2018年5月アーカイブ


人の悩みの大半は親子、夫婦、兄弟、友人・知人、親戚、近隣・地域の人等など、

人間関係です。


他者と関わる中で、「あの時言いたいことが言えなかった」、「言い返せなかった」

と悔やむことがあります。

その場で思いつかず上手く言葉に出来なくて、黙ってしまったけれど、

後から考えると、「なんでこう言わなかったのだろう」と思います。

黙っている、自分の考えや意見を言わない、言えないと、

異議なしと相手に受け取られます。

決して納得している訳ではなく、他者に圧倒されたり、あまりの意外な言葉に

固まってしまったりして、その場で言葉が出てこない。


「私の言った言葉を聞いていますか」と言いたくなることもあります。

「聞いていたら、その言葉は返ってくるはずは無いでしょう」と思い、

あまりの的外れな返答に驚いたり、がっかりしたりもします。

相手からのとんちんかんな答えに、話す気をなくしてしまいます。


会話によって互いの気持ちが通じ、親近感を持ったり、理解し合えたりしますが、

そういう会話が出来ているでしょうか。


自分で話しながら、ズレていると感じたり、

本当に言いたいことと違っていたりします。

自分の想いや考えを適切な言葉を選んで文章にして話す事は

結構難しい事です。


会話は家族の中で繰り返し練習し学習していきます。

振り返ると私は子ども時代、発言してもまともに聞いてもらえなかったり、

否定されることが多かったり、

下手なことを言えば怒られるだけとわかったのでドンドン話さなくなりました。

子どもの私には、"下手なこと"が何かわかりません。

それは親の考えや価値観、コンプレックスに関わることですから、

子どもに判るはずがありません。

そうして、無口でおとなしい、親にとって都合のいい子になっていきました。

学校でもあまりしゃべらず、授業で手を上げて発言することも苦手でした。

家族が楽しく会話している姿を見た記憶もなく、

時折起こる家族の争いにただ怯えるしかなかった。

最悪の環境でした。


子どもが育つ家庭環境が大事です。

まず夫婦(両親)が仲の良いことが、子どもにとって大事なことだと、

精神分析を通して知りました。


         ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


埼玉県鴻巣市富士見町7-10   ℡090-7357-4540


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5月2日、TOKIOの城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也は、メンバーの山口達也が女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検されたことについて(1日に起訴猶予処分)、都内で会見した。

その前に、山口達也氏が会見で語った言葉、

「...甘い考えかもしれませんが、怒ってくれるのも彼らくらいしかいない歳にもなったので、

彼らを信じて、もし待ってくれている場所が、

私の席がまだそこにあるのであれば、

またTOKIOとしてやっていけたらなっていう......ほんとにすみません」

この言葉に対して涙ながらに怒りを露わにした松岡昌宏氏の言葉は、

「山口の彼の甘ったれたあの意見は、いったいどこから生まれるものなのだろう」

更に、「自分が崖っぷちではなく、自分が崖の下に落ちていることに気づいていなかったのだと思います」

「その甘えの根源が僕らTOKIOだったとしたら、そんなTOKIOは一日も早くなくしたほうがいい」と言いました。


また、山口氏は辞表をTOKIOのメンバーに託したという。

それに対して松岡氏は「ずるい」と発言しました。

山口氏には甘えの構図が見えます。

依存と甘えはセットですか、まさにこの通りです。

お酒に溺れ依存し、TOKIOのメンバーに甘えて、

起こした事件の重大性への認識も甘いと思いました。


アルコール症は四段階を経て嗜癖(耽溺症)に至るとされています。

第一段階は前アルコール症で、社交的に付き合いで飲んだり、緊張や嫌なことを忘れるために飲みます。

第二段階では隠れて飲み(主婦のキッチンドリンカーなどの例)、
記憶欠損、意識がなくなり記憶欠損が目立つようになります。

第三段階は価値ある全ての物を失う重大な危険性に直面しているように見えるため、決定段階といわれます。
自分でお酒を飲む事のコントロールが出来ず、昏睡・意識喪失に陥るまで飲み続けてしまいます。
昼間から飲み、周囲の人にはっきりと判るようになります。

第四段階は慢性段階といわれ、毎日飲みお酒を欠かす事ができなくなり、飲むためだけに生きているような状態になります。
外見に気を使わなくなり、自尊心を失い、自分の行動の全てに自責の念をもたなくなります。

山口氏の場合は、第三段秋の決定的段階から

第四段階の慢性段階に入りかけている状態と考えられます。


お酒を飲むことによって酩酊状態になるのは、

分析家の語らい29で書いた、自他未分化な胎児の状態の再現であると共に、

もう一つは、思考を止める目的があります。

人間の悩みとは、ああすればよかった、あれがいけなかった

という考えが止まらない状態で、これに疲れ果ててしまいます。

いつまでもクヨクヨ思っても仕方ないと切り替えられれば良いのですが、

それが出来ないので、飲酒によって脳の機能を低下させ、

麻痺させるしかありません。

お酒が麻酔薬の役目をしてくれます。

緊張や不安が高い人は、それらを緩和するためにアルコールが多く必要です。

それは飲酒によってしか不快感を軽減できないで、

アルコールにしがみつき依存している状態です。


山口氏もこれらの無意識があったと考えられますが、

無意識は自分では気づけないので、

本人は自分でもなぜこんな事をしてしまったのかと悔み落ち込むばかりでしょう。

自分のものでありながら、自分では気づけない無意識は厄介で危険です。

この無意識を知って、仕合わせになりましょうというのが精神分析です。


アルコール依存症他、様々な悩みご相談ください。


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「TOKIO」の山口達也氏が女子高生に無理やりキスをしたとして、わいせつ容疑で書類送検され起訴猶予となった事件。

山口氏は今年1月15日から2月12日まで

アルコールの治療のため入院していたといいます。

その退院直後に飲酒し、酩酊泥酔状態でNHKの『Rの法則』で共演した

女子高生を自宅に呼び、女子高生に無理やりキスをした。

この時山口氏本人は焼酎1本を飲んだと会見で言っています。


以前から酒癖が悪く、仕事の現場でも酒気がしたり、

現場のロケが滞ったりすることがあったといいます。

アルコール依存症を疑う声があります。


アルコール依存は心の病です。

飲酒による酩酊状態は自他未分化な胎児の状態の再現です。

自他未分化とは、お母さんのお腹の中にいる胎児の

まだ自分と母の区別がない状態をいいます。

この世に生まれ出て、臍の緒を切られた時にはもうお母とは別個の存在です。

まして46歳の大人が母のお腹の中には戻れないので、アルコールの力を借りて、

胎内に近い状態(=酩酊による自他未分化)を作ります。

これは一般には『幼児返り』といわれ、精神分析では『退行』といいます。

自我は苦痛や不安、ストレスと感じ現実に行き詰まると、

防衛機制を駆使して何とか現状の打開を目指します。

それはその人の人生初期の小児的行動様式を取ることになります。

苦痛や不安、ストレスができる限り無かった時代が、その人にとって小学生か、

5歳か、2歳か、胎児かによって戻る時が違います。

山口氏は胎児にまで退行しなけれならなかったとうことです。

胎児で止まらない人は前世まで持ち出しますが。

『未成熟』の一言です。


私達は、身体は時間と共にそれなりに成長して行きますが、

母親の適切な世話がなければ心は成長しません。


今回、酩酊状態で女子高生に無理やりキスをした、という事から考えます。

キスは、一つには鳥などが行う給餌行動からきているといわれています。

母鳥が子どもの鳥に口移しで餌を与えるこの給餌行動は、

親子の絆や愛情を深めるものと考えられます。

すると、山口氏は何らかの事情によって乳児期にお母さんのオッパイを

安心・安全の中で心地よく飲めなかったと推測されます。

安心して心地よく飲むためには、母が24時間体制でそばにいて

赤ちゃんの要求に応えられる環境が必要です。

その環境がなければ、いつもオッパイを飲みたい、欲しいに固着します。

大人になって母のオッパイを飲むわけにはいかないので、

アルコールに置き換えます。

お酒・アルコールはいい具合に、胎児の自他未分化な母との融合・一体感を

得られるので好都合です。

薬物も同じ理由で選ばれます。


これらは本人にとって無意識なので、何らかの治療をしなければ

お酒を飲み続けることになり、

また何か事件を起こすことになるでしょう。


この無意識を知って書き換え、成長を目指すのが精神分析です。


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ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。

2018年5月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン98号発行しました。

日々、クライアントの分析をする中で感じたことや、理論、自分の事を例にあげて書いています。


No,98今月のメルマガのテーマは、「心を守る無意識、防衛法」です。 


私事ですが、埼玉県鴻巣市に引っ越すことを決めて、

慌ただしくその準備に取り掛かりました。

...よくよく後から考えてみると、今の鴻巣のセラピールーム兼住居は、

引っ越す前の滋賀県大津市唐崎で借りていた2つの賃貸物件に

似ていることに気づきました。

...人は分離不安を緩和するために、どこか似たところを残します。

一気の分離は心の負担になります。

引っ越しは慣れ親しんだ人々や家、周りの環境との別離です。

それなりに親しみや愛着を持った人・事・物との別れは

対象喪失にも繋がります。

...一般的にはおめでたい事、例えば結婚や妊娠・昇進も

心的ストレスとなります。

...これまでの自分の立場、環境、地位との別れが、

いかに人の心に影響するかがわかります。

...人は12種類の防衛法を用いて心を守っていることがわかります。

心が壊れないように無意識・意識は働いてくれます。

しかし、あまりにストレス・負担が大きい場合には

防衛が破綻して、心身のバランスを崩し症状が表れます。

...人の心、精神は複雑です。

その構造を教えてくれる『精神分析』をもっと知りたい、

学びたいと考えます。...
 
            
(メルマガより一部抜粋)


興味ある方はお読みください。


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