2015年4月アーカイブ


インテグレーター養成講座Ⅰを開きます。

日   時 :  5月 7日(木) 午後1:00~2:30 

場   所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市 JR湖西線「唐崎駅」下車徒歩5分)


受講費用 : 一受講につき一万円
          初めての方はプラス テキスト代一冊5千円 (全4冊)
          またはテキスト代(1項目)200円


インテグレーター養成講座Ⅰ 講義内容

 - 自己防衛論Ⅱ 《回復》 -

   治療

     回復 治療者の役割 治療関係 回復の三段階 

   安全(第一段階)

     自己統制の回復 安全な環境をつくる 第一段階の完了


試しにこの項目を聞いて見たいという方、受講受け付けます。

その場合は、一回の受講費用 一万円とテキスト代(一回分) 二百円 です。 


遠方の方にはスカイプによる講座も受講していただけます。

詳しくは、skype de stherapy(スカイプ セラピー) のページをご覧ください。

こちらに、スカイプの設定の仕方も載せています。

6.スカイプでセラピー手続きマニュアル


一人で、または二名以上で新しくインテグレーター養成講座を始めるkとも出来ます。
 
興味・関心のある方、参加希望の方、下記へ連絡ください。

077-558-8766(電話) 

090-7357-4540(携帯電話)

lacan.msl☆gmail.com ☆を@に変えたアドレスでメール送信してください。(スパムメール対策)

                   インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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映画『ソロモンの偽証』前篇・後編を見ました。

宮部みゆきさんの推理小説を原作に映画化された作品です。

学校内で発生した同級生の転落死の謎を、生徒のみによる校内裁判で追求しようとする

中学生たちを描いています。


中学生が裁判官、検察官、弁護人、陪審員となり、裁判を開きます。

誰も裁かず、ただ真実が明らかになる。

そのための証拠集めをし、事実を積み重ねていく。


後編最後のシーンで校長先生が成長した主人公の女性(藤野涼子)に、

「人は心に蓋をしてしまうと、自分の見たいものを見、自分の信じたいものを信じてしまう、

それが一番恐いこと」という内容のセリフがあります。


その通り、分析と同じだと感じました。

自分を守るために都合よく事実を曲げたり、捏造したり、無かったことにしたりして、

人は見たくないものを見ないことができます。

しかし、無意識は本当のことを知っています。

(例えば、自分は本当に母に愛されていたかどうか。)

そのことを見ないで、意識に上げないで生きていくと、どこかでその弊害が出てきます。

都合の悪いことを無意識に押し込めても、何らかの形で無意識は出て来ようとするため、

それを抑え込むために膨大な心的エネルギーが消費され、当然疲れます。

どんなに抑え込んでも、フロイトのいったしくじり行為や錯誤行為で無意識は顔を出します。

身体化(病気)や行為化(犯罪)に至ることもあります。


また、分析は警察の取り調べに似ているといわれます。

事実を丹念に調べ、事件の原因(犯人)にたどり着くためです。

証拠は現場にある。

そこで何が行われたのか真実を明らかにします。

しかし分析は裁いたり、責めたり、刑に服することを求めるのではなく、

真実を知り、そこで自分はどうであったかを知ったところから、

どう生きるかを前向きに考えます。

無意識に流されることなく、自分の意志で自分の夢と希望に向かって歩むことになります。


映画『ソロモンの偽証』を観て、そんなことをあらためて考えました。


                    インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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4月14日、大阪子育て相談室で話し合った一例を紹介します。


一般にも多いのではないかと思いますが、子どもの要求に対して条件をつけてOKしていませんか。

テストで何点以上取ったらとか、部活を頑張ったら、お手伝いしたら・・・

子どもが欲しいもの、して欲しいことにお母さん(お父さん)も応えてあげようということです。


子どもは与えられた条件が満たされていなければ、お母さんは自分の要求に応えてくれない、

とわかっていても一部の望みをかけて、顔色を見ながら

「○○してないから、ダメやんなぁ」ときいてきます。

そこで、お母さんは「○○してないから、そらダメに決まっている」と言います。

「約束したそれが出来ていないのに、子どもの要求に応えるのはおかしい」

とお母さんは言います。


しかし、そもそもその「○○したら要求に応える」という約束事態、

子どもは本当に納得したのでしょうか。

子どもはそんな条件なしに、要求に応えて欲しいのです。

しかし、それではお母さんがとても応えてくれそうにないので、渋々条件を飲むしかなかった。

条件など付けずに、要求を受け入れてくれたらどんなに嬉しいことか。

それは子どもの存在を丸ごと受け入れ、「あなたはOKです」と肯定していることです。

条件を付けてOKするということは、条件付きで子どもの存在をOKしています。

「○○をしたら、」の○○はお母さんが善しとする、価値のあることです。

お母さんは自分の価値に子どもをはめて、満足したいということ。

そのために子どもは自分の欲望や主体性を放棄し殺して、親に合わせてくれます。

どちらが大人なのか。


相当な自由を与えられ、自分で考え、自分で行動し発言する中で

これはこれくらいにしておこうという抑制を、子ども自身が自分で学び身につけていきます。

 

                 インテグレーター(精神分析家) 登張豊実
 

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自然災害や人災、事故など恐怖に襲われ、人は心的外傷を被ります。

恐怖に襲われ、圧倒的な外力の前で、自己の「無力」と「孤立無援」を味わいます。

これが心的外傷の核心になります。


恐怖に襲われても、自分では抵抗も、止めさせることも、

避けることも何も出来なかったという無力感。

自分の力が何も及ばす、どうすることも出来ず、なされるがまましかない。


天災、人災、戦争、事故などもありますが、

日常的に家庭で親の威嚇や暴力にさらされ、何も抵抗出来ず、やられ続けるということがあります。

これが虐待です。

誰も自分を助けてくれず、守ってくれず、自分一人で耐えなければいけないとき、

人は孤立無援を感じます。

特に子どもが独りぼっちで、誰の援助も助けも得られないのは、大変辛いことです。

せめて誰かが、自分の味方になり、かばってくれたら、どれだけ心強いでしょう。


子どもにとって、言葉の暴力や叩く・殴る・蹴るなどの暴力は恐怖体験であり、心的外傷になりますが、

恐怖がなくても、「無力感」と「孤立無援感」を味わえば、心の傷になります。

家の中で、その子に誰も目をかけない、声もかけない、関心を向けず、

世話されず、放っておかれることは虐待であり、心に傷を被ります。


大人になってから被る心の傷もありますが、

日常的に家庭の中で被る子ども時代の心の傷は、与えている側にも、与えられている側にも

わかりにくいですが、慢性的で深刻です。


例えば、子どもの頃に親から暴力など虐待を受けたとします。

心に傷を受け苦しい想いをして育った子どもが思春期に親に暴力を振るうと、家庭内暴力といわれます。

大人になって親にやり返せば、犯罪になります。

こういった事件もよく世間でみられます。


タイムラグがあるために、原因と結果が明瞭でなく因果関係を証明することが難しいですが、

これは不条理でおかしなことです。

だからといって、子どもが大人になって親にやり返すことを善しというのではありません。

そのように暴力が連鎖したり、横行したりしないようにすることが肝要と考えます。

心に傷を受けた親がまた子どもに自分と同じような心の傷を負わせる、

この連鎖を止めるために、自分の無意識を知る精神分析という方法があります。


                 - インテグレーター養成講座1 心的防衛1《心的外傷》 - より


                               インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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人間関係において親密性ということはあります。

夫婦、親子など親しい関係で、健康な親密性をつくることは大切なことです。


親子関係では、どうしても養う側(親)と養われる側(子ども)が、対等な関係になりにくい状況があります。

養う側の親の言うことを子どもはきかなければいけないという関係では、

健康な親密性を築くことはできません。

親が「勉強しなさい」、「手伝いなさい」と言えば、子どもはしたくなくてもそれをするしかなく、

逆らえば、怒られ非難され、待遇が悪くなります。

こういう場合、子どもは主君に仕える家臣のように絶対に逆らえなくなります。


この親に逆らえない親子の結びつきの強さは、子どもが親から自立することを阻みます。


健康な親密性とは、まず対等な関係であること。

  支配と服従など上下の関係ではなく双方が同等である。

そして、その二人の間に信頼と尊重があること。

  信じて頼ることができ、互いを大切にしあう。

  そのために、自分の意見や考えを押し付けない。

更に、相互性があること、です。

  一方的に命令指示したり、言うことをきかせるのではなく、互いに言いたいことが言える。

 
ただ馴れ馴れしくしたり、いつもベッタリとくっついたりするのが親密性ではなく、

親密性とは、どんなに離れていても信頼によって結ばれている絆が存在することです。

そうすれば寂しくありません。

親密性や絆をしらないために、人は支配と服従によって他者を縛りたくなるのでしょう。


本来、子どもは健康な親密性、絆を家族の中で学習します。

しかし、実際には学習することが難しいようです。


分析を通して親密性や絆を、クライアントとインテグレーター(分析家)の間で築いていきます。


                              インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

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毎月インテグレーター養成講座を開いています。

日   時 : 4月 20日(月) 11:00~12:30 

場   所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市 JR湖西線「唐崎駅」下車徒歩5分)

受講費用 : 一受講につき一万円
        初めての方はプラス テキスト代一冊5千円 (全四冊)


- インテグレーター養成講座Ⅱ -  講義内容

 病理Ⅳ《診断基準》

  診断

   診断基準 スピッツアーの疾患分類 操作的診断基準 DSMーⅢーRについて

  精神分裂病 

   ICD-9の精神分裂病 DSMーⅢーRの精神分裂病 

   基準によって除外されたもの 病型

  非定型精神病群

   内因性精神病 非定型精神病の概念 分裂感情の概念 DSMにおける位置づけ

   IDCにおける位置づけ
 

テキスト途中の項目からでも参加できます。

また試しに一度受けてみたいという方や、この項目を聞いて見たいという方も受け付けます。

その場合は、一回の受講費用 一万円とテキスト代(一回分) 二百円 です。 

遠方の方にはスカイプによる講座も受講していただけます。

詳しくは、skype de stherapy(スカイプ セラピー) のページをご覧ください。

こちらに、スカイプの設定の仕方も載せています。

6.スカイプでセラピー手続きマニュアル

一人での受講も可能です。

その場合は1講座1時間で、受講料は1万円です。
 
興味・関心のある方、参加希望の方、下記へ連絡ください。

077-558-8766(電話) 

090-7357-4540(携帯電話)

lacan.msl☆gmail.com ☆を@に変えたアドレスでメール送信してください。(スパムメール対策)


                      インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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子どもは歩けるようになっても、「お母さん抱っこ」と言います。

街でよく見る光景です。


「はいはい」と言いながら子どもを抱っこするお母さんもいれば、

「歩きなさい」と子どもを叱り、子どもは泣きながらお母さんの後を追う、

というのもあります。


例えば、女性の首を絞めて殺してまった犯罪者の心理を考えてみます。

おそらくこの犯罪者は、子どもの頃に母親に抱っこされなかった、抱きつけなった人だろうと思います。

母に抱かれたい、抱きつきたい、しかしそれが出来なったために、

そこに不満や怒り、攻撃性が生じます。

抱きつきたい、抱きしめたいに怒りと攻撃性が加わり、首を絞めるという行為に換喩されます。

なぜなら、その人にとって「抱きつく」ことへ、愛と憎しみの両価性があるためです。

「抱きしめる」は愛の行為です。

「首を絞める」は憎しみから発生する行為の表現です。

こうして「抱きしめる」という同じ行為が、正と負に分かれてしまいます。


お酒を飲んで意識レベルが下がると、無意識が顔を出しやすくなります。

そうすると、やたらと人に抱きつく人もいます。

また、正気でも抱きつき魔といわれる人がいます。

むやみやたらと人に抱きついては迷惑になります。


では、これを分析的に考えてどうしたらいいか?

意味を置き換えて、しかも社会に適応する合法的な方法を考えます。

すると例えば、ラグビーやプロレス、柔道といったスポーツでやればいいでしょう。

ラグビーでタックルすることは=抱きつくことです。

プロレス、柔道で相手を抑え込み、寝技に持っていく、これも抱きつくことの延長です。

しかもスポーツという闘いの場で、「この野郎」と憎しみ・攻撃性も込められます。


これは防衛機制のスポーツによる『 昇華 』ということになります。

こうしてスポーツに換喩できるのはいいのですが、

犯罪者にまでなってしまうのは避けたいものです。


程度の差はあるものの、その基は最初の母による抱っこです。

母に抱っこして欲しいときに心地好く抱っこされた子どもは、

「抱っこ」に対して愛と憎しみの両価性を持つことなく、

大人になっても愛の行為として人を抱きしめたり、抱かれたりすることが出来るでしょう。


お母さん、子どもを優しく抱っこしてあげてください。


                     インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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インテグレーター養成講座Ⅰを開きます。

日   時 :  4月 16日(木) 午後1:00~2:30 

場   所 : ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市 JR湖西線「唐崎駅」下車徒歩5分)


受講費用 : 一受講につき一万円
          初めての方はプラス テキスト代一冊5千円 (全4冊)
          またはテキスト代(1項目)200円


インテグレーター養成講座Ⅰ 講義内容

 - 自己防衛論Ⅰ 《心的外傷》 -

   心的外傷

     恐怖 過覚醒 侵入 狭窄 

   解離

     内的荒廃 傷ついた自己 易傷性と復元性 社会支援の効果

   監禁状態

     奴隷化 心理的支配 全面降伏 慢性外傷症候群 

   児童虐待 
  
     悪魔 環境 ダブルシンク ダブル・セルフ 身体への攻撃


試しにこの項目を聞いて見たいという方、受講受け付けます。

その場合は、一回の受講費用 一万円とテキスト代(一回分) 二百円 です。 


遠方の方にはスカイプによる講座も受講していただけます。

詳しくは、skype de stherapy(スカイプ セラピー) のページをご覧ください。

こちらに、スカイプの設定の仕方も載せています。

6.スカイプでセラピー手続きマニュアル


一人で、または二名以上で新しくインテグレーター養成講座を始めるkとも出来ます。
 
興味・関心のある方、参加希望の方、下記へ連絡ください。

077-558-8766(電話) 

090-7357-4540(携帯電話)

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大阪子育て相談室を開きます。

日 時 : 4月14日(火) 午後1:30~2:30

場 所 : JR大阪駅周辺(詳しくはお問い合わせください)  

参加費 : 2,000円 プラス交通費を一人500円負担お願います
        (1回:1時間 完全予約制 電話等にて連絡してください)


お一人から参加いただけます。

子どもさんの年齢に関係なく、子育てに関しQ&A方式で相談会を開催しています。

日常の些細な事から、不登校、ひきこもり、非行、神経症など話し合います。


子どもを理解し、親の考え方・態度が変わると、子どもは変化していきます。

子どもの年齢に制限はありません。

これから妊娠出産を考えている方の参加も歓迎します。

母親とは母性とは何か、子どもへの対応法「オールOK」についてもお話しします。

興味関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

また都合により日時を変更する場合もありますので、参加の方はメール電話にて必ずご連絡ください。


『子育て相談室』は複数人で行ないますので、個人のご相談は、精神分析になります。

詳しくはホームページを見ていただくか、電話等にてお問い合わせください。

電話: 077-558-8766

携帯: 090-7357-4540

メアド:lacan.msl☆gmail.com ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)。

                            インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

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不登校・ひきこもりに悩む方々へ

非行・家庭内暴力に悩む方々へ

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JR大阪駅、東岸和田へ出張します。

日時 : 平成27年4月14日(火)

場所 : 東岸和田、大阪梅田駅周辺

分析料: 初回は75分15,000円、2回目以降は50分10,000円(プラス交通費1000円)

    * 場所、分析料、交通費について詳しくは、電話等にてお問い合わせください。


大阪で出張セラピーをします。

自分自身、子ども、夫婦、家族、対人関係その他様々な悩みご相談ください。

大阪近郊で精神分析を希望される方、連絡ください。

日程が合わない場合、互いの都合のつく日時を調整します。

交通費を負担していただければ、お宅へ出張もします。


完全予約制となっています。

詳しくは電話またはメール等で連絡ください。

電話 077-558-8766  携帯電話090-7357-4540

メアド:lacan.msl☆gmail.com ☆を@に変換したメールアドレス(スパムメール対策)にメール送信願います。


 
                        インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

  


精神分析についての詳しい内容や、出張、講座、教室等の予定は下記ラカン精神科学研究所のホームページ並びに、2.スケジュール(googleカレンダー)をご覧ください。
                      ↓
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クライアントは子ども時代に子ども時代を送ってきていません。

無邪気に言いたいことを言い、したいことをする子どもらしい子どもになれず、

良い子を演じてきました。

いえ、演じるしかなかった。

だから戻れるなら子どもに戻りたい。

でも今更戻れない。


子どもらしい子どもになりたかったのになれなかった、ということは

自分らしく生きられなかったということです。

ありのままの自分らしい自分ではなかったということは、

自分はOKではないということです。


それを分析場面で退行し、我慢して良い子をしたその時に遡って

永年抑えてきた感情を表出し、自分らしさを取り戻します。

それは時に、怒りだったり、涙を流したり、子どもじみた振る舞いだったりします。

そうすることによって、クライアントはそこから自分を育て直すことが出来る。

これを創造的・治療的退行といいます。


これに対して、アルコール依存や薬物依存、ギャンブル依存など

アディクション(嗜癖、依存症)に陥るのは病的退行です。

これはやってもやっても満足出来ず終わりのない無限地獄になり、

自己破壊へ向かってしまいます。

言語による意味の連鎖がないので、母に依存し甘えたい欲望を、

お酒を飲むことにしか置き換えられず、そこで止まってしまいます。

自分が今も母に甘えたいと願っていることが、意識化も言語化もされません。


分析での退行が創造的退行になるのは、言語化されるためです。

言語化されないところでの退行は同じことを繰り返すだけです。

言語化すると、自分の欠損したことと、したいことの意味を知ります。

お酒を飲むのは、母に甘えることの置き換えだったと知って、

その意味を自分なりにどんどん置き換えていきます。

より健康的に、社会に適応する形で、満足を得られるものにと。


また人は無意識にそれをやっていることがあるのですが、

自分が意識して意味を知ってやると満足度が違います。

それが言語化、意識化するということであり、分析はこれを目指します。


                 - インテグレーター養成講座3 インテグレーターになる1- より


                                インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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非行に走る少年たちは、衝動性のコントロールが出来ないために、すぐ行動化してしまいます。

自分の中で起きていることの自己吟味能力がありません。

分析家の独り言646非行:行動化による緊張の緩和と父不在 参照ください)

それは言語がないということです。

なぜなら、吟味するためには言語が必要だからです。

今自分は「これこれこういうことでムカツイテいる」と、自分のムカツキを

言語化することが暴力や犯罪を食い止める自制心になります。

犯罪者は自分の想いを言葉にして考えたり、表現したりする言語能力が劣っています。

言語化できれば、犯罪という行為化には至りません。


言語は理論を組み立て、文章を構成する基本になります。

相手に自分の考えや思いを伝えるコミュニケーションも言葉を使って行います。

言葉で伝えることにより、多くの人に理解されます。

口下手では自分を理解してもらえず、支持も共感も得られません。

言葉で自分の考えや思いを正確に伝えることが、自己表現の豊かさです。


知=言語=父です。

言葉で家族がコミュニケーションし、その中心に父が居る家庭から非行も犯罪者もでません。


                       インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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非行に走る少年たちは、衝動性を自分の中で処理出来ないで、

怒りや欲求を抑え、抑制する心の機能が非常に弱いため、すぐに行動化してしまいます。

具体的には、腹が立てばすぐに暴力となり、欲しいものがあれば万引きをしたり、

人を脅して取り上げる(恐喝)という行動に出やすいということです。


また、今自分は何を感じ、何を考え、どういう状態にあるかという意識の薄さ、

意志の弱さがあります。

自分は何にムカツイタのか、このムカツキはどうしてなのか、

このムカツキを抑えるにはどうしたらいいかを考え、

適切な行動の検討が出来ません。

つまり自分の中で起きていることに対して、自己吟味出来ないのです。

そのためにすぐムカッときてしまいます。

このムカツキは心の不快感であり、緊張感です。

怒り、攻撃性が高まってくると、心の中の内圧が高まり緊張感が発生します。

この緊張感を自分の中に留め処理出来ないために、すぐ放出してしまう、

これが暴力などの行動化です。


行動化とは緊張の緩和です。

緊張を自分で抱えていられる時間が長いほど、耐性・忍耐力が強く、

それは自我が強く、防衛機制が強いということでもあります。


反対に自我が弱く耐性・忍耐力が弱ければ、緊張を抱えていることが出来ません。

そのため行動化すれば、緊張はすぐに解放され楽になります。

人を傷つけても、迷惑をかけても、自分が楽で簡単な方法を選びます。


そこには正しい超自我がないということです。

していいことと悪いことの判断がつかず、自分を律する自我の機能がありません。

それは父が子どもに教えることで、家庭内で父が機能していない=父不在であるということです。


仕事も大切ですが、家族をまとめ導く父の役目も大切です。

子ども・家族のためにお父さんお母さん頑張ってください。

自分を知り、父性・母性を学びましょう。


                         インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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毎月一回、大阪駅周辺で子育て相談室をしています。

3月の子育て相談室で話し合ったことの一つを紹介します。


子どもは親が忙しくしている時に、「~して欲しい」と言ってきます。

子どもは意識的・無意識的に親を試すように、

時間がないときに話しかけてきたり、要求を出してきたりします。


子どもは親の都合などお構いなく、自分が話したい時に話し、

して欲しいことを言ってくるのは、親に気を使っていない証拠で正常なことです。


ところが、親の方が子どもの忙しいときに大事な話をしてしまうのは、親子逆転です。

親であれば、大人としてその話をするタイミングを考えなければいけません。

朝、子どもが学校へ行く準備で忙しくしている時に、大事な話や

時間をかけて話す必要のあることを話し出すのは、

親・大人としての配慮がありません。


しかし、つい親の方が朝の忙しいときに子どもに話してしまうことがあるということでした。

これは親が子どもになり、子どもを親にしているということです。

子どもは、子どもでありながら大人・親をさせられているので、子どもの心は育ちません。

親が子どもを配慮し、思いやり、気遣うのが正常です。

親が精神的に大人でなければ、これは出来ません。


親に配慮され、思いやりをかけられ、気遣われた子どもは、

成長とともにその親の想いを感じ取り、学んでいくために、

健康な意味で、人を配慮し思いやり気遣うことが出来る人になっていきます。


                        インテグレーター(精神分析家) 登張豊実

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ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。

2015年4月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン61号発行しました。

日々、クライアントの分析をする中で感じたことや、理論、自分の事を例にあげて書いています。

No,61今月のメルマガは「自己意識:自分が選択し決める」です。


 私が私であることは、私が事象・事柄の主体であることです。

 それは自分のことを自分が選び決めることです。

 ・・・途切れることなく、自分のことを自分が選び決め続ける、

 これが自己意識です。

 ・・・子どもは母を独占し振り回すと、

 子どもの主体が本来居るべき子どもの場所に納まります。

 (メルマガより一部抜粋)

興味ある方はお読みください。

第61号 ラカン精神科学研究所メールマガジン


   
               インテグレーター(精神分析家) 登張豊実(とばりとよみ)


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