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2010年2月 アーカイブ

2010年2月 2日

分析家の独り言 318 (欲望の運動)

フロイトは「子ども時代はもうない」と言った。

クライアントは、様々な理由で楽しい子ども時代・学生時代を送れず、そのことを後悔し今も取り返したいと思っている。

しかしまた、そのものはもう無いということも知っている。

取り戻したい気持ちと、もうそこには帰れないもどかしさを抱え苦悶する。

そのままではいつまでもこの葛藤に執着し、動けない。

だからこそ過去を語り、整理をつけ、どういう自分だったか、なぜ納得のいく充実した子ども時代を送れなかったかをもう一度しっかり意識化した後、葬り去る。

人は無いとしっかり認識すれば、そのものを手に入れようと動き出す。

無いものを無いままにはできないから、今の自分として手に入れられる形で。

否定し、そこから生まれるものがある。

この無いと否定することにまず苦痛を伴う。

そこには、死んでいた(主体を抹殺された)悲しい自分がゴロゴロしており、それを見なければならない。

これを見ずに、「無い」と否定することは出来ないからだ。

無いと否定したものがファルスとなり、ファルスをもとに欲望の運動が始まる。

動き出した運動は止まることなく、動き続ける。

この運動が生きる充実感になる。


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子育てネットワーク

月刊精神分析2009年4月号 なぜ分析で病が治るのか

月刊精神分析2009年5月号 精神分析家をえらびますか?

2010年2月 4日

分析家の独り言 319 (分析とは自分を知ること)

分析依頼と共に、様々な相談を受ける。

神経症、うつ病などの精神疾患はじめ、社会適応しながらも生きにくさを感じている人、子どもの不登校・ひきこもり・ニート・非行などの問題、夫婦間の問題等々。

子どもの問題に関して、親御さんが相談に来られる場合、子どもへの具体的対応法をお話しする。

同時にその子を育てた親(母親)を分析し、自分をしっかり見つめ、子どもは自分のコピーであること、何らかの問題が起きたその原因を知り、母親に変わってもらう。

その変わった母親が対応することで、子どもも変わる。

また親は分析を受けず、子どものみが分析を受けるケースもある。

親子共分析に取り組まれるクライアントもおられる。

精神疾患であれ、生きにいくさであれ、その他様々な問題も、分析により心の構造を見ていき、クライアントが自分を知って気付き、変容していく。

臨床をしていると、精神を病んでいるからとか、何らかの問題を解決したいから分析を受けるのではなく、結局のところそれらは単なるきっかけでしかないのではないか。

分析は知ることを楽しいと感じる人が受ける。

病んでいる人にも適応できるが、病んでいる病んでいないということより、人間として自分を知るという喜びを味わうものである。

自分のことを振り返って、私は月に一度分析家が京都に来られ、分析を受けるのを指折り数え楽しみに待った。

何も知らない私に分析は智を与えてくれた。


この分析家は言った、「分析を知れば人生のからくりがわかります」と。

この言葉に導かれて来た。


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 月刊精神分析 2010年1月号 心的遺伝子論 精神分析的産み分け法 

2010年2月 5日

京都分析理論講座日程のお知らせ(平成22年3月)

平成22年3月は下記の日程で分析理論講座をひらきます。

日時 : 3月4日(木) 10:00-12:00
場所 : ひと・まち交流館京都(JR京都駅より徒歩15分)
費用 : 3,000円 (テキスト別途 1冊1,000円)
 
講座内容 : 『心の発達』 -口唇期の心の発達- 口愛性格 から

「口唇期に固着したリピドーがつくりだした心的構えを、口愛性格という。その特徴は、全てのものを貪り食い、快感原則に従って無差別に自分の要求を出し・・・」(テキストから一部抜粋)

テキスト途中から、一人でも参加いただけます。

独自のテキストをもとに症例などを入れながら、精神分析の理論をわかりやすく解説します。

子育てする上で、また人間を理解するために役立つ理論です。

子育て中の方、結婚前の方、男女を問わず知っておいて欲しいことがたくさんあります。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

電話: 077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯: 090-7357-4540

メアド:lacan.msl☆gmail.com ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対
策)。


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子育てネットワーク

『月刊精神分析』 2010年2月号 依存症とは(覚せい剤など) 発刊のお知らせ

『月刊精神分析2010年2月号』は、依存症を取り上げました。

昨今、著名な芸能人の覚醒剤所持・使用、薬物がらみの事件が数多く報道されます。また、有名大学の大学生の大麻所持事件、更に、一般人の覚醒剤使用・所持事件も発生しています。

この平穏な日本に生まれ育ち、義務教育を受け、教育レベルの高い大学に通っている大学生がなぜ?芸能生活を送っているタレントがなぜ?家庭生活を送っている主婦がなぜ?...と言うのが今号のテーマです。

『月刊精神分析 2010年2月号』 目次

1、はじめに
2、プロフィール
3、薬物汚染の現状
4、依存症とは?
5、依存症の正体
6、依存症の詳細(症例)
7、依存症のメカニズム
8、依存症を治すには
9、おわりに
10、Webマガジン月刊精神分析&分析家ネットワーク


月刊精神分析 2010年2月号  依存症とは(覚せい剤など) はこちらをご覧下さい。


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これまでに発刊された月刊精神分析もご覧ください。

月刊精神分析2008年11月号 私と精神分析 もご覧ください もご覧ください

月刊精神分析2008年12月号 心の栄養学講

月刊精神分析2009年01月号 運命は名前で決まる

月刊精神分析2009年02月号私と精神分析 2

月刊精神分析2009年03月号随筆 精神分析

月刊精神分析2009年4月号 なぜ分析で病が治るのか

月刊精神分析2009年5月号 精神分析家をえらびますか?

月刊精神分析2009年6月号 女性と仕事・結婚・出産

月刊精神分析2009年7月号 非行と家庭内暴力

月刊精神分析2009年8月号 酒井法子覚せい剤所事件と分析理論

月刊精神分析2009年9月号 秋葉原無差別殺人事件

月刊精神分析2009年10月号変容と変遷

月刊精神分析2009年11月号分析を受ける 

月刊精神分析2009年12月号私と精神分析 3

 月刊精神分析 2010年1月号 心的遺伝子論 精神分析的産み分け法 

2010年2月 7日

滋賀インテグレーター養成講座開講日程のお知らせ(平成22年2月)

毎月インテグレーター養成講座を開いています。

次回平成22年2月は下記の通りです。

日   時 : 2月 27日(土) 11:00~14:00 (第6回)

場   所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市 JR湖西線{唐崎駅」下車徒歩5分)

受講費用 : 一受講につき一万円
        初めての方はプラス テキスト代一冊5千円 (全三冊)


第5回 インテグレーター養成講座 講義内容

自己愛論Ⅰ《自己愛人間の心理と生態》

   自己愛の心理
    ナルキッススの神話、 

   健康な自己愛
    健康な自己愛の源泉

   自己愛の成り立ち
    生理的自己愛の満足、原始的な自己感覚、自閉的段階の一時的自己愛
    親の中の子どもの像・原始的自己愛

   自己愛者の生態
    自己愛的同一視、惚れ込み、自己愛観-東洋と西洋の違い
    日本人的自己愛人間と日本的マゾヒズム

   自己愛社会
    母性社会、集団幻想が解体した現代、つくられた自己愛の満足、お客様は神様です


次回は自己愛論Ⅱ《自己愛の構造》

試しに一度受けてみたいという方や、この項目を聞いて見たいという方、受け付けます。

その場合は、受講費用 一万円、テキスト代(一回分) 二百円 です。 

遠方の方にはスカイプによる講座も受講していただけます。

詳しくは、skype de stherapy(スカイプ セラピー) のページをご覧ください。
 
興味・関心のある方、参加希望の方おられましたら下記へ連絡ください。

077-558-8766(電話ファックス兼用) または 050-3767-6283(OCNドットフォン)

090-7357-4540(携帯電話)

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分析家の独り言 320 (滋賀インテグレーター養成講座第回:母性より)

2月1回目のインテグレーター養成講座は、自我論Ⅳ(母性)の続きを講義した。

「母性とは」の中で、「母自身がその母との、母 - 娘葛藤を未解決のまま現在に持ち越し・・・」というのがある。

ほとんどの人が「母 - 娘葛藤」を未解決のまま現在に持ち越し」ている。

反対にこの葛藤を解決していたり、我が子の養育場面に持ち込まないことの方がまずまれである。

子どもを育てている母自身にも、その母との母 - 娘関係がある。

子育てしている母も、子ども時代には母に愛着行動を示し、母に甘え、ベタベタとくっつきまとわりついた。

いつも私を見て、私の話を聞いてと母の愛情を求めた。

しかし、母はいつもこれらの要求に応えてはくれなかった。

母にまとわりついたが母は今忙しいからとそれを拒絶し、子どもであった自分の要求は頓挫することがあった。

この要求拒絶が繰り替えされ、母への愛と憎しみが発生する。

要求を受け入れてくれたときには、母に愛を感じる

要求に応えてくれないときには、母に憎しみを感じる。

この愛と憎しみの葛藤を未解決なまま母親になると、子ども時代に自分の母に愛を感じた母と、憎しみを感じた母を、我が子に無意識にランダムに出してしまう。

この母は、子どもを食べてしまいたいくらい可愛く思うときと、殺してしまいたいくらい憎らしく思うときがある。

また、子どもが母に求めてきたときに応えるのではなく、母が子どもを可愛がりたいときに可愛がり、関わる。

これでは子どもはうっとおしいだけである。

子どもが「抱っこして」と言ったときには、「今忙しいからダメ」と言い、子どもが要求していないときに母の気分で抱っこする。

子どもへの対応がちぐはぐで、こうした矛盾した行為に母は気付かない。

母は自分が子どもを可愛がり、憎たらしいときに憎たらしいと思っているため、母の主観では一貫していて、矛盾しているとは思っていないのだ。

むしろ自分の子育てには間違いがないと確信していたりする。

この母は子どもの主観に立てず、子どもへの配慮が出来ない。

母自身がその母との葛藤に目を向けず、それを無意識に我が子の養育場面に出していることがわからない。

こういった対応を子どもにしていると、子どもは何らかのサインを出す。

それにも気付かずにいると、様々な問題行動として表面化してくる。

それが不登校、ひきこもり、非行などに至る。

母がその母親との関係を見直し、その葛藤を解決していくと、当然子どもへの対応が変わる。

ランダムに無意識に、いい母と悪い母を出すことがなくなり、子どもは安定してくる。

まず無意識に気付くこと。

それを精神分析を通して見、書き換えていく。

更に精神分析理論を学んで、自分を知り、子どもへの対応に活かそうとするお母さん方が居る。


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2010年2月10日

分析家の独り言 321 (死んで生きる)

分析において、これまでの自分を否定してきた。

否定するとは殺すということでもある。

今更甘えたい、頼りたいなどということは無いと思っていた自分。

子ども時代に甘えることが出来ず、あきらめ抑圧していった。

しかし、甘えから満足して離れたわけではなく、あきらめたのだから無意識下には子ども時代のまま眠っていた。

親に命令指示され、支配され自分の意志で生きてこなかった自分を知った。

悲しく悔しいがそんな自分を認め、誰かに支配されて生きるのではなく、私は私の意志で主体性を持って生きていく方向にシフトした。

自分を知って否定することは、自分の成長であるとわかった。

否定なきところに成長は無い。

我が師、惟能創理氏は、自分で自分を否定する構造を名前(インテグレーター名)を変えるということで表現した。

これまでの自分の名前を否定するところから、新しい自分が生まれる。

どんどん名前を変えていく、これこそ自分の成長の姿であると。

それは、墓碑銘、墓石を建てていくようなものである。

死後に戒名をつけるのではなく、生きている間に自らを殺し(否定し)、新しく生まれ変わるとともに改名する=墓石を建てる。

そういう意味では、毎日死んで生まれての繰り返しである。

死んでから墓石を建てることに意味は無い。

歌にもある、「私のお墓の前で・・・そこに私はいません 眠ってなんかいません」と。

「主体にしてみれば、自らは否定されていくことによって逆に生きのびてゆくことができるといえるだろう」(ラカン)

殺されるから生きられる、殺されなければ生きられない。

このためフロイトは「子ども時代はもうない」と言って、クライアントを否定した。

否定されること=殺されることは、これまで自分が良しとしてきた考えや価値を捨てることでもあり、それはこれまで生きてきた自分の生命の死と感じられるため、そう簡単には殺せない。

子ども時代にしがみつき、精神の成長がとまっていた私も、分析家に否定され(殺され)、生まれ変わり自らの意志と足で歩み出した。

自らの力で生きていることの充実感を知った。


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月刊精神分析2009年01月号 運命は名前で決まる

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2010年2月16日

分析家の独り言 322 (人生シナリオを書き換える)

交流分析の中に人生脚本(シナリオ)という理論がある。
インテグレーター養成講座 第一巻 No.25で解説)

クライアントの分析において、常に出てくるテーマの一つである。

我々は親から日常の細かなことから、生きていく上での指針に至るまで
様々なメッセージを書き込まれ、そのシナリオで生きている。

この量が膨大である。

これらのメッセージ・シナリオを一つ一つ検証し、書き換えること。

これらのシナリオを全て排除し、自分の価値と考えで作った自分のシナリオで生きていくこと。

分析の最初は、この作業に多くの時間を費やすことになる。

いつまでも親のシナリオで生きていたなら、真に自分を生きたいとは言えない。

しかしこれもほとんど無意識のレベルで行われているため、自分が親(他者)のシナリオで生きているとは思っていない。

他者のシナリオで生きていたなら、充実感や達成感が感じられないだろう。

いつもどこか違和感やズレ、虚しさが伴うだろう。

それが生きにくさや、精神的病理や様々な不適応を生むこともある。

育つ過程で、シナリオを書き込む側(親)の圧倒的な情報量と養育する側という立場の強さと、書き込まれる側(子ども)の象徴界(言語)の貧弱さと養育される側という立場の弱さ・未成熟という両者の不均衡がある。

対等で均衡が保たれていたなら、親のメッセージやシナリオを「これは取り入れよう、これは自分にはいらない」と取捨選択することも、「それはおかしい、間違っている」と非難の仕様もある。

ところがそもそも子どもは親に勝ち目はなく、両者の関係は破綻している。

だからこそ、親は子どもへの言葉がけに細心の注意を払うことが大事。

親にとっては良かったかもしれないが、それが子どもにそのまま当てはまるとは限らない。

親自身もその親から渡されたシナリオで生きていることが多い。

すると代々このシナリオが世代に受け継がれていく。

下の代になるほどその歪みやズレは大きくなり、悲鳴を上げドロップ・アウトすることになる。

それがひきこもり・ニート・非行といった問題にも出てくる。

親は絶対ではない。

間違うこともある。

上を行く者・先を生きる者が真理を知り、間違いを後続する者(子ども)に伝えないために、分析に取りくむ価値はある。

自分の間違いに気付き、正すことの勇気を持つことは、人間の強さの一つであろう。


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2010年2月17日

サイト:ははこぐさの会(ふくおか「非行」と向き合う親たちの会)に参加して

2010年2月の福岡出張の際、日程が合ったため、ははこぐさの会(ふくおか「非行」と向き合う親たちの会)に参加しました。

その時のことを『ははこぐさの会に参加して・・・』のサイトをつくりましたのでご覧ください。

私もかれこれ10年ほど前から、京都の大文字の会(子の非行に悩む親たちの会)に参加してきました。

2007年京都で開催された「非行と向き合う全国ネット学習会」に参加した際、たまたま同じグループになった、「ははこぐさの会」の能登原さんに挨拶をして名刺を交換しました。

私はこの頃から福岡に出張をしていたこともあり、福岡から参加という能登原さんに親近感を覚え、いつか「ははこぐさの会」に参加したいと思ってきました。

それが今回やっと実現したわけです。

不登校と共に非行の問題も大変で、子どもの非行と向き合う親御さんの嘆き、悲しみ、苦悩を聞いてきました。

特に非行は、社会や地域いに迷惑をかけ、学校や警察に走り回ることもあります。

いつ抜けるとも分からない子どもの非行に向き合いながら、親はヘトヘトになります。

それでも、絶対に子どもを見捨てないで、子どもを理解し寄り添えば必ず抜けられます。

親も試行錯誤しながら、結局は子どもに白旗を上げオールOKすると、子どもは落ち着いていきます。

ただ非行の真っ直中にいるときは、親も疲れ果て、親自身が周りから白い目で見られたりし、子どもに冷静に対応することが難しいのです。

そんなとき、「ははこぐさの会」や「大文字の会」のようなところで、話をし、同じ非行の子どもを持つ親御さんと共感したり、今は落ち着いたり非行から抜けた経験を持つ人の話を聞けることは心強いことです。

一人で悩み苦しんでいる方がおられましたら、こういう会に足を運ばれるのもいいと思います。

「ははこぐさの会」に参加された方が、「元気をもらって帰る」と言われるのがよくわかります。


ラカン精神科学研究所でも、非行の相談・分析を行っております。

非行・家庭内暴力に悩む方々へ のページが参考になれば幸いです。

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2010年2月18日

分析家の独り言 323 (オールOKする意味)

「オールOK!子育て法」について質問をいただく、何か子どもに問題が起きたらオールOKするのかと。

子どもに何か問題が起きてからオールOKするのではありません。

生まれたその日から、いえ母親のお腹の中にいる時から子どもを想い配慮します。

小さい頃からオールOKで育った子は、しっかりとした自我を形成し、主体性を持っていますから、何か困難なことにであったり、迷った時、自分で考え自分で最善の道を選択していきます。

もちろん親や周りの人に相談することはあります。

しかし最終的に決めるのは本人です。

また好奇心旺盛で様々な事に興味を持ち、自ら動くエネルギーがあります。

オールOKされ思いやりや配慮されているため、それをまた周りの人にすることができます。

それは人から良く思われたいからではなく、自然に人のことを思いやる行為としてです。

子どもにとって思春期(早い子は小学校高学年から中学・高校生あたり)は子どもから大人になる過渡期であり、精神的にも不安定になる大変な時期です。

この時期をある人は「疾風怒濤の中」と言ったり、また「気違い」と表現されることさえあります。

不登校や非行など子どもの問題行動がこの時期に多いのもこのためです。

子どもにとってこの大変な時期は、大きな荷物を背中にしょって険しい山道を延々と歩くようなものですから、出来るだけ楽に超えさせてあげたいものです。

それを「これはだめ、あれもだめ、こうしなさい・・・」と親や大人たちがうるさく言うと、さらに子どもの負担は大きくなり、大人の世界への移行が上手く進みません。

どの時期に限らず子どもにオールOKで対応し、親子の間に信頼や絆、親密感を築きましょう。

この親との関係性をその他の人間関係に広げていく基礎をつくのですから。


(上記の文章はオールOK!子育て法 のサイトに追記したものです。)

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2010年2月20日

今週のメッセージ(平成20年1月分)

オールOK!子育て法に掲載した、「今週のメッセージ」1月の過去ログです。

いじめ(平成22年1月30日)

ひきこもり本人またはその母親の分析をする中で、学校に通っていた頃いじめにあっていたことが多い。
いじめの内容は様々で、雑巾を投げられた、自分の持ち物を隠されたり捨てられた、仲間外れにされた、下着を下ろされたというものもある。
「やめろ」と言い返せればいいが、それも出来ず、親や周りに助けを求めることも出来ない。
1人で辛さを抱え込み傷ついたままでいる。
そもそも言えないように育てられてきている。
子どもは親に支配され、どうせ言っても無駄だと思っていたり、子どもなりのプライドがあって話せない。
言える子どもにするためには、親が聞く態度、受け取る態度を示すことである。

子どものモデルとなる両親(平成22年1月23日)


親自身が目標や理想をもち、自らの変容成長を楽しみにできなければ、子どもの成長を心から喜べないだろう。
母親は妻であり、嫁であり、母である。
個人としての自由や尊厳があるか。
母親が家に縛られていたり、閉じ込められていると感じると、子どもの自由を認められない。
この母親を支える夫が重要な役割を担う。
夫婦仲良く、助け合い、尊重しあう関係を築けているか。
子どもはそのモデルをみて育つ。

子どもの反抗=成長(平成22年1月12日)

子どもが親に反抗するのは、自律心の発達であり、成長の証である。
ところが親は、これまで親の言うことを素直に聞いていた子が、文句を言い出すと抑えにかかる。
「口答えをするな」と言われて育つ事もある。
子どもの言動に養育者がどう意味をつけるか。
自分に反応する悪しきものと怒るか、成長の証と喜ぶか。
養育者(親)の自我のままに子どもは育つ。
この子が親となったとき、自分の親と同じ態度を子どもにとることになる。
こうして歴史は繰り返される。

宣照真理(天海有輝)


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2010年2月22日

分析家の独り言 324 (娘の卒業式)

私事だが、昨日娘の卒業式に行った。

「卒業コレクション」と言って、2~3人一組で服をデザインし縫い上げた服を、モデルが着てファッションショーが行われた。

娘がおばあちゃんも来て欲しいというので、80歳を超えた母と一緒にこの卒業コレクションと卒業式に出かけた。

高校を卒業して4年間働いたが、突然「デザイナーになる」と言い出し、服飾の専門学校に通った。

前の職場でお世話になった人たちも、わざわざ見に来てくれた。

この場を借りて、御礼申し上げます。

娘のために来ていただきありがとうございました。

3年間滋賀県から大阪まで通い、ボタン一つとれても付けたことのなかった子が服を縫った。

3年前入学した当時は、こんなに服が作れるようになるとは想像できなかった。

人間、好きなこと・したい事を見つけることは大事なこと。

3年の間には辛いことも苦しいこともあっただろうが、よくやり通した。

おかげ様である地方都市に就職も決まり、3月には引越し、また社会人となる。

卒業制作に忙しいからと、去年の10月に住む所も一緒に見に行って決めてある。

この娘が、「パリに留学したくなったらどうしよう」と言った。

卒業生たちの中には、いったん就職して海外に留学する人たちがいる。

私は、「行きたくなった、またその時考えればいいやん」と答えた。

ようやく専門学校を卒業し、就職も決まりホッとしたところだが、また留学したいと言えば、そのための費用は用意しておいてやらなければいけないと思った。

娘の「留学したくなったら・・・」という言葉に、「まあそれもいいでしょ」と思える。

私も好きな仕事をして、趣味のバスケットを楽しんでいる。

やりたい事がある、好きなことが出来ることは幸せなことである。

人生楽しんだ者勝ち(笑)。


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2010年2月23日

分析家の独り言 325 (2010年2月京都子育て相談室より:オールOKによる子どもの変化)

2月の『子育て相談室』に、2月初旬に子どもの非行のことで分析に来られたクライアントが新しく参加された。

ラカン精神科学研究所のホームページ、各サイトを見て電話連絡が入り、非行の子どもさんへの対応法、オールOKをお話し、あれから3週間がたった。

個人的なことなので、詳細はこの場で語れないが、分析後ご夫婦で話し合い、オールOKすることを決め実践したという。

わずか3週間ほどで、子どもの様子が変わってき、落ち着いてきたという。

参加した他のお母さん方から、「えらいね」、「すごいね」の言葉が聞かれた。

オールOKを実践された内容、子どもへの言葉がけ等聞くと、確かにやっておられることがわかる。

大したものと、私も感心した。

オールOKをすれば、やはり子どもに良い変化をもたらすことが顕著になる症例であり、私もまた学ばせてもらった。

もちろんこのお母さんも初めから、オールOKをすんなりできたわけではなく、2年ほど自分なりに試行錯誤し、苦悩し、泣いた末のことである。

この方いわく、「2年前の自分なら、オールOKをできなかっただろう」と。

最初は、子どもが悪いと、責めたり、すかしたり、言ってきかせるなどする。

それをしても子どもは聞く耳を持たず、ますます荒れていく。

大体非行の子どもは警察のお世話になるようなことをしており、親は学校や地域社会で肩身の狭い思いをする。

そのうちに、子どもやその友達責めていた親は、これはどうも違うと思いだし、自分の子どもへの対応の仕方を振り返りだす。

だんだんと親も折れて、子どもの言う事を聞かざるを得なくなる。

結果、子どもの意向に添うことになっていくが、私達のいうオールOKとはまだまだかけ離れているため、何とか落ち着いてはいくものの、根本的解決更には子どもや親の精神的発達までには行かない。

我々の言うオールOKは、中途半端な解決ではなく、親子のその後の人生を充実した有意義なものにしていける。

親子の間に信頼関係などの人間関係を構築していく基礎をつくり、子どもは親に受け入れられ、与えられ、認められて健康な自己愛・自尊心を持つ。

自信と自己への価値、肯定感を持ったなら、人は発展的に生きてくことが出来る。

それをした親もまた同時に学習し成長する。

取り組むだけの価値はあると自負している。


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京都 子育て相談室(旧 母親教室)日程のお知らせ(平成22年3月)

日 時 : 3月11日(木) 10:30-12:30

場 所 : ひと・まち交流館京都(JR京都駅から徒歩15分)  

参加費 : 1,000円(1回:2時間 完全予約制 電話等にて連絡してください)

子どもさんの年齢に関係なく、子育てに関しQ&A方式で相談会を開催しています。

日常の些細な事から、不登校、ひきこもり、非行、神経症など様々な悩み、問題に答えます。


子どもを理解し、親の考え方・態度が変わると、子どもは変化します。

諦めないで取り組めば、打開できます。

そうやって頑張っておられる親御さんたちが学んでいます。

興味関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。


電話: 077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯: 090-7357-4540

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 月刊精神分析 2010年1月号 心的遺伝子論 精神分析的産み分け法 

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2010年2月25日

京都府青少年の社会的ひきこもり支援ネットワークからイベントのお知らせ

以前にも紹介しましたが、京都府青少年の社会的ひきこもり支援ネットワークからイベント、京都人権啓発推進会議25周年記念府民講座が開催されます。

日時 ; 平成22年3月6日(土) 午後1時~4時30分まで

場所 : 京都商工会議所3階講堂(京都市中京区烏丸通夷川上ル
      TEL 075-212-6400

内容 : 京都人権啓発推進会議25周年記念府民講座
       『今どきの「若者」達がみな活躍できる「地域社会」を目指して』

      講演
      「青少年の社会的ひきこもりへの理解と対策」 斉藤環氏 
      「元総長のふれ愛義塾 ~こどもたちの居場所づくりに関わって~」 工藤良氏

      パネルディスカッション 「非行・ひきこもり青少年への包括的支援を考える」

      不登校・ひきこもり民間支援団体等活動紹介ブース(常設) 

この常設ブースにラカン精神科学研究所も参加し、当日私宣照もおります。

お聞きになりたいことなどありましたら、ブースにお立ち寄りください。

親御さんがあきらめずに対応すれば道は開きます。

(月刊精神分析3月号は「ひきこもり 不登校少年」と題し、ネット上Youyubeにある「20年間ひきこもり息子におびえる父母」の映像とともに、ひきこもりについて特集します。)

ひきこもり等でお悩みのご家族、関係者の方々、参加お待ちしています。

参加申し込み、お問い合わせは、京都府府民生活青少年課へ 〒602-8570(住所記入不要)
  TEL:075-414-4302 FAX:075-414-4303
E-mail:seisho@pref.kyoto.lg.jp

平成22年3月3日(水)までに、氏名・職業もしくは所属団体名・連絡先(電話番号等)を電話、FAX、Eメールまたは郵送にて申し込みください。

または、ラカン精神科学研究所に電話、FAX,メール等で連絡ください。

電話: 077-558-8766 または 050-3767-6283

FAX: 077-558-8766

携帯: 090-7357-4540

メアド:lacan.msl☆gmail.com ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)。


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 月刊精神分析 2010年2月号 依存症とは(覚せい剤など)

2010年2月26日

分析家の独り言 326 (無意識:子ども時代を再現する)

人は無意識に子ども時代を再現する。

例えば、怒られ叩かれて育った人は、配偶者との間でまたその子ども時代を繰り返す。

相手を怒らせ、自らまた叩かれるような場面を作り出す。

こういう無意識があることをほとんど人は知らない。

この無意識に気付き、本当なら避けたいはずの暴力を自ら相手から引き出しているとわかれば、この暴力を回避することは出来る。

ここに、人との間に『共謀』というものが起こる。

それは夫婦の間で顕著で、親子の間でも起こるし、ほとんどの二者関係において起こりうる。

無意識は意識できない意識であるため、それがあることさえわからない。

しかし、このあることにも気づかない無意識に人操られ生きているとしたら、何と虚しいことか。

そのために人は、なぜ自分はこんにも生き辛いのだろう、なぜ相手はいきなりキレて攻撃性を向けてくるのだろうと悩む。

まさかその悩みの原因を自分が作り出しているとは知らずに。

決して暴力を振るう側を擁護しているのではない。

暴力を行使する側もイライラしており、攻撃性を出したからといってそれでスッキリしているわけではない。

互いが嫌な想いをしながらも、この暴力は繰り返されることになる。

この両親を見て育った子は、また親と同じ争いあう夫婦関係をつくる可能性が非常に高い。

こうして攻撃性を向け合うという関係が、世代連鎖されていく。

この連鎖を止めるには、それぞれが自分の無意識に気付くことである。

少なくとも、夫婦のどちらか一方が気付ば、共謀は止まる。

これら無意識に焦点をあて、無意識、コンプレックスを解消していくのが精神分析である。

そうすると当然、マイナスの現象(暴力・イライラ・争い等)は治まり心は穏やかになり、人生を楽しめるようになる。


(無意識論は、インテグレーター養成講座 基本編第一巻 13,14番目に解説する)

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月刊精神分析2009年4月号 なぜ分析で病が治るのか

月刊精神分析2009年5月号 精神分析家をえらびますか?

2010年2月27日

福岡出張のお知らせ(平成22年3月)

毎月1回、福岡出張セラピーを行っています。

平成22年3月の出張は以下の予定です。

日 時 : 3月19日(金)、20日(土)、21日(日)、22(月)

場 所 : 地下鉄天神駅周辺(詳しいことは電話等にてお問い合わせください)

分析料 : 10000円 (プラス交通費2000円)

福岡近郊で分析を希望される方、おられましたらご連絡ください。

ひきこもり等により、外出が困難な場合は、お宅への出張セラピーを行います。

遠方への出張であるため、福岡でのクライアントの方には分析料プラス2000円の交通費の負担をお願いしています。

希望により子育て相談室・分析理論講座・インテグレター養成講座も開きます。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へお問い合わせください。

℡ 077-558-8766 または  050-3767-6283 (OCNドットフォン)

携帯℡  090-7357-4540

メアド:lacan.msl☆gmail.com☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策


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金谷氏今月のメッセージ (平成22年2月)

以下は分析家仲間の真理攫取(金谷)氏のHPにある今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。

テーマ「親の支援」

 人は何かをしたい、何かになりたいと思っても何をしていいのか分らない。やりたい事と出来る事は違う。

世の中で大成功している人はどうして成功したのか?どうやってそれを見つけそれになれたのか?

 一つは親の支援が大きい事である。親の絶妙な対応の素晴らしさを紹介してみよう。まずは「石川遼君」である。16歳でプロゴルファーになった。お父さんは「遼」と命名したのは、遥かかなたまで突き進んでほしいと言う願いを込めてつけたそうである。

そして、この子は何ができるか?と言う事を知る為にやりたい事を何でもさせた。また、子供が自由に駆け回ることが出来る家を購入しようと郊外に求め、自分は通勤時間が倍の2時間かかるようになったが、そんな事、全然苦にならなかった。子供の為ならば、自分の趣味に使っていたお金をローン返済に回したり、自分のゴルフクラブを切って子供用のクラブを作って遊ばせたりもした。

それが今のゴルファーのになるきっかけでもあった。 親は子供の夢を否定してはいけない。夢を持たせ言葉にさせて具体的な目標を決めさせそれを支援して行く。遼君は「世界一強くて世界一好かれる選手になりたい」である。

 次に発明王トーマスエジソンの話である。周知のごとく蓄音器、白熱電球、映画用カメラ等を発明し生涯で1093の特許を取得している。

彼は小学校を中退している。それには理由がある。ある日エジソンは教師に「エジソンお前の頭は腐っている」と言われた。それを聞いた母は学校に抗議に行った。すると教師はこう説明した。「エジソンは授業中にばかげた質問ばかりして授業を妨害するのだと」

その質問の内容は「先生、なぜ風が吹くの?」「何故空は青いの?」・「何故魚はおぼれないの?」何故? なぜ? と連発をする。

又、1+1=2だと教えたらエジソンはコップの水は2つ合わせると1つになるから1+1=1じゃないかと言う。

エジソンのお母さんは子供が何故どうしてと質問するのは、当たり前の事ではないか、と言ってエジソンを家に連れて帰り、そのまま退学させ教師だった母が勉強を教えた。

 そして実際に現実を見せてエジソンの対応をした。ある時エジソンがアヒルが卵の上に座っているのを見て何をしているのか?「卵を温めないと中のヒヨコが生まれないの」と教えたら、その日からエジソンは自分の体で卵を温め始めた。

「2日間温めたが何も起こらなかった。母親は「2日間でヒヨコが生まれないという事が分かったのだから良かった」と叱らず、失敗しても学ぶことが出来ると教えた。

後に一緒に百科事典を調べ、卵は3週間以上温めなければ生まれない事を知る。子どもが興味を持ったものは否定せず、共に味わい・共に学ぶと言う事である。

 故・松下幸之助氏は、こう言っている。「成功する為には成功するまで続ける事である。途中で諦めて止めてしまえばそれで失敗である。」と

もう一人・手塚治氏の話である。手塚氏の母は漫画の読み聞かせをした。それも台詞をキャラクターごとに変えて読んだ。そのお蔭で子供時代にとてもワクワクしたり感動したりしたと語っておられた。

その影響か漫画を画くようになり、その画いた物が友達の中で評判になり人気者になった。祖父は医者になってほしいと願ったが、お母さんは「医者と漫画家と本当に好きなのはどちら?」と尋ねたら、彼は「漫画」と答え、母は「それほど好きならば東京に行って漫画家になりなさい。」と言ったという。一般的にはどう考えても「医者」であろう。しかし、それを子供の選択に任せた母親は素晴らしいと思う。

 最後にキュリー親子、二度にわたりノーベル賞を受賞した物理学者である母親は、物理学に一途に打ち込み、身を構うことも無く娘から見ても決して美しいとは言えない。自分も構ってくれない。

物理学を恨んでいた。キュリー夫人はそれに気付いて、物理学の研究所に連れて来て、側に置いて世話をしながら研究をし、その結果娘さんも物理学に興味を持ち、ノーベル賞を受賞するに至ったのです。

 母親は子供に真実の姿を見せて教えていくという方法もあるのである。親は子供の事に深入りせず自らはあるがままを見せて共に生きる事である。

                                 インテグレーター  真理攫取

金谷精神療法研究所


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