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分析家の独り事 327 (娘の引越し)

昨日、自営業を営む兄に頼んで、この春就職する娘の引越しをした。

それが初めは、卒業式の二日後に引越ししたいというので、その予定で兄にも頼んでいた。

娘は21日の卒業式と卒コレ(自分達がチームを組んでデザインし作った服のファッションショー)の準備に忙しく、家に帰ってくる暇もなく、友達の下宿に泊めてもらうことが多かった。

卒コレの後は打ち上げで、帰りは次の日22日と言う。

引越しの準備などまだ一つもできていない。

それで23日に引越しが出来るのかと私は内心気を揉んでいた。

案の定、直前になって23日の引越しをキャンセルしようかと思うと言い出した。

いくら兄とはいえ、引越しのために仕事をあけていてくれるだろうに、えらい迷惑をかけることになる。

娘本人が兄に電話連絡を入れたが、私もわびの電話を入れた。

その時、娘にえらくキレて怒られた。

私が23日の引越しを前にメールや電話を入れたとき、「おっちゃん(兄)に連絡しろ連絡しろとひつこい」と言って。

私はまさか娘に怒られるとは思っていなかった。

私が入って仲介役をするより、直接詳しい打ち合わせをしてくれれば良いのにという思いと、兄は仕事をあけて引越しのつもりをしてくれているのに、キャンセルするならするで、相手にかかる迷惑を思い早めに連絡するのが常識でしょうと思った。

それをひつこいと怒るのか?

ふと考え、思い出した。

そう言えば祖母も母も口うるさかった。

「電気を消したか?」、「つけっ放しだった」、「あれをしたか」、「これをしたか」、「早くしなあかんやろ」等と。

自分ではそんなに言ったつもりはないが、娘はひつこいと感じたのか。

そこには、私の常識と娘の常識の差や、他人からいい加減と思われたくない私、育ってくる間に染み付いた強迫神経症的ひつこさがあったのか、いろいろ考えた。

娘はキレて怒った時には、ご飯もいらないと食べなかった。

昔の私なら、それ以後も食べたくないなら食べなくていいと放っておいただろう。

子ども時代に私が娘と同じ事を母にしたら、そうされていた。

やはりされたことを人はするんだなと思う。

無意識に刻まれたことを、また再生し再現するのが人間。

それはそれとして、もちろんご飯を食べるか聞いていつものように世話した。

そして昨日引越しをしたが、思っていたよりも荷物が多く、一回では運びきれなかった。

今度は精密機械(ミシンやパソコン等)を運ぶので、レンタカーを借りて私が片道3時間余りを運転して欲しいと言う。

それもまた、いきなりで仕事の予定もある中でである。

仕方なく、無理を言ってクライアントに分析日程を変更可能か聞いて変えてもらい、何とか時間をつくった。

もちろん娘の機嫌は良さそう。

これも子どもに振り回されるということか、何とかなったのだからこれで良かったのだと自分に言い聞かせ納得した。

分析をオールOKを知らなければとても出来なかったこと、また悪しき伝統は一つ書き換えられたかと苦笑いである。


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2010年3月 2日 16:37に投稿されたエントリーのページです。

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