分析家の独り言 572(枠を壊す)


インテグレーター養成講座で理論を話すために、テキストを開き読み直します。

本を読んでもそうなのですが、

時間をおいて以前より理解が深まったり自分の枠が広がったりした状態で読むと、

また違った理解や思考に出会います。


インテグレーター養成講座Ⅰ-2、- 自我論Ⅳ《母性とは》- を読み返していました。

育児をする母は子どもに適切な刺激を与えられるような関係であることが大事です。

子どもはお母さんに適正な刺激を与えられることが少ないと、好奇心を育てることができません。


お母さんのマンネリ・ワンパターンとは融通性の無さということでもあります。

楽しいハプニング、適度なサプライズ、変化、楽しみ、ユーモアというものが、

どれだけ自分が育った環境にあっただろうか。

そして自分が親となったとき、どれだけ子ども達にそういった

適切な刺激を与えられただろうかと考えさせられます。

更に今、枠を取っ払い自由な発想のもとで毎日を楽しんでいるだろうかと自分に問い掛けます。


自分では随分枠を外し楽になったと思っていましたが、改めて考えると

まだ枠にとらわれて融通の利かない自分がいることに気づきます。

気づいた途端、これは大変だと走り出します。

融通の利かない自分と気づいて自己規定したところから、融通の利く自分を目指して。

イメージトレーニングや、実際の映像でビルの爆破解体の映像をYouTubeで探し、

目で見て自分の枠を壊すことを意識化します。


よほどいつも意識していないと、それが例えマイナスのことであっても

慣れ親しんだ過去に、どうしても無意識に引っ張られてしまいます。

気づいては書き換えて改める、そして前へ進む。

「前へ、前へ」と進むことが、過去を捨てて行くことになる。

「漫然と事に臨んではいけない」といわれた意味がわかります。

明確な意思を持って自分の足で、考えで歩くこと。


テキストや本のあちこちに、自分に気づく言葉が散りばめられていて、

自分が変わると共に、引っ掛かり気になって考えて気づく文章が違っていくのが

面白いと感じます。

                             インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

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このページは、が2014年8月 7日 09:16に書いたブログ記事です。

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