« 分析家の独り言 168 (子どもに寄り添う) | メイン | 分析家の独り言 169 (12月京都子育て相談室より) »

今週のメッセージ(平成20年11月分)

オールOK!子育て法に掲載した、「今週のメッセージ」11月の過去ログです。

子どもの意思を尊重する(平成20年11月25日)

親は自分の夢や、できなかったことを子どもに託す。
しかし、子どもはこの世に生まれた瞬間から、一個の別人格である。
母親の想いで習い事をさせられたり、子どもが行きたい進路とはちがう、親の願いにかなう進路に進まされたりする。
その子が後に叫ばないわけばない。
例えば、ひきこもりや非行という形で。
親が子どものためによかれと思っても、子どもの意思を尊重することである。
子どもの主体性は子どものものである。
親といえどもそれを奪ってはいけない。

愛と憎しみ(平成20年11月19日)

子どもはお母さんが大好き。
しかし、その気持ちが受け入れられないと(=オールOKされないと)、この愛情が憎しみに変る。
フロイトは、「関心の度合いにおいて、愛と憎しみは同等である」という。
ある小学生、朝学校に出かける前にお母さんに「帰ってきたら、殴る」と言って出かけていった。
この子どもの言葉の意味を考えて欲しい。
 (11月京都子育て相談室より)

子どもは問題を提起する(平成20年11月12日)

両親そろって、子どもの対応法等の相談に来られる。
最初は足並みがそろわず、子どもの問題はさておき、夫婦の関係が浮き彫りになることもしばしばある。
それでも、子どものためにという想いが両親にあれば、子どもは必ず生き返っていく。
日々感じることは、子どもは親や家族に、もう一度家族・夫婦・親子のあり方を問い直す機会を与えてくれる。
取り組めば、必ず乗り越えられ、どんなに困った事象もあってよかったと、肯定できる日がくる。
オールOKした親がいつの間にか、育てられ、成長していく。

母のコンプレックス(平成20年11月03日)

子どもが母親に要求を出すのは、母親を信頼しているからだ。
それが証拠に、隣のおばちゃんや知らない人には言わない。
それを、母親は子どもにこき使われるとか、支配されると思ってしまう。
そうすると、子どもの言いなりになってたまるかと、子どもの要求を拒否してしまう。
そこに母親のコンプレックスがある。
子どもの要求を、「信頼」ととるか、「支配」ととるか、その人なりの意味のつけ方がある。

天海有輝(宣照真理)


ラカン精神科学研究所のホームページ

不登校・ひきこもりに悩む方々へのページもご覧ください

About

2008年12月03日 09:33に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「分析家の独り言 168 (子どもに寄り添う)」です。

次の投稿は「分析家の独り言 169 (12月京都子育て相談室より)」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34