昨日8月11日京都で子育て相談室を開いた。
いつものように参加のお母さん方の質問に答えながら進めていき、その中で私の失敗談をお話した。
去年(2008年)3月末に、京都から滋賀県大津市に引越し、琵琶湖の夏の風物詩である花火を人混みを避けて下の娘と二人楽しんだ。
その時、「また来年も一緒に花火見に行こうな」と娘は言った。
私は「うん」と答えた。
今年の8月7日琵琶湖の花火を娘は去年の約束通り、私と二人で見ることを楽しみにしていた。
ところが私は、そのことを忘れたわけではなかったが、自分の仕事を優先し福岡出張の仕事を入れた。
予定をくみ、交通手段の手配も済ませたところで、娘の方から「今年の花火行ける?」と聞かれ、私は「ごめん。どうしても花火とぶつかる日に予定をくむしかなくて、今年は行けない」と言った。
娘は私の予想以上に、烈火のごとく怒った。
「私のことを軽く見ている」
「一年前から約束いていたのに、それじゃあ何のための約束か」
「だからあんたは信用できないんや」
私は言い訳をし謝ったが通じない。
私の判断が甘かった。
仕事ならば仕方ないと許してくれると思っていたが、そうではなかった。
責められ続け、私も最初は悪かったなと思ったが、どこかで私が仕事をしなければ生活できないでしょ、それをあんたはわかっているの?と言いたくもなった。
しかしギリギリその言葉だけは飲み込んだ。
毎日責められた。
私はネットで、他に行けそうな花火大会はないかと探した。
ちょうど8月10日に宇治川の花火がある、この日なら私も行ける。
娘に話してみた。
しぶしぶながら、仕方なしに「それでもいい」となった。
私はこれでホッとした。
ところが、台風の影響で当日雨かもしれない、しかも娘もネットで宇治川の花火の情報をみたところ、雨が降った場合傘をさすと他の人の迷惑になるためレインコート等で観覧してくださいということが書いてあったという。
それを見て、面倒くさい、雨に濡れてまで見るのも嫌だとなり、娘は「行かない」と言い出した。
「私は琵琶湖の花火に行きたかったのに」と。
私もいい加減責められ続け嫌気が差してきていた。
その私の態度に、「あんたは本気で悪いと思っていない、それが伝わって来ない」
「何かで埋め合わせるとか、来年は必ず行くからとも言わないのか・・・」 また延々文句を言われた。
半分私ももう良いかと思い出した。
しかし、最後まであきらめないで誠意は示そうと思いなおした。
当日曇り空だが、雨は上がった。
YAFOO!の天気予報のピンポイントで宇治を見ると、弱い雨、降水量は0か1(mm/h)、これなら行けると私は思った。
晩ご飯を早めつくりだし、夕方からいつでも行けるようにしておいて、娘に「これは行ってみないとわからない賭けだけど、とりあえず行ってみようよ」と声をかけ続けた。
一度は「行かない」と言った娘だが、「行くだけ行って、ダメだったら帰ってくればいいやん」と言った言葉から誘いに乗ってきた。
「どうせ行くなら、早めに行った方がいいとネットに書いてあった」と娘が言うので、それもそうだと思い花火開始の1時間以上前に着くように出かけた。
雨は何とかもちそう、人出はそこそこある。
人の流れに乗って、花火が見えそうな場所に歩いていった。
民家の並ぶ道路沿いだが、たくさんの人がシートを広げていた。
この辺でも良いだろうと、私は持ってきた携帯用のいすを二つ並べ、娘と座った。
予想以上に近くで、頭の真上に近いところで迫力ある花火が見られ、花火の火の粉か、かすのようなものが落ちてくるくらいだった。
「来てよかった」「予想以上によく見えて楽しかった」と娘は言い、私もこれで何とか埋め合わせられたと思った。
子どもの喜ぶ満足した顔を見られることが、親としての喜び・幸せと思った。
そもそも、娘との約束をないがしろにし、仕事を優先した私がやはり間違っていた。
小さい頃からおとなしい子で、あまり言いたいことを言わないことを良いことに娘のことを私は良い加減に流してきたことが多かっただろう。
それと同時に、自分もそうやって親に対応されて来て、娘のように親に文句を言って食い下がったことはなかったと自分を振り返った。
本当は子どもはこれで良いのだろう。
子どもの文句でも何でも聞いて受け取るのが、本来親の仕事、役目だったと教えられた。
私もまだまだだなぁと反省した。
子育て相談室に参加のお母さん方からも、「それだけ(娘が私に)言えることが良いですね」という感想があった。
「そこまで親に文句を言って、子どもは悪いなと思っていないのだろうか」という質問もあった。
それぞれが自分のことと見比べたりしながら、また自分のお子さん達への対応を考えて欲しと、あえて失敗談を披露し、質問を受けながら話し合った。
おそらく世間一般では、ここまで子どもの言うことを聞くのかと驚かれるとこもあるだろう。
オールOKと言っただけで、そんなわがままにしていいのかと言われる。
私も今回失敗したが、子どもの側に立ち続け寄り添うことの大事さと親としてそれをすることの大変さを痛感した。
オールOKについては、オールOK!子育て法 のページを参照してください。
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