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分析家の独り言 179 (刺青の意味)

若いこたちの間に刺青を入れることが流行のようになっている。

少し前テレビで見たのだが、若いときに刺青をいれた女性が、結婚し母っとなった。

子どもをお風呂に入れたり、プールにつれて行くこともある。

そのときに刺青を入れたことが後悔される。

ひと昔前は、刺青といえばその筋の人がするもので、素人の一般庶民にはあまり馴染みのないものだった。

それが若いこたちが、気軽にかっこいいと思うのか、刺青を入れる。

分析的にいうと、刺青=刻印、マーキング。

子どもは母に抱かれることで、その接触した皮膚に、母に触れられた心地よさがマーキング(印がつけられる)される。

それがもとになり、後に大人になって、皮膚接触を求める。

つまり子ども時代の母とのあの皮膚接触の心地よさを、もう一度異性と味わいたいと肉体交流を求める。

そのマーキングが極端に少ないと、肉体的接触を求めない。

それは彼氏、彼女をつくらない、つくれない、結婚しない、SEXレスになるなどの行為となるだろう。

クライアントのなかにも、「触られると気持ち悪い」という人がいる。

この言葉で、マーキングの具合がわかる。

刺青は痛みと共に皮膚に刻印し、マーキングする。

本来は母に優しく抱っこされて、心地よさや快感がマーキングされるが、刺青は逆にこんなに私は触れられていませんということの表現となる。

しっかり子どもを抱っこしましょう。

人に預けるのではなく、母の皮膚で包むことに意味がある。


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2008年12月28日 11:37に投稿されたエントリーのページです。

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