2018年10月アーカイブ


人間は言語を使い、その言語に従う構造を持っているとラカンはいいます。

それを大文字のA、大他者といいます。

例えば、それまでは普通に立ち入り、歩いていた場所が、事件・事故が起こり、

規制線「KEEP OUT」の文字のテープが張られた瞬間、

一般人は立ち入れなくなります。

これはその言葉の意味を理解し従った結果です。

しかし、その文字が読めない人、意味を理解しない人、

または「KEEP OUT」の文字に従わない人は立ち入ります。

ルール、掟、法は言語で条文にされています。

この法を順守することで、社会の秩序も守られます。


この世に生み出されたばかりの小さな人間は、まだ言葉も知らず、

泣くことでしか自己表現できません。

後に言葉を覚え、生活面、生きていく術を親から教えられます。

その親の言葉に従い生きることが善であるとか、そうでなければならないとまで

教えられ、強いられることもあります。

親の言葉、教えや考え・価値観が正しければいいのですが、

偏りがあったり、間違っていたとしたら、

その子の人生に大きなマイナスの影響を与えます。

子どもにどういった言葉をかけたか。

不安の強い親は、自分の不安から言葉を選んで話すでしょう。

不満・怒りがあり攻撃的な親は、攻撃的言葉を吐くでしょう。


自分はどういった言葉をよく聞き、

親となった時、子どもにどういった言葉を言ったか。

それによって自分をどう意味づけたか。

マイナスを帯びた言葉であれば、下の代に行くほどマイナスは強化されて

伝えられていき、悲鳴を上げるでしょう。

それは言葉にならない、外に出せない心の叫びかもしれません。


人はその言葉を抱えていることに気づいていなかったり、

自分に違和感を感じていたり、

不安や訳のわからないイライラを感じていたりします。

それを言葉にして吐き出せる場所が分析場面、セラピールームです。


      ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


埼玉県鴻巣市富士見町7-10   ℡090-7357-4540


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フォンドル・セラピー


ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。

2018年10月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン103号発行しました。

日々、クライアントの分析をする中で感じたことや、理論、自分の事を例にあげて書いています。


No,103今月のメルマガのテーマは、「考えてこそ人間」です。
 
我が師にいつも言われてきたことの一つに、「考える」ということがありました。

...自分では考えているつもりでも考えていない、思考していないとは、

どういうことかを考えました。

その時、まず頭に浮かんだのは、

子どもの頃から、何かトラブルがあったりして

思った通り、予定通りに事が運ばないと、オロオロして

パニックになってしまうことがよくあったこと。

...子ども時代から、父母、祖父母からよく怒られました。

それもランダムに脈絡なく、理不尽に突然。

今ならわかります、それが彼らのコンプレックスであり、

その時の気分によるものだと。

しかし子どもの私には、なぜ彼らが怒るのか、

その理由と原因がさっぱり分かりません。

...怒られる理由をいくら考えても分からないので、

子どもの私は考えることを放棄した。

以後、あらゆることを考えない・思考しない人間になってしまいました。

...パスカルの「人間は考える葦である」という言葉があります。

...考えることが人間の本質であるということ。

...訳の分からないこと、納得のいかないことは恐いことです。

だからこそ、精神の科学といわれる精神分析に興味を持ち、

"かくすればかくなる"論理的世界に行きたかった、

それが私を牽引してくれました。

            (メルマガより一部抜粋)


興味ある方はお読みください。


第103号 ラカン精神科学研究所メールマガジン


           ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


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