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2010年5月 アーカイブ

2010年5月 1日

大阪出張セラピーのお知らせ(平成22年5月)

JR大阪駅周辺にて出張セラピーを行います。

大阪方面で、個人分析、各種講座、相談室等希望の方おられましたらご連絡ください。

日時 : 5月6日(木) 

場所 : 大阪梅田駅周辺(詳しくはお問い合わせください)


二入以上のグループであれば、子育て相談室(母親教室)も開きます。

講座はお一人からでも開きます(ただし一人の場合は1時間)

詳しくは電話またはFAX、メール等で連絡ください。

いずれも完全予約制となっています。

電話 077-558-8766  携帯電話090-7357-4540

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 いじめ対策 イジメ 苛め 月刊 精神分析 2010年04月号

2010年5月 2日

分析家の独り言 347(意味の病 No,1)

「人間は意味の病である」とラカンはいう。

様々な現象に人は意味をつけ病んでいる。

その意味のつけ方が人によって違う。

あるクライアントは「人が自分を攻撃してくる」と恐れ、外に出られなくなった。

私も永い間、子どもの言動にマイナスの意味をつけては怒りまくっていた。

娘達はだた、「お腹すいた」、「抱っこして」、「一緒に遊んで」、「あれが欲しい」などと自分の想いを母親である私に言っていただけだった。

それに私は、「また親をこき使うのか」、「あんた達の女中じゃない」、「馬鹿にしてる」、「私は我慢してきたのにわがままだ」、と勝手に意味を付けた。

それに気付いてからは、腹がたったとき、なぜ私はこの事に腹が立つのだろうと考えるようになった。


娘と食卓で食事をしていて私の電気ストーブを娘が我が物のように使うことが気になっていた。

それでもまあいいかと思っていた。

食事の後、私は電動歯ブラシで歯磨をするが、娘は「私のそばで歯磨をしないで」、「食卓の横の私の部屋洗面所で磨いて」と言う。

「どちらにしても寒い」と私が言うと、「自分の部屋でエアコンをつければいい」と言う。

電気ストーブまでは我慢出来たが、歯磨の場所まで指定されるのかと腹がたった。

なぜ私は腹が立つのだろうと考えた。

すぐにはわからなかったが、訳がわかり、自分のコンプレックスをしっかりと自覚してからは腹が立たなくなった。


子ども時代のエピソードを思い出した。

小学生高学年頃だったろうか、日曜日に自分の部屋を掃除していた私に、父親が「今日は会(宗教)の集まりがあるから、その部屋の掃除を手伝え」と言った。

私は「今自分の部屋を掃除しているから、それが終わってから」と言った。

そう言った私に父は「自分の事は後回しにして、まず手伝うものだ」と言った。

恐い父に逆らえず、私は自分の部屋の掃除は後回しにして、嫌々父の掃除を手伝うしかなかった。

こういったことは日常的にあっただろう。

こうして私は自分のしたいこと(欲望)は後回しにして、人に合わさなければいけなかった。

いつも自分を殺して、他者に譲るという構造が出来てしまった。

しかし、それに納得はしていなかった。

それがずっと私の中で燻り続け、娘に「譲れ」と言われ無意識を刺激され、腹を立てたとわかった。


"欲望はけして譲ってはいけない"

しかし、子ども時代の私は「親の言う事は聞くもの、親に譲れ」というメッセージを受け続けた。

そして親となった私は、娘達にも自分の欲望はだすな、私に譲れと言ってきたのだろう。

親は養育する中で子どもに譲ってやる、これが親の役目である。

それが心良く出来るのは、親が子ども時代にその親に親の欲望は一時置いて、子どもである自分に合わせ譲ってもらったからである。

親が子どもに譲るのは、子どもの自我を大事にし育てるためにすることである。

親の自我が育っていなければ、子どもの要求に合わせ譲ることに抵抗を示し、応えることが出来ない。

子どもの要求に「自分に合わせ、譲れ」と言われていると取り、「親をバカにしている」、「生意気な」と意味を付けてしまう。

子どもにオールOKしようとしても出来ないのは、こういう親のコンプレックス(無意識)があるためだ。

嫌いだ、嫌だ、引っかかる、腹が立つ事それら全て自分のコンプレックスである。

これを一つ一つ紐解いて自覚し解消(=分析)していくと、腹が立たなくなる。

そして生きやすくなる。


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 いじめ対策 イジメ 苛め 月刊 精神分析 2010年04月号

2010年5月 3日

分析家の独り言 348 (意味の病 No,2)

クライアントは、いや多くの人は意味の病のかたまりである。

秋葉原連続殺傷事件の加藤智大被告が、職場に行って自分のロッカーに作業着であるつなぎがなかった事を、「俺に(会社を)辞めろってか」と意味づけたように。

(以下のサイトを参照ください
 天海有輝のセラピー日記 分析家の独り言 112 (秋葉原通り魔事件)
月刊精神分析2009年9月号 秋葉原無差別殺人事件
 6、(B)促進要因 ③破滅的な喪失

分析において、クライアントの語りを聴きながら、なぜクライアントはこういう意味をつけるのかを探っていく。

これがシニフィアンの分析である。

否定によって最初にしまわれ原抑圧された言語、例えば「わたしは見捨てられた子」「嫌われた子」と意味付けた、このたった一個の文字「嫌」(嫌い)から全ては始まる。

何でも、どんなことでも自分は嫌われていると思ってしまい、様々な現象に対し、「自分は嫌われている」と意味付け、そう見えてしまう。

本来自分は「好かれる」はずだったのに、「好かれる私」が否定されて「嫌われる」に書き換えられてしまった。

また例えば、触れられることを求めたが、それが叶わず放っておかれたり、抱っこされなかった。

そして「触れられることは心地よい」ということが否定された。

それにより触れられることは「心地よい」が「不快」に書き換えられ、触れられると気持ち悪いになる。

本当は自分が一番欲望していることだが気持ち悪い。

この人にとって、触れられると気持ち悪いと感じるが、本当は触れられる事が一番欠如していて求めている事である、というように矛盾している。

実際に触れられると「気持ち悪い」という人がいる。

この人は、最も触れられることを求めている人だと言える。

否定されているにも関わらず、そこに否定されているものは何かを見出して、クライアントの無意識をクライアントと共に見ていく。

当然クライアントは抵抗する。

意識とは真逆の無意識を見てもすぐには受け入れられず、認めたくない。

それに付き合いながら、クライアントが受け入れていくのを待つ。

人間は意味を見ている。

それも自分で勝手に意味づけた世界を。

意味が作った病の中で、人は幻想を生きている。

何も現実を見てはいない。

自分の想像的言語で編み出した世界を見ている。

これを投影という。

その人の心にあるものが外に投影され、現象は全てその人の心の有り様を映し出す。

だから、「嫌われている」という意味・心の有り様が外に映し出され、全ての人・事が自分を嫌っているように見える。

外に出れば自分を言葉で力で攻撃してくると恐れている人は、自分が人をそのように攻撃したい。

それは自分が攻撃されて来たために報復として防衛手段として攻撃したい欲望、その無意識がある。

鏡像的に主体が入れ替われば、「(攻撃)する」が「される」になるだけで、その意味しか見いだせない。

自分で「人が自分を攻撃してくると思うのは、妄想ですね」と言いながらそこから離れられない。

そういう意味付けしか出来ない悲しさがクライアントにある。

その意味付けから解放し、現実を見るために分析はある。


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 婚活相談と結婚生活 月刊 精神分析 2010年05月号

2010年5月 4日

分析家の独り言 349 (意味の病No,3)

人間は意味の病である、

だから何も意味を持たないのが幸せである。

例えその意味がプラスの意味であっても。

一切の意味を作らず、無意味を生きること。


インテグレーター(分析家)は、クライアントの分析をするとき、自分の意味生成作用であるシニフィアンを作動していけない。

私が私のシニフィアンを作動させてクライアントの語りを聴いたなら、クライアントの語りに私の意味付けをして勝手に納得してしまうからだ。

それではクライアントの無意識は見えない。

白紙の心でクライアントに向かえという。

インテグレーター(分析家)にも無意識(コンプレックス)はもちろんある。

だから、個人分析を受けて自分の無意識を出来るだけ意識化し、知っておくこと。


振り返れば、私はマイナスの意味のかたまりであった。

人が恐かったし、いつも不安を抱えていた。

人に嫌われているのではないか、何か失敗するのではないか、うまくいかないのではないか・・・果てしなくマイナス思考だった。

その私がよくここまで来られたなと思う。

「子どもの記号としての言葉を正確に聞き取りなさい」と言われても、それが出来ず、自分の意味を付けてしまう。

娘達が私に要求を出して来たときに必ず出てくるフレーズは、「あんた達はいいよね、私はそんなことは言うことさえ出来なかった」だった。

分析の世界に入り、オールOKを知り、それをしないわけにはいかなくなり、オールOKする事は良い事と頭ではわかりながら、言動がノーになってしまう。

自分との戦いだった。

それでも諦めずにコツコツやっていく事。

石の上にも3年どころか、私の場合はその5倍ほどの時間が必要だったか。

クライアント達にいつも言う、「この私に出来たのだから皆さん誰にでも出来ます」と。


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 婚活相談と結婚生活 月刊 精神分析 2010年05月号

2010年5月 5日

分析家の独り言 350 (人生を楽しむ)

連休中の二日間、この春就職し一人暮らしをはじめた娘が家に戻ってきた。

「初めての一人暮らしなので、家具にもこだわりたい」と言い、車で家具屋や雑貨を見たいと言った。

それに一日付き合った。


棚、カーテン、ラグ(カーペット)、布団カバー、トイレカバーなどを見て回った。

娘は「好きなものがありすぎて、決められない」と言い、結局これといったものは買えなかった。

ラグ(カーペット)を見に行った店員さんのアドバイスで、まず本を買ってもう一度、どういう感じの部屋にしたのか、コーディネートを考えるとことにした。

好きなものを寄せ集めてきたのでは、統一感がなくバラバラになってしまうということらしい。

そういえば、もう一人の娘もここ1~2ヶ月の間に、部屋の家具を全て買い換えた。

テレビボード、ベット、机、椅子、棚、鏡・・・と。

それに付き合って、神戸や大阪まで何度か出向いた。

自分の好みの気に入った家具に囲まれて暮らす、そんな考えは私の中にはなかった。

一度買ったものは出来るだけ大事に長く壊れるまで使うのが私。

それに比べれば、娘たちは健康だなと思った。

以前の私なら、自分の好みを主張し行動していく娘を、羨ましく妬ましく思っただろう。

しかし、私とは違う健康な精神を持ってくれて良かったと思えた私自身に、少し驚いたと同時に嬉しくもあった。

「私も少し成長したな」と思った。


私が自分の生活を人生を楽しもうとしなければ、娘達を縛ってしまう。

何で私はこんなに辛い思いをしているのに、あんた達は好き勝手をしてるのと言いたくなる、いやきっとそう言っていた。

娘達にまたあらためて教えられる、もっと私は人生を楽しめばいいんだと。

わたしは自分を解放し楽しむためにお金を使っただろうか。

人生楽しんだもの勝ち、同じ生きるなら楽しいに越したことはない。

知らず知らず自ら苦痛へ、不快へ無意識に向かって行っていなかったか。

我慢することは良い事と教えられ書き込まれ、自分を抑える方に向いていた。

破綻しない範囲で、目いっぱい楽しんでいる娘を見習おうと思う。

普通、母親である私にないものは娘達にもないはずだが、楽しむことを知っていた娘達は、途中から「オールOK」したことが良かったのだろう。

『愛とは自分のもっていないものを与えることである』とラカンはいう。


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 婚活相談と結婚生活 月刊 精神分析 2010年05月号

2010年5月 6日

分析家の独り言 351 (継続は力なり)

この連休皆さんはどう過ごされたでしょう。

一人暮らしをはじめた娘も自分の巣へ帰っていき、また普段の生活が始まる。

3月半ばから働き出し、家を離れていって1ヶ月半程、その間も1~2度帰ってきていたが、娘のいない生活に慣れてきていた。

それでもこの連休買い物に付き合い、次の日また京都で買い物をすると言って出て行った娘を見送って、寂しさを感じた。

仕事に慣れてきて、会社の同期や先輩ともなんとかやっているみたいで安心した。

健康で頑張ってくれたら、それでいい。

もう親の手を離れた娘に、私から何かをすることはまずない。

言われた時に言われたことを正確にするだけ。

小さい頃からそうしておけばよかった。

それを自分の思い通りに動かそうと、怒ったり脅したり見捨て言葉を吐いたり・・・。

途中から「オールOK」に切り替えたが、果たして私がしてしまったことは償えるほどに、娘に負わせてしまったであろう傷を癒す程に出来ただろうか。

手元にいればしてやれることもあるが、離れてしまえばそれも叶わない。

過剰でもなく足りなくもなく、子どもが望むその要求に応えるのはやはり『オールOK』しかないと今はっきりわかる。

「子どもが親に要求を出すのは、信頼があるから。」

「皆さんは子どもの要求をそうとは取れないで、不快に思ったり、怒ったりしている」と講座や分析で散々いわれたが、それも今になればわかる。

前はそんなことを言っても、、お金も労力もいる、めんどくさいし、したくないと思っていた。

信頼、愛着というものがわからなかった。

やり続ければ得られるものがある。

コツコツ日々の積み重ねが大事。

継続は力なり。


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 婚活相談と結婚生活 月刊 精神分析 2010年05月号

2010年5月 7日

大阪出張セラピーのお知らせ(平成22年5月)

JR大阪駅周辺にて出張セラピーを行います。

大阪方面で、個人分析、各種講座、相談室等希望の方おられましたらご連絡ください。

日時 : 5月12日(水) 

場所 : 大阪梅田駅周辺 (詳しくはお問い合わせください)


二入以上のグループであれば、子育て相談室(母親教室)も開きます。

講座はお一人からでも開きます(ただし一人の場合は1時間)

詳しくは電話またはFAX、メール等で連絡ください。

いずれも完全予約制となっています。

電話 077-558-8766  携帯電話090-7357-4540

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子育てネットワーク

2010年5月 9日

滋賀分析理論講座日程変更のお知らせ(平成22年5月1回目)

滋賀でも分析理論講座を開いています。

平成22年5月1回目の日にち、5月10日(月)が5月15日(土)が変更になりました。

日時 : 5月15日(土) 9:00-11:00
場所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市)
費用 : 3,000円 (テキスト別途 1冊1,000円)

一人での受講は1時間ですが、2名以上の場合は2時間の講義をします。
 
講座内容 : 『心の発達』 -口唇期の心の発達- 乳児の三つの発達段階
        (1)対象のない段階(微笑) (2)前駆的対象の段階(無差別微笑)

「生まれて間もなくの時期は、身体の内部知覚的体制によった、母子一体化の未分化な状態でいる。生後8日目頃からは、抱いた人に対して頭を向けるなど・・・」(テキストから一部抜粋)

子育てする上で、また人間を理解するために役立つ理論です。

子育て中の方、結婚前の方、男女を問わず知っておいて欲しいことがたくさんあります。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

電話: 077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯: 090-7357-4540

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 婚活相談と結婚生活 月刊 精神分析 2010年05月号

滋賀分析理論講座日程変更のお知らせ(平成22年5月1回目)

滋賀でも分析理論講座を開いています。

平成22年5月1回目の日にち、5月10日(月)が5月15日(土)が変更になりました。

日時 : 5月15日(土) 9:00-11:00
場所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市)
費用 : 3,000円 (テキスト別途 1冊1,000円)

一人での受講は1時間ですが、2名以上の場合は2時間の講義をします。
 
講座内容 : 『心の発達』 -口唇期の心の発達- 乳児の三つの発達段階
        (1)対象のない段階(微笑) (2)前駆的対象の段階(無差別微笑)

「生まれて間もなくの時期は、身体の内部知覚的体制によった、母子一体化の未分化な状態でいる。生後8日目頃からは、抱いた人に対して頭を向けるなど・・・」(テキストから一部抜粋)

子育てする上で、また人間を理解するために役立つ理論です。

子育て中の方、結婚前の方、男女を問わず知っておいて欲しいことがたくさんあります。

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 婚活相談と結婚生活 月刊 精神分析 2010年05月号

2010年5月10日

オールOK子育て法 今週のメッセージ(平成22年4月分)

オールOK!子育て法に掲載した、「今週のメッセージ」4月の過去ログです。

関心(平成22年4月27日)

子どもに関心を向けましょうと、クライアントに言う。
ところが、親自身がその親から適切な関心を向けられていないためにそれが難しい。
親にまなざしと声をかけられ、話を聴いてもらい、言いたいことが言える。
そのように子どもを想い配慮する親になってもらいたい。
そのプラスの作用が子どもの将来を明るくする。

親の影響力(平成22年4月16日)

親は自分が正しいと思い、子どもに様々なことを言う。
しかし、それは自分一人の思い込みであったり、そのまた親から言われたことを何の疑問も持たず繰り返してはいないか。
子どものためと言ってはいるが、自分の考えを押し付けていないか。
躾と称して子どもを支配しようとしていないか。
小さい子どもにとって親の存在は大きく、絶大な影響力を及ぼす。
小さい頃から言われ続ければ、成長してからも親の言葉に縛られてしまう。
クライアント達は言う、「子どもに下手なことは言えませんね」と。
その通り、良く考えてものを言わなければいけない。

母による抱っこが子どもの心を育てる(平成22年4月3日)

子どもは未熟な状態でこの世に生まれる。
動物は生まれて数時間もすれば、立って走り回る。
人間の子どもは、歩くのに1年かかる。
そういう意味で生理的早産の状態でこの世に生み出される。
だから、生まれて1年くらいは、母の胎内にいたと同じ状態をつくる、それが抱っこである。
それは母の皮膚で包むこと。
母との胎内からの長い付き合いあるため、他者の皮膚で包む抱っこではいけない。
母でなければ子どもの心は育たない。
まずここから欠損した人をつくる社会の構造がある。


宣照真理(天海有輝)

過去の今週のメッセージは、宣照真理のセラピー日記天海有輝のセラピー日記 分析家の独り言に掲載しています。


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2010年5月11日

分析家の独り言 352 (ラカン精神科学研究所HP4万件アクセス)

当ラカン精神科学研究所のホームページのアクセスが4万件を越えた。

2007年春にホームページを立ち上げ3年になる。

その後、
『天海有輝のセラピー日記(旧ブログ)』、 『宣照真理のセラピー日記』
『オールOK!子育て法』
『不登校・ひきこもりに悩む方々へ』
『非行・家庭内暴力に悩む方々へ』
『ラカン精神科学研究所 福岡支所』
『skype de stherapy(スカイプ セラピー)』
『子育てネットワーク』
『メルマガ:子育て相談室便り』
『月刊精神分析』などのサイトをつくってきた。

現在月に約2千件のアクセス、それを見たと精神分析の依頼を始め、各講座、子育て相談室への参加の連絡をいただく。

最近はパソコンの他、携帯からホームページ・サイトを見たと連絡が入ることが増えた。

心療内科・精神科、公的相談機関やカウンセリングを受けている方達もいる。

それぞれの悩み問題、病理を抱えどこへいけばいいのか、どういう所があるのか分からなかったり迷っているように思う。


私が精神分析を知ったのは16年前だった。

それまで精神分析など全く知らずに生きて来た。

分析を知らなくても生きられるが、知ってからの人生が変わった。

全く無知であったことに気付き、本当の事=真理を知りたいと思った。

このままの自分ではダメだと否定した。

そして少しずつ自分を知り、知った分だけ崩して新しく変えた。

自分を否定することは成長することだと知った。

散々否定されて生きてきた私が、自分で自分を否定することに抵抗があり苦痛が伴った。

私も味わったためクライアント達が抵抗するのもわかるが、それを乗り越えていかに自分を見つめ変容・成長に向けて歩みを進められるよう援助できるかを考える。

人はこの世に一人でも自分をわかってくれ理解してくれる人がいれば生きていける。

それが母であればいいが、インテグレーター(分析者)がクライアントの語りに理解と共感を持って耳を傾ける。

そうして信頼を築いていく。

人間にとって信頼と愛着が大事である。

不安、恐怖、不信が人の心を蝕む。

自分を振り返って、クライアントの分析を通してそう感じる。

私自身、私の中の不安・恐怖を安心に、不信を信頼に書き換えて来た。

2010年5月13日

大阪出張セラピーのお知らせ(平成22年5月)

JR大阪駅周辺にて出張セラピーを行います。

大阪方面で、個人分析、各種講座、相談室等希望の方おられましたらご連絡ください。

日時 : 5月21日(金) 

場所 : 大阪梅田駅周辺 (詳しくはお問い合わせください)


二入以上のグループであれば、子育て相談室(母親教室)も開きます。

講座はお一人からでも開きます(ただし一人の場合は1時間)

詳しくは電話またはFAX、メール等で連絡ください。

いずれも完全予約制となっています。

電話 077-558-8766  携帯電話090-7357-4540

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詳しくはホームページを参照ください。


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2010年5月14日

分析家の独り言 353 (言葉:迷子)

あるニュース番組で見た、潮干狩に来ていた父親と4~5歳の幼児。

父親は出かける前、その子に「迷子センターに行かないでね」と言った。

それは、「勝手に動きまわって迷子になり、迷子センターに行くような事にならないように気をつけて」という意味だろう。

ところが、子どもは迷子になった。

海の監視員が迷子センターに連れて行こうとしたが、その子は頑としてそれを拒んだ。

「迷子センターに行かないでね」と言った父の言葉通り、迷子センターに行ってはいけないと思ったのだ。

監視員は迷子センターに行くのを嫌がる子どもを説得し、連れて行くことが出来た。

そして迷子の放送をして、迎えに来た父親に子どもを引き渡すことが出来た。

言葉は大事。

幼い子どもが親に「迷子センターに行かないでね」と言われれば、「迷子センターに行ってはいけないんだ」と思う。

この子は父親の言いつけを守ろうとした良い子だ。

お父さん、しっかり子どもに話しましょう。

言葉を端折りすぎて、それでは子どもに伝わらない。

「迷子センターに行かないでね」の意味がしっかり伝わっていない。

ラカンは、「人は誤解から始まる」という。

人と人が理解しあうことは、そう簡単ではない。

だからこそ、まず自分の周りの大事な人達としっかり意志の疎通をはかりたいものである。


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2010年5月16日

分析家の独り言 354 (5月1回目 滋賀分析理論講座より)

滋賀県大津市のラカン精神科学研究所で分析理論講座を開いている。

テキストを元に分析理論を解説していくが、症例などを入れ、私自身の育ち方や子育ての話しを入れながら進める。

クライアントからの質問や考えなどにも答える。

そのためテキスト自体はあまり進まない事もある。

クライアントに合わせて、最近の事件・ニュースを取り上げたり、それを分析的視点で取り上げもする。

2時間の講座時間もあっという間に過ぎる。

理論を語りながら、クライアント達といつも言う事がある。

「知らないということは恐い事ですね」、「精神分析の理論にもっと早く出会いたかった」と。


私も知らなかったために、娘が寝てくれるのを良い事に放っておいてしまった。

抱くことも少なく、出来るだけ自分のしなければならない家事や家業を優先してしまった。

子どもの心の発達など考えることがなかった。

クライアント達が言うように、食べて、寝させて、着せて、学校に行かせていればいいものくらいに思っていた。

精神分析を受け、理論を学ぶと全く違っていた。

無知であった自分を知った。

親が私に言った事、した事の多くも違っていた。

それなら本当の事が知りたいと思った。

精神分析分析理論もこれから学ぶ事がたくさんある。

自分にも向きあい、クライアントの分析を通して学ぶ事もある。

私の終わらない欲望である。


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月刊精神分析2009年5月号 精神分析家をえらびますか?

子育てネットワーク

滋賀分析理論講座日程のお知らせ(平成22年5月2回目)

滋賀で分析理論講座を開いています。

平成22年5月の分析理論講座は下記の日程で開きます。

日時 : 5月29日(日) 9:00-11:00
場所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市)
費用 : 3,000円 (テキスト別途 1冊1,000円)

講座内容 : 『心の発達』 -口唇期の心の発達- 分離個体化の過程
        
「満1歳の終わり頃に、この分離・個体化が明瞭に認められる。『分離』とは、母から分化し、母と一定の距離を持ち、母から自分を切り離してそれでも自分を維持出来る自我境界を形成する過程である。・・・」(テキストから一部抜粋)

子育てする上で、また人間を理解するために役立つ理論です。

子育て中の方、結婚前の方、男女を問わず知っておいて欲しいことがたくさんあります。

テキスト途中から、お一人でも参加していただけます。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

電話: 077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯: 090-7357-4540

メアド:lacan.msl☆gmail.com ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対
策)。


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skype de stherapy(スカイプ セラピー) のページ

2010年5月17日

京都 子育て相談室(旧 母親教室)日程のお知らせ(平成22年6月)

日 時 : 6月7日(月) 10:30-12:30

場 所 : ひと・まち交流館京都(JR京都駅から徒歩15分)  

参加費 : 1,000円(1回:2時間 完全予約制 電話等にて連絡してください)

子どもさんの年齢に関係なく、子育てに関しQ&A方式で相談会を開催しています。

日常の些細な事から、不登校、ひきこもり、非行、神経症など様々な悩み、問題に答えます。


子どもを理解し、親の考え方・態度が変わると、子どもは変化します。

諦めないで取り組めば、打開できます。

そうして頑張っておられる親御さんたちが学んでいます。

興味関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。


電話: 077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯: 090-7357-4540

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不登校・ひきこもりに悩む方々へ のページ

非行・家庭内暴力に悩む方々へ のページ

分析家の独り言 355 (2010年5月子育て相談室より)

子どもの様々な問題で、子育て相談室に来られる。

その中でまた様々な質問を受ける。

子どもへの日常の対応の仕方。

具体的に「子どもが~と言った時、どう言えばいいか」「どう対応すればいいか」

暴力があったり、万引きなど犯罪に関わる質問・疑問もある。

子どもの問題をめぐって両親がぶつかることもある。

その時の母親または父親として、夫に妻にまた子どもにどういう態度をとればいいか等々。

これを聞きたいと質問を用意して来られる方もいる。

子どもに対応し、感じたことや子どもや自分の変化を報告される方もいる。

それらに、精神分析理論に基づいて質問に答え、アドバイスしコメントする。

何かしら思うとろがあって参加された人達なので、先ず話したいという方がおられればその人から聞く事が多い。

後は順番に一人ずつまわしていき、それぞれに話をしてもらう。

しかし無理強いはしない。

「今日は(話さなくて)いいです」という方もおられ、それは尊重する。

他の人の話を聞いて、その答えや理論的説明、アドバイスも参考にしてもらえると思う。

5月の子育て相談室も、こういう事が聞きたいということで来られた方の話を、参加の方々と共に聞きそれに答えていった。

参加の方同士で質問や、感じたこと意見が述べられた。

もちろん、他の参加の方の話・質問も聞いて答える。

そんなことをしながら、この子育て相談室、以前は母親教室よいう名称だったが、10年を越えた。

6月は7日(月)に子育て相談室開催。


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2010年5月19日

滋賀インテグレーター養成講座開講日程のお知らせ(平成22年5月2回目)

毎月インテグレーター養成講座を開いています。

次回平成22年5月2回目は下記の通りです。

日   時 : 5月 29日(土) 11:00~14:30 

場   所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市 JR湖西線{唐崎駅」下車徒歩5分)

受講費用 : 一受講につき一万円
        初めての方はプラス テキスト代一冊5千円 (全三冊)


第12回インテグレーター養成講座 講義内容

精神発達論Ⅰ《口唇期》 の途中から

 口唇期
   口唇期の発達 母子関係 口唇期の母親と子どもの共謀 口唇期性格
   母性的発展型性格 まとめ

精神発達論Ⅱ《肛門期》
  肛門期
   口唇から肛門へ 自律性の獲得(肛門期の発達課題) 肛門期の防衛機制
   肛門期の関係障害 肛門期性格 能動的支配者 受身的性格 まとめ
   サディズムとマゾヒズム 
   愛と憎しみ


6月の2回目インテグレーター養成講座は、6月12日(土)、26(土)の予定

途中からでも参加いただけます。

また試しに一度受けてみたいという方や、この項目を聞いて見たいという方も、受け付けます。

その場合は、一回の受講費用 一万円とテキスト代(一回分) 二百円 です。 

遠方の方にはスカイプによる講座も受講していただけます。

詳しくは、skype de stherapy(スカイプ セラピー) のページをご覧ください。
 
興味・関心のある方、参加希望の方おられましたら下記へ連絡ください。

077-558-8766(電話ファックス兼用) または 050-3767-6283(OCNドットフォン)

090-7357-4540(携帯電話)

lacan.msl☆gmail.com ☆を@に変えたアドレスでメール送信してください。(スパムメール対策)


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2010年5月22日

大阪出張セラピーのお知らせ(平成22年5月)

JR大阪駅周辺にて出張セラピーを行います。

大阪方面で、個人分析、各種講座、相談室等希望の方おられましたらご連絡ください。

日時 : 5月27日(木) 

場所 : 大阪梅田駅周辺 (詳しくはお問い合わせください)


二入以上のグループであれば、子育て相談室(母親教室)も開きます。

分析理論講座、インテグレーター養成講座はお一人からでも開きます(ただし一人の場合は1時間)。

詳しくは電話またはFAX、メール等で連絡ください。

いずれも完全予約制となっています。

電話 077-558-8766  携帯電話090-7357-4540

メアド:lacan_msl☆yahoo.co.jp ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)

詳しくはホームページを参照ください。


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分析家の独り言 356 (5月滋賀インテグレーター養成講座より:気付き)

私自身も個人分析と教育分析(スーパービジョン)と理論の講義を受けている。

その中で不思議だなと思うことが度々ある。

それは自分の夢分析の内容や現実がクライアントのスパービジョンとリンクしたり、その日学ぶ理論ともつながっている事。

個人分析で分析された私の無意識やテーマが、その日学ぶ理論でまた説明されるとは、まるで私の無意識がその日の理論を先読みしていたのかと思うくらいである。

しかもそこにクライアントの無意識やテーマまで共通点が見えると、ユングのいう普遍的無意識(集合的無意識)を思う。

(普遍的無意識:人間の無意識の深層に存在する、個人の経験を越えた先天的な構造領域がある)


クライアントの分析においても、インテグレーター養成講座で説明した内容が、クライアント心の構造を分析したと同じくらいにクライアントに理解される。

インテグレーター養成講座の後、クライアントから「この間の講座の内容のここが、全く自分のことだと思いました」という言葉が聞かれる。

理論的に心の構造を説明している内容を、自分に当てはめて「そうだ、私はこれだったんだ」、「こういうことだったのか」と思うことはよくある。

時期によって納得がいき、より自分を知ることになるときと、まだ受け入れることが出来ず、無意識を刺激され、辛いと感じるときがある。

これが分析場面でおこると、前者はタイミングよく解釈がクライアントに理解されたときであり、後者は解釈の時期が早かったということになるだろう。

分析においてはこのタイミンが難しい。

インテグレーター(分析家)の側に、クライアントを早くよくしてあげたい、治さなければという気持ちがあると、焦りが早すぎる解釈になり、それがクライアントの抵抗を生んでしまう。

理論を聞いてクライアントが自分で気付いてくれる分には、無意識を刺激され辛いと感じてもクライアントが自分で対処し処理出来る。

クライアントが達は、インテグレーター養成講座の内容を録音している。

私も昔学んだ時には同じように録音し、何度も聴き文章として保存している。


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子育てネットワーク

2010年5月26日

分析家の独り言 357 (育てなおし)

子どもの非行や不登校・ひきこもりの問題で、ラカン精神科学研究所へ相談や分析に来られる。

その方達は、これまでにいろいろな相談機関にも行かれていることが多い。

公的機関もあれば、私的機関もあり、それぞれがいろいろな対応法を言う。

そんな中で気になるのは、「もう子どもは18歳ですから、自分で自分の事はさせてください。突き離しなさい」、「一番してはいけないのは、母親が仕事をやめることです」などということである。

精神分析がいう発達論からいうと、どういう根拠のもとにそういうことを言われているのか。

例えば、「一番してはいけないのは、母親が仕事をやめることです」ということ。

それは、子どもに対してこれまで通りガミガミ小言を言ったりする、子どもにとってうっとうしい母親が仕事を辞めて子どもに傍にいたなら、それはマイナスだろう。

しかし私がいうのは、そういう子どもにとってうっとうしい母親だったから、子どもは非行にでも走らざるを得なかったのではないか。

そうではなく、オールOKする母親になり、子どもの傍にいて適切に世話をすること。

これを『育てなおし』という

出来ることなら、仕事を持っておられるお母さんには、仕事を辞めて子どもの傍にいてもらいたい。

初めからそれが無理でも、その方向で動かれると、子どもの状態が良くなる。

そうすることによって、子どもの自我を育て、家庭を居心地良くする。

そうすれば、わざわざ外に行って友達とつるみ、犯罪行為をすることもない。

しかしまた、ひきこもりの問題については、「親が子どもの言いなりになって、家を居心地良くするから出て行かないんだ」と言う機関もあると聞いた。

それなら居心地悪くして、追い出せというのか。

それも違うだろう。

子どもを受け入れ、理解し、子どもとの間に良好な関係を築くことである。

フロイトのいう口唇期(0~1.5歳)に、子どもが適切に世話され、愛されることによって、母親との間で基本的信頼を学ぶ。

この母への信頼を元に、他者との信頼をつくっていく。

子ども時代に母との信頼が築けなければ、その先の他者と信頼を築くことは難しい。

そうすると、ひきこもりの人達に多い、人との交流・関係を結ぶことが苦手となる。

非行で走り回る子ども達は、一見仲間がいていいかのように見えるが、その人間関係も良好かどうかはわからない。

寂しさをなめあい、おとしめ合ったり、上下や強者弱者の縦の関係が見られる。

対等で、互いを尊重する関係は、まず家庭の中で母親と学習し築くものである。

圧倒的に弱く、親の庇護を必要としてこの世に生み出された子どもには、まず親の世話と愛情が不可欠である。

先程の、「一番してはいけないのは、母親が仕事をやめることです」というのは、発達論を知らず,親の対応法を言わず、親の無意識を知らないための発言であろう。

親自身の欠損や傷つきなど、親のコンプレックス(無意識)知らずして、子どもへの対応は難しい。

子どもを変えたければ、先ず親が変わること。

そのために精神分析がある。


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2010年5月27日

滋賀分析理論講座日程変更のお知らせ(平成22年5月2回目)

滋賀で分析理論講座を開いています。

平成22年5月、2回目の日にち5月29日(土)が6月5日(土)が変更になりました。

日時 : 6月5日(土) 13:00-15:00
場所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市)
費用 : 3,000円 (テキスト別途 1冊1,000円)

一人での受講は1時間ですが、2名以上の場合は2時間の講義をします。
 
講座内容 : 『心の発達』 -口唇期の心の発達- 分離個体化の過程
        
「満1歳の終わり頃に、この分離・個体化が明瞭に認められる。『分離』とは、母から分化し、母と一定の距離を持ち、母から自分を切り離してそれでも自分を維持出来る自我境界を形成する過程である。・・・」(テキストから一部抜粋)

子育てする上で、また人間を理解するために役立つ理論です。

子育て中の方、結婚前の方、男女を問わず知っておいて欲しいことがたくさんあります。

テキスト途中から、お一人でも参加していただけます。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

電話: 077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯: 090-7357-4540

メアド:lacan.msl☆gmail.com ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対
策)。


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大阪出張セラピーのお知らせ(平成22年6月)

JR大阪駅周辺にて出張セラピーを行います。

大阪方面で、個人分析、各種講座、相談室等希望の方おられましたらご連絡ください。

日時 : 6月4日(金) 

場所 : 大阪梅田駅周辺 (詳しくはお問い合わせください)


二入以上のグループであれば、子育て相談室(母親教室)も開きます。

分析理論講座、インテグレーター養成講座はお一人からでも開きます(ただし一人の場合は1時間)。

詳しくは電話またはFAX、メール等で連絡ください。

いずれも完全予約制となっています。

電話 077-558-8766  携帯電話090-7357-4540

メアド:lacan_msl☆yahoo.co.jp ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)

詳しくはホームページを参照ください。


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2010年5月28日

金谷氏今月のメッセージ (平成22年5月)

以下は分析家仲間の真理攫取(金谷)氏のHPにある今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。

テーマ  親の心と子供の心 

 人間は、母親に全面依存しなければ生きていけない所からスタートする。それが長期間に渡って関係を持つ事により、分離する事に苦しむ。

20歳になれば、成人として一人立ちして行く事になる。

これはあくまでも儀式化によるもので、本質的には成人は自己管理能力を持たなければならない。

自分で考え、自分で決めて、自分で実行し、最後までやり遂げ、自分でやった事には自ら責任を取る。

そして厳しい社会の中で、他人と共に生きていかなければならない。

その中で生きて行ける様に、幼少期から育てて行かなければならない、等と考えても思ってもいない。

 親は、自分の子供をどの子供よりも優秀な子供に育てたいと思う。

そこには自分は駄目だったが子供は、自他共に認める優秀な人に育てたと、立派な母親として称賛されたい願望を強く持っている。

子供がどんな能力を持っているのか、どんな道に進みたいか、それは二の次で自分の思いと違っていたら、真っ向から反対し邪魔をする。

 社会は、人を学歴や職業・育った環境等で判断する。

その人の能力や考え方を見ようとはしない。

だから親は子供の能力等無視し、良い学校・よい会社に進む事だけを考え、そこに行かせる事だけに必死になる。

子供が苦しんでいようが聞く耳を持たない。破綻して初めて気がつくが取り返しがつかなくなり、最悪の事態を招き結果は命を落とす羽目になる。

 母親のまなざし・授乳行為・スキンシップ(抱っこ)等が、大人になる為の基本的に必要なものだとは思っていない。

何も言わない・何も出来ない赤ちゃんが、その時から心を育てていく為のものを学び始めている事など思いもかけず、ただ手のかかる泣くだけのうるさい存在にしか思っていない。

 当研究所では、母親学校を開校しているが問い合わせをしてくる母親はほとんどいない。

育児子育てに悩んでいても、時間とお金をかけて学ぼうと思う親はいない。

子供の事で問題を抱え問い合わせをしてきても

「子供が行かないと言う。どうしたらいいのか?」と聞いてくる
「とりあえずお母さんが来てください」と言うと
「私がですか?駄目なのは子供なんですよ。
何故私が行かなければならないのですか?」
「子供さんを育てたのはだれですか?」
「私です」
「ならばお母さんに来ていただいて、育てなおしをしていただきたいのです」と答えると
「それじゃあ結構です」と電話を切ってしまう。

訳もわからず子育てをして上手く育たないと、子供が悪いという。

修正が出来ると言っても、自分がやらなければならないと言う事だとやらない。産んで育てたものを駄目になったら人に直してもらおうと丸投げする、とんでもない親が増えている。

 石川遼君のお父さんの様に能力を引き出させる環境を作り、やりたい事をすべてやらせてその中から選ばせる。後はただただ支援するだけで決して親が子供より前に出る事はない。そして必要とあらば、借金をしてでも子供の為にお金を出すそんな親がいる。

私は疑問に思う、そしてお母さんに聞きたい。

子供を立派に育てられるお母さんになってますか?

ご自分の心はしっかり育ててもらいましたか?

子供の心が分りますか?子供の能力が見えますか?

人間の心は大人になる為にどんなふうに育っていくか知ってますか?

自分が無知だと認められますか?

子供の心は純真無垢であり、親が支援する事により立派に育っていく、親が思っているより遥かに素晴らしいものになる事を知っていますか?

「親が無くても子は育つ」は肉体的成長を言ったもので、心は親が余計な事をせずに、必要な支援をしないと育たないのである。

 テレビで「トキ」が卵を置いて巣を離れた所へ、カラスが来てそれを盗んでいく所を映していた。

それを見ていた人が、カラスは何と悪い奴だと非難している。

見ればそう見える。しかし環視している人はこう言った。「カラスは悪く見えるが、卵を守らないトキの親が悪いのだ」と。

 私は以前に鴻巣と言うところで心理学を学んだが、鴻巣と言う土地の名にこう言い伝えがある。コウノトリの巣に大蛇が卵を盗みにきたが、それをコウノトリの親が命をかけて大蛇と戦い、みごと卵を守った所から「鴻巣」という名がついたと。

私はこの縁ある土地で、子供を守る理論を学べた事が誇りで、又この理論で子供を守る為にこれからも伝えて続けて行きたいと思う。


                      真理攫取


金谷精神療法研究所

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2010年5月29日

分析家の独り言 358 (5月滋賀インテグレーター養成講座より:口唇期から肛門期へ)

5月2回目のインテグレーター養成講座は、口唇期の途中から、肛門期の途中までを講義した。

0~1.5歳の口唇期の発達課題は基本的信頼。

母親に適切に世話され愛されることにより、母親との間で基本的信頼を学ぶ時期。

この母への信頼をもとに、周りの人と信頼の輪を広げていける。

しかし、母との信頼を学べなければ、その先の他者との間に信頼を持つことは難しく、人間関係を結んでいくことも難しくなる。

そういう意味で"ひきこもり"とは、この口唇期からの欠損と言える。

口唇期に欠損していても、1.5歳頃から肛門期に入る。

リピドーは口唇から肛門に移る。

ちょうどトイレット・トレーニングの時期である。

肛門期の発達課題は自律性の獲得(セルフ・コントロール)である。

排泄をめぐり、親子の間で支配と服従、権力闘争がくり広げられ、その親の支配のもとでどれだけ子どもは自らの自律性を持ち続けられるかである。

直立歩行と言葉を使い始めた幼児にとって、自律とは分離不安を伴ないながらも、母親に見捨てられるでもなく、飲み込まれるでもない、程よい距離を学習している。

この時母親が躾という名のもとに子どもを支配してしまうと、子どもの自律性は育たない。


講座参加のクライアントの質問を受けながら、3時間半の講義をした。

次回は6月12日(土)、肛門期の残りと、エディプス期を講義する。


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滋賀インテグレーター養成講座開講日程のお知らせ(平成22年6月1回目)

毎月インテグレーター養成講座を開いています。

次回平成22年6月1回目は下記の通りです。

日   時 : 6月 12日(土) 11:00~14:30 

場   所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市 JR湖西線{唐崎駅」下車徒歩5分)

受講費用 : 一受講につき一万円
        初めての方はプラス テキスト代一冊5千円 (全三冊)


第13回インテグレーター養成講座 講義内容

精神発達論Ⅱ《肛門期》 の途中から
  
  肛門期
   肛門期の防衛機制 肛門期の関係障害 肛門期性格 能動的支配者 
受身的性格 まとめ
   サディズムとマゾヒズム 
   愛と憎しみ

精神発達論Ⅲ《エディプス期》

  エディプス期
   肛門から性器へ エディプス期の心の発達 男児の心の発達
   女児の心の発達 エディプス期の母ー息子・娘共謀 エディプス期の女性性
   ヒステリー性 好ヒステリー男性 エディプス期の防衛機制 まとめ

6月の2回目インテグレーター養成講座は、6月26(土)の予定

途中からでも参加いただけます。

また試しに一度受けてみたいという方や、この項目を聞いて見たいという方も、受け付けます。

その場合は、一回の受講費用 一万円とテキスト代(一回分) 二百円 です。 

遠方の方にはスカイプによる講座も受講していただけます。

詳しくは、skype de stherapy(スカイプ セラピー) のページをご覧ください。
 
興味・関心のある方、参加希望の方おられましたら下記へ連絡ください。

077-558-8766(電話ファックス兼用) または 050-3767-6283(OCNドットフォン)

090-7357-4540(携帯電話)

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2010年5月31日

分析家の独り言 359 (トイレット・トレーニングと子どもの心)

フロイトの言った肛門期は、ちょうどトイレット・トレーニングの時期にあたる。

この排泄をめぐって、子どもは自律性、セルフコントロールを学ぶ。

つまり、自分の排泄したい生理的欲求をいかに自律的にコントロールするかである。

例えば、親は子どもに「今おしっこをしなさい」という。

子どもは、「今したくない」。

また、親は「ここでおしっこをしておきなさい」という。

子どもは「いや、ここではしたくない」という。

このように、いつ・どこで排泄するかを、自律的に自分で考え行動すること。

この排泄をする = "出す・出さない"ということが、あらゆることに関わってくる。

出すものは大小便に限らず、お金も出す出さない物の一つである。

肛門期のトイレット・トレーニングに失敗すると、お金のコントロールが上手く出来ず、ケチ・しぶちん(出し渋る)か、または浪費家(垂れ流し)かという両極端になる。

他にも"出す・出さない"に関わるものがあり、言葉、感情などもそうである。

言葉・声を出す・出さない → 言う・言わない となり、おしゃべりか無口になる。

言葉・声を出す事に障害があると、吃音にもなるだろう。

感情の表出が下手であったり不適切であると、無表情であったり、泣くべきとことで泣けないなどとなる。

これら肛門期に養育者とのトイレット・トレーニングのやり取りの中で子どもは学習する。

ケチな吝嗇家は、我慢させ、抑える事を教える。

だらしがない養育者は、おむつが濡れていようが汚れようが垂れ流しのままにする、これが浪費家を生む。

おむつを取り替える時期が不適切である。

反対に、排泄を厳しく管理しコントロールしたい人は汚れることを嫌うため、たびたびおむつの中を見る。

子どもは何度も見られると、自然にそこに意識が行く。

これがこだわりや執着心を生む。

ちょっとしたことにもこだわるようになり、それが何度も手を洗う行為や、人の言ったことが気になってこびり付いてしまう。

こうして養育者(母)の心が、子どもの心に影響を及ぼす。

たかが "トイレット・トレーニング"、されど "トイレット・トレーニング" である。


理論を振り返り学ぶたび、自分の無知を知る。

同時に、知ることの喜びも知った、精神分析の世界である。


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About 2010年5月

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