« 2010年7月 | メイン | 2010年9月 »

2010年8月 アーカイブ

2010年8月 1日

分析家の独り言 378 (大阪2幼児放置死体遺棄事件)

大阪市西区のマンションの一室で、腐敗した幼い男児と女児の遺体が見つかった。
警察は30日午後、母親の風俗店従業員・下村早苗容疑者(23)を死体遺棄の疑いで逮捕した。

下村容疑者は「自分の時間が欲しかった。」
「風呂に入れたりすることが嫌になって、子供なんていなかったらよかったと思うようになった」
「ごはんや水も与えなければ、小さい子供は生きていくことはできないことはわかっていた」などと容疑を認めている。

下村容疑者は3姉妹の長女。
中学時代、非行に走り髪を茶色に染め、夜の街を徘徊(はいかい)した。
高校ラグビーの指導者として有名な父親(49)は、専修学校のラグビー部監督を務める知人の教諭に娘を託した。
下村容疑者は中学卒業後、この教諭の母親の家に下宿した。
卒業まで3年間、教諭のクラスで学び、放課後はラグビー部員の世話に汗を流した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

思春期に非行に走る子どもに、なぜ親は直接関わらないのか。

この事件の下村早苗容疑者も、父親がラグビー部監督を務める知人の教諭に娘を託したとある。

また、母親はどう対応したのだろう。

子どもが非行に走り、親が手に負えないと自立支援施設に入れるケースがある。

残念ながらこれも、子どもを見捨てた事になる。

産んだ責任、産ませた責任において、親は子どもと向きあう事が大事である。

それを人任せにしてはいけない。

下村容疑者も、父親の知人の教諭に預けられ、高等専修学校で更生し、ラグビー部のマネジャーとして活躍していた。

卒業後は就職・結婚と順調に歩んでいたようにみえたという。

しかし、それは表面上のことではないか。

非行に走り、荒れなければならなかった彼女の心の闇が、人に託し預けたことで解消されたとは思えない。

どんなに子どもが荒れても親が抱え、時間はかかっても世話をし愛情をかけ育て直す。

彼女は「子供なんていなかったらよかったと思うようになった」と言っている。

非行に走った娘を、親は手に負えず、非行の娘などいなかったらよかったと思うことはなかっただろうか。

彼女が、自分の存在を大事にされ、必要とされたなら、自分の子どもを「いなかったらよかった」とは思わなかっただろう。

人は、自分が見られたように他者を見る。

彼女が自分の子どもに向けるまなざしは、彼女の親が彼女に向けたまなざしに重なる。

また、彼女はホストクラブにはまり、子どもを放って行っていたようだ。

ホストクラブは、お金さえ出せば、客である彼女を女王様のように大事に扱ってくれる。

これまで、そんな扱いを受けた事のなかった彼女がはまっていっただろうと想像出来る。

子ども時代に親から大事に扱われ満足していれば、風俗で働き、ホストクラブへ行くこともなかっただろう。


私も子どもの非行の問題で相談を受ける。

当然子どもへの対応法、『オールOK子育て法』をお話する。

最初は迷いながらも、疑問を持ちながらも、お母さんはお父さんの協力を得て子どもに『オールOK』をしていく。

すると、子どもによい変化が見える。

そうして、一生懸命対応している親御さん達がいる。


その一例を実際に非行の息子に対応したクライアントの協力を得て、非行・家庭内暴力に悩む方々へ で紹介している。


亡くなられた二人の子どもさんのご冥福を心よりお祈りいたします。


ラカン精神科学研究所のホームページ

オールOK!子育て法 のページ


 虐待 月刊 精神分析 2010年06月号

2010年8月 3日

ラカン精神科学研究所メールマガジン 第5号発行(2010年8月)発行しました

ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。

8月1日に、2010年8月 第5号発行しました。

日々、クライアントの分析をする中で感じたことや、理論、自分の事を例にあげて書いています。

4月から始めてNo,5の今月のメルマガは、『コンプレックス』についてです。

一般にコンプレックスというと、劣等感と思われているようですがそうではありません。

インテグレーター養成講座や、分析理論講座でも話し、皆さんの関心の高いところのようで質問等多かった項目です。

折りにふれ今後もメールマガジン等で、例をあげるなどしながら、わかりやすく話していこうと思います。


興味ある方、メールアドレスを登録してお読みください。

メルマガ:子育て相談室便り
このページより登録できます。

ラカン精神科学研究所のホームページ
にもメルマガ登録画面があります。

2010年8月 4日

分析家の独り言 379 (オールOKするお母さん達にエールを送る)

クライアントは子どもの何らかの問題に悩み、ラカン精神科学研究所のホームページや各サイトを見たり、知人から紹介されて精神分析を受けに来られる。

子どもの問題であると、幼児・児童であろうが、十代・二十代・三十歳代であろうが、母親に子どもの状況を聴き、『オールOK』で子どもに対応してもらう。

なぜ『オールOK』するのか納得いくように説明し、具体的にアドバイスする。

しかし、、「オールOKし、子どもを受け入れ世話してください」と言っても、「私には私の人生があります」、「もう、子どもに振り回されるのは嫌です」とか、「それをしていたのでは、私は仕事を出来ません」などと言う人達がいる。

もう一方では、出来ればやりたくないが、どうやら『オールOK』するしかないらしいと思い、精神分析を受け、子どもに対応する母親達がいる。

人、様々である。

電話での問い合わせで、「先生は、どこの大学で、どういう先生のもとで勉強されたんですか」とか、「子どもにはちゃんとした精神科でカウンセリングを受けさせたい」と言われる方もいる。

有名大学を出たわけでもなく、社会的ネームバリューがあるわけでもない無名の私に、1時間1万円の分析料を払って、分析を受けにくるクライアント達がいることは奇跡かもしれない。

クライアントは、子どもに『オールOK』を実践していくが、日々子どもに接する中でいろいろな疑問や迷いが出てくる。

「本当にオールOKしていて良いのだろうか」、「いつまでオールOKをするのだろう」、「もしかすると、一生私は子どもの言いなりにならなければいけないのではないか」、「こんな事まで子どもに言われてオールOKをするのか」・・・など。

そういう疑問や迷いを個人の分析や、子育て相談室で質問される。

それに答え、説明していくと、クライアントである母親は皆さん言われる、「ここで聴くと、オールOKしようと思うが、また実際にやっていくと腹が立ったり、イライラしてしまい、失敗する」と。

そこには対応する母親の無意識(コンプレックス)が大きく関与するため、それは当然であり、仕方のない事。

「オールOKしてください」と言って、クライアントが「はい、わかりました」と言って何の抵抗もなくできるのなら誰も苦労しない。

そう出来るなら、もっと世の中に『オールOK!子育て法』が広まっているだろうし、対応する母親の分析も、子育て相談室も必要ない。

にもかかわらず、苦悩しながらも子どもに『オールOK』しようとするクライアントは素晴らしいと思うと共に、たまらなく愛しいと思う。

私も通って来た道であり、クライアントの苦悩は充分理解できる。

「何とか頑張って」と心の中で叫ぶ。

必ずその先には、子どもとの良好な関係を築き、苦労が報われる日がくる。

迷いながらも子どもに『オールOK』しようとするクライアント達をどうして支える事が出来るかを考える。

そして、私は無意識になど負けたくないと思う。


ラカン精神科学研究所のホームページ

オールOK!子育て法 のページ

メルマガ:子育て相談室便り

「子育て相談会 池袋コミュニティカレッジ」 月刊 精神分析 2010年08月号

2010年8月 6日

分析家の独り言 380 (8月大阪子育て相談室より)

大阪で毎月1回『子育て相談室』を開いている。

子どものひきこもりや非行で悩むお母さん方が参加されている。

子どもへの『オールOK』を聞いて、実践しているお母さんの話し。

子どもに頼まれて、夜中にジュースや食べ物を買いに行くことがあるという。

非行の子ども達の行動に多いのは、友達を家に連れてくるケース。

いわゆる非行仲間が、夜中つるんで家でたむろする。

子どもの部屋で夜中に大きな声で話したり、騒ぐこともある。

当然、親は近所迷惑になるし、自分もゆっくり寝られず、できれば友達には来てほしくない。

お母さんの気持ちはよくわかる。

しかし、荒れ出した子ども達は、親の言う事はまずきかない。

そして『オールOK』だからそれも許容する。

思春期非行に走り出した子どもにとって友達は同じ寂しさや親への不満を持った仲間である。

子どもにとって、その友達を悪く言われたり否定されるのは、自分を否定されるようなもの。

だから、子どもの友達ごと世話する事になる。

子どもに欲しいと言われたものを、自転車で買いに走ると言う。

「子どもに言われた通り動きましょう」「子どもに振り回されてください」と私は言う。

なぜそうするか、理論的に『子育て相談室』の中で説明しているので、そのお母さんは子どもに言われた通りに動いている。

すると、荒れていた子どもから、そうして動く母親を想いやる言葉が出ることがある。

また、非行仲間の子ども達も、複雑な家庭環境や様々な問題を抱え、親にしっかり対応されていない寂しい子ども達である。

家にくれば、自分の子どもだけでなく、友達の分もご飯を用意する。

よくやっていると感心する。

話を聞いていた初めて参加の非行の子どもに悩むお母さんは、「自分は優しい方と思っていたが、違っていた」と言われた。

周りからは、「そんな甘い事をしているから子どもがつけ上がるんだ」とか、「もっと厳しくしないといけない」とか言われる。

ならば、子どもに厳しくして、叩いてでも言うことを聞かせればよくなるのか、いや良くはならない。

お母さん方は、世間の常識とも戦わなければならない。

そんなお母さん方の悩みを聴き、話し合い、また優しい気持ちで子どもに接っしてもらえるようにと願いながらこの日も2時間の相談室を終えた。


ラカン精神科学研究所のホームページ

オールOK!子育て法 のページ

不登校・ひきこもりに悩む方々へ のページ

非行・家庭内暴力に悩む方々へ のページ

「子育て相談会 池袋コミュニティカレッジ」 月刊 精神分析 2010年08月号

2010年8月 7日

分析家の独り言381(虐待:ネグレクト)

朝のワイドショーで、母親自身が子ども時代にネグレクトの状態で育ち、その彼女が子どもを産んで育てる中で、我が子にまた同じようにネグレクトをしたという話を聞いた。

その人が言った、「自分の身に起きた事を、無意識に繰り返す」と。

その通り、人は自分が子ども時代嫌だったにも関わらず、その嫌なことを子どもに無意識に繰り返してしまう。

もちろん、良い事は良い事として繰り返す。

この無意識を意識に上げ、語り、しっかりと自覚しない限りマイナスは繰り返される。

精神分析で、根気よくこの作業をし、無意識に繰り返さないようにする。

人は誰も、無意識に操られて生きている。

育って来る過程で親に放っておかれた彼女は、子どもが自分のいうことを聞かず自分を無視すると、子ども時代親に無視された過去の事が思い出される。

当然、コンプレックスが刺激され、いきなり感情が出て子どもを怒るだろう。

そして、この彼女がいつも子どもに言うセリフが、「言う事をきかないなら、ママ出て行くからね」だったと言う。

子どもが自分の言う事をきかないと腹がたつ。

それは、その人が子ども時代に、おそらく親から言われた言葉だろう。

親の言うことをきかなければ、子どもを放って出ていくよとは、見捨て言葉である。

自分の力ではまだ生きていけない子どもにとって、母親の言う事をきかなければ、それは死に直結する。

すると、子どもはどんなに理不尽なことであっても、母親の言うことを聞かざるを得ない。

また、母親の機嫌をとったり、嫌われないように振舞う。

そうするうちに、子どもは自分の主体性を失っていく。

それは子どもの精神の死を意味する。

まして、今回の大阪の2幼児放置死体遺棄事件では、子どもは1歳と3歳だった。

母親の世話なしには生きていけない、それを無視し放置した。

下村容疑者もまた、親に見捨てられ、放置され、傷ついていただろう。

ただ刑に服すだけではなく、自分を見つめ、更生して欲しい。

まだやり直せる。

そのための援助者は必要だろうと思う。


ラカン精神科学研究所のホームページ

オールOK!子育て法 のページ

メルマガ:子育て相談室便り

 虐待 月刊 精神分析 2010年06月号

「子育て相談会 池袋コミュニティカレッジ」 月刊 精神分析 2010年08月号

2010年8月 8日

滋賀分析理論講座日程変更のお知らせ(平成22年8月)

滋賀で分析理論講座を開いています。

平成22年8月の分析理論講座の日にち、8月18日(水)が8月21日(土)が変更になりました。

日時 : 8月21日(土) 9:00-11:00
場所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市)
費用 : 3,000円 (テキスト別途 1冊1,000円)

一人での受講は1時間ですが、2名以上の場合は2時間の講義をします。
 
講座内容 : 『心の発達』 -口唇期の心の発達-
          口愛性格
        
「口唇期に固着したリピドーがつくりだした心的構えを、口愛性格という。その特徴は、全ての物をむさばり食い、快感原則に従って無差別に自分の要求をだし・・・底抜けの樽である。・・・」(テキストから一部抜粋)

子育てする上で、また人間を理解するために役立つ理論です。

子育て中の方、結婚前の方、男女を問わず知っておいて欲しいことがたくさんあります。

テキスト途中から、お一人でも参加していただけます。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

電話: 077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯: 090-7357-4540

メアド:lacan.msl☆gmail.com ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対
策)。


ラカン精神科学研究所のホームページ

メルマガ:子育て相談室便り

「子育て相談会 池袋コミュニティカレッジ」 月刊 精神分析 2010年08月号

2010年8月 9日

福岡出張のお知らせ(平成22年8月)

毎月1回、福岡出張セラピーを行っています。

平成22年8月の出張は以下の予定です。

日 時 : 8月23日(月)、24日(火)

場 所 : 地下鉄天神駅周辺 (詳しいことは電話等にてお問い合わせください)

分析料 : 10000円 (プラス交通費2000円)


23日(月)は、広島でもセラピーをします。

福岡近郊で分析を希望される方、おられましたらご連絡ください。

ひきこもり等により、外出が困難な場合は、お宅への出張セラピーを行います。

遠方への出張であるため、福岡でのクライアントの方には分析料プラス2000円の交通費の負担をお願いしています。

希望により子育て相談室・分析理論講座・インテグレター養成講座も開きます。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へお問い合わせください。

℡ 077-558-8766 または  050-3767-6283 (OCNドットフォン)

携帯℡  090-7357-4540


ラカン精神科学研究所のホームページ

ラカン精神科学研究所 福岡支所 のページ

メルマガ:子育て相談室便り

「子育て相談会 池袋コミュニティカレッジ」 月刊 精神分析 2010年08月号

2010年8月10日

滋賀インテグレーター養成講座開講日程のお知らせ(平成22年8月2回目)

毎月インテグレーター養成講座を開いています。

次回平成22年8月は下記の通りです。

日   時 : 8月 29日(日) 11:00~14:30 

場   所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市 JR湖西線「唐崎駅」下車徒歩5分)

受講費用 : 一受講につき一万円
        初めての方はプラス テキスト代一冊5千円 (全三冊)


第17回インテグレーター養成講座 講義内容

性格論Ⅰ《パーソナリティー》

  パーソナリティーの定義 
   気質 性格 性格類型 ユングの類型論 シュプランガーの類型論
   類型論の問題点 特性論 人格 性向検査

9月のインテグレーター養成講座は、9月11日(土)、26日(日)に開きます。

途中からでも参加いただけます。

また試しに一度受けてみたいという方や、この項目を聞いて見たいという方も、受け付けます。

その場合は、一回の受講費用 一万円とテキスト代(一回分) 二百円 です。 

遠方の方にはスカイプによる講座も受講していただけます。

詳しくは、skype de stherapy(スカイプ セラピー) のページをご覧ください。
 
興味・関心のある方、参加希望の方おられましたら下記へ連絡ください。

077-558-8766(電話ファックス兼用) または 050-3767-6283(OCNドットフォン)

090-7357-4540(携帯電話)

lacan.msl☆gmail.com ☆を@に変えたアドレスでメール送信してください。(スパムメール対策)


ラカン精神科学研究所のホームページ

メルマガ:子育て相談室便り

2010年8月11日

分析家の独り言 382 (8月滋賀インテグレーター養成講座より:ペルソナ)

今回の8月1回目のインテグレーター養成講座は、『無意識論Ⅱ ユングの六つの元型(アーキタイプ)』を解説した。

六つの元型とは、シャドー(影の自分)、ペルソナ、アニマ、アニムス、老賢人、太母といわれるものである。

その中の一つペルソナとは、人が社会に対して見せている顔の事であり、人は社会に対して一定の役割をもち、それに相応しい性格をつくる。

それは本当の自分ではなく、人から見られたい自分を演出するための仮面でもある。

本当の自分は、羽目を外したい、しかし人からは良い人と見られたいので、良い人、真面目な人の仮面を被る。

時には、場所と時を考えて、羽目を外し不真面目にいきたいが、あまりにも真面目に良い人をやっていると、不真面目な自分は無意識に抑圧されたまま、現実で発揮される事がない。

良い人を演じすぎてしまうと、その良い人の仮面が自分の顔に張り付いてしまい肉化され、外れなくなる。

そうなるとこの人は良い人をやり続けるしかなくなる。

程良く、真面目と不真面目を使い分け、自分の中で統合していくのが健康な精神といえる。

また、ペルソナ(仮面)を100個も200個もいっぱい持っている人がいる。

Aさんにはこの仮面、Bさんにはあの仮面、Cさん、Dさん・・・と、人によって仮面を付け替え、しかも1個では壊れたら困るため、スペアーを数個持っている。

その仮面を首からぶら下げ、引きずって歩いているようなものだから、当然首・肩が凝る。

そのうちに背中が痛くなり、最後は腰に来る。

これが腰痛、椎間板ヘルニアにまで至る。

あるがままの自分で生きている人に腰痛はない。

と話していくと、講座を聞いていたクライアントが、「そう言えば、最近肩が凝らないのは、そういうことか」と言った。

以前は首・肩が懲り、体が重かった。

何か精神的にこたえることがあると、寝込む事もあった。

分析していくと、これまで引きずっていた仮面(ペルソナ)を捨てていく。

当然体は軽くなる。

心の軽さは、体の軽さになる。

仮面を捨てていったクライアントがいうセリフがある、それは「楽になった」である。

楽に生きる事は、楽しく生きる事。

心が行動を生み出す。

この心を扱うのが精神分析である。


ラカン精神科学研究所のホームページ

メルマガ:子育て相談室便り

「子育て相談会 池袋コミュニティカレッジ」 月刊 精神分析 2010年08月号

2010年8月12日

分析家の独り言 383 (ラカン精神科学研究所HP5万件アクセス)

ラカン精神科学研究所のホームページのアクセスが5万件を越えた。

2007年春にホームページを立ち上げ3年余りになる。

私のクライアント達も、ラカン精神科学研究所のホームページ
のGoogleカレンダーの予定や、宣照真理のセラピー日記メルマガ:子育て相談室便りを読んでいると言う人達がいる。

分析依頼や、分析理論講座、子育て相談室への参加の問い合わせ・予約を連絡して来る新規のクライアントも、ラカン精神科学研究所のホームページや、オールOK!子育て法 など、各サイトを見ているらしい。

「オールOK!子育て法を読みました」という声はよく聞く。

非行やひきこもりで分析等に来られる方は、、オールOK!子育て法 や、不登校・ひきこもりに悩む方々へ非行・家庭内暴力に悩む方々へ のサイトを読まれているらしい。

ホームページや各サイトでは、私自身の経験や、仕事を通してクライアントの分析、講座、子育て相談室を通して感じたことや理論的な事を、ほぼスペースに制限なく書ける。

宣照真理のセラピー日記 では、出張予定や各講座・相談室の日程をお知らせしたり、『分析
家の独り言』と題してブログを書き綴っっている。


私は、17年前分析と出会った。

その頃の私は、子育てに悩んでいた。

もっと優しく子どもを育てたい、自分が育ったのとは違う子育てをしたかったが、それが出来ていない自分が見えた。

分析がどういうものかよくわからなかったが、とにかくこれしかないと飛び込んだ。

最初は子どものためと思って受けた分析だったが、結局は自分の問題だった。

自分を見続け、自分と戦ってきた。

気がつけば17年経っていた。

私は、あの17年前の夏、分析の戸を叩かずにいたら、今生きていなかっただろうと思う。

確かに分析によって救われた、私の命が今もある。

私のように悩んでいる人達に、精神分析というものがある事を知ってもらいたいと思い、日々ブログを書き綴っている。

精神分析を選ぶかどうかは、その人が決める事。

押し付けるつもりはない。

情報発信をして、それを見る人がいる。

その中の一握りの人が、分析を受けに来る。

これからもブツブツと独り言を書きながら、私の想いを伝えていく。

興味・関心のある方はお付き合いください。


メルマガ:子育て相談室便り

今年4月から月に1回発行し、今月で5号目となりました。
毎月購読者が増え、現在40名のメルマガ登録です。
ブログとはまた少し違った方向で書いています。


「子育て相談会 池袋コミュニティカレッジ」 月刊 精神分析 2010年08月号

2010年8月18日

マイケル・J・フォックスとセラピー 月刊 精神分析 2010年09月号 発刊のお知らせ

『月刊精神分析2010年9月号』は、「マイケル・J・フォックス(MICHAEL J.FOX)」を取り上げました。

マイケル・J・フォックスと言えば、映画バック・トゥ・ザ・フューチャー(三部作:BTTF)で一躍有名になった俳優さんです。

彼はBTTFの大成功により紛れもなくHe is huge star.ですが、不幸なことに、30歳の若さで難病:若年性パーキンソン病を発病します。

後に彼は「ラッキーマン」という自伝を書きます。大スターであるが故に病気を公表できず、隠し続けながら俳優活動を続けていた彼の苦悩が著されています。

彼の著書「ラッキーマン」をもとに、セラピー(精神分析)について語っています。

日本ではまだあまり知られていないセラピー(精神分析)を、知るきっかけとなれば嬉しく思います。


マイケル・J・フォックスとセラピー 月刊 精神分析 2010年09月号 はこちらをクリックしてください。

『マイケル・J・フォックスとセラピー 月刊 精神分析 2010年09月号 』 目次

 ・ 1、はじめに
 ・ 2、登場人物プロフィール
 ・ 3、精神分析/セラピーとは
 ・ 4、精神分析とマイケル J・フォックスの出会い
 ・ 5、マイケル J・フォックスと精神分析
 ・ 6、分析を受ける前のマイケル J・フォックス
 ・ 7、精神分析を受けた後のマイケル J・フォックス
 ・ 8、マイケル J・フォックスの夢分析
 ・ 9、カミングアウト
 ・ 10、パーキンソン病リサーチ財団設立
 ・ 11、終わりに
 ・ 12、マイケル・J・フォックス動画倉庫
 ・ 13、マイケル・J・フォックス年表
 ・ Webマガジン月刊精神分析&分析家ネットワーク


ラカン精神科学研究所のホームページ


過去の月刊精神分析も御覧下さい。

月刊精神分析2008年11月号 私と精神分析

月刊精神分析2008年12月号 心の栄養学講

月刊精神分析2009年01月号 運命は名前で決まる

月刊精神分析2009年02月号私と精神分析 2

月刊精神分析2009年03月号随筆 精神分析

月刊精神分析2009年4月号 なぜ分析で病が治るのか

月刊精神分析2009年5月号 精神分析家をえらびますか?

月刊精神分析2009年6月号 女性と仕事・結婚・出産

月刊精神分析2009年7月号 非行と家庭内暴力

月刊精神分析2009年8月号 酒井法子覚せい剤所事件と分析理論

月刊精神分析2009年9月号 秋葉原無差別殺人事件

月刊精神分析2009年10月号変容と変遷

月刊精神分析2009年11月号分析を受ける 

月刊精神分析2009年12月号私と精神分析 3

 月刊精神分析 2010年1月号 心的遺伝子論 精神分析的産み分け法 

 月刊精神分析 2010年2月号 依存症とは(覚せい剤など)

 月刊精神分析 2010年3月号 ひきこもり 不登校少年 

 いじめ対策 イジメ 苛め 月刊 精神分析 2010年04月号

 婚活相談と結婚生活 月刊 精神分析 2010年05月号

 虐待 月刊 精神分析 2010年06月号

 いい子が危ない 月刊 精神分析 2010年07月号

「子育て相談会 池袋コミュニティカレッジ」 月刊 精神分析 2010年08月号

2010年8月20日

オールOK子育て法 今週のメッセージ(平成22年7月分)

オールOK!子育て法に掲載した、「今週のメッセージ」7月の過去ログです。


(平成22年7月31日)

躾という名の元に、厳しく育てる親がいる。
それが子どものためと言うが、本当にそうだろうか。
「子どもが出した物は、自分で片付けなさい」と言う。
当たり前といえば当たり前の事。
しかしそれをただ厳しく言って片付けたところで、本当に良かったと思っているのは躾た親である。
結局は子どものためと言いながら、親自身のためではないか。
自分で片付けの出来る子にしておけば親は楽だから。
いろいろな事で、子どものためと言いながら、親は自分のためにしていないか、今一度自分を振り返ることも大切。

母の心(平成22年7月16日)

人は無意識に自分の育った過程を、子育ての場面で繰り返す。
否定され怒られて育った親は、子ども時代それが嫌だと思っていたにもかかわらず、その対応を我が子にしてしまう。
しかし、無意識であるから、自分が親と同じ事をしているとはまず気づかない。
小さな子どもを持つ、若いお母さんであるクライアントがいる。
分析により自分を語っていくと、子どもさんへの言葉がけが徐々に柔らかくなっていく。
それだけでも子どもにとってどれだけプラスになることか。
私は「お母さん頑張ってね」と、心の中でつぶやく。

2010ワールドカップに寄せて(平成22年7月4日)

今回のワールドサッカーでの日本の活躍は素晴らしかった。
その中での、本田選手の、
「大会前に多くのファンが応援してくれたことだけでなく、多くの人が批判してくれたことに僕は感謝していますし、目標を達成できませんでしたが、批判する人がいなかったら、ここまでこれたかどうかもわからない出来だったので」という言葉。
24歳にして、これが言えるとは・・・。
自分への批判はなかなか受け止められるものではない。
「何を勝手なことを」などと、相手を批判したくなるか、または落ち込むか。
自分の存在は他者に支えられている。
そういう経験は、子ども時代に育ってくる間に味わえることが大事。
批判さえも自分の糧とできる、自我の強さを感じる。


宣照真理
過去の今週のメッセージは、宣照真理のセラピー日記天海有輝のセラピー日記 分析家の独り言に掲載しています。


ラカン精神科学研究所のホームページ

オールOK!子育て法 のページ

メルマガ:子育て相談室便り

2010年8月22日

滋賀分析理論講座日程のお知らせ(平成22年9月)

滋賀で分析理論講座を開いています。

平成22年9月の分析理論講座を下記の日程で開きます。

日時 : 9月4日(土) 9:00-11:00
場所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市)
費用 : 3,000円 (テキスト別途 1冊1,000円)

講座内容 : 『心の発達』 
          -口唇期の心の発達- 
            まとめ
  -肛門期の心の発達-
            口唇から肛門へ

「母子間に特別の強い情緒的関係が出来上がり、自分が泣いて呼べば必ず母が対応してくれ、必要なものを供給したり、不快を快に変えてくれるという信頼感が出来ると、乳児は要求を感じても待つことが次第に可能になってくる。・・・」(テキストから一部抜粋)


子育てする上で、また人間を理解するために役立つ理論です。

子育て中の方、結婚前の方、男女を問わず知っておいて欲しいことがたくさんあります。

テキスト途中から、お一人でも参加していただけます。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

電話: 077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯: 090-7357-4540

メアド:lacan.msl☆gmail.com ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)。


ラカン精神科学研究所のホームページ

メルマガ:子育て相談室便り

マイケル・J・フォックスとセラピー 月刊 精神分析 2010年09月号

2010年8月25日

ラカン精神科学研究所 メールマガジン 第6号発行(平成22年9月)のお知らせ

ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。(9月1日発行)

子育て相談室便り(非行 不登校 引きこもり)ですが、子育てに限定せず多くの方に読んでいただけると思います。

クライアントの分析を通して、また自分を振り返り感じた事などを書いています。

今年2010年4月より発行し、6号目となりました。

毎月少しずつ読者登録が増えています。

今回発行するメールマガジンは、前回に続き、コンプレックス(無意識)についてです。

子どもに『オールOK』するとき、母親のコンプレックス(無意識)が関わり、頭では『オールOK』しようとしても実際には出来ない事がよくあります。

この時の心の構造やコンプレックス(無意識)の関わり方を、私の事を例に説明しています。

『オールOK』の話をしてもなかなか一般には伝わらない事が多いのですが、その中でも『オールOK』しようと頑張っているクライアントや、子育て中の一般の方、また自分を振り返る参考になればと思います。                                                 


興味ある方、メールアドレスを登録してお読みください。

メルマガ:子育て相談室便りこのページより登録できます。

ラカン精神科学研究所のホームページにもメルマガ登録画面があります。

2010年8月27日

大阪 子育て相談室 日程のお知らせ(平成22年9月)

大阪子育て相談室を開きます。

日 時 : 9月8日(水) 12:00-14:00

場 所 : JR大阪駅周辺(詳しくはお問い合わせください)  

参加費 : 1,000円 プラス交通日一人500円負担お願います
        (1回:2時間 完全予約制 電話等にて連絡してください)

子どもさんの年齢に関係なく、子育てに関しQ&A方式で相談会を開催しています。

日常の些細な事から、不登校、ひきこもり、非行、神経症など様々な悩み、問題に答えます。


子どもを理解し、親の考え方・態度が変わると、子どもは変化します。

諦めないで取り組めば、打開できます。

そうして頑張っておられる親御さんたちが学んでいます。

興味関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。


『子育て相談室』は、個人相談ではなく、2名以上の複数人数で行います。

個人のご相談は、精神分析になります。

詳しくはホームページを見ていただくか、電話等にてお問い合わせください。

電話: 077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯: 090-7357-4540

メアド:lacan.msl☆gmail.com ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)。


ラカン精神科学研究所のホームページ

オールOK!子育て法 のページ

不登校・ひきこもりに悩む方々へ のページ

非行・家庭内暴力に悩む方々へ のページ

メルマガ:子育て相談室便り

2010年8月29日

金谷氏今月のメッセージ (平成22年8月)

以下は分析家仲間の真理攫取(金谷)氏のHPにある今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。

テーマ「意識改革」

 所長の一言としてホームページを生かす為に、気楽に始めたコーナーであったものが
いつしか、「読んで気が付きました」と言う声が聞こえてきたり、楽しみに待っていて
下さる方もあることが分かりました。

止めようかと思った時がありましたが、お役に立つなら、一人でも見てくださる人がいる
ならばと、止める訳にはいかないなあ・・と自分自身を鼓舞する為にも書き続けようと
決意を新たにこれからもボヤキます。


 ここでいつも、いつも語ることは父や母の事である。

特に母親の役割の重要な事は、何度も書いた。母親ばかり責めてはと思い父親の役割の
事も書いた。

 その声は届くはずもない事は分るが、あまりにも馬鹿な母親が多くなっている事に不安
を感じる。

子供を犠牲にして死に追いやる事件が毎日の如く報道されている。

子供の育て方がわからないと言うよりは、子供を育てる意味が分からないと言った方がいい。

 当研究所でも母親学校を開講しているが、まったく問い合わせも無くなり無関心に
なってしまっている。

自慢ではないが、当母親学校を卒業したお母さんに育てなおしや、育ててもらってる
子ども達で元気のない子は一人もいない。絶対に良い子になる。〔といっても決して
親の都合良い子になる事ではない。〕

この良い結果を生み出している理由は何かと言えば、私の教え方が上手い!訳では決して無い。

元気になるお子さんのお母さん達の共通する点は、勤勉である・熱心で粘り強く行動力もある・素直に理論に従い賢明な母親であると言うことに尽きる。

知らない人が聞けば何を上手い事言って・・・・と思うだろう。しかし事実である。

子供を育てられないと言う事は、母親自身もしっかりと育てられていないと言うことで
ある。人間は学んだ事しか出来ない。

理論などまったく学んでいない母親が、時間とお金を使い、学びながら実行して行かな
ければならない。

でもやり方と育てる意味を考えれば出来る。辛くても苦しくても出来る。其れは当たり
前の事だと受け入れていく「一人の人間を育てる」事が簡単に片手間に出来るならば
苦労はいらない。

 私は母親学校やカウンセリングを通して母親の意識改革をしている。

根底から人間を育てるとは?人間が生きて行く為に必要な精神を、20歳までに築き
上げて行く方法等を学んで行かなければならない事を強く訴えている。

学校の勉強だけでは社会では通じない。オウム真理教の信者達の学歴の高さに驚いた
のはそれ程遠い記憶ではないでしょう。意識改革の素晴らしさを野村克也監督の事を
参考に説明したい。

 楽天の元監督であった事は周知の如くですが、戦後初の三冠王になった人で、選手
時代は南海・ロッテ・西武と活躍し通算ホームラン657本歴代ニ位の記録を持っている。
引退後、監督としてヤクルト・阪神・楽天と兼任監督時代を含め5度のリーグ優勝、
3度の日本一に輝き、通算勝利1565勝〔歴代5位〕の記録をも持っている。

野村氏が監督に就任するタイミングはいつもチームが最下位の時。

いつしか選手の能力を引き出す再生工場と言われる様にもなった。
そのきっかけとなったのは
平成元年〔1990年〕9年連続Bクラスに低迷していたヤクルトスワローズの監督に
なった時の事.
野村氏は、このチームは素質のある選手がいるのに成績が上がらない事が不思議だと
思ったそうだ。勝てないのは選手の考え方に問題があると見抜き、意識改革に取り掛
かった。

 彼が高校時代の恩師の教えに「技術の前に人間を磨け」と言う言葉がある。

その言葉通り、練習の後、毎晩選手全員を集め1ヶ月に渡ってミーティングをした。
その内容は野球とは関係ないサラリーマンの人達の仕組み・仕事とは何か?等様ざまな
事に渡った。
ミーティングを通じて伝えたかった事は"人間的成長なくして技術の進歩は無い"
選手一人ひとりの意識が向上すればプレーは変り、チームも強くなり成績も必ず上がる。
高いプライドは実行の妨げになる。組織の内では問題意識を持つ人間であってほしい。
このミーティングが功を奏し就任後3年目平成4年〔1993〕にリーグ優勝し3度の
日本一に輝いた。

野村克也は言う・・・・・人間に必要なものは経験と知識である。知識を得る為には
本をたくさん読む事だと言う。

そして提言する。・・・・・ 思考が運命や人生を決定する。
              考え方が変れば行動が変わる
              行動が変れば習慣が変わる
              習慣が変れば人格が変わる
              人格が変れば運命が変わる
考え方は行動と連動していると言う。人間最大の悪は鈍感であると言う。

 これを母親の意識改革に当てはめると母親の思考を変える

"母親の教えなど子供には通じない。母親の役割は子供の能力を見抜きそれを子供の力に
合わせて育てていく事にある。"

自分が育てるのではなく子供が育っていくのを支援するのである。自分の考えを速やかに
捨てて子育理論に素直に従い行動する。

結果だけを求めず子供の成長を見守る。昨日より今日・今日より明日、出来なかった事が
出来るようになった。分からなかった事が分かる様になった。
ただただ子供の成長を楽しみに、自ら意識改革に取り組み自らも成長する事により、良い
子供を育てる事が出来る。

一刻も早く改革に着手する勇気と決断に期待したい。         真理攫取


金谷精神療法研究所

ラカン精神科学研究所 のホームページもご覧ください

2010年8月30日

分析家の独り言 384(滋賀インテグレーター養成講座より:関心は愛を育てる)

関心は後に愛を育てる。

クライアント達は、子どもに『オールOK』していく。

最初は迷いながら、失敗しながらも。

子どもの話を聞いているつもりだが、なかなか母親の心に入って来ない。

子どもは自分の言ったことが母に正しく伝わらず怒ったりする。

聞く母親が、その親に関心を向けられ、自分の言うことをしっかり受け止められていないため、無意識に子どもの言葉をスルーしてしまったり、外してしまったりして受け取れない。

また、子どもが言った言葉に、何かコメントを返すが、そのコメントが子どもを怒らせる事がある。

何かがズレていて、子どもはイライラするらしいが、母親はどこがどうズレているのかわからず困惑する。

それでもあきらめず子どもに関心を向け続け、子どもの言葉に耳を傾けていく。

そして、子どものストライクゾーンを探し、ど真ん中に当たる日が来る。

その努力が尊いと思う。


4~5日前、娘が「お腹が痛い」「お腹をさすって」と言った。

私は娘のお腹をさすり、娘が「もういい」と言うまで手を当てていた(これが手当てということ)。

一昨日、朝からバスケの試合に行き心身ともに疲れたのか、娘と晩ご飯を食べていた途中胃が痛くなり、たまらず横になって少し寝た。

心配して娘が「大丈夫?」と言いながら私のお腹をさすってくれた。

娘の温かい手が心地良かった。

「お腹をさすられるってこんな感じがするのか、いいもんだな」と私は思った。

私は娘にお腹をさすって欲しいと言ったわけではないが、したことはこうして返ってくるのか。

人の暖かさ、想いやり、関心をかけられた事が、情緒を育て愛を育てる。


そんな話を、性格論Ⅰ《パーソナリティー》を説明しながら、クライアント達と話し合った。


ラカン精神科学研究所のホームページ

オールOK!子育て法 のページ

メルマガ:子育て相談室便り

2010年8月31日

分析家の独り言 385 (8月京都子育て相談室より:決して見捨てない)

昨日、『京都子育て相談室』を開いた。

いつものように、一人ずつ近況報告と子どもへの対応について質問を受けた。

それに答えつつ、症例や私自身の事を話していく。

いいタイミングで来てくれたと思うことはよくある。

参加のあるお母さんが、子どもと距離を取りたいと思っていたと言う。

しかし、どんなことがあってもそれは子どもを見捨てることになる。

子どもの行動、様子、症状を聞くとそれら全てが、母を求めている行為であることがわかる。

それを理論的に説明しながら、子どもの言葉や行動をインテグレーター(分析家)が言語に直し、お母さんに理解してもらう。

実際には子どもを見なくても、お母さんの報告からその子が何を思い何を訴えたいか、インテグレーター(分析家)にはわかる。

そのため、「それはこういう事です」と言うと、お母さんは「はい、子どもはそう言います」と言う。


確かに対応するお母さん方は大変で、子どもに文句を言われ、怒られ、不機嫌になられたりする。

それでも、にもかかわらず、子どもを見捨てず、閉ざされた子どもの心の扉をノックし続けていくのだから。

もういい加減、嫌になることもある。

世間からは、「そんな甘いことをしてるから、子どもがつけ上がってやりたい放題するんだ」と批判を受ける事もある。

世間をも敵に回し戦う事になる。

親にすれば踏んだり蹴ったりで、「や~めた」と言いたくもなる。

しかし、本当に戦うべき相手は親である自分自身であることに気づいていく。

そして、子どもの言動の意味を説明すると、「やっぱりオールOKするしかない」と思い直される。

最後には「来て良かった」の声。

私も「ああ、良かった」と思う。

これで子どもは立ち直り、成長の可能性がある。

ここで親が見放してしまえば、大阪の2幼児放置死体遺棄事件の村早苗容疑者に至る事もある。

参加のお母さん方は子育てする同じ親として、人の話も自分の身に置き換え納得し、気付くことがある。

「そうよね」「それわかる」の声が聞かれる。


世間で起きる様々な事件を食い止めるには、親が子どもへの正しい対応を知り、実践する事。

悲劇は未然に防げるのにと、事件が起きるたびに残念に思う。

一人でも多くの子どもが救われ、幸せな人生を歩んで欲しい。

母が対応すれば、子どもが自力で乗り越えるより、もっと短期間で、苦労も少なくいけるのだから。

ただ自力で乗り越えられず、事件や事故、心身の病等でつぶれていく場合もある。

そんなことを思いながら、毎月子育て相談室を開いている。


9月の京都子育て相談室は9月13日(月)の予定。


ラカン精神科学研究所のホームページ

オールOK!子育て法 のページ

不登校・ひきこもりに悩む方々へ のページ

非行・家庭内暴力に悩む方々へ のページ

メルマガ:子育て相談室便り

About 2010年8月

2010年8月にブログ「宣照真理のセラピー日記(ラカン精神科学研究所)」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2010年7月です。

次のアーカイブは2010年9月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。