2014年8月アーカイブ


自己愛には健康な自己愛と、病的な自己愛があります。

自己愛とは、自分が自分を愛する、自分に惚れ込むことで、

健康な自己愛は人間にとって大切なものです。


自己愛は生まれながらに備わっているのではなく、また自分一人でつくることは出来ず、

子どもにとっての最初の対象である母との関係でつくられていきます。

自分の喜びは母の喜びであり、母の喜びは自分の喜びである、

これを互いの交流によって感じ合い、確認し合える、これを『エロス的交流』といいます。

この母との一体感が自己愛の源泉、原始的自己愛になります。


エロス的交流とは、快の一致と共有です。

大人になって男女間の身体的交流による快感を求めたのが性行為です。

自分の気持ちよさが相手の気持ちよさになり、一体感に快を感じます。


母に同一化し母との一体感を持てない=エロス的交流をできなかったなら、

原始的自己愛は欠損してしまいます。

すると大人になってから身体による快の共有を持つことが難しくなる可能性があります。


新生児はまだ微笑むことの意味も知らず、外からの刺激を自分の中で処理出来ず、

顔の筋肉の痙攣になります。

それを母親は自分の授乳行為など養育行動を赤ちゃんは喜んで

笑っていると錯覚出来ることが大事です。

赤ちゃんのこの顔の筋肉の痙攣が、母とのエロス的交流を重ねるうちに、

喜びの表現としての笑いになっていきます。

これを体験するのは新生児の時です。

子どもに笑顔が少ないとしたら、それはお母さんの笑顔が少なかったはずです。

お母さんに大事なのは笑顔です。

小田和正さんの『愛になる』の歌詞に

「笑顔はいつも言葉を越えてすべてを包む愛になる」とあります。

母の笑顔が子どもの健康な自己愛をつくる一助となるはずです。


     - インテグレーター養成講座1(自己愛論1自己愛人間の心理と生態)- より


               インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

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他者の中に見出すのは自分です。

精神内界に自分で意識し言語化できる意識界と、

その下に意識に上げておいては困る内容がしまわれている無意識があります。

例えば、人には真面目なきっちりとしたところと、不真面目でいい加減なところの両面があります。

真面目な自分しか認めない人にとって、

不真面目な自分は受け入れがたく、そういう自分は排除します。

すると、はじめは意識にあった不真面目な自分を無意識に追いやり、

真面目一本で生きていきます。


ある時、他者の中に不真面目なところを見ました。

その時不快や嫌悪を感じたり、イライラする腹が立つ、気になる、引っかかったなら、

それは自分の無意識に追いやった意識したくない自分です。

自分の持っているものを他者に投影して「嫌い」と見ています。

真面目な自分も不真面目な自分もいることを認めていたなら不快も嫌悪も感じません。


また、自分が意識している肯定的な性格を他者の中に見つけると、

好意を感じ友達になれます。

これも自分です。

「他人は自分を映す鏡」とはこのことです。


人が他者を好きになるのも嫌いになるのも、自分の性格(属性)の投影です。

人には投影のメカニズムがあるので、自分と違う人、嫌いな人とは付き合いません。


しかし、他者が自分を刺激し、自分を育ててくれます。

自分と違った人と付き合わないために、自分を越える人とは出会いません。

自分と違う人、嫌いな人と付き合うと、

自分のネガティブなところを発見し意識化できます。

他者を通して自分を知り、客観的に人が見られるようになると世界が広がります。

世界が広がったとき、今まで自分がいかに狭い世界に居たかがわかります。


              - インテグレーター養成講座1(自己防衛論5防衛行動)- より


                        インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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毎月インテグレーター養成講座を開いています。

日   時 : 9月 4日(木) 11:00~12:00 

場   所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市 JR湖西線「唐崎駅」下車徒歩5分)

受講費用 : 一受講につき一万円
        初めての方はプラス テキスト代一冊5千円 (全四冊)

- インテグレーター養成講座Ⅲ- 講義内容 ‐

 夢分析Ⅱ 《夢の構造》
 
  夢分析の目的
 
    心構え 夢解釈の使用 準備 
 
  分析の手順
 
    初回夢 手順
 
  夢の連想の仕方について

テキスト途中の項目からでも参加できます。

また試しに一度受けてみたいという方や、この項目を聞いて見たいという方も受け付けます。

その場合は、一回の受講費用 一万円とテキスト代(一回分) 二百円 です。 

遠方の方にはスカイプによる講座も受講していただけます。

詳しくは、skype de stherapy(スカイプ セラピー) のページをご覧ください。

こちらに、スカイプの設定の仕方も載せています。

6.スカイプでセラピー手続きマニュアル

一人での受講も可能です。

その場合は1講座1時間で、受講料は1万円です。
 
興味・関心のある方、参加希望の方、下記へ連絡ください。

077-558-8766(電話) 

090-7357-4540(携帯電話)

lacan.msl☆gmail.com ☆を@に変えたアドレスでメール送信してください。(スパムメール対策)

                        インテグレーター(精神分析家) 登張豊実
  

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- 8月27日インテグレーター養成講座1(自己防衛論5防衛行動)- によせて


防衛法の中に「同一化(同一視)」があります。

「同一化(同一視)」は、他者を自分とみなすことです。


例えば、ボクシングの試合を見ている観客が興奮して総立ちになっている状態です。

観戦している観客が選手の立場になってリングに立ち、

その選手の視点で戦っている相手の選手を見ています。

また、映画やドラマで主人公が後ろから襲われそうになって、

思わず「危ない」、「早く逃げて」と言ったり思ったりしている時もそうです。

これは、見ている自分が後ろから襲われる主人公と同一視(同一化)している状態です。


このようにして人は主観を他者の方へ動かすことができます。

主観は流動的です。

他者の立場になって、そこから物事をみると見え方が違います。


この主観の位置が他者の方へ動き過ぎるのも、固定して動かないのも健康な状態ではありません。

基本的には、主観は自分の中にあることです。

これがいつも他者の方へ動いている人は、他者の視点に立って、

他者の身になって考える人です。

この人は配慮性が高く、周りからは「いい人」と言われます。

他者から自分がどう見られているか、人の目をとても気にします。

主観性が自分の所にないとは、主体性がないということにもなります。

他者の視点に自分を移して、他者の位置から見ているため、

主は他者になり、自分はいつもサブになってしまいます。


それを続けていくと、自分とは何者かどういう人間か、何が好きで

何を目指して生きていこうとしているのかが分からなくなります。

社会や人に流されて生きることに慣れてしまうと、その方が楽になっていきます。

しかし、どこか自分というものの充実感が持てず、虚しさが漂います。

人から嫌われたくなくて、嫌われるのを恐れていい人をしてしまう。

そこには否定的意味のついた、嫌われる自分がいます。

そのためにいつも他者の側に立って自分がどう見られているかを気にして

いい人をしていないと不安になるでしょう。

ただ他者から好かれる自分か嫌われる自分かの意味づけは、

子ども時代の周り、特に親からの扱いによって決まります。


これに対して、いつも主観が自分の側だけに固定している人がいます。

この人は自分勝手で、一切他者の身になって考えたり、見たりすることがありません。


同一視は、他者を自分と見なす主観の移動、流動性です。

自分だけに留まるのでもなく、また自分をいつも離れて

他者の立場から物事を見るのでもなく、程よい適度な流動性を持つといいですね。

その方法として精神分析があります。


                インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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- 8月27日インテグレーター養成講座1(自己防衛論5防衛行動)- によせて


人の精神内界には、自分で言語化できる意識と、

その下に意識化し言葉にされては困る内容がしまわれている無意識があります。

日常の中で嫌な出来事があり、嫌な想いをしたり傷ついたりします。

そういったことは意識にあげておくと、その時の不快な感情も思い出してしまうので、

意識に置いておけません。

この意識したくない、言語化したくない嫌な想いや傷ついたことを、

意識の下の無意識にしまっておこうとする心の働き、技術のことを「防衛」といいます。


この防衛法には、「隔離(分裂)」、「抑圧」、「否認」、「退行」、「摂取」、「同一化」、

「投影」、「置換」、「反動形成」、「知性化」、「合理化」、「昇華」の12種類あります。


例えばその中の「反動形成」とは、反対のものに置き換える、反転させるという方法です。

弱い自分がいて、それを人に知られたくないので強く見せるということです。

そのためにいかつい恰好をしたり、強い口調で人を威嚇するのもそうです。

強がっている人ほどじつは小心者ということです。

依存的な自分を知られたくない人は、自分は独立心があり何でもできると

権勢をふるいます。

ケチな自分を知られたくなければ、人に気前のいいところをみせればいいのです。

このようにして対立する反対のものを使えばいいので、防衛法としては簡単です。


しかし、無理をして反対のものに置き換えているので、心的エネルギーを使います。

人は弱い自分、依存的な自分など他人に知られたくないために防衛するのですが、

それは結局、自己愛が傷つくためです。

「なんだそんな人だったのか」と自分の価値が下がることを恐れます。

良いところも悪いところもありいろいろな自分がいて、

それらを自分が認めて受け入れ、ありのままでいられると楽です。


自己愛を守るために12種類ある防衛法を、何種類も複雑に組み合わせて使うために

心的エネルギーは浪費されます。

防衛法を過剰に使うために疲労してしまい動けなくなる、これを「神経症」といいます。

人に会うのが面倒になったり、ひきこもったり、

対人恐怖になるなど病へ移行していきます。


心の健康には、少ない防衛法で効率よく防衛することです。

全く防衛できないのも、裸で外を歩くようなもので病理です。

防衛の破綻が症状になります。

自我の弱さが防衛法の脆弱さに繋がるので、自我をしっかり持つことです。

実はこれがなかなか難しく、その第一歩が自分を知ることです。
 


                         インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

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インテグレーター養成講座Ⅰ-2を開きます。

日   時 : 8月 28日(木) 午後1:00~2:30 

場   所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市 JR湖西線「唐崎駅」下車徒歩5分)


受講費用 : 一受講につき一万円
          初めての方はプラス テキスト代一冊5千円 (全4冊)
          またはテキスト代(1項目)200円

インテグレーター養成講座Ⅰ 講義内容
     
- 自己愛論1 《自己愛人間の心理と生態》 -
   
   自己愛度チェック   

   自己愛の心理
   
    自己愛とは何か ナルキッススの神話  

   健康な自己愛
 
    健康な自己愛の源泉 原始的自己愛 惚れ込み 日本的自己愛人間と日本的マゾヒズム

   自己愛社会

    母性社会 集団幻想が解体した現代 つくられた自己愛の満足 お客様は神様です 

試しにこの項目を聞いて見たいという方、受講受け付けます。

その場合は、一回の受講費用 一万円とテキスト代(一回分) 二百円 です。 


遠方の方にはスカイプによる講座も受講していただけます。

詳しくは、skype de stherapy(スカイプ セラピー) のページをご覧ください。

こちらに、スカイプの設定の仕方も載せています。

6.スカイプでセラピー手続きマニュアル

一人での受講も可能です。

その場合は1講座1時間です。
 
興味・関心のある方、参加希望の方、下記へ連絡ください。

077-558-8766(電話) 

090-7357-4540(携帯電話)

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人は尊重され愛され適切に世話されたいと思います。

自分だけを見て、関心を向け、優しく声をかけられ、抱きしめられる。

そんな子ども時代ならどんなに仕合せだっただろうと。

実際は望んだこととは逆であることが多いと思います。


そして、自分が親になった時には自分の母とは違う、優しい母になろうとします。

しかし結局、自分が描いた理想の母になれず悩みます。


例えば、子ども時代、現実の母が自分のことを世話せず、関心も向けなかった、

つまり、自分という存在は現実に母に見捨てられ、自我は抹殺されたとします。

自我の抹殺とは、子どもである自分の欲求はきいてもらえず、

母の要求・欲求に合させられるということです。

母は子どもである自分を尊重せず、目も手も自分がかけて欲しいようには

かけてくれなかった。

そうして母は、自分のしたいように主体的に生きました。

それでも母は、自分が子どもを世話せず見捨てたなどとは思っていません。

そして母はこう言います、「私は私なりに一生懸命子どもを育てた」と。


(私の母も実際この言葉を私の言いました。

そして母親になった私も分析を受ける少し前までは子どもに対してそう思っていました。)


この母に見捨てられた自分が抹殺されたまま生きていくことは屈辱です。

自分の抹殺された主体の再生を願います。

そのためには主体的に生きることです。

主体を取り戻すとは、母の主体になることです。

すなわち、母のように子どもを見捨てることです。

これらのことは無意識でのことなので、意識でとらえることはまずできません。


だから、無意識に母から子へ、子から孫へと無意識に伝えられ連鎖していきます。

虐待の連鎖も同じです。


見捨てられ虐待を受けた人は、虐待した母を無意識にその母を持ち、

その無意識が背後から自分を操ります。

これを意識で止めるのは至難の業で、止められることは奇跡に近い。


しかし精神分析で心や無意識を見ていき、知っていくと、どういう構造のもとに

自分はどう行動しているか。

その元にある母の自分への対応などを思い出し語ります。

こうして無意識を意識化し、自分を理解していくと言動が変わります。


本当に自分の主体を取り戻し生きることは、子どもの主体を抹殺することではなく、

無意識に打ち勝って子どもに『オールOK』し、満足し喜ぶ子どもの顔をみて、

これが、私が母にして欲しかったことだった、

それを子どもに出来るようになり、これでよかったと喜べる母親になることです。

そうなれば、子どもも母である自分も良好な関係を持ちながら、

共に楽しく生きられます。


そんな関係の親子が増えることを願いながら、精神分析という仕事をしています。

 


                インテグレーター(精神分析家) 登張豊実
 

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毎月インテグレーター養成講座を開いています。

日   時 : 8月 27日(水) 11:00~12:30 

場   所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市 JR湖西線「唐崎駅」下車徒歩5分)

受講費用 : 一受講につき一万円
          初めての方はプラス テキスト代一冊5千円 (全4冊)
          またはテキスト代(1項目)200円

-インテグレーター養成講座Ⅰ- 講義内容

- 自己防衛論Ⅴ 《防衛行動》 -

防衛行動

     同一視(同一化) 反動形成 投影 分割(分裂) 合理化 知性化 退行 昇華


テキスト途中の項目からでも参加できます。

また試しに一度受けてみたいという方や、この項目を聞いて見たいという方も受け付けます。

その場合は、一回の受講費用 一万円とテキスト代(一回分) 二百円 です。 


遠方の方にはスカイプによる講座も受講していただけます。

詳しくは、skype de stherapy(スカイプ セラピー) のページをご覧ください。

こちらに、スカイプの設定の仕方も載せています。

6.スカイプでセラピー手続きマニュアル

個人の受講も可能です。

その場合は、1時間1万円となります。

詳しい内容は、ラカン精神科学研究所ホームページ

ラカン精神科学研究所ホームページ 10.<インテグレーター養成講座のご案内>
をご覧ください。

 
興味・関心のある方、参加希望の方おられましたら下記へ連絡ください。

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私どもラカン精神科学研究所のホームページやブログ、

各サイトを見て精神分析の依頼の連絡をいただきます。


子どもさんの何らかの問題で悩まれるお母さん、お父さん方は

『オールOK』子育て法に興味を持ち、分析に来る前から

ブログ『精神分析家のセラピー日記』を読んでいましたとか

中には、ブログをプリントアウトして読みましたとか、

親や兄弟に渡して読んでもらいましたという方もおられます。


ブログ等で理論や事件を通して、

『オールOK』子育て法が皆さんに理解されるようにと思って書いています。


『オールOK』と聞いて、まず疑問に思われることは

そんなに何でも子どもの言うことを聞いて本当にいいのか。

わがままになって、限りなく要求されるのではないかということです。

親の経済力にも限界があり、それを越えて要求されたら身が持たないと親御さんは思います。


赤ちゃんの頃であれば、要求に応えて授乳やおむつを換え、

抱っこしてあやしたり、スキンシップをして可愛がることでよかったのですが、

年齢が増すごとに、愛情不足はより物やお金に変わっていきます。

5歳は5歳なりに、10歳は10歳なりにそれぞれ欲しいものがあります。

思春期頃になると、欲しがる物の金額も更に上がります。


その都度子どもの要求に応えていれば、法外なものは要求されませんが、

子どもは制限されてきた分だけ取り返したいので、中には多額のお金を要求することもあります。

その例がサイト『非行・家庭内暴力に悩む方々へ』にある緒方さん(仮名)の例です。


親が例え借金をしてでも子どもの要求に応え続ければ、子どもは自ら抑制を学習します。

実際にはそこまでの覚悟が親にできるかが問題です。

大抵の場合、子どもの方が、親が経済的に応えられる限度を知っているので、

そのギリギリのところで要求を出してきます。

要求の多さ、高さは、その子の不満や欠けたもの大きさに比例すると思ってください。

そのために要求する量(金額)、その期間等、個人差があります。

しかし、応え続ける限り抑制される時が来ます。


結局、親の度量と覚悟が試されるように思います。

親の対応が変わると、子どもに変化が表われ落ち着いてきます。

精神分析は親御さんが『オールOK』の意味とやり方を正しく理解して

実践するための話し合いです。


何とか子どもに対応し、子どもの良さを引き出し活かしたいという親の思いが、

遠くても忙しくてもセラピールームに足を運ぶことになるようです。

子どもさんの年齢や状況によって、セラピールームに来ることが困難な方は、

電話での分析をされるクライアントもおられます。

いずれにしても、心は行動に表われます。

クライアントの熱意と事情に考慮して、遅い時間帯の分析もしています。

分析のやり方、時間についてもご相談ください。


親御さんが『オールOK』できるように、

そして子どもさんが自分らしく活き活きと生きられるようにサポートします。


                インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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人はなぜ夢をみるのか。


一つは、激しい情動(ストレス)の発散によるカタルシス効果です。

人が 一日17時間くらい活動している中で、いろいろなことが起こり、

自分のしたいようにし、言いたいことを言ってはいられません。

嫌なことを我慢しなければいけなかったり、怒りたくても怒れなかったりします。

時には殴りかかりたいくらいの攻撃性を対象にぶつけたい時もあります。

しかしこの破壊衝動を対象にそのまま出してしまうわけにはいけません。

エスから突き上げてきたこの衝動を、超自我は社会適応のために抑圧します。

破壊のエネルギーは対象に向かうことなく、無意識の中にしまわれます。

この消化できなかったエネルギーの溜まりがストレスになります。


このストレスは一日一個とは限らず、またそのエネルギーの強さも様々です。

本当なら現実で、何かの形で消化・発散できればいいのですが、

できずに溜まるばかりです。

そこで現実にはできないので無意識の世界を舞台にして、その中で自分が主人公となって、

現実には出せない衝動のエネルギーを、ドラマや映画のように自由気ままに、

捕まったり処罰されたりすることなく、言いたいこと言ったり、攻撃したりします。

人はこれを映像化して夢として見ています。


例えば自分は閉じ込められている籠の鳥だと思う人は、

空を自由に飛び回るという夢で消化します。


もう一つは、自己規定の記憶の整理・ファイルのためにインデックス作りをしています。

起きている間にあった、言いたかったのに言えなかったこと、できなかったこと、

その時の情動を無意識の舞台を使って処理しますが処理しきれません。

そこで例えば今日一日あったことが書かれたファイルが作られ、

ファイルにインデックス(見出し)を付けます。

記憶のファイルを作り、そのストーリーを凝縮してインデックスを付けることで

心を整理し余白を作るのです。


このインデックスがあるためにもう忘れている内容も、

夢を解釈していくとその詳しい内容にまで辿りつけます。


           - インテグレーター養成講座3 夢の構造 - より


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子どもの要請に従って応えることが母性的対応ですが、

子どもが母に求めた時に求めたように応えるのではなく、

母が子どもに何かしてやりたい時にしてやりたいことをします。

例えばそれは、子どもが「抱っこして」と言った時には「今忙しいから後で」と排除して、

母が抱っこしたい時に抱っこするというようにです。

母親は自分の矛盾したことに気づかず、子どもを可愛がったと思っています。


母自身がその母との葛藤が未解決なので、こうして自分の子どもの養育場面に

この葛藤がそのまま出てしまいます。

それは子ども時代の甘えを持った母でもあるため、

自分が何かをして欲しいという気持ちが強くあります。

すると子どもにお手伝いをさせます。


子育てとは、安心と安全のもとに愛情をもった同一人物によって

一貫し持続した世話行動をいいます。

家庭内に争いがなく、経済的不安もなく物心ともに安心でき、

いつも両親の傘のもとに守られているという安心感・安全感のもとで

いつも子どもを見守り適切な世話をし、子どもが愛されていると感じる母によって

それが母の都合やその時の気分によって変わるのではなく恒常的に

しかもある時だけではなく、継続して子どもに関わることが

『子育て』ということです。


残念ながら自分にはどれもなく、まともに子育てされなかったと知ったとき、

自分の生きにくさの原因を理解し、不満、悲しみ、悔しさを感じます。

そんな悲しい自分は見たくないし、認めたくもありません。

目をつぶって見ないことはできますが、無かったことにはなりません。


どんな自分も自分だと受け止めていく限り、充実した人生を送ることは可能です。

欠けたものを知ったなら、今の自分としてどのように埋めていくかを考えて、

得ていくからです。


             ‐ インテグレーター養成講座1-2( 自我論4 母性とは )より - No.2


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母自身がその母との「母--娘葛藤」を未解決のまま現在も持っていると、

子どもに対して母性的役割をとることに抵抗があり、育児を疎ましく思います。


「母--娘葛藤」とは、母となった人がその自分の母に、

愛と憎しみの葛藤を抱えているということです。

自分の欲求に応えてくれた母に対しては愛情を感じます。

しかし自分を拒否したり否定した母には憎しみを感じます。


この愛と憎しみの葛藤を抱えたまま子どもを育てるので、自分もまた子どもに対して

無意識に、子どもが愛と憎しみを感じる対応をしてしまいます。

子どもの欲求に気持ちよく応えられる時と、応えられない時があります。

また、子どもを食べてしまいたいくらい可愛く思う時と、

殺してしまいたいくらい憎らしく思う時があります。


葛藤があるとうことは、コントロールがきかないので一貫性がなく、

ランダムに気まぐれに起こります。

すると子どもは母の顔色を見て気を使います。

そして、お母さんのかおを覗き込んで

「ねえ、お母さん怒ってる?怒ってない?」と聞きます。

子どもからこの言葉が出たら、要注意です。


一貫性がなく気まぐれに母の機嫌がコロコロと変わると子どもはとても不安になります。

心的エネルギーを使いとても疲れるので、子どもは何か法則性を見つけようとします。

しかし、母の気分次第、出たとこ勝負なので法則などありません。

母親が子どもに振り回されるのが本来なのに、子どもが母に振り回されることになります。

これでは親子逆転で、子どもの心の発達は障害を受けます。


自分の無意識を知ることです。

お母さんが自分を知って気づけば、これらの事態を避けて正常な状態に修正できます。

そうすれば、母と子は良好で健全な関係になり、子どもはすくすくと成長します。

精神分析によってそのための話し合いをします。


            ‐ インテグレーター養成講座1-2( 自我論4 母性とは )より -


                         インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

 

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インテグレーター養成講座で理論を話すために、テキストを開き読み直します。

本を読んでもそうなのですが、

時間をおいて以前より理解が深まったり自分の枠が広がったりした状態で読むと、

また違った理解や思考に出会います。


インテグレーター養成講座Ⅰ-2、- 自我論Ⅳ《母性とは》- を読み返していました。

育児をする母は子どもに適切な刺激を与えられるような関係であることが大事です。

子どもはお母さんに適正な刺激を与えられることが少ないと、好奇心を育てることができません。


お母さんのマンネリ・ワンパターンとは融通性の無さということでもあります。

楽しいハプニング、適度なサプライズ、変化、楽しみ、ユーモアというものが、

どれだけ自分が育った環境にあっただろうか。

そして自分が親となったとき、どれだけ子ども達にそういった

適切な刺激を与えられただろうかと考えさせられます。

更に今、枠を取っ払い自由な発想のもとで毎日を楽しんでいるだろうかと自分に問い掛けます。


自分では随分枠を外し楽になったと思っていましたが、改めて考えると

まだ枠にとらわれて融通の利かない自分がいることに気づきます。

気づいた途端、これは大変だと走り出します。

融通の利かない自分と気づいて自己規定したところから、融通の利く自分を目指して。

イメージトレーニングや、実際の映像でビルの爆破解体の映像をYouTubeで探し、

目で見て自分の枠を壊すことを意識化します。


よほどいつも意識していないと、それが例えマイナスのことであっても

慣れ親しんだ過去に、どうしても無意識に引っ張られてしまいます。

気づいては書き換えて改める、そして前へ進む。

「前へ、前へ」と進むことが、過去を捨てて行くことになる。

「漫然と事に臨んではいけない」といわれた意味がわかります。

明確な意思を持って自分の足で、考えで歩くこと。


テキストや本のあちこちに、自分に気づく言葉が散りばめられていて、

自分が変わると共に、引っ掛かり気になって考えて気づく文章が違っていくのが

面白いと感じます。

                             インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

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             ‐ インテグレーター養成講座1-2( 自我論4 母性とは )に寄せて -  

一貫した「オールOK」による養育行動(世話行動)をしていくと、

子どもは変化・成長していきます。

子どもは自分を認められ、自己肯定感を持ち、それは自信にもつながります。

自己主張することを学習し、言いたいことをストレートに言うようになります。


それは親からみると生意気になったとみえます。

親の間違いや矛盾、欠点を指摘することもあります。

こうなってくると親はたまったものではないので、多くは"躾"という名のもとに、

子どもを抑えつけようとします。

「親より偉くなるな」、「誰のおかげで大きくなったと持っているんだ」、

「養っている親のいうことを子どもはきくものだ」と言います。

こういう親にとって、子どもはいつまでも自分達親の言うことをきくものだと思っています。

親である自分達がそうされてきたので、それがいことであり、当たり前のことなのです。


しかし、子どもが自分達親を追い越していくことに喜びを感じられる親でありたいものです。

成長するということは変化することです。

子どもの成長と変化を喜べないということは、自分が成長・変化した体験がなく、

その喜びや楽しさを知らないといことです。

つまり、自由な発言が出来ず、親にいつも抑えつけられてきたということ。

親に成長の喜びの体験があれば、「我が子もこんな生意気なことをいうようになったか、

痛いところをつかれるが、成長の証だ」と喜べるはずです。


子どもの成長を認められず喜べない人にとって、子どもは変わってはいけない、

生意気になどなってはいけないのです。


親である私達がいくつになっても向上心を持って目標に向かい、

自分の成長・変化を味わえる生き方をしていくことだと思います。


人として成長することにもうここで終わりということはなく、

前に進み道を切り開いていけます。

精神分析によってそれを知りました。

  
                     インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

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長崎県佐世保市の高1女子が殺害され、同級生の女子生徒が逮捕された事件。

2004年、同じく長崎県佐世保市の市立大久保小学校で、

6年生の女子児童が同級生の女児にカッターナイフで切り付けられ、

死亡した事件。

1997年、神戸市須磨区で発生した当時14歳少年Aによる連続殺傷事件が思い出されます。


今回の佐世保の女子高生殺人事件と神戸の事件は、

殺害後に遺体の首を切断する、いわゆるバラバラ殺人という共通点があります。


なぜ遺体をバラバラに切断するのか。

バラバラに切断した本人自身がバラバラな身体イメージを持っているからです。

「人は思考と身体という次元の違う構造も違う二つの世界の統合体である。

だからこそ、思考と身体の統合に失敗すると、バラバラなイメージを持ってしまう」

とラカンはいいます。


思考とは意味であり精神、それと身体との統合するには、育つ過程で

まなざし・声・スキンシップ、愛着・関心を向けられ、

子どもが愛されていると感じられる体験と積むことです。

ところが、親にとって都合の良い子にされ、ランダムで一貫性のない可愛がり方をされたり、

怒られ否定されたり、暴力を受けるなどすると、心身の統合に失敗します。


統合できずにバラバラな身体イメージを持った加害者の女子高生は、

鏡像他者である同級生の中に自分のバラバラを見ました。

自分で自分をバラバラにするわけにはいかないので、

鏡像である同級生をバラバラにして、本当のバラバラとはどういうものか見たかった。

相手をバラバラにすれば、バラバラなイメージの自分と鏡像になります。

バラバラな自己のイメージと、現実にバラバラにした相手とで一致します。

加害者はズタズタにされ傷ついていたと思います。

それを小学生時代に給食に異物を混入する事件を起こしたり、

動物虐待をするなどサインを出していました。

昨年(2013年)には母親を亡くし、その後父親は再婚しました。

まだ思春期の彼女にとって、母親を病気で亡くすこと自体大変なことである上に、

父親の再婚は二重に見捨てられたと感じられたでしょう。


彼女は実際に鋸で遺体を切断し、文字通りバラバラに切り刻みました。

しかし、今年7月、愛知県小牧市でおきたトラックがひき逃げし

遺体がバラバラになった事件のように、交通事故でバラバラにする人、

電車に飛び込んでバラバラになる人もいます。

バラバラに壊すという意味では、会社を壊す人もいます。

これら形式の違いと、相手をやるか、自分をやるかの違いで

バラバラにするということでは同じです。


人間を人間として見ていない、つまりラカンのいう鏡像体験がないとうことです。

人間として扱われていないことが、こういった悲劇を生みます。


神戸の少年Aの事から17年、またこのような事件が起きました。

人の精神の在り方を理解し見直す必要があると思います。


                インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。

2014年8月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン53号発行しました。

日々、クライアントの分析をする中で感じたことや、理論、自分の事を例にあげて書いています。

No,53今月のメルマガは 「欲望を叶えること(エス)と抑えること(超自我)のバランス」です。


子どもが勉強をしないと将来生きていけるのか、

生活していけるのか、親は不安になります。・・・

親の不安から「勉強しなさい」、「塾に行きなさい」というので、

子どもはそうしなければいけないのかと思って親の言うことをききます。

親の考えや価値を押し付けていては子どもが自分らしく生きることができません。・・・

社会一般も親もエスの衝動を恐れるあまり、エスを抑圧します。・・・

現実適応しながら、エスを放出し欲望を叶えれば楽しい人生となります。・・・

(メルマガより一部抜粋)


興味ある方はお読みください。

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            インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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