言われて、あんたの持ち物(習字道具や、体操服など)が、路地に放りだされてるかもしれん」と。

「そうなったらどうすんの」と聞いた彼女に、母は「堀川の橋の下にでも行かなしょうがないわな」と言った。

彼女いわく、当時お金に困っていたわけではなく、仮に家主さんに出て行ってくれと言われても、堀川の橋の下に行かなければならないわけではなかった。

お母さんは言うことを聞かない彼女に、こう言えば少しは自分の言うことを聞くだろうと思って言ったのだろうと。

しかし、10歳の子どもにこの言葉は強烈な恐怖とともに、彼女のなかに刻まれた。

それ以後、大きな通りを家の前の細い路地に入ったところから斜め奥に家が見える、その家の前に自分の荷物や家財道具が放り出されていないかを確かめて、それらがないことにホッとして家に入るようになった。

自分の土地を持たない限り、いつ放り出されるかもしれない。

自分の土地があれば、家はなくてもそこを出て行けとは言われない。

雨降りのぬかるみの中でも、傘をさしてでもそこにいられる。

自分の人生は土地を手に入れたところからはじまる、になった。

母に言われた「あんたの持ち物(習字道具や、体操服など)が、路地に放りだされてるかもしれん」の言葉に、自分が想像した状況・情景がくっつく。

これを閉じることのない絵本のようと表現した。

絵本の言葉は母が、絵は自分が書いたと。

この恐怖と戦うために生きてきたと言う。

この恐怖が自分を縛ってきた。

無意識の岩盤に、「土地」「家」があり、それが彼女の人生をつらぬいていた。

それ以外に彼女が歩く道はなかった。

その人生のついでのイベントに、結婚や出産などがあっただけではなかったかと言う。

それら付録をこなしてきたために、生きてきた実感がない。

「土地」「家」の岩盤があるために、人と深くかかわってきていない。

そんなものと関わっていたら、「土地」「家」は持てないし、それ以外のことにかまけている暇はない。

自分は楽しんで生きてきたのだろうか?

捨てたものの大きさを知り、悔しい、と同時に母の恐さを知った。

あんなに「土地」「家」と思わなければ、他に楽しめたことも一杯あったんじゃないか。

「私の人生を返して」と、言いたくなると言う。

自分が「土地」「家」で生きた来たため、他の人もみんな当たり前に欲しいと思っていると決めつけていた。

ならば自分は、ほんとに何をしたかったのか? 何を見て生きて来たのか? いろんな問いが出てくる。

こうして自分を縛っていたものを見つめ、捨てていったら、自分と共にまわりが、人が見えてきた。

今まで見ていたはずの世界が、違って見えてきた。

紅葉の中、夫と車で走りながら、「ちょっとみて、この木きれやわぁ、葉っぱが金色に輝いてるわ」と彼女が言うと、夫は「この木お前が毎日買い物に行くときも見てる木やろ、2~3日でそない変らんで」と言った。

こうして同じ景色でも、見る側が変れば違って見える。

その人の心のフィルターを通して外界を見るため、一人一人見ている現実は違うかもしれない。

今年の初め頃だったろうか、自分を縛っているものをしっかり見ると宣言してから、10ヶ月ほどがたった彼女の語りである。

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2008年12月10日

大阪出張セラピーのお知らせ(平成20年12月)

◇ JR大阪駅周辺にて出張セラピーを行います。
  大阪方面で、個人分析、各種講座、相談室等希望の方おられましたら、ご連絡ください。

日時 : 12月21日(日) 

場所 : 大阪梅田駅周辺(詳しくはお問い合わせください)


また、二入以上のグループであれば、子育て相談室(母親教室)も開きます。

講座はお一人からでも開きます(ただし一人の場合は1時間)

詳しくは電話またはFAX、メール等で連絡ください。

いずれも完全予約制となっています。

電話 077-558-8766  携帯電話090-7357-4540

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詳しくはホームページを参照ください。


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京都 子育て相談室(旧 母親教室)日程のお知らせ(平成21年01月)

日 時 : 1月16日(金) 10:30-12:30

場 所 : 京都府京都市 JR京都駅周辺  

参加費 : 1,000円(1回:2時間 完全予約制)

不登校、ひきこもり、非行でお悩みの方、その他日常子育てする中での疑問、迷い、悩みなど何でもQ&A方式で行います。

今、子どもさんに何らかの問題があっても、なくても、安心して自信を持って、楽しく子育て出来るようにと願いつつ、相談室を毎月開いています。

オールOK!子育て法(発達論)に基づき、どう対応すればいいか、なぜそうなのかを納得いくように説明します。

お子さんの年齢に制限はありません。お父さんの参加も歓迎です。

個人分析の依頼があればクライアントの御自宅や最寄の駅周辺の施設(ホテルのロビー、ファミレス)等へ出張が可能です(交通費別途)。
現在、京阪神(京都市、大阪市、神戸市)福岡県福岡市(月1回3日間)等へ出張しております。
また、2名以上のグループであれば、出張子育て相談室も行っています。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

電話:077-558-8766

携帯:090-7357-4540

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2008年12月12日

神戸出張セラピーのお知らせ(平成20年12月)

◇ JR三宮駅周辺にて出張セラピーを行います。
  神戸方面で、分析希望の方おられましたら、ご連絡ください。

日時 : 12月20日(土) 

場所 : JR三宮駅周辺(詳しくはお問い合わせください)


また、二入以上のグループであれば、子育て相談室(母親教室)も開きます。

詳しくは電話またはFAX、メール等で連絡ください。

いずれも完全予約制となっています。

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分析家の独り言 172 (症例:トイレその3)

緊張するとトイレに行きたくなる、何処かへ出かけるとなると、この「トイレ」「トイレ」がはじまる。

この症状に30年悩まされて続けたクライアント。

もうすっかり、この症状が消えたという。

ラカン精神科学研究所が、この春3月末に京都から滋賀県大津に移転したとき、このクライアントは正直通うのをやめようかと思ったらしい。

それでも何とか家を出る前から何度もトイレに行き、途中の京都駅でもトイレに入り、電車に乗るともう降りられない、途中でトイレに行きたくなったらどうしようという心配をしながら通っていた。

症状が軽減し始めたのが、10月はじめ頃だった。

分析家の独り言155(症例:トイレ)
分析家の独り言162(症例:トイレその2)

それから2ヶ月して、今はすっかり症状から解放された。

家を出る前にトイレに何度も行くこともない。

少し前は、途中の京都駅でトイレを確認しながら自分と話す。

「トイレあるけど、トイレ行かんでいいの」

「うん、今大丈夫」というように。

それが、気がつけば京都駅で乗り換え、湖西線に乗り、その電車のかなで、「あれ、あんなにトイレ、トイレと言わなあかんかったのに、電車に乗っても平気、不思議」と、自分に驚くという。

30年付合ってきた症状、このまま一生付合うしかないと思っていたが、こんなにあっさり消えていくとはと。

クライアントは自分を見つめ、自分で自分に問いかけ答えていった。

症状をなくことが目的でなかったが、自分探しをするうちに、副産物的にいわゆる神経症の症状が消失していった。

分析を受ける動機、きっかけは何らかの症状や悩み問題を解決したくてくるのだが、自分を知りたい人が分析を受けにくる、

それは無意識的で、本人は意識していないことが多いだろうが。

『分析は自分探しの旅』という意味がこの症例でよくわかる。


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2008年12月13日

分析理論講座日程のお知らせ(平成21年01月)

平成21年1月は下記の日程で分析理論講座をひらきます。

京都府京都市 1月5日(月) JR京都駅周辺  10:00-12:00
 講座内容 : -学童期と青年期の心の発達- 青年期の病、境界例の人格障害
 「それぞれの発達段階の課題を達成できなかった心の未熟さが、青年期にいたって子どもから大人への過渡期もこのときに、心の病となって表れる・・・」(テキストから一部抜粋)

京都府京都市 1月16日(金) JR京都駅周辺  1400-16:00
 講座内容 : -無意識- 日常での無意識の表れ方  -心の誕生- 母子一体の赤ん坊
 「言い間違い、しくじり行為、ど忘れ等、故意とは思えない、いわゆる錯誤行為の全体に無意識は表れる・・・」」(テキストから一部抜粋)

費用:3,000円 (テキスト別途 1冊1,000円)

講座内容途中から一人でも参加いただけます。

独自のテキストをもとに症例などを入れながら、精神分析の理論をわかりやすく解説します。

子育てする上で、また人間を理解するために役立つ理論です。

子育て中の方、結婚前の方、男女を問わず知っておいて欲しいことがたくさんあります。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

電話:077-558-8766

携帯:090-7357-4540

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子育て(日常の接し方・不登校・ひきこもり・非行など)の悩み、疑問等ご相談ください。

交通費負担で、出張セラピー・各理論講座・子育て相談室(子育てに関するQ&A)をしています。

開催場所:ラカン精神科学研究所(駐車場あり、滋賀県大津市唐崎、JR京都駅から20分)。

依頼があればクライアントの御自宅や最寄の駅周辺の施設(ホテルのロビー、ファミレス)等へ出張が可能です(交通費別途)。

現在、京阪神(京都市、大阪市、神戸市)福岡県福岡市(月1回3日間)等へ出張しております。


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2008年12月15日

分析家の独り言 173 (クリスマスプレゼント)

私事だが、昨日は今年最後、バスケットのリーグ戦の試合だった。

試合開始前、円陣を組んで「忘年会でおいしいお酒を飲むために頑張ろうと」掛け声をかけて試合にのぞんだ。

ちなみに私はお酒は飲まないが。、これでいっそう楽しい忘年会となるだろう。

娘くらいの年齢の若いこ相手に息をきらせながら走り回り、最終戦を勝利で終われた。

12月も中頃となり、これからクリスマス、忘年会、年末年始とせわしなくなる。

そんななか、突然クリスマスプレゼントをもらった。

以前、当ラカン精神科学研究所のHPをみて、メール相談をしたクライアントからメール便が届いた。

送り主の名前に見覚えがあり、すぐにわかった。

カードには、簡単な近況が書かれてあり、いろいろあるだろうが、頑張っている様子が読んで取れる。

どうしているかと時折思うことがあるが、基本的にクライアントからのコンタクトがない限り、こちらから働きかけることはない。

もちろんプレゼントは嬉しかった、と同時にどんな想いでこれを買い、カードを書き、送ってくれたのだろうと思う。

誰かが誰かのことを思う、それが励みになったり、支えになったり、希望につながることもあるだろう。

人と人がつながることの大切さを思う。


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2008年12月16日

分析家の独り言 174 (増える子どもの精神科受診)

『増える子どもの精神科受信』 Yahoo!ニュース 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081216-00000523-san-soci

以下記事からの抜粋
‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑
落ち着きがない、キレやすい、不登校や不眠、鬱病(うつびょう)といった症状を訴え、児童(小児)青年を対象とした精神科を受診する子供が増えている。・・・

「精神科」に比べ受診に抵抗感の少ない一般の小児病院でも、不登校や不眠、情緒不安定といった心の不調を訴える患者が目立つ。・・・

大半を占めるのが発達障害の一つ、ADHDの子供だ。
「原因について仮説はいろいろあるが、はっきりとしたことは分からない。ひと昔前なら、『ちょっと変わってるな』と見過ごされてきたが、ここ数年、授業中に歩き回る子供の存在が注目される影響からか、『わが子もそうではないか』と不安になって受診する母親が殺到している」と市川宏伸院長は分析する。・・・

バニーこども診療所(横浜市磯子区)では、専門の心理士のカウンセラーを置いている。親子で受診する際、互いに背中を向けたまま、顔を見て話そうとしない様子に異変を感じるという箕原豊院長は「親子関係を見直すことで、ほとんどの症状に改善がみられる」と話す一方で・・・
‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑‑


当ラカン精神科学研究所でも、不登校、ひきこもり、非行等子どもの問題で親御さんが分析に来られる。

記事にもあるようにひと昔前なら、『ちょっと変わってるな』と見過ごされてきたが、今はLD=学習障害、ADHD=注意欠陥・多動性障害、アスペルガーなどの診断名がつく。

母親は小さい頃から育てにくかったのは、こういう障害があったからだと、自分の子育ての問題を振り返らずにいい訳にしてしまうことがある。

障害があろうが無かろうが、子どもへの対応は優しく世話すること。

脳の気質障害がある場合は難しいが、LD、ADHD、アスペルガーなどまだ医学上よくわからないことも多く、親子関係を見直す、まず母親が適切に接することで改善される。

強迫神経症の症状を見せた小学生も、母親の対応、オールOKすることで症状は消えいていった例がある。

非行の少年は人格障害と言われたが、今はその影もなく、立派に社会適応している。

いずれにしても、大人だけではなく、子どもがこれほど精神科を受診するのは異常な事態。

今一度、子育てを見直す必要があろう。

これからの社会を担う子どもたちが、これほど心を病む日本の社会、親のあり方をと問いなおす時だと思う。


子どもさんの何らかの問題、子育て、何でもご相談ください。

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2008年12月20日

分析家の独り言 175 (子どもは親をなどる)

(以下の文章は、クライアントの了解を得て掲載しています)

講座の内容を録音するために、クライアントがICレコーダーを買ったという。

夫に頼んで買ってきてもらい、夫が説明書を読んでクライアントに説明してくれた。

「ふん」「ふん」「それで、どうするの」とICレコーダーに手を伸ばそうとすると、夫はクライアントに触らせないかのようにICレコーダーを遠ざける。

それが何度かあり、「あれっ?」とクライアントは思った。

クライアントの中で、「なぜ?」の問いかけが始まる。

手にとって、実際に操作してみないとわからないのに、何で夫は自分に触らせないのか。

クライアントいわく、夫は自分が得た知識や経験したことを人に教えるのが下手、夫も物を人に教えることが嫌いと言う。

夫はけちで、人に自分が苦労して得た事を教えるのが嫌いなんだと、クライアントは言う。

「それは何でだろう?」また問いかける。

夫の養育史、家庭環境を考え、優秀なお兄さんと格闘してきたことを思うと、こうなるかもと思った。

しかし前なら、まず夫のものの言い方、態度(触らせない)にカチンときて、それを責めていた。

ところが、今はそれが起きない。

それより、「なぜ、こういう言動をとるのだろう?}に意識が行く。

いろんなことを合わせ考えて、「こういう可能あるよな、それならこうなっても仕方ないかも」と思うと、腹立つ人(夫)が、案外いとおしくなる。

さらにクライアントは考えた、今まで夫の気に入らない言動を攻め立ててきたけれど、これってもしかしたら、自分の母親が父親にガミガミ言っていた口調と同じじゃないか。

自分ひとりが頑張っていることで、この家がもっているかのような言い方をする母の言葉を、小さい頃から聞いてきた。

決して良い気持ちはしなかったのに、自分も夫にそうしてきたかもしれない、と思うと恐いと言った。

よくこのクライアントは自ら気がついてくれた。

子どもであった私たちは、こうして親からの影響を受けている。

もっと言えば、親のコピーとなって生きている。

自分は違うと思っていても、親の夫婦関係を再現している可能性は大きい。

それとともに、夫婦共謀が止まらない。

例えば、夫からすれば「お前がこの家を一人できりもりし、頑張るから俺は頑張らなくてもいいやろ」

妻は妻で、「あんたが頼りないから、私が頑張るしかない」

これで夫は何時までたっても、男性性を発揮できず、妻の影に隠れ人としても成長できない。

妻も、男勝りで夫をけなし、共に協力して家庭を営むことができない。

共謀は必やがて行き詰まる。

その裏には、夫婦互いの克服されていない早期幼児期の外傷状況や葛藤がある。

これを分析によって見ていき、明らかにすることで、夫婦の共謀、葛藤は止まる。

そこに気が付きだしたクライアントの一例である。

(夫婦関係の精神分析 /ユルク・ヴィリィ /法政大学出版局  を参照
またはインテグレーター養成講座 「夫婦共謀」で解説)

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2008年12月21日

分析家の独り言 176 (人生を楽しむ)

子どもは親を選べない。

できることなら、やさしい母と父の元に生まれ、物理的にも精神的にも苦労することなく、すくすくと育つことができれば良いが。

ある人は、幼くして母を亡くし、またある人は父を亡くし、失意の中で生きていくことを余儀なくされる。

母、父は居ても、苦しい思いをして子ども時代を過ごし、死にたいと思いつつ生き延びる人もいる。

十代そこそこで突然父を亡くしたあるクライアントは、自分の人生に何がいつ振ってくるかわからないと思ったという。

安心して生きるとは、自分以外の人のこと。

そして、人が当たり前にできること、あることが自分にはない。 

大きな欠損を抱えた自分。

だから人並み以上に頑張らないと、と必死で走ってきた。

仕事も頑張ったが、その犠牲になった子どもたちがいた。

仕事仕事で子どもたちのことは後回し、そんな中で「あんたこんなことしてたら、いつか大変なことになる」と、どこかでもう一人の自分がささやくのを聞いてきた。

案の定、子どもが荒れた。

母親とはどういう生き物なのか?

こうあって欲しい母と、現実の自分の母は違っていた。

分析に出会い、オールOKを教えられるままやっているうちに、母親とはこんなにいいものだったのかと思った。

そして今、安心感と安定感が自分にあるという。

むやみやたらに自分に欠けているところを埋めようとしてきたが、今は頑張らなくても人並みに、0(ゼロ)の位置に立てた。

楽しめるようにもなった。

些細なことが楽しめるようになった、これを積み上げていくことを幸せというのだろう。

欠損した人は、日々楽しむことができず、幸せを教えてもらわないとわからない。

クライアントにとって人格を高めることが=分析という。

分析家である私も、「幸せになりたい」、「このままでは終われない」、「一花咲かせたい」と、ひたすら分析を通して自分を見つめてきた。

クライアントのいう「楽しめることの喜びと幸せ」を、より多くの人に味わってもらいたいと願う。


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2008年12月24日

分析家の独り言 177 (自分を成長させる)

自分に対して他人は勝手なイメージを持って、それを押し付けてくる。

しっかりしてそう、明るくて元気、一人で何でもできる、おとなしくていい子・・・。

様々なイメージを持たれて、それにあわせてしまう、その期待された自己像に自分が応えなければと思うという人が結構いる。

これは鏡の関係で言えば、鏡像の側に自分がとらわれているようなもの。

鏡像を自分だと思っている、しかしそれはあくまでも鏡に写った自分の姿であって、鏡の裏には何もない。

本来自分は鏡の外にいて、実体として存在しているはず、それがない。

これではまるで幽霊ではないか。

実体がないため、人の言葉が気になる、人から自分がどう見られているかに腐心する。

自分に自信がない、もちろん肯定感もない、自分というものがない。

不安定で、誰かに何かを言われれば一瞬で吹き飛ばされてしまいそう。

それらに共通するのは、ほめられたことがない、つまり承認と賞賛がなかった。

自己を尊重されることもなかった。

自己を尊重されるとは、自分の考え、感じ方、欲望を認められるということ。

「あなたの考え、感じ方、何かをしたい・欲しいということは正常で、当たり前のことです」と承認されること。

これを実践するのがオールOK!子育て法。

人にはそれぞれたくさん良いところや無限の可能性がある。

それが育ってくる過程(家庭)の中で、発揮されず、埋もれていくことが残念でならない。

子ども時代になら、親にオールOKされることでしっかりとした自我を形成できるが、大人になってしまった私たちが今からオールOKされるのは難しい。

だからこそ、大人になってから自分探しの旅に出て、本当の自分に会いに行くことから自分を成長させられる。

私は分析を通して、それを知った。


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京都 子育て相談室(旧 母親教室)日程変更のお知らせ(平成21年1月)

2009年1月の子育て相談室の日にちを1月13日(火)に変更します。

日 時 : 1月13日(火) 10:30-12:30

場 所 : 京都府京都市 JR京都駅周辺  

参加費 : 1,000円(1回:2時間 完全予約制)

子どもさんの年齢に関係なく、子育てに関しQ&A方式で相談会を開催しています。

日常の些細な事から、不登校、ひきこもり、非行、神経症など何らかの悩み、問題に答えます。

興味関心のある方、参加誹謗の方は下記へご連絡ください。

電話:077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯:090-7357-4540


メアド:lacan_msl☆yahoo.co.jp ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)。

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福岡出張のお知らせ(平成21年1月)

毎月1回、福岡出張セラピーを行っています。

平成21年1月の福岡出張は以下の予定です。

日 時 : 1月20日(火)、21日(水)、22日(木)

場 所 : 地下鉄天神駅周辺(詳しいことは電話等にてお問い合わせください)

分析料 : 10000円 (プラス交通費2000円)

福岡近郊で分析を希望される方、おられましたらご連絡ください。

ひきこもり等により、外出が困難な場合は、お宅への出張セラピーを行います。

遠方への出張であるため、福岡でのクライアントの方には分析料プラス2000円の交通費の負担をお願いしています。


同時に、子育て相談室(旧名称 母親教室)・インテグレター養成講座も開いています。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へお問い合わせください。

℡ 077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯℡ 090-7357-4540

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年末、年始開所日のお知らせ

ラカン精神科学研究所は、年末は12月30日(火)までです。

年始は1月4日(日)からです。

緊急の場合、予約その他は、電話等で連絡してください。

℡ 077-558-8766 または 050-3767-6283

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2008年12月27日

分析家の独り言 178 (不登校・ひきこもり 言えない、出せない、動けない)

人は言いたいことが言えずに病んでいく。

不登校やひきこもりの子たちもまた言いたいことが言えない。

家族や友達やまわりの人に。

なぜそうなってしまったのか。

その大元はどうしても母との関係に遡る。

人は育ってくる中で、最初の対象である母と関わり、人間関係の基礎を学習する。

このときの関わり方がその人のその後の人間関係を決定付けるといっても過言ではない。

もちろんその後、父の存在も影響してくるが。

人が言いたいことを言えるのは、言った相手が自分の言うことを受け入れてくれるからだ。

特に小さい子にすれば、「ああそうだね」「それはいいね」と肯定されるから言いたいことが言える。

それを、「だめだ」「わがままだ」「贅沢だ」と否定され、拒否されたら言えなくなる。

そのうちに、どうせ言っても無駄だ、言っても仕方ないとあきらめていき黙る。

このときこの子は、親や大人にとって扱いやすい、都合のいい子になる。

と同時に、自分の主体性を放棄した。

そういう子は、学校で友達や先生にも言いたいことが言えない。

嫌なことをされても、「いやだ」と言えず、笑うしかないかもしれない。

こういう子はいじめられるだろう。

言えないと同時に、こうして素直な自分の感情も出せなくなる。

こうなると、もう主体性はほぼなく、ついには動けなくなる。これが不登校、ひきこもりの状態である。

自分のしたいことを、親の価値観にあわないと方向を変えさせられる。

身体の欠点を親に指摘され、それ以後それが気になって仕方がない。

失敗を責められる。

威嚇や暴力で無理やり言うことを聞かされる。

もともと適切に世話をされない、関心を向けられないだけでも、子どもの心は育たないが、

様々なマイナス要因が加わる。

こうして自信を持てずに傷ついた子どもたちが行き着く先は、もう何も言わないこと、何もしないことである。

そうすれば、もう文句を言われることも、非難されることもない。

何もしなければ失敗することもなく、失敗を責められることはない。

あるひきこもりの青年に母親がオールOKの対応を始め、「何かして欲しいことはないか」と聞いた。

彼は「未来が欲しい」と答えた。

学校へ行く自信も、働く自信も待てず、明るい自分の未来が欲しいということだろう。

自分への自信を持ち、言いたいことを言えるようになり、人と関わり、社会参入できるようになるために、オールOKし育てなすことである。

親に何でも言えるようになり、感情や様々な行動(例えば、攻撃性の放出としてドラムを叩く)として出せるようになると動き出す。


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2008年12月28日

分析家の独り言 179 (刺青の意味)

若いこたちの間に刺青を入れることが流行のようになっている。

少し前テレビで見たのだが、若いときに刺青をいれた女性が、結婚し母っとなった。

子どもをお風呂に入れたり、プールにつれて行くこともある。

そのときに刺青を入れたことが後悔される。

ひと昔前は、刺青といえばその筋の人がするもので、素人の一般庶民にはあまり馴染みのないものだった。

それが若いこたちが、気軽にかっこいいと思うのか、刺青を入れる。

分析的にいうと、刺青=刻印、マーキング。

子どもは母に抱かれることで、その接触した皮膚に、母に触れられた心地よさがマーキング(印がつけられる)される。

それがもとになり、後に大人になって、皮膚接触を求める。

つまり子ども時代の母とのあの皮膚接触の心地よさを、もう一度異性と味わいたいと肉体交流を求める。

そのマーキングが極端に少ないと、肉体的接触を求めない。

それは彼氏、彼女をつくらない、つくれない、結婚しない、SEXレスになるなどの行為となるだろう。

クライアントのなかにも、「触られると気持ち悪い」という人がいる。

この言葉で、マーキングの具合がわかる。

刺青は痛みと共に皮膚に刻印し、マーキングする。

本来は母に優しく抱っこされて、心地よさや快感がマーキングされるが、刺青は逆にこんなに私は触れられていませんということの表現となる。

しっかり子どもを抱っこしましょう。

人に預けるのではなく、母の皮膚で包むことに意味がある。


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金谷氏今月のメッセージ (平成20年12月)

(以下は分析家仲間の金谷氏のHPにある金谷氏の今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。)

タイトル 「導かれて」

今年を一文字で表したら「変」と発表された。
 辞書で引いて見ると「異常な出来事、社会的な事件が起こる事、政変や動乱などの発生」「事態が移り変わる事」「普通でない様怪しいさま異常奇妙」「思いがけないさま」とある。
確かに異常な出来事が多かった。良い方に変化していくと言う「変」ならば歓迎だがだんだんと悪い方に向かっている。では、私の今年を文字で表せば「導」と言える。
 年頭は長年の夢であった伊勢神宮への初詣が出来た事だが、しかし宿泊場所を探すのが大変で、ほとんどが宗教団体やツアーが早くから抑えている為、いい所・希望のところは全然なく、ビジネスホテルがかろうじて一つだけ空いていて、何とか確保に至った。
お参りが目的であったから、天梅雨をしのげれば良いと思い決行した旅だったが、想像を絶する最悪の状態、食事と言えばファミレスの方が上等だと思える貧相なもので、部屋は暖房が効かない。その為に、はじめから毛布が一枚余分に置いてあった事が後になって頷ける。
これが嬉しい事に正月料金である。一次的に悔しさと怒りが出てきたが、誰にそれを向ければ良いのかと思った時に、私は今何処にいるのか何をしに来たのか?
贅沢な生活をしているに感謝をしていない、当たり前だと思っているその傲慢さに一撃を加えられた気がした。分析を受ける目的は何か?
 自立した人間になる為である。
普通に言えば「どんな世の中になっても、生きていける強い人間になる」年頭にその厳しさを身をもって教えてもらった。
 そうして挑んだ今年でしたが、しかし現実は裏腹に、徐々にクライアントが増えて昼食をとる暇もなく、朝から夜までぎっしりに成る程求めてこられる事に充実感と喜びを感じ、分析者冥利に尽きると同時に、この仕事を選んでよかったと一人感激した。
大変な年になると覚悟した年頭であったのにどんどん幸せになる。
 他にも、恩師が毎年開催しているインテグレーターサミットに参加した時の事、そこには、同じ様に分析を仕事として始めている仲間が増え、共に参加出来た事に頼もしさと喜びを感じた。
当研究所も、9月に研修会を開催し、その内容と感想を「今月のメッセージ欄」に記したとおり、自ら学んだものを伝えた結果としてそれを目の当たりにして、ここでも感動し喜びを感じた事はそうとおくはない。
 もっとすばらしい事は、10月に出雲大社に参拝できた事。
ここは年頭の伊勢神宮と反対に天候良し、食べるものは、地元の方を伴っての旅でもあったので御蔭様で本当に美味しいものを頂く事が出来たし、又その上新たな出雲の立場を理解出来た事は感動でした。
 これらのことは自ら計った事のではなく、「何かに導かれるがごとく」と言った方がぴったり来る。
私のクライアント達も、アロマティシャン・パティシエ・フラワーコーディネーター・司法書士など、どんどん自らの行く道を決めて新たな道を進んで行っている。
こんな幸せな事はない。
私の力だけではこんなに上手く行かないであろう。それ以上の何かが・それこそ導かれているように思う。
 個人的なことですが私は小田和正が大好きで、彼のライブには必ず行く。
今年は初めてアリーナ席で、おまけに目の前に来て2曲歌ってくれた。その歌声に癒され、歌詞に感動し、幸せな一時を味わった。
まだある、12月の私の誕生日に最高のプレゼント「EXILE」のチケットが何とか手に入れることが出来、それも会場・京セラドームのアリーナ席だった。
喜んでいくと、舞台は外野で私の席はホームベースのそば(それくらい遠い)・でも充分だった。
 ところが途中、直ぐそばの鉄塔で何かごそごそしているスタッフたちがいると思いきや、そこに彼らが登場、この電撃サプライズに感激し思わず「タカヒロ!マキダイ!」と叫んでしまった・・・・・・おじさんは少し我に帰りかけたが、そのままとても幸せな時を楽しんだ。
 小生は、来年60歳還暦を迎える。父は33歳の若さでこの世を去った。その父の分まで生きようと思いここまで来た。今はとても幸せである。
父は私の本名「章吉・しょうきち」と名づけた。吉が付く人は、皆偉い人が多い。多分「福沢諭吉」のようなイメージを持っていたのかもしれない。・・・・・・・・でも私は、何か呉服屋の丁稚の様で好きになれなかった。
恩師が、この度出版した「運命は名前で決まる」の本にもあるように”名前は父の祈りである”こういう風に育って欲しい・こういう人間になって欲しいと父の思いが込められていると解った。
 そこで私なりに父の思いを分析をしてみた。
「章吉」と言う字を「立」「早」「士」「口」と分解して解釈出来る。「立」は自立、「早」直ぐに・無駄な動きをせず素早く行動化する。「士」は武士の事であり、勇気有る者・潔い行動・命がけで守る。辞書によれば、男子。特に学問・道徳を修めた男子について言う。弁護士・建築士等。医師・教師ではない。
「口」は語る。分析である。
まさしく、父は分析者として早く自立して欲しいと強く願っていたのではないか。
 60歳は本卦がえりと言って、干支が60年経つと一回りして、元に返ると言われている。60年の人生色々辛く苦しい事もあり、過ぎた人生の中でここと、ここの部分を切り取りたいと思うところもある。でも何に導かれたのかは分からないが、今はとても幸せである。
何者かに導かれたこの人生、分析者として新たに一に返りクライアントと共に「享楽」を目的として生きて行きたいと思う。

金谷精神療法研究所

所長  真理攫取

2008年12月31日

分析家の独り言 180 (2008年を振り返って / 宣照真理のセラピー日記へ移行のお知らせ)

2009年を振り返って、今年は試練の年だった。

3月に京都から滋賀県大津に引越しをし、新たな土地で環境を変え仕事に取り組んだ。

私の人生の中での大きな転機となった。

自分を試す機会であり、自立と生き直すための大きな一歩となる年であった。

人は生き直すように住み替える。

精神分析をより多くの人に知ってもらいたいと、できる限りブログ(天海有輝のセラピー日記)を書いた。

クライアントの中には、「ブログを全部印刷して読みました」とか、「来る前にブログを全部読んで来ました」という人たちがいて、それがまた私の励みとなった。

また、ラカン精神科学研究所のHPを見たと言って、分析の依頼もいただいた。

クライアントから教えられることも多い一年だった。

クライアントを分析しながら、自分を分析しているようなものだと思うことや、クライアントと共に喜んだり、哀しんだりし、癒されもしたように思う。

自分なりに頑張ったと言えるいい年だった。

来年はさらにもっと向上、発展、成長めざし、残された人生をかけて、人として行けるところまで行きたい。

なお、「天海有輝のセラピー日記」は、インテグレーター名改名に伴い、来年2009年より、「宣照真理のセラピー日記」に移行し、新しくなります。


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宣照真理のセラピー日記

About 2008年12月

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