分析家の独り言 789(精神分析理論を学ぶクライアント)


精神分析の理論を学びたいと言うクライアントがいます。

個人の分析を受けるうちに、精神分析理論に興味を持ち始めます。

精神分析は学校や社会ではほぼ学ぶ事が無かった内容です。

また、一般的に常識といわれる事と相いれない、真逆の事もあります。

例えば『オールOK子育て法』がそれです。

世間一般では「そんなに何でも子どもの言う事をきいて、

我がままにするなどとんでもない」と非難されます。

しかし、理論の中でいろいろな方向から『オールOK子育て法』の意味を

説明していきます。

そうすると、『オールOK』が我がままでないことが理解されます。


しかし、一般の人は精神分析の理論を知らないので、

『オールOK』の話一つとっても、

なかなか理解されず、話が通じません。

精神分析の話を一般の人達と共有できないのが寂しい

と言うクライアントもいます。


あるクライアントが言いました。

「一年前では、この理論はきけなかった」と。

個人の分析が進み、精神分析の理論が受け入れられる心の準備が出来て来たとき、

理論を知りたくなるのでしょう。

これは個人差があります。

自分にとってベストなタイミングを

クライアントは知っているのではないかと思います。


「全ての事には意味があったのですね」

「知らなかった」と言われます。

自分が育てられた事や、子どもを育てた事と、

人間の精神の健全な発達の違いを知って、衝撃を受け、

しんどくなる事もあります。


子育てに悩み分析に来られたクライアントからは、

「分析やオールOKを知らずにいたら、事件が起きていました」

と言われる事もよくあります。

お母さんと子どもは鏡像ですから、お母さんが変われば子どもも変わります。


           ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


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このブログ記事について

このページは、が2017年8月17日 06:15に書いたブログ記事です。

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