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ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。

2019年3月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン108号発行しました。

日々、クライアントの分析をする中で感じたことや、理論、自分の事を例にあげて書いています。


No,108今月のメルマガのテーマは、「『オールOK 』子育て法:人は~したい欲望を抹殺されて死体になる」です。


...応答・反応しない、無視する、沈黙する母が居たとします。

この無視・無反応、沈黙は"無言の抵抗"であり、

更にこれを『受身的攻撃性』といいます。

...子どもは「ゲームを買って欲しい」、「ディズニーランドに行きたい」など

「~したい」という欲望を母に伝えます。

...これを宅配便に例えます。

私達は、送られてきた宅配便の品物をサインして受け取ります。

サインされない品物(子どもの欲望)は、(母に)受け取り拒否され、

送り主(子どもの)に戻されます。

...それは欲望が破壊され、抹殺された事になります。

...この欲望の破壊と抹殺は、攻撃であるという事です。

母に届けられた子どもの欲望をサインし受け取らない事が、

子どもの欲望を破壊しているとは、母は思いません。

...こうして積極的にしろ、受身的にしろ攻撃され続ければ、

欲望の死骸は増えていき、「~したい」は死体になっていきます。

...更には、子どもは自分の欲望が間違っているから拒否されたと思います。

そもそも「欲する事がいけない事だ」と思ってしまい、

欲望しなくなります。

...それでも子どもは、見たもの、聞いたもの、触れたものが欲しくなります。

そうして欲しがる自分は悪い子だと思い、自己否定感に至ります。

...精神分析に出会い、「欲望を出す事がいい事だ」といわれました。

それが人間らしく生きる事であると知りました。

...子どもに言われた通りしない事は沈黙に等しく、

子どもの欲望の言葉に従い、『オールOK 』しない限り

受身的または積極的攻撃性になるという事です。

(メルマガより一部抜粋)


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第108号 ラカン精神科学研究所メールマガジン


           ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


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2019年2月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン107号発行しました。

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No,107今月のメルマガのテーマは、「健康な自己愛:人として成長する」です。

 
人は自己愛の傷つきを恐れ、必死で、命がけで自己愛を守ろうとします。

けなされたり怒られたりする事で自分の価値が下げられ、自己愛は傷つきます。

賞賛させるなどして自分の価値が高まれば、

自己愛も高まり「私ってすごい」となります。

...自分の無い人は自分で自分の価値を決められないため、他者の評価に頼ります。

いい人と言われたい、優れていると評価されたいと思い、

そう思われるように振る舞います。

...また、自己愛の傷つきを守るために、自分より能力などの劣る人付き合います。

...自分より下と見える人を見て、付き合った方が、

まだ自分のほうがマシだと思い、幸せを感じられます。


...例えば「潰された私」が分かれば、「潰された」を否定して、

「生かす」に書き換えます。

...そうするとどうなるか。

「あの人が嫌いだ」「気に食わない」と人の欠点、あら捜しをしますが、

人の良いところを探して、そこをパクリます。

結果的に、自分が成長する事になります。

...年齢・性別に関係なく人間にはその人その人に備わった

個性、良いところがあります。

...それを引き出すことが、その人を生かす事です。

...いやもっと精神分析は、"人間は皆、真理を宿している"といいます。

...自分ほど偉い人間は居ない、自分の考えは絶対正しいという

誇大自己を捨て、人から学ぶという態度

つまり、"我以外、皆我が師"と思えば、

真理の声が聴こえます。

             (メルマガより一部抜粋)


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新年、明けましておめでとうございます。

ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。

2019年1月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン106号発行しました。

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No,106今月のメルマガのテーマは、「自己規定:自分を知ること、自分を書き換える、健康な自己愛、幸せになる」です。
 
私事ですが、去年2018年1月に滋賀県から埼玉県に引っ越し

約一年間、我が師のもとで個人分析と精神分析理論を学んできました。

...ラカン理論は欲望論であり、幸福に至る理論であると考えました。

...私は精神分析によって、"無知な自分"を知りました。

...精神分析の中に『自己規定』ということがあります。

...優しく穏やかな自分もいれば、攻撃的な自分も、

真面目な自分と不真面目な自分もいます。

...相反したり矛盾したり、マイナスの自分、

それら全て自分だと認めるのは難しいことです。

特にマイナスの自分は認めたくないので、排除してしまいます。

...自分ではないと切り離して外に放り出した自分は他者に投影され

その人が気に食わないとか、腹が立つと言って嫌います。

...良い自分も悪い自分もどんな自分も、自分として輪っかをかけます。

...嫌悪する対象が多いということは、それだけ嫌悪する自分が居るということです。

...自己規定とは自分の様々な自我を一つにまとめる作業です。

...自己規定できれば、これから進む方向性が決まります。

...ここで問題は、自己規定は自分一人では難しいことです。

完全に第三者の位置から、純粋に客観的に自己を表記するのは不可能です。

...そこで要請されるの精神分析です。

人は本当に自分を知りたくなった時、精神分析の戸を叩きます。

...全ては自分次第だとわかります。

自分が変われば世界が変わる。

...納得のいかない、またはマイナスの自分を知り、規定したら、

それを否定し新たな自我(言語)を書き込み、書き換えることができます。

...この自己規定が自己愛へと展開・発展していきます。

(メルマガより一部抜粋)


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2018年12月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン105号発行しました。

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No,105今月のメルマガのテーマは、「信頼がもたらしたひねくれ者から素直」です。
 
何故か子ども心に、この親の言う通りに生きたら大変な事になると

私はどこかで感じていたように思います。

...親の言動を何かおかしいと思いながらも、言うことをきかなければ、

待遇が悪くなったり、怒られたりします。

...訳のわからない言動、感情爆発。

そんな中で、親に飲み込まれないように必死で生き延びた。

そのためにはひねくれるしかなかった。

...親という障害物に出来る限りぶつからないように、身を捩りながらかわしますが、

関わらない訳にはいかないのでぶつかり、傷もたくさん負いました。

結果、自己評価は低く、自信もなく、不安を抱え怯えながら生きた日々。

後に精神分析に出会い、自分と向き合い、自己に対する知を得ていきました。

また個人分析や精神分析の理論を学ぶ中で、

「素直が大事」、「素直が一番」と言われました。

...ある時、私の背ほどあるガジュマルの木を見つけました。

普通はまっすぐに伸びる幹を、わざと人工的に曲げて仕立てありました。

私は曲げられた幹を面白い、味わいがあると感じました。

...この木に自分を投影して見たということです。

...嫌悪する対象が多いということは、それだけ嫌悪する自分が居るということです。

...我が師スーパーバイザーに、「あなたはもう素直になった」と言われました。

その言葉を疑うことなく、「ああ、そうなんだ、よかった」と思いました。

24年に渡る長い付き合いの中で、精神分析を通して私を見てきてもらった

その人の言葉を嬉しい感情と共に受け取りました。

...分析者(我が師)に親のように私を育て直してもらった、

...精神分析だからこそ出来たことと考えます。
                     (メルマガより一部抜粋)

                DSC_0049.JPG
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2018年11月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン104号発行しました。

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No,104今月のメルマガのテーマは、「我が師大澤秀行著『病気は心がつくる』出版に寄せて」です。
 
11月7日、我が師(大澤秀行氏)が書いた『病気は心がつくる』が

論創社より出版されます。(2700円)

アマゾンで予約注文を受付中です。

...人には現象・現実の事実、つまり現象界における因果の結果と、

この現象とは関わりのないその人の"心的事実"があります。

...その例の一つ、オレオレ詐欺(振込詐欺)、

...これは人間には心的事実を優先する構造があるためです。

更に言えば、勝手に物語を作ってしまい、それを自分の事実にしてしまいます。

...現実にある現象をそのものとして見て認識しているのではなく、

見たいように見て、思いたいように思いそれを心的事実にして、

その人の意味・心が現象を作り出していることになります。

...ラカンによれば現実界に所属するのが肉体。

意味・言葉による心的事実が現実・現象をつくる、

つまり肉体をつくっているのは心的事実であることになります。

だから"病気は心がつくる"ということになり、これを"心身症"といいます。

...例えば、転移。

分析における転移と、病気の転移があります。

肉体の病気である転移は、ガン細胞が他の臓器に移ることです。

分析でいう象徴界における転移とは、

他者(分析者)を親とみなす感情の転移、同一視を指します。

...このメカニズムを心的に構造化しない人は、肉体で病気の形でそれをすると

著者である我が師は定義しました。

肉体で転移するのはガン細胞が転移していきます。

この治療法は、ガン細胞の転移を心的転移に変換することです。

...ただこれが簡単なことではなく、愛着対象をつくらなければなりません。

これができればガンは消えます。

これを精神分析を通して愛着を知り、心的転移に変換していきます。

実際にガンが消えた症例がいくつもあります。

(メルマガより一部抜粋)


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2018年10月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン103号発行しました。

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No,103今月のメルマガのテーマは、「考えてこそ人間」です。
 
我が師にいつも言われてきたことの一つに、「考える」ということがありました。

...自分では考えているつもりでも考えていない、思考していないとは、

どういうことかを考えました。

その時、まず頭に浮かんだのは、

子どもの頃から、何かトラブルがあったりして

思った通り、予定通りに事が運ばないと、オロオロして

パニックになってしまうことがよくあったこと。

...子ども時代から、父母、祖父母からよく怒られました。

それもランダムに脈絡なく、理不尽に突然。

今ならわかります、それが彼らのコンプレックスであり、

その時の気分によるものだと。

しかし子どもの私には、なぜ彼らが怒るのか、

その理由と原因がさっぱり分かりません。

...怒られる理由をいくら考えても分からないので、

子どもの私は考えることを放棄した。

以後、あらゆることを考えない・思考しない人間になってしまいました。

...パスカルの「人間は考える葦である」という言葉があります。

...考えることが人間の本質であるということ。

...訳の分からないこと、納得のいかないことは恐いことです。

だからこそ、精神の科学といわれる精神分析に興味を持ち、

"かくすればかくなる"論理的世界に行きたかった、

それが私を牽引してくれました。

            (メルマガより一部抜粋)


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第103号 ラカン精神科学研究所メールマガジン


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2018年9月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン102号発行しました。

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No,102今月のメルマガのテーマは、「子どもを見守り支える」です。
 
...お母さん方は「ああしなさい」「こうしなさい」「それしちゃだめ」と

命令指示や文句が多すぎます。

そのため、まず口をチャック、口を閉じてもらいます。

そして子どもが何を言っているかよく聴いて、それに応えます。

...『オールOK 』の話をすると、「必ず」と言っていいほど、

お母さん方は「じゃあ、放っておけばいいんですね」と言われます。

お母さん方にとって、口を出さない=放っておくことです。

私は「いいえ、放っておくのではなく、見守るのです」と言います。

...見守るとは、監視の目ではなく

あたたかいまなざしを向けるということです。

支配でも放任でもなく、子どもに寄り添うことです。

そうすると、何かあったときに支えられます、助けられます。

見守られていると、何か困った時、不測の事態が起きた時には

サポーとしてもらえるので、子どもの心は安定します。

そうすれば、他者はじめ、外界に対して興味・関心をもって

関わって行くでしょう。...

            
(メルマガより一部抜粋)


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2018年8月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン101号発行しました。

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No,101今月のメルマガのテーマは、
「日本ボクシング連盟会長山根明氏への告発状から:自己愛を考える」です。
 
日本ボクシング連盟会長山根明氏に対し、都道府県連盟の幹部や元五輪選手

ら333人が「関係各所」に告発状を提出したといいいます。

...人間には自己愛があり、人からいい人と見られたい、誉められたい、

人より優秀でありたい、と思います.

それらが自分の価値を高めてくれます。

社会では、社会的地位、身分、階級があり、

より高い地位・身分・階級にいることで、自己愛が備給されます。

反対に他者より自分が下になると、自己愛は傷つきます。

...人と比べ競争し、自分が上になれないと思うと、

相手を潰すことを考えます。

それが日大のアメフト部で内田前監督と井上元コーチが

選手に指示したことです。

...社会的に高い地位と権力を得た人は、

自分が他より優位であることを維持し、

証明し続けなければなりません。

...証明をするには、命令指示し続けることです。

そういう支配と服従の関係を作り、支配者になることです。

他者が自分の命令指示通りに動き、支配している限り、

自己愛は備給され続けます。

...競争によって自己愛の争奪戦をするのではなく、

謙虚な気持ちで、他者の中に自分に無い良いところを見出し、

それをとりいれて自分を成長させることを精神分析は目指します。 
            
(メルマガより一部抜粋)


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2018年5月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン98号発行しました。

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No,98今月のメルマガのテーマは、「心を守る無意識、防衛法」です。 


私事ですが、埼玉県鴻巣市に引っ越すことを決めて、

慌ただしくその準備に取り掛かりました。

...よくよく後から考えてみると、今の鴻巣のセラピールーム兼住居は、

引っ越す前の滋賀県大津市唐崎で借りていた2つの賃貸物件に

似ていることに気づきました。

...人は分離不安を緩和するために、どこか似たところを残します。

一気の分離は心の負担になります。

引っ越しは慣れ親しんだ人々や家、周りの環境との別離です。

それなりに親しみや愛着を持った人・事・物との別れは

対象喪失にも繋がります。

...一般的にはおめでたい事、例えば結婚や妊娠・昇進も

心的ストレスとなります。

...これまでの自分の立場、環境、地位との別れが、

いかに人の心に影響するかがわかります。

...人は12種類の防衛法を用いて心を守っていることがわかります。

心が壊れないように無意識・意識は働いてくれます。

しかし、あまりにストレス・負担が大きい場合には

防衛が破綻して、心身のバランスを崩し症状が表れます。

...人の心、精神は複雑です。

その構造を教えてくれる『精神分析』をもっと知りたい、

学びたいと考えます。...
 
            
(メルマガより一部抜粋)


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2018年4月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン97号発行しました。

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No,97今月のメルマガのテーマは、「買い物の選ばれ方」です。 


...好きなもの、コレクションしているもの、

いつもそばに置いておくまたは持つ物

それらは母を置き換えたものです。

その物のどこがのように好きなのかを分析していくと

母に繋がる言葉に行きつきます。

私は観葉植物が好きで、部屋にいくつも置きました。

...緑を見るとホッとして癒やされる気がする、と自分では思っていました。

...緑から森林が思い起こされます。

植物は自然の一部です。

...森林・自然は静かで、人間のようにしゃべりません。

しゃべらない・静かという事は沈黙であり、

沈黙とは意味を作らないという事。

自分が良いとか悪いとか意味づけられない

この沈黙が癒しになり、沈黙を愛するようになります。

...それだけ口やかましい母だったという事です。

...私が望まない口やかましい母を否定して、沈黙の母を欲したけれど

沈黙の母は実際には存在しないので、

意味で繋いで置き換えて沈黙する自然、植物を好み愛着した。

こうして人が買い物するものが選ばれます...
 
            
                    (メルマガより一部抜粋)


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