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2009年7月 アーカイブ

2009年7月 2日

分析家の独り言 240 (不登校・ひきこもり:主体性をもつ)

不登校・ひきこもりの問題で分析や相談室に来られる中で、高校へ行ったが休みがちでこのままでは出席日数が足りなくなり、いずれ留年か退学かになる、どうしたらいいかということがよくある。

こういうとき私が必ず聞くのは、「その高校は子どもさん本人が選んだ学校ですか」ということ。

すると、「いや親がいいと思って勧めました」とか、「私が行かせたかった学校です」という答えが返ってくる。

また「子どもと相談しながら決めました」という方もおられる。

しかしこれもよくよく聞いていくと、子どもと話はしているが、親の意向に子どもを沿わせるような話し方でしかない。

これでは本当の意味で子どもと相談した、話し合ったとは言えない。

特に高校選択は、子どもにとって将来を左右するかもしれない大事な岐路である。

小学校・中学校は義務教育で、公立の学校であれば何も考えなくもみんなが行くからということで行ける。

ところが、高校は本人の成績によって行ける高校が限られたりし、いやでも自分の進路について考えなければならない。

そこで子どもの主体性が問われる。

自分はこれから何がしたいのか、どういう方向に行きたいのか、行くのかなど。

このとき明確な子どもの意思・主体性がないと、簡単に親や周りに流されてしまう。

すると、高校には入学したが行き渋ったり、行かなくなってしまう。

その頃になって親は慌て出す。

何で学校に行かないのか、行けないのか、原因を探し学校や先生・友達、子ども本人のせいだと思う。

好きなこと、したいことがわからず、積極性や好奇心も持てない子どもに育ててしまった自分(親)に目が向くのは最後となるようだ。

それでもそこに気付く人はいいが、どこまでも他人のせいにして自分を振り返らない人もいる。

子どもはそれまで長い年月をかけて、主体性を抹殺され、脆弱な自我しかつくれなかった。

それら日々親の子どもへの対応によるのである。

そのもとには、親自身の養育史上形成された無意識がある。

親もまたその親に自分の意思を尊重され、主体性をもてる育てられ方をしていない。

そこから見直して、子どもが主体性・自我をもてるようになるためのオールOKできる親になってもらう。

自分が戦うべき最大の敵は自分であると気付いていく。

これはカウンセリングとは全く違う無意識を扱う精神分析だからできることである。


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2009年7月 4日

京都分析理論講座日程のお知らせ(平成21年7月)

平成21年7月は下記の日程で分析理論講座をひらきます。

日時 : 7月24日(金) 10:00-12:00
場所 : ひと・まち交流館京都(JR京都駅より徒歩15分)
費用 : 3,000円 (テキスト別途 1冊1,000円)
 
講座内容 : 『心の発達』 -口唇期の心の発達- 乳児の三つの発達段階、分離・固体化の過程

「生後1年間の最初の母との関係の発達過程を三つの段階に分けてみてみよう・・・」(テキストから一部抜粋)

一人でも参加いただけます。

独自のテキストをもとに症例などを入れながら、精神分析の理論をわかりやすく解説します。

子育てする上で、また人間を理解するために役立つ理論です。

子育て中の方、結婚前の方、男女を問わず知っておいて欲しいことがたくさんあります。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

電話:077-558-8766

携帯:090-7357-4540

メアド:lacan_msl☆yahoo.co.jp ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)。


子育て(日常の接し方・不登校・ひきこもり・非行など)の悩み、疑問等ご相談ください。

交通費負担で、出張セラピー・各理論講座・子育て相談室(子育てに関するQ&A)をしています。

詳しいことは電話等にてお問い合わせください。

開催場所:ラカン精神科学研究所(駐車場あり、滋賀県大津市唐崎、JR京都駅から20分)。

依頼があればクライアントの御自宅や最寄の駅周辺の施設(ホテルのロビー、ファミレス)等へ出張が可能です(交通費別途)。


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分析家の独り言 241 (<青少年白書>ニート2万人増の64万人に 高年齢化の傾向)

YAHOO!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090703-00000020-mai-pol より

 小渕優子少子化担当相は3日午前の閣議で09年版青少年白書を報告した。仕事も職業訓練もしていない若者(ニート)が、08年は前年比2万人増の64万人となった。中学、高校時代に不登校だったり中退した人がニートになる傾向が強いことも判明した。白書は「さまざまな支援が必要とされているにもかかわらず(現在の支援が)ニート状態からの脱却に必ずしもつながっていない」と施策見直しの必要性に言及した。

 ニートの年齢別内訳は、15~24歳(低年齢層)が26万人、25~34歳(高年齢層)が38万人。総数は02年以降、62万~64万人で推移しているが、低年齢層は02年比で3万人減ったのに対し高年齢層は3万人増え、いったんニートとなった人が社会復帰できず高年齢化している現状がうかがえる。

 今回は不登校や中退した人の調査を初めて実施。今年2~3月、04年度に高校を中退した人1595人(回答168人)と、中学で不登校だった人480人(同109人)を対象とした。現在ニート状態にある人は高校中退者の20.8%(同年代平均5.9%)、中学不登校者の16.5%(同2.3%)と、いずれも同年代平均を大きく上回った。

 白書は「学校段階でのつまずきが、ニートへつながっている」と分析している。【横田愛】

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ひきこもり、ニートは社会的にも大きな問題と考えられる。

少子化の上に、若者が働かずにいることは、国家財政にとっても見逃せないことであろう。

その対策として、京都府などでは「京都府青少年社会的ひきこもり支援年とワーク」をつくり、府と民間支援団体が協力してひきこもりの問題に取り組んでいる。

京都府ひきこもり支援情報ポータルサイトで京都府の取り組みや各民間支援団体の紹介をしている。

ここにラカン精神科学研究所も支援団体として参加している。


白書は「学校段階でのつまずきが、ニートへつながっている」と分析している、とある。

確かに小・中・高校の不登校からそのまま社会と関わりを持たず、ニートやひきこもりになっていくケースが多い。

ただ、学校でのつまずきのもとには、家庭でのつまずき=養育上のつまずき、つまりは親がどう育てたかに行き着く。

ここから見直していかなければ根本解決にはならないが、国はそこまでわかっているのだろうか。

それとも、わかっていても取り組むには壮大すぎて、どうしていけばいいのかがわからないのか。

小手先の対策をいくらやったところでどうにもならない、ニートもひきこもりも減るどころか、これからますます増加する。

今一度、人間のあり方、心身の成長とはどういうプロセスをたどるのかなど知って、しっかり子育てができる環境を国も協力してつくっていって欲しいものである。


また、不登校に悩む親御さんが集う会は、全国各地にある。

クライアントの中でもそういう会に参加した人がいるし、自分の子どもの問題は解決し、自分の勉強として不登校の親の会に参加しているクライアントもいる。

参加した会でオールOKの話をするが、なかなかお母さん達の耳に届かないという。

そんなに子どものことで苦しいのなら、オールOKという対応法があり、これを実践すれば子どもも親も救われるのにそれが理解されないもどかしさを感じるともいう。

そのまま子どもが学校に行かない、家にひきこもると嘆き苦しい思いをするのか。

それともオールOKすることは母親にとってまた大変で苦しいことではあるが、同じ苦しく辛い思いをするのなら、良い結果に至る方を取るのかは、その人が選択するしかない。

ただ、私としては子どもも親も共に喜び、成長できる理論に基づいた子育て法があることをより多くの方に知ってもらいたいと思い、ここブログでぶつぶつと独り言を書き綴っている(苦笑)。


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2009年7月 6日

第10回那須分析サミットによせて;転移と逆転移

我が師LAKAN精神科学研究所 インテグレーター 惟能創理(いのうそうり) 氏に分析を受け、理論を学んだ仲間が集まり、毎年夏に那須で分析サミット(精神分析研修会)が開かれる。

今年は7月26日(日)、那須町 りんどう湖ロイヤルホテル会議室で、午前10時~午後4時30分まで。
 
日程 : 一部 臨床レポートおよび質疑
            症例1:吉川雅子(宣照真理)
            症例2:金谷章吉 氏
        
     二部 研修会
            議題 『逆転移と転移について』
 
     三部 グループセッション
            ・MRI(mentor's of rookie integrator) の設置について
            ・分科会

個人分析・インテグレーター養成講座を受け、実際にインテグレーター(分析家)として活動している人もいるし、理論を学んだがインテグレーターとして職業化していない人もいる。

私は明確にインテグレーターを目指し、月2回3年間新幹線を使って理論を学ぶために埼玉県にある惟能氏のもとに通った。

あの時迷った末に、理論を学ぶと決めたから今の私がある。

クライアントの中にも、分析理論に興味と持つ人達がいる。

13年前の自分を思い出す。

自分の無知を知り、これは大変なことだと思った。

そして今、子育て相談室や分析理論講座、インテグレーター要請講座で理論をお話している。


また今回のサミットで、私と金谷氏が逆転移の症例を報告する。

逆転移とは、クライアントによって引き起こされるインテグレーター(分析家)の感情反応である。

クライアントに刺激され、インテグレーター(分析家)自身のコンプレックスが露になる。

それが身体化してしまい、職業化した初期には円形脱毛ができたことがあり、今回は、幸い次の日の仕事に支障がでるほどにはならず回復したが、からだが動かなくなり寝込んでしまった。

転移とは、クライアントからインテグレーター(分析家)に向けられるもので、クライアントが本来過去の重要な人物(親)に向けるべき感情をインテグレーター(分析家)に向ける現象である。

転移は、対象へ近づこうとする肯定的で親近的な感情を伴う陽性転移と、対象を回避しようとする否定的で拒否的な感情を伴う陰性転移の2つに分けられる。

私を母親、または恋人とみなして陽性感情をむける男性クライアントは多い。

分析は転移・抵抗・逆転移によって進むといわれ、この精神のダイナミズムがおこる。

分析上、転移・逆転移は外せないテーマの一つである。

今回のサミットではこのテーマについて再度研修・勉強する。


前日25日に東京に入り、普段は遠方であるため電話セラピーをしている関東方面のクライアントと、直接面談し分析ができるよい機会でもある。


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2009年7月 7日

分析家の独り言 242 (子どもの成長を喜べる親になる)

親自身が成長し、成長を楽しみにできることが大事である。

そうでないと子どもの成長を喜べない。

子どもが成長すると、これまでできなかったことができるようになり、だんだん生意気になっていく。

これまで子どもにとって親は絶対的存在で、親の言うこともきいていた。

ところが子どもが思春期になると、親をこけにし、馬鹿にし、母親に対して「くそばばあ死ね」くらいのことは言う。

これを子どもの成長ととらえるか、「なにを生意気な誰のおかげで大きくなってきたと思っているの」と、力で押さえつけてしまうか。

この子どもの生意気な態度に対する親の反応で、これから子どもを成長させられるかどうかが決まる。

子どもが親に反抗するということは、子どもの自我と親の自我がぶつかりあうことである。

したがって子どもの側に自我が育っていなければ、思春期になっても反抗期は来ない。

後に何かしら問題が露呈する子どもの場合、この反抗期がなかったというケースがみられる。

親は子どもに反抗期がなく、いくつになっても親の言うことをよく聞いて、やりやすいいい子だと喜んでいてはいけない。

それは「その子は死んでいます」ということと同じである。

自分を持たず、出さず、親の言いなりなっていて、そのまま社会に出ていけるはずはない。

自分で考え、自分で動けなければ、簡単に自分が他者に乗っ取られペシャンコになってしまう。

人はいくつになっても成長していける存在であると知った。

肉体は老いていく、これは仕方がない。

しかし精神は成長し続ける。

親が成長し続けていれば、子どもの成長を共に喜べる。

親が成長をやめてしまったら、子どもが成長し親である自分を追い越していく恐怖を感じ、子どもの成長を阻むだろう。

こういう親にとって子どもは親を追い越していってはいけないのである。

成長をやめたときから、人は石化していく。

こういう人を頑固という。

本当の親孝行は、親を越える精神の成長を遂げることである。


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2009年7月 8日

分析家の独り言 243 (オールOK:次の世代につなぐ)

あるクライアントの息子夫婦が孫を連れて家に来た。

4歳の女の子と1歳の男の子。

4歳のAちゃんは弟が生まれてから、お母さんを弟にとられいつも我慢している。

Aちゃんのお父さんとお母さんが近くのスーパーに買い物に行ったその間、おばあちゃんであるクライアントと遊んで待っていた。

最初は機嫌よく遊んでいたが、そのうちにぐずり出した。

そんなところにAちゃんのお父さんとお母さんが帰って来た。

そこでクライアントはAちゃんの気持ちを代弁して、「Aちゃんは本当はお母さんに抱っこして欲しいんやろ。でもいつも弟にとられるんやな」と言った。

するとAちゃんは「うん」とうなずく。

「それならほら抱っこしてあげよう、おいで」とお母さんは言ったが、Aちゃんは「いや、いらん」と言う。

本当はお母さんに抱っこしてもらいたい。

でも、自分の気持ちをちゃんと理解してくれてないお母さんに素直に飛び込んでいけない。

4歳にしてこんなに複雑な感情を持ち、反応をするのかとクライアントは思った。

Aちゃんのお父さんとお母さんは、「おばあちゃんはなんでもわかってくれて、甘えられていいな」とAちゃんに言うが、そうではない。

クライアントは子どもの思いと親の思いのズレを、子どもの立場になって修正し、親に子どもを理解するようになってもらいたいと言う。

そしてクライアントは自分のことを思う。

自分は理解してくれる人もなく、いっぱいいっぱいで生きてきた。

自分の生き辛さはどこから来るのか。

自分自身の育ちと、自分がしてきた子育てを振り返る。

答えは自分の中にある。

人を正しくとらえることをして来なかった。

親に「ああしろ、こうしろ」と様々なことを吹き込まれた。

と同時に、自分もまた子どもに吹き込んでしまったことがたくさんある。

それらを修正するためにオールOKする、それは親である自分が変わり続けることでもある。

自分の次の世代が安定して、人として成長するのをみられることは幸せであり、喜びである。

人を育てることは難しい。

子どもが自分の核をつくるには、家庭で両親にどれだけ肯定されるか。

無我夢中でやったオールOKだったが、今つくづくやって良かったとクライアントは言う。

Aちゃんのお父さん(クライアントの息子)が荒れ出したのは12年前、それから4年後分析に出会いオールOKをし始めた。


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2009年7月 9日

分析家の独り言 244 (2009,7月 京都子育て相談室より)

昨日京都での子育て相談室に、生後7ヶ月の赤ちゃんを連れて若いお母さんも参加された。

無条件にかわいいこの時期、自分達の子どもがもう10代、20代になっているお母さん方からは、思わず「かわいい」という声が聞かれた。

と同時に「この頃から我が子を育て直したい」という声もあった(同感)。

何も知らないがために、手探りで一生懸命子育てしたが違っていた。

子どもがどういうふうに発達していくのか、その中で大事なことは何かを知っていたら、親子共にこんなに苦労することはなかっただろうと思う。


そろそろ8ヶ月不安が出てくる頃なので聞いてみたところ、最近になって母親以外の人に抱かれると泣くようになったという。

生まれた頃は、まだ自他未分化で自分も母も世界も渾然一体となった世界に赤ちゃんはいる。

そこから母に世話され、抱っこされることによって、だんだん自分以外の対象がいることに気付き始める。

そして生後8ヶ月前後になると、いつも自分を世話してくれる母を認識し、母以外の人が抱こうとしたり、近づくと泣く。

これが正常な発達である。

しかし、母以外の人が世話したり、抱っこすることが多いと8ヶ月不安はおこらない。

誰に抱かれても平気でいる、こういう赤ちゃんを見て一般の人は「誰に抱かれても笑顔で、いい子ね」というが、精神発達論から言えばとんでもないことである。

それは母がその子に専心し世話していないため、赤ちゃんに良い母が内在化されていないことがわかる。

この赤ちゃんのおばあちゃんが子育て相談室や、分析理論講座で学んだことを、娘である赤ちゃんのお母さんに話をされているので理解されているようだった。

ただ、来春から仕事に復帰することになっていて、どうしようかということだった。

もちろん分析的立場から、仕事より子育てを優先しないと子どもの心は成長しないといえる。

子どもにすれば、母親は自分より仕事を取ったということになり、結果、後になって欠けた時間とそのために失った子どもの心の成長を埋め合わすには大変な時間と労力がかかる。

お母さんも、「我が子がかわいく仕事に復帰して手放すのは辛い」と言われるので、子育てをとる方向で行くと言われた。

お金や物に変えられない子育ての重要性を理解される方が少ない中、良かった思うとともに嬉しかった。

働くこと、お金をもうけることそれはそれで必要なことでもあろうが、子育てより優先することではない。

働くお母さん方には怒られるだろうが、母とは何か、母親の重要性、本来の役割をこれからも私は訴えていく。

今の日本の社会の在り方とは逆行するだろうが、本当のことは何なのか、何を人として親として母親として大事にしなければならないのかを伝えていく。


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京都 子育て相談室(旧 母親教室)日程のお知らせ(平成21年8月)

日 時 : 8月11日(火) 10:30-12:30

場 所 : ひと・まち交流館京都(JR京都駅から徒歩15分)  

参加費 : 1,000円(1回:2時間 完全予約制 電話等にて連絡してください)

子どもさんの年齢に関係なく、子育てに関しQ&A方式で相談会を開催しています。

日常の些細な事から、不登校、ひきこもり、非行、神経症など様々な悩み、問題に答えます。

興味関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

電話:077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯:090-7357-4540

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2009年7月11日

今週のメッセージ(平成21年6月分)

オールOK!子育て法に掲載した、「今週のメッセージ」6月の過去ログです。

健康な自己愛(平成21年06月27日)

健康な自己愛を育てるには、承認と称賛により自己価値・自己肯定感・自信をもつことである。
クライアント達は、育つ過程で親に褒められたことがないとよく言う。
すると、自分の価値がわからず、人からの評価を気にする、求める。
自己否定感を持っているため、自分は駄目だと思っている。
自信がなく、失敗を恐れて新しいことにチャレンジすることができない。
または、卑小な自己愛を過大補償するために、肥大した自己愛を持っている。
これには現実の裏付けがないため、何かあれば簡単にしぼんでしまう。
これら子ども時代からの親の対応によって決まる。

家庭にある虐待(平成21年06月19日)

家庭の中で虐待が起きる。
それはあからさまな暴力だけではなく、言葉の暴力もある。
適切な世話をせず放っておくいわゆるネグレクトもそうである。
広い意味でとらえるなら、程度の差はあれ、オールOKしない限り子どもは多かれ少なかれ虐待されたと同じといえる。
~をしたい、~が欲しい。
それら自然な子どもの欲求に応えないこともである。
否定され、拒否され、無視され人は病んでいくのではないか。

親も傷ついている(平成21年06月11日)

子どもに日々接っし、子育てする親自身が多かれ少なかれ傷ついている。
その傷や、欠けたものを修復し、癒すことなく、子どもを育てるのは至難の業である。
親の親からコピーされたものを、また子どもにコピーしていく。
下の代に行くほど欠けたものが何乗にもなって、欠損がますます大きくなる。
そうして遂に、子どもは悲鳴をあげる。
そこでやっと世代連鎖されたマイナスの足らないものに気付く。
それに取り組むか、それでもそのまま突っ走るか。
ピンチをチャンスに変えるか、ピンチを大ピンチにするか、分かれ道に立つ。

程よいバランス(平成21年06月05日)

子どものことを思わない親はまずいない。
しかし、子どもを育てる中で、親の価値観やコンプレックスが如実に現れる。
勉強できることが大事、躾けることが大事、元気でさえいてくれればいいという親もいる。
それぞれほどほどにあるのはいいが、極端に偏り他の事が欠け落ちてしまうことが多い。
人間としてのバランスをほどよくもつことである。
程よい母親が育てない限り、ほどよいバランスをもった子どもは育たない。

宣照真理(天海有輝)


過去の今週のメッセージは、宣照真理のセラピー日記天海有輝のセラピー日記 分析家の独り言に掲載しています。

分析家の独り言 245 (子どもにオールOKすることは親が育つこと)

娘に「日傘が欲しいので買いにいく、一緒に来て」と言われ、仕事帰りに京都で待ち合わせて付き合った。

四条を回り、最後に立ち寄った京都伊勢丹で、やっと娘が気に入った日傘があった。

しかし困った。

折りたたみ式のは黒、そうでないほ方は紺色。

娘が使いやすいのは折りたたみ式ではない方だが、色は黒がいいと言う。

もう売れてしまって、これ以外にはない言われた。

そこで娘は悩み出した。

黒と紺の日傘を私に差させて見る。

今度は娘が自分で差して鏡に映して見る。

これを延々と繰り返す。

店員さんが入れ替わり立ち代り、「いかがですか」と聞きに来る。

そのうちに店員さんも来なくなった。

小一時間ほど迷っただろうか。

正直言えば、「どっちでもいいんじゃない」と思うが、それは絶対に口にはできない。

娘は真剣だから。

とにかく娘は迷いに迷い、それに付き合った結果、娘が使いやすいと思う折りたたみ式でない紺色の日傘を買い求めた。

帰ったらご飯の準備をしなければならないし、できれば早く切り上げたかったが、娘に付き合ってよかった。

家に帰って「付き合ってくれてありがとう。納得がいった」と娘が言った。

もし私がひと言でも要らないことを言って、娘が充分迷えず妥協することになっていたら、家に帰ってきてもまだ「あっちがよかったんじゃないか」と言っていただろうと思う。

クライアントの中にも、子どもと買い物にいくとどれを選ぶか決められず迷う、それに付き合うのがしんどい、嫌だという人がいる。

ああ、そのクライアントの気持ちわかる。

そこには、親である自分自身が、その親にこれほど付き合ってもらったことがない。

子どもである自分が親に付き合わされたことは山のようにあっても。

子どものためにお金を使い、子どものために自分の時間を使い、子どもが喜ぶ顔を我が喜びとし、幸せを感じられたとき、親もまた成長している。

そこに過去子ども時代に叶えられなかった欲望と、今目の前で満足した子ども=自分の二つを冷静にみている私がいる。

オールOKして子どもを育てることは、親が自分を育てることになる。


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2009年7月13日

分析家の独り言 246 (オールOKの難しさ)

子育て相談室で、「自分の子どもが不登校をしてるい間も母親教室(当時の子育て相談室の名称)をしていて、教室に来るお母さん達にオールOKしてくださいというのは辛くなかったか」と質問された。

「当然当時は辛かったです」と答えると、「そうは見えなかった」と言われた。

内心、人にはオールOKしてくださいと言いながら、自分の子どもが不登校をしている。

「オールOK出来てないから不登校になったんでしょ、自分も出来てないのに人にそれを言うのか」と言われそうな気がした。

実際に、我が師惟能氏に「自分の子どもが不登校で、私がまだオールOKをできていないのに、教室や分析で子どもにオールOKしてくださいと言っていいんでしょうか」と聞いた事があった。

惟能氏はひと言「いいんです」と言った。

今から思うと、オールOKを言い続けたことは辛かったが、そのことで自分が鍛えられ、励まされ、支えられたと思う。

子どもの非行で大変なお母さん達の話を聞きながら、オールOKの話をするのだが、そのときの私は私以上に大変な非行の子どもに対応しているお母さん達がなんとかオールOKしようと頑張っているのだから、私がしなくてどうするのと思った。

それが私の励みとなった。

分析という仕事があったお陰である。

えらそうに人に言うのだから、まず自分がしっかり子どもにオールOKしなとダメだと。

ただ、オールOKするのは私にとっては至難の業だった。

頭では「いいよ」と言い、子どものいう通り動こう、それを理論的にも理解しているはず。

それでもいざ子どもを目の前にすると「ダメ」と言ってしまい、子どもが何か要求してくると「またか」と顔が歪んでいただろう。

この葛藤に何年悩んだことだろう。

自分に欠けたものの大きさを思う。

クライアント達に、「オールOKしてください」と言っても、なかなか出来ないのもわかる。

それでもあきらめずにオールOKするか、やりたくないとオールOKをしないのでは大きく道が別れる。

子育てに悩み分析にまで来ていても、撤退していく人はいる。

やっと今から自分と向き合ってこれからというときに辞めていくクライアントもいる。

ここまで来たのに残念と思うが、無理に引きとめはしない。

中には一旦休んだり辞めても、復帰してくる人もいる。

動機のないところに分析はありえないし、分析を受けるかどうかはクライアントが自分の意思で決めること。

子育てに限らず、分析によって自分と向き合い、自分を知っていくとこが健康な精神を得、幸せへの道であることは確かである。


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分析家の独り言 246 (オールOKの難しさ)

子育て相談室で、「自分の子どもが不登校をしてるい間も母親教室(当時の子育て相談室の名称)をしていて、教室に来るお母さん達にオールOKしてくださいというのは辛くなかったか」と質問された。

「当然当時は辛かったです」と答えると、「そうは見えなかった」と言われた。

内心、人にはオールOKしてくださいと言いながら、自分の子どもが不登校をしている。

「オールOK出来てないから不登校になったんでしょ、自分も出来てないのに人にそれを言うのか」と言われそうな気がした。

実際に、我が師惟能氏に「自分の子どもが不登校で、私がまだオールOKをできていないのに、教室や分析で子どもにオールOKしてくださいと言っていいんでしょうか」と聞いた事があった。

惟能氏はひと言「いいんです」と言った。

今から思うと、オールOKを言い続けたことは辛かったが、そのことで自分が鍛えられ、励まされ、支えられたと思う。

子どもの非行で大変なお母さん達の話を聞きながら、オールOKの話をするのだが、そのときの私は私以上に大変な非行の子どもに対応しているお母さん達がなんとかオールOKしようと頑張っているのだから、私がしなくてどうするのと思った。

それが私の励みとなった。

分析という仕事があったお陰である。

えらそうに人に言うのだから、まず自分がしっかり子どもにオールOKしなとダメだと。

ただ、オールOKするのは私にとっては至難の業だった。

頭では「いいよ」と言い、子どものいう通り動こう、それを理論的にも理解しているはず。

それでもいざ子どもを目の前にすると「ダメ」と言ってしまい、子どもが何か要求してくると「またか」と顔が歪んでいただろう。

この葛藤に何年悩んだことだろう。

自分に欠けたものの大きさを思う。

クライアント達に、「オールOKしてください」と言っても、なかなか出来ないのもわかる。

それでもあきらめずにオールOKするか、やりたくないとオールOKをしないのでは大きく道が別れる。

子育てに悩み分析にまで来ていても、撤退していく人はいる。

やっと今から自分と向き合ってこれからというときに辞めていくクライアントもいる。

ここまで来たのに残念と思うが、無理に引きとめはしない。

中には一旦休んだり辞めても、復帰してくる人もいる。

動機のないところに分析はありえないし、分析を受けるかどうかはクライアントが自分の意思で決めること。

子育てに限らず、分析によって自分と向き合い、自分を知っていくとこが健康な精神を得、幸せへの道であることは確かである。


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福岡出張のお知らせ(平成21年7月)

毎月1回、福岡出張セラピーを行っています。

平成21年7月の出張は以下の予定です。

日 時 : 7月17日(金)、18日(土)

場 所 : 地下鉄天神駅周辺(詳しいことは電話等にてお問い合わせください)

分析料 : 10000円 (プラス交通費2000円)

福岡近郊で分析を希望される方、おられましたらご連絡ください。

ひきこもり等により、外出が困難な場合は、お宅への出張セラピーを行います。

遠方への出張であるため、福岡でのクライアントの方には分析料プラス2000円の交通費の負担をお願いしています。


同時に、子育て相談室インテグレター養成講座も開いています。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へお問い合わせください。

℡ 077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯℡ 090-7357-4540

メアド:lacan_msl☆yahoo.co.jp ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策


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大阪出張セラピーのお知らせ(平成21年7月)

JR大阪駅周辺にて出張セラピーを行います。
  大阪方面で、個人分析、各種講座、相談室等希望の方おられましたら、ご連絡ください。

日時 : 7月21日(火) 

場所 : 大阪梅田駅周辺(詳しくはお問い合わせください)


また、二入以上のグループであれば、子育て相談室(母親教室)も開きます。

講座はお一人からでも開きます(ただし一人の場合は1時間)

詳しくは電話またはFAX、メール等で連絡ください。

いずれも完全予約制となっています。

電話 077-558-8766  携帯電話090-7357-4540

メアド:lacan_msl☆yahoo.co.jp ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)

詳しくはホームページを参照ください。


ラカン精神科学研究所のホームページ


東京出張セラピーのお知らせ(平成21年7月)

7月26日那須で行われる分析サミット参加のため、25日(土)東京に立ち寄り直接面談による分析を行います。

分析希望の方おられましたら連絡お待ちしています。

日時 : 7月25日(土)

場所 : JR神田駅周辺(詳しくはお問い合わせください)

また、二人以上のグループであれば、母親教室も開きます。

理論講座についても、ご相談に応じます。

詳しくは電話またはFAX、メール等で連絡ください。

いずれも完全予約制となっています。

電話 077-558-8766  または050ー3767-6283

携帯電話090-7357-4540

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詳しくはホームページも参照ください。


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2009年7月16日

分析家の独り言 247 (人として成長し続ける)

クライアントは子どもの問題からオールOKをして、自分と向き合っていく。

そして自分の変化に気付く。

駅や電車の中でアベックを見る。

この暑いのに人前でそんなにくっついて、何を考えてる。

以前は怒鳴りつけてやっりたい気分になったという。

ところが分析により、自分を見つめるうち、自分は人に甘えるということが無かった。

悲しいかな、人に甘えるということがわからない。

きっと人前でくっついているアベックは、自分にはわからない甘えるということが出来た人たちなんだろうと思う。

そう、親に甘えたいのが子どもである。

子どもは親に甘えと依存を充分満たされて、自立していく。

ところが、親に子どもの甘えを受け入れ、子どもを甘えさせることが出来なければ、子どもは自分の甘えたい気持ちをあきらめ、無意識下に押し込めるしかない。

そして自分には甘えたいなどという気持ちはないと思って生きていく。

しかし、自分があきらめ抑圧した欲望を他者(甘え合うアベック)に見たとき、心は冷静ではいられない。

甘え合うアベックに出会うと、自分もそうして母に甘えたかった理想的自分と、そうは出来なった悲しい自分の二つが同時に浮かび上がる。

そこに羨望と攻撃性がある。

自分に甘えるということが体験できず、それが欠けたものだという自覚ができると、ものの見方が変わる。

以前のように攻撃性だけが露になり、怒鳴りつけてやりたくなるのではなく、それが自分にはなかった、だからこそ今からでもそれを得ようと動き出す。

それを「自分にないものを自分の要素として加えようと思った」と表現した。

そして、一番理解すべきはパートナーである夫かもしれないに至った。

この相手を理解し成長させることが出来れば、自分が人間になれるかもしれない。

この相手を幸せにするとこが出来たなら、かなりの人と関わりを持てるだろうと。

相手がどうであれ、自分が変化し続けることクライアントは言う。

その通りである。

相手のせいにするのではなく、自分を変化させ成長させる。

そして、自分に足りないものを知って、それを体験し得ていくこと。

これを死が訪れるその瞬間まで追い続け、獲得していくと私は決めた。

どこまで行けるか、私に残された時間はそう多くはない。

10年後、20年後、30年後の自分が楽しみである。

クライアントとともに互いの成長を喜べることは幸せである。


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2009年7月21日

分析家の独り言 248 (7月福岡出張より)

ラカン精神科学研究所のホームページや各サイト、ブログを見たと電話連絡いただき、分析の予約をとられるケースが増えている。

クライアントとなる人たちは、子育て(不登校・ひきこもり・ニート・非行等)の悩みや、自分自身、夫婦、家族の悩み問題をどこに相談し治療していけばいいのかがわからないように思う。

そんな中、ホームページを見られたのだろう福岡出張を知って、福岡での分析依頼があった。

福岡のベットタウン的存在と言われる、前原のクライアントのお宅へ出張した。

福岡天神から、JR筑紫線に乗り30分余りで着いた。

以前には太刀洗に行ったこともあり、福岡にも詳しくなってきた。


クライアントはみなそうだが、今の悩みや問題を解決したい。

しかし、本当に解決し治るのか半信半疑である。

分析にたどり着くまでに、クライアントなりにいろいろなところへ足を運び、治療を受けてきた人もいる。

そこではクライアントが望んだような効果・結果が得られなかったため、ネットで検索し、当研究所のホームページ等を見て連絡をいただく。

精神分析とはどういうもので、私が何者で、信頼にたるかどうかは、私がホームページ等で情報を発信し表現したもので、クライアントが判断してくれているのだろうと思う。

そのためにも、月刊精神分析やオールOK子育て法などのサイトをこれからも充実させ、ブログ(宣照真理のセラピー日記)を書き続けていく。

クライアントの中にも、「ブログ(セラピー日記)を読んでいます」という人たちがいて、「楽しみにしています」という声も聞かれる。

分析を受けながら、分析と分析の間、クライアントは自分なりに様々なことを振り返り、考える。

そんなとき、私の体験やクライアントの分析する中で感じたことを書くことが、また何かの参考になるのなら、それはそれで意義のあることと思う。


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2009年7月25日

福岡出張のお知らせ(平成21年8月)

毎月1回、福岡出張セラピーを行っています。

平成21年8月の出張は以下の予定です。

日 時 : 8月6日(木)、7日(金)

場 所 : 地下鉄天神駅周辺(詳しいことは電話等にてお問い合わせください)

分析料 : 10000円 (プラス交通費2000円)

福岡近郊で分析を希望される方、おられましたらご連絡ください。

ひきこもり等により、外出が困難な場合は、お宅への出張セラピーを行います。

遠方への出張であるため、福岡でのクライアントの方には分析料プラス2000円の交通費の負担をお願いしています。


子育て相談室インテグレター養成講座も開きます。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へお問い合わせください。

℡ 077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯℡ 090-7357-4540

メアド:lacan_msl☆yahoo.co.jp ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策


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京都分析理論講座日程のお知らせ(平成21年8月)

平成21年8月は下記の日程で分析理論講座をひらきます。

日時 : 8月24日(月) 10:00-12:00
場所 : ひと・まち交流館京都(JR京都駅より徒歩15分)
費用 : 3,000円 (テキスト別途 1冊1,000円)
 
講座内容 : 『心の発達』 -口唇期の心の発達- 乳児の三つの発達段階 (3)対象関係の段階 から

「生後三ヶ月くらいになると、乳児は人の顔に対して特別な反応を示すようになる・・・」(テキストから一部抜粋)

一人でも参加いただけます。

独自のテキストをもとに症例などを入れながら、精神分析の理論をわかりやすく解説します。

子育てする上で、また人間を理解するために役立つ理論です。

子育て中の方、結婚前の方、男女を問わず知っておいて欲しいことがたくさんあります。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

電話:077-558-8766

携帯:090-7357-4540

メアド:lacan_msl☆yahoo.co.jp ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)。


子育て(日常の接し方・不登校・ひきこもり・非行など)の悩み、疑問等ご相談ください。

交通費負担で、出張セラピー・各理論講座・子育て相談室(子育てに関するQ&A)をしています。

開催場所:ラカン精神科学研究所(駐車場あり、滋賀県大津市唐崎、JR京都駅から20分)。

依頼があればクライアントの御自宅や最寄の駅周辺の施設(ホテルのロビー、ファミレス)等へ出張が可能です(交通費別途)。


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分析家の独り言 249 (7月京都分析理論講座より)

7月京都分析理論講座を昨日開いた。

自身が分析を受け、理論も学びたいといわれるクライアント達が参加した。

乳児の三つの発達段階の
(1)対象のない段階(微笑)
(2)前駆的対象の段階(無差別微笑)   まで解説した。

次回は
(3)対象関係の段階(8ヶ月不安)   からとなる。

理論を話しながら、実際に子どもさんたちにオールOKをしてもらっているクライアント達なので、症例を紹介したり、実際オールOKをしていく中での苦労、最近の子どもの様子などを話し合いながら進めた。

理論を話しながらも、参加されるクライアントの状況に合わせて話す内容を考えている。

また、クライアントから質問が来ることもあり、私の体験を話すこともある。


オールOKすることはたやすいことではない。

私も子どもにオールOKしたが葛藤の毎日だった。

頭ではわかっていても出来なくて、「ダメ」と言ってしまい、あとでしまったと思うその自分にまた落ち込むということが続いた。

それでも、オールOKしなかったら、自分と同じ子をつくるだけ。

同じ想いを子どもにさせることは絶対に避けたい、その一心だった。

先祖代々続いた悪しき心の伝統を書き換えるのが、なぜ私なのかと思った。

私の前の代の親が気付いてしてくれたら、私は子どもの立場でオールOKしてもらい楽だったのに。

または、子どもが気付いて子どもの代で書き直してくれたら、私は私の親のように自分が正しいと思い込み、子どもを思い通り動かしそれで生きていけた。

それが何の因果か、私が一番しんどい役をすることになった、間違いに気付いてしまったがゆえに。

どこかで改革しなければこのままでは行けない、それが私に与えられた使命なら甘んじて受けるしかないと覚悟を決めるしかなった。

それでもここまでくれば、やってよかったと思える。

逆に取り込まなかったなら、今の自分は居ないし、命もなかっただろう。

自殺か、事故死か、病死か・・・いずれにしても自己破壊のスイッチが入っていただろう。

子どもにお金や物としての財産を残すより、健康な心を残したいと思った。

お金や物は一瞬で無くしてしまう。

しかし、健康な精神=自己肯定感、価値、自信、信頼、絆、安心と安全、好きなことを見つけ突き進むこと、自立・・・等等 は失いようが無い。

それはお金では買えない親が残せる財産であると思った。

私はどんなにきつくても、途中で分析をやめようと思ったことはなかった。

なりたい自分、自我理想を描き続けられたからだ。

気がつけば分析に入って、まる15年が過ぎた。


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2009年7月27日

分析家の独り言 250 (2009 第10回那須サミットより)

7月25日(土)から東京に入り、いつもは電話セラピーをしている東京周辺のクライアントと一年ぶりに、直接面談による分析をした。

翌日26日(日)那須に向かい、分析サミットに参加してきた。

逆転移について症例レポートとして、私宣照真理と金谷氏が発表し、惟能氏が「転移と逆転移」について講義した。

MRI(mentor`s of rookie integrator:新人インテグレーターの支援者)の設置について惟能氏から提案があり、その後クループセッションとなり、3グループに分かれ、各グループで話し合いが持たれた。

私は第2グループの進行役となった。

サミット参加者は、惟能氏の分析とインテグレーター養成講座を受けた人たちで、実際にインテグレーター(分析家)として活動している人、これからやろうとしている人などである。

インテグレーターとして活動している者の中にも、経験を積み重ねた人や、やり始めた人など様々。

養成講座で理論を学んだが、そのあとインテグレーターになる、ならないは自由。

受講した人が全てインテグレーターになるとは限らない。

自分に必要ということで、理論を学ぶという人もいる。

中には、2度目のインテグレーター養成講座を今受けているという人もいた。

私も時間と経済的に許されるなら、もう一度養成講座を受けてみたい。

その彼いわく、1回目とまた全然違う形で聴けるという。

その感覚はわかる。

例えば同じ分析理論の本でも、1年前に読むのと、今読み返すのでは理解度が違う。

また新しい発見やより深い理解が得られ、日々勉強はかかせない。

また、私は13年前、京都から新幹線で東京まで行き、更に高崎線で1時間かけてインテグレーター養成講座に通った。

時間と共に、講座料とそれ以上に新幹線代が高く付いた。

そのため私はもとを取らなければ、これだけのお金をかけたのだからと、一言一句もらすまいと思った。

惟能氏の了解のもと、講座をテープにとり、さらに家でその録音テープを文章におこした。

膨大な量である。

ことあるごとにこのノートを開き、理論を読み返す。

時間を割き、自腹(お金)を払うことの意味がここにある。

分析においても受ける側の心次第で、千円払う人は千円の価値が、例えば百万円払う人には百万円の価値がある。

分析する側は同じように分析しても、受ける者の真剣さが違う。

お金払うからこそ真剣に取り組み、それだけのものをクライアントは得て帰る。

分析は時間と料金と場所を決め、その枠内で行われる。

1時間1万円が高いか安いかは、クラインとが決めること。

その価値を見出した人たちがクライアントとしてインテグレーターのもとに分析を受けに通って来る。

時として私はクライアントとして自分を分析され(教育分析、個人分析)、インテグレターとしてクライアントを分析する。

インテグレーターとして、クライアントより自分のコンプレックスを意識化していなければ、クライアントの無意識はわからない。

自分をより深く知り理論を極めていく、これが私のクライアントに対する誠意である。


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2009年7月28日

金谷氏今月のメッセージ (平成21年7月)

(以下は分析家仲間の金谷氏のHPにある金谷氏の今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。)

                 テーマ 『精神分析とは?』

  ホームページやタウンページを見て知り、問い合わせをしてこられる。

答えはいつも同じ「言葉で治療します。」と答える。しかし、漠然としていて理解に苦しむ。

 ちなみに日本では学校生活や日常生活の中で、精神分析と言うものにふれる事はまったく無い。それに比べて欧米では、サイコセラピーをほとんどの国民は知っている。

アメリカでは、大統領も問題があれば受ける。そして、受けた事を堂々と発表する。
では、言葉で治療するとはどういう事か説明をしたい。

人間は生まれた時は言葉を持っていない。認識力も無い。言葉は自らの中から出てくるものではなく、外界から摂取するものである。

問題は摂取するのは良いが悲しい事に摂取するそのものが「良いか?悪いか?」「必要か?そうでないか?」「正しいのか?間違っているのか?」という事を識別する力が備わっていない。その事が非劇を生み出す。

目の前のものをそのまま、聞いたものをそのまま内に取り入れてしまう。それがどんな形で自分の内に存在しているかも知らず。

悩みを持ってこられた時、よく事情を聞くと語られるのは意識上での事で有り、自分も分かっている。しかし、あくまでも状況説明だけで、何故こうなったのか、どうすればいいのかまったく分からない。

人間は生きてきたのは、幼少期から今日までの積み重ねである。そのどこかに原因が潜んでいる。それを語り合いながら見つけていく。

そこには巧妙に仕組まれた言語の世界がある。

最初に申し上げたが言葉は自分のものではない。そして、それを認識出来ない。上手く使う事も出来ない。

だが、人間の感覚機能は産まれた時と大人になった今も変らない。

大人になって嫌な事に出会えば避ける事も出来るし言い返すことも出来る。自らを納得させて収める事も出来る。それが出来るから傷つく事も少ない。

だが、子供時代はそうはいかない。言葉と状況が理解できないが故にこういうことが起きる。母親は子供の事が嫌いなはずは無い。大切に思わない事も絶対にない。

 子どもを育てていく中で母親は子どもに関わる事だけではなく、主人の事・家族の健康管理・自分自身の事と、外から見てる程楽ではない。

そこに分けの分からない子どもが色々要求して来る。それを重要な事、必要な事などと聞き分けて対応していく。

大人の常識から、子どもを後まわしにしなければならない時がある。その時十分に子どもに納得させる事をせず、あっちへいってなさい!今忙しいから!そんな事は後で!何をわけのわからない事言ってるの!と排除してしまう。

母親としては別にそんな悪い事をしたと言う自覚はない。しかしながら悲しい事にそう扱われると、子どもは「自分は嫌われているんだ」自分なんか要らないんだと感じてしまう。

 自分の心の内に「自分はいらない子、必要の無い子、嫌いな子」と言う言葉を刻み込んでしまう。

非常に辛く哀しい事なので、意識上に持ちこたえる事が出来ず、無意識の世界に送り込み安定をはかってしまう。

この無意識に送り込んだものは完全に消滅したわけでなく、いつも自分のそばで存在している。これが何かの切っ掛けがあれば意識の世界に飛び出してくる。

これが悩み苦しみとなって意識の世界に現れる。言わば知らない言語に苦しめられるのである。

意識して作った言語ではなく、子ども時代にそう感じてしまった事をその時の言葉で書き込んだのである。

大人になればより一層、言葉の意味が分かるので完全にそうだと決定付けてしまう。

フロイトはこれを事後性による意味づけと言った。子供時代に仕方なく作らされた言語を書き変えない限り、一生その言語に突き動かされていくのである。

時には、それが一生を左右する原因になっている事もある。

精神分析は悩み苦しみの原因になっている「言葉」を、夢分析を使いながら解明していく。

夢は確実に表現してくる。分析が行き届かなければ、分析されるまで何度も姿を変えて現れる。

 又、原因になるものは一貫して繰り返し表現する。最後は自分自身でその言葉に出会う。

その言葉と原因が分かれば解決する。一般には分析に来なければならない人は、おかしな人、病気の人、だと思っている人達がほとんどである。

それは大きな間違いである。悩みや苦しみを表現する人は、正常であるからこそ正直に表現するのである。

悩み苦しみなど感じない、感じててもそのまま放置している人の方が異常者だと申し上げたい。

常識や他人のわけの分からない言葉や先入観を捨てて、自らの心の内に目を向けると新たな自分に出会う事が出来る。

世の中にはインターネットに精神分析の悪口を書き込んでいる人がいるが、この人達は精神分析を受けたことが無い人か、都合が悪くなり逃げ出した人達である。

自信をもってそう言える。何故ならば自分が受けて今は、分析する側に立ち両方を味わった時、人間のすばらしさに出会い最高の感動を得たからである。今は幸せだからである。
所長  真理攫取

金谷精神療法研究所

ラカン精神科学研究所 のホームページもご覧ください

参考:月刊精神分析09年05月号 特集 精神分析家をえらびますか?

2009年7月29日

分析家の独り言 251 (千葉市の母娘殺害・連れ去り事件)

千葉市花見川区の団地で店員豊田愛子さん(61)が殺害され、次女智美さん(22)が連れ去られた事件で、仲田敬行容疑者(28)が逃亡先の沖縄で、智美さんと海水浴や水族館など観光地巡りをした詳細な足取りが26日、タクシー運転手の証言で分かった。

運転手は「2人は口数は少なかったが、カップルにしか見えなかった。でも、保護された直後、智美さんはほっとした笑顔を浮かべていた」と語った。

また、千葉北署捜査本部によると、栃木県内で見つかった逃走車両から、団地付近で見つかったものとは別の刃物が見つかった。智美さんは「脅された」と話しており、車内で仲田容疑者が刃物で智美さんを脅していたとみている。

(http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009072601000506.html より抜粋)

保護された智美さんは、母親の殺害現場を目撃し「逃げたら危害を加えられると思った」と話している

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この事件を聞いて、智美さんは逃げようと思えば逃げられたはずなのに、なぜ仲田容疑者から逃げなかったのかと不思議に思った人たちもいるだろう。

人間の心理とは複雑なもので、知美さんは自分の母親が仲田容疑者に危害を加えられた現場を見ただろう。

母親が死に至たり、仲田容疑者に抵抗したり、逃げたなら自分に対しても同じことがおこるかもしれないという恐怖を抱いたはずである。

この恐怖は強烈なもので、見えない手錠で知美さんを縛る。

例え逃げても、自分を探し出し、今度は自分が殺されるかもしれない。

警察も自分を守ってくれる保障はない。

恐怖によって、人を奴隷化し自分の言うことを聞かせるとが出来る。

被害者(智美さん)その人に直接的に脅したり危害を加るのと同じくらい、別の人(母)への脅しや危害を見せ付けることは効力がある。

それはその暴力や危害がいつ自分に向かうかもしれないという恐怖である。

人はこれに縛られ、奴隷化されていく。

犯人の言いなりになり、動くしかない=これが智美さんが「逃げたら危害を加えられると思った」、「楽しそうにしていないといけないと思った」という言葉に表れている。

こうして被害者は犯人の心理的支配下に置かれる。

奴隷化とは、完全受身性にし、被害者が一切自ら考えて動くという能動性を許さない、全面降伏させること。

そこには被害者に絶対的無力感がともなう。

自らが何かを考え行動することが無くなり、言いなりとなる。

この状態に置かれたと感えられる。

だから逃げられる状況にあっても、逃げられないのである。

智美さんの受けた心の傷(PTSD)が今後心配される。

回復には、援助者と時間がかかるだろう。


これは家庭における虐待についても同じことが言える。

あからさまな虐待でなくても、日常的に親から子にそれとは気付かれないうちに起きていることがある。


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2009年7月31日

メール相談振込み方法変更のお知らせ

これまでメール相談料の振込みは、月末にその月の相談料を指定の郵貯銀行または新生銀行口座に振り込んでもらっていましたが、今回振りこみ方法を一部変更しました。

変更箇所 : 初回のみ先に振込みしていただいたあと、こちらから相談メールに返信します。

2回目以降は今まで通り、月末にその月の相談料を指定の郵貯銀行または新生銀行口座に振り込みください。

ラカン精神科学研究所のホームページの「メール相談」では、すでに変更をお知らせしています。


これまで、メール相談を寄せられる方を信頼し返信していましたが、メール相談が増えると共にメール相談料を振り込みされない方が出てきました。

実際に子どもの問題でメール相談された方に返信したにも関わらず、1ヶ月2ヶ月たっても振込みはなく、振込み依頼のメールを送っても振り込まれることはなく、相手から何らかのメールも返ってきませんでした。

更に1ヶ月ほどして再度振り込み依頼のメールをいれましたが、相手のメールアドレスが消されて、私のメールが戻ってきました。

いろいろな人がいるのだとあらためて思うと共に、いろんな意味で残念に思いました。


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今週のメッセージ(平成21年6月分)

オールOK!子育て法に掲載した、「今週のメッセージ」6月の過去ログです。

健康な自己愛(平成21年06月27日)

健康な自己愛を育てるには、承認と称賛により自己価値・自己肯定感・自信をもつことである。
クライアント達は、育つ過程で親に褒められたことがないとよく言う。
すると、自分の価値がわからず、人からの評価を気にする、求める。
自己否定感を持っているため、自分は駄目だと思っている。
自信がなく、失敗を恐れて新しいことにチャレンジすることができない。
または、卑小な自己愛を過大補償するために、肥大した自己愛を持っている。
これには現実の裏付けがないため、何かあれば簡単にしぼんでしまう。
これら子ども時代からの親の対応によって決まる。

家庭にある虐待(平成21年06月19日)

家庭の中で虐待が起きる。
それはあからさまな暴力だけではなく、言葉の暴力もある。
適切な世話をせず放っておくいわゆるネグレクトもそうである。
広い意味でとらえるなら、程度の差はあれ、オールOKしない限り子どもは多かれ少なかれ虐待されたと同じといえる。
~をしたい、~が欲しい。
それら自然な子どもの欲求に応えないこともである。
否定され、拒否され、無視され人は病んでいくのではないか。

親も傷ついている(平成21年06月11日)

子どもに日々接っし、子育てする親自身が多かれ少なかれ傷ついている。
その傷や、欠けたものを修復し、癒すことなく、子どもを育てるのは至難の業である。
親の親からコピーされたものを、また子どもにコピーしていく。
下の代に行くほど欠けたものが何乗にもなって、欠損がますます大きくなる。
そうして遂に、子どもは悲鳴をあげる。
そこでやっと世代連鎖されたマイナスの足らないものに気付く。
それに取り組むか、それでもそのまま突っ走るか。
ピンチをチャンスに変えるか、ピンチを大ピンチにするか、分かれ道に立つ。

程よいバランス(平成21年06月05日)

子どものことを思わない親はまずいない。
しかし、子どもを育てる中で、親の価値観やコンプレックスが如実に現れる。
勉強できることが大事、躾けることが大事、元気でさえいてくれればいいという親もいる。
それぞれほどほどにあるのはいいが、極端に偏り他の事が欠け落ちてしまうことが多い。
人間としてのバランスをほどよくもつことである。
程よい母親が育てない限り、ほどよいバランスをもった子どもは育たない。

宣照真理(天海有輝)

過去の今週のメッセージは、宣照真理のセラピー日記天海有輝のセラピー日記 分析家の独り言に掲載しています。

分析家の独り言 252 (分析の回数と気付き、変容)

通常分析の回数は、理想的には1週間に1度のペースである。

ただし、クライアントの経済的・時間的なことを考慮し、無理なく分析を継続できる回数をクライアントに決めてもらっている。

中には、1週間に2度分析を受けるクライアントもいる。

クライアントの側の経済的な問題がなければ有効なことである。

分析である限り、最低月1回の分析は維持してもらう。

2週間に1度のクラインともいるし、10日に1度のクライアントもいる。

完全予約制なので、次回の分析の予約をして帰ってもらう。

しかし困ったときだけ電話を入れて、「いついつ空いてますか」と予約をとるクライアントもいる。

これは本来の分析とはいわず、相談・コンサルティングになる。

それでクラインとがいいと言うなら、それはそれでかまわない。

ただし、継続して分析することを契約する本来の分析とは一線を画する。

分析による気付き、変容というものが希薄になる。

月1回の分析が維持できず、「今月はお休みします」というクライアントもいる。

また次の分析までの間が1ヶ月以上空くクライアントもいる。

これは抵抗である場合が多い。

それくらい自分と向き合い、自分を知ることはしんどく、辛いことでもある。

ただ、それを乗り越えた向こうには、自己の変容と成長が待っている。

クライアントは分析と分析の間に、自分なりにいろいろなことを振り返り、考える。

この時間や思考がまた大事である。

分析で話していると、「ふと、昔のことを思い出してこういうことがありました」と話しだすこともある。

そのことが案外重要で、分析場面でそのことに付いて話し合ううち、また新たな気付きが生まれるなどする。

それをくり返しながら、クライアントは自分ついての知を得ていく。

そして、バラバラな点であったものが、だんだん線でつながれていき、最終的には一つの絵となる。

ここに至る過程でも人は変容していくが、ここに至ると更にこの先もっと変容していく。

ただこの変容の仕方は、ある日を境にガラッと変わったというより、気が付けば前は出来なかったことが、抵抗無く出来るようになったいたというようなものである。

これがクライアントの「生きるのが楽になった」という表現になるのだろう。

それまで苦しんでいた神経症などが消えている。

不安や緊張が薄らいでいくき、最終的には安心と安全を得ている。

周りが変わったのではない、自分が変わったのである、成長したのである。


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About 2009年7月

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