分析家の独り言の最近のブログ記事


以前は、家族の要望や趣味を尊重してきたので、全く私の個人的なもの以外は、

家電はじめ日常使うものを自分の好みだけで買う事はありませんでした。

料理の献立も、毎日希望を聞いて作っていました。


それが一変して、ほぼ全ての事を自分で選んで決める生活になりました。

それはとても自由で楽しい事ではあるのですが、

永らく料理の献立を考えて来なかったので、

献立が考えられるのか、自分のために作る気になるのかと思いました。


というのは、何年か前の個人分析で、

食べたいものを食べたい時に食べたいだけ食べてきていない。

私は「これが食べたいが無い」と分析されました。


そういえば、お金を使わない事が良い事と刷り込まれて来たので、

子どもや家族の食事は食べたいというものを私なりに一生懸命作りましたが、

その際、例えばお刺身を家族分買うとして、私だけは一番安いお刺身を買いました。

これが食べたいという物が無い上に、出来るだけお金をかけないなら、

選ぶ基準は安いものでした。

もしくは、自分の分は買いません。

故に自分の食べたいものがわからない私は、更に食べたいもがわからなくなる。


そこで、我が師から「これが食べたいというものが出て来るまで、

水以外のものを口にしないことをやってみよう」

「二~三日もすれば、浮かんでくるから」と言われました。

すぐ実行しました。

お腹が空いても水以外のものは摂らないで過ごしました。

一日、二日と経っていきますが、一向にこれが食べたいというものが出てきません。

ただただ、空腹と共に気持ちが悪くなっていきました。

三日目になるとさすがに耐えられなくなりました。。

次の分析で報告すると、「本当に食べたいものを食べて来て無いんだね」と言われました。


そして、あれから何年か経ったとはいえ、

明確にこれが食べたいというものが浮かぶだろうかと思いましたが、大丈夫でした。

料理本を買ったり、タブレットを持つようになって、

今日はこれを食べよう、これが食べたいと思うようになりました。

料理本やタブレットで検索したレシピを見ながら料理をします。


ある時、「美味しいものを食べるために生きている」という言葉を聴いて驚きました。

そんな考えは私のどこにもなかったのですから。


気付きました。

私が食べて来たのはエサだった。

という事は、私は家畜同然だったという事。

ああ、やっとまともになって、人間らしい食事が出来るようになったのだなと感じます。

時間はかかりましたが、書き換えられて本当に良かったです。


           ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


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分析と分析の間に、自分なりにいろいろ考えます。

分析で言われた事や自分を振り返ったり、今とこれから先を考えたりと。

そんな中でふと言葉やフレーズが浮かんできたり、

ああそういうことかと気付いたりすることがあります。


1~2か月前くらいでしょうか、包丁を研ぐ砥石が欲しいと思いました。

料理をする時の包丁のキレ味が気になったのです。

これまでは包丁シャープナー(研ぎ器)を使ってきたのですが、

今一つ切れ味に納得がいかないと思いました。

シャープナーと砥石の違いを調べると、

シャープナーは包丁の刃をこすっているだけ。

砥石は刃先を削るので、全く違う事がわかりました。

シャープナーは一時的に切れ味は回復しても、またすぐに切れなくなるという事です。

それなら砥石で包丁を研いで、切れ味を良くした包丁を使って料理をしたいと

考えるようになりました。


なぜ今、包丁の切れ味が気になりだしたのかと考えました。

いつも我が師から、思考・反応の速さ、切り替えを素早く、

それらキレが大事だと言われます。

このキレの良さを学ぶために、マイケルジャクソンのダンスパフォーマンスを

見るとよいと教えられた事もありました。

あのマイケルのダンスのキレの良さを見て学ぶのがいいと勧められて、

『THIS IS IT』を見たこともありました。


そうか、私はキレの良さを求めるようになったのか、と思いました。

これは早速やってみようと、砥石を買いました。

切れ味の良くなった包丁で作るキャベツの千切り、玉ねぎのスライスは

気持ち良く、美味しく、納得し満足です。

料理を楽しもうとする私が居る事にも気付きました。


外科医のメスがもし錆びついていたり、切れ味が悪かったら、

患部を正確に切り取れないばかりか、正常な部分を傷つけてしまいます。

この外科医のメスは、分析家の思考や理論とその反応スピードに相応します。

キレの良さを真似て、学んで、分析にいかせるように、

マイケルの『THIS IS IT』を改めて見ました。


「道端の草花や石からも学ぶ事がある」、「あらゆることから学べ」と言われます。


以前に分析で「キレが大事」と言われていたのに、

今になってやっとその言葉が響き届くとは、これではキレがいいとは言えない。

情けないなと、一人苦笑いです。


               ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


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お笑いコンビ・インパルスの堤下敦さん(39)が14日未明、意識もうろうとした状態で車を運転し、警察の事情聴取を受けた。車を運転する直前に、医師から処方された睡眠導入剤と抗アレルギー剤を服用したと謝罪した。意識がないまま約2キロ運転したことも明らかになった。大事故につながらなったことが奇跡的だった。
堤下さんは1カ月ほど前からじんましんに悩まされていたという。「服で見えないところが全部、皮膚が腫れてしまっている」状態で通院。アレルギーの薬を服用していた。しかし、症状はおさまらず、「身体がかゆくて眠れない」ほどひどくなったことから、13日、病院へ。寝不足もアレルギー、じんましんがひどくなっている一因かもしれない、とアレルギーを抑える薬と同時に、睡眠薬を初めて処方されたという。
医師には「薬を飲んで車を運転してはいけない」と説明を受けていたが、自宅まで10分かからないためそんなに早く薬が効くとは思わず、運転するにもかかわらず薬を飲んでしまい、自分の認識不足、甘さだと思っていると謝罪した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

堤下さん本人も言われているように、人身・物損の事故を起こさなかった事は

何よりでしたが、一歩違えば事故に繋がる大変危険な状態でした。


堤下氏は「1カ月ほど前からじんましんに悩まされ、服で見えないところが全部、

皮膚が腫れてしまっている状態だった」といいます。


精神分析では『皮膚=自我』といいます。

「幼年時代、母親や家族からの優しく、温かい、確固とした、安心させるような、

意味深い接触に出会えなかった場合、(皮膚の)かゆみは、

第一に、自分、より詳しく言えば皮膚に注意を引きつける方法となる。

かゆみは愛の対象から理解されたいという強い欲求なのである。」
  
(『皮膚‐自我』ディディエ・アンジュー 著 より抜粋)


他の身体症状はじめ、皮膚疾患、湿疹、かゆみ等も深く精神が関わっています。

かゆみが強く眠れない時には、対処療法としてかゆみを抑え、

睡眠薬等の薬を飲む事は必要です。

しかし身体症状は精神・無意識が関わり、その根本を治療しなければ

一時的に症状は治まってもまた再発します。

根本にある無意識・コンプレックスが解消されなければ、

何時でも症状化する可能性があるという事です。

堤下さんも医者で処方された薬を飲んでいたのですが、

まだ痒み等の症状があったのでしょう。


精神分析は痒みやそれによる腫れ、睡眠不足などの心因を探ります。

人は精神にあるものを抱えきれず表現します。

それには三つの表現方法があります。

一、身体化。これが病気などの症状になります。

二、行動化。これは犯罪や自殺行為等です。

三、言語化。言葉による表出です。

アレルギー・痒み等は身体化であり、無意識にある根本原因を言葉で表出すれば

身体化する必要がないので、それらの身体症状は消える訳です。

ただ本人も何が無意識に何があるのかはわかりません。

『皮膚‐自我』の著書にあったように、忘れていて思い出せない

幼少期からの自我の傷つきがあります。

それを『フォンドル・セラピー』で、身体化と言語化の両面からアプローチし、

安心と温もりを感じその中に浸り、言語化すれば心身共に癒されます。

ホームページ 9. フォンドル・セラピー

分析家の独り言778(睡眠障害、皮膚疾患・アトピー、不安・心配性の方へ)を参照してください。

薬も必要ですから、対処法として薬を飲んでもらって結構です。

プラス、その根本にある問題を癒すと共に、無意識を言語化し解消していきます。


皮膚疾患・アトピー、痒みで悩んでおられる方、

不眠症、不安の強い方、ご相談ください。

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身に沁みついたマイナス思考とケチ。

すぐに何事においても引き算をしてしまいます。

これをプラス思考、足し算に書き換える事。

随分書き換えたつもりでも、気付かぬうちにまた引き算をしている時があります。


例えば、今月は物入りで家計が苦しいなと思います。

そうするとまず頭に浮かぶのは、何を削り何を節約できるか、です。

一般的にいえば当たり前の事ですがそうではなく、

欲望を叶えるためには何が出来るか、どうすれば収入を増やせるか、

この前向きな気持ちがプラス思考、足し算になります。


私は欲望を叶えるためにはどうしたらいいかを考えるのではなく、

いつも何を削り何を諦め我慢するかを考えて来た、と気付きました。

これがケチに拍車をかけます。

ケチとはお金を使う事を惜しむ事。

そこにはもったいない、贅沢は敵等という言葉が付いてきます。


親や先祖たちは不安や心配が多く、前向きにはなない、

だから当然マイナスの現象が起きて、

今あるものをいかに守るかしか考えられなかったのでしょう。

親はこういう考えの基に生きて来て、

私はその親の言動を見て同じように引き算とケチを身につけました。

何かの時のためにお金は貯めるもので、

お金を使う事がまるでいけない事かのように教えられた人間は、

欲しいものが出て来ると諦めなければいけないので、出て来られては困ります。

自分の欲望に目を向けないように、欲しがらないように生きなければいけません。

それでも生きていれば欲しいものはいくらでもあります。

その中で許されるのは、いかに安いものを買うかです。

バーゲンが大好きでした。

手の届かないものがディスカウントされて手に入る事は、最上の喜びになりました。


これら子どもの自分にはどうしようもなった事ですが、

大人になった自分は気が付けば替えていけます。


精神分析の中で、「お金を喜びと感謝で使え」と教えられました。

喜びで使えばまた喜びで入ってくる。

お金はお足というくらいだから自分のところで止めず、

使って社会に還元し循環させる事が大事だと。


人は気付きと意味の書き換えで、いくらでも前向きに仕合せに生きられると知りました。


              ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


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6月7日(水)、大阪で子育て相談室をしました。

子どもの不登校等の問題行動があり、

私どもの『ラカン精神科学研究所』のホームページやサイトを見て

子育て相談室にくるようなったクライアント達。

個人の分析を受け入ているクライアントもいます。


子どもへの対応法『オールOK』をする中で、わからない事などを質問されます。

以前あるクライアントに、「子どもの話をよく聴いてください」

「子どもはお母さんにいろいろな話をしてきますが、その解決法をききたいのではありません」

「子どもは自分のしんどかった気持ち、悲しかった気持ち、悔しかった気持ち等々、

それらを聴いて受け取って欲しいだけです」

「子どもがお母さんはどう思うとか、こんな時どうしたらいいかとか

お母さんの意見・考えを求めて来た時、はじめてお母さんは自分の意見を話してください」

「それを子どもが言わない限り、聴き続けて、

お母さんが子どもさんのカウンセラーになってください」と私は言いました。

その言葉通り、クライアントは子どもの話を聴き続けました。

その中で、わからない事を「それってどういう事か?」等、質問をして

子どもが応えてくれました。

会話が成立し、子どもは学校の事、友達の事等話してくれました。

一般に思春期の子ども達は、あまり親に自分が困っている事、友達との関係、悩みなど

話しません。

でも、良いとか悪いとか評価されたり、否定や非難されたりしないなら、聴いて欲しいのです。

クライアントは『オールOK』を知らなければ、子どもの話を聞くよりも、

自分の考えや意見を言っていた、

それどころか、イライラしてヒステリックに怒ってばかりいた。

あのままやっていたら、と思うと恐ろしくなると言います。


クライアントが言うこの感覚は、『オールOK』をした人にしかわからない事です。

よく切り替えてくれました。

お母さんが子どもに思いやりをかけたら、子どもはお母さんのそれを学び、

今度は子どもが思いやりを返してきてくれます。

そんな子どもの言動が見られました。

それを更に親子で繰り返していくと、今度は友達など他者にも

思いやりをかけられる人になっていきます。

聴いていた他のクライアントも

「いい話でした、聴けて良かった」、「心が温まる」と言いました。


生きていく上で必要な事、また大事な事の学習をまず家庭で、親との関係で

子ども達は学んでいきます。

その親達が忙しくて子どもに関心が向かなかったり、

ガミガミ怒ってばかりしていたのでは、

子どもが学ぶのは無関心とイライラです。


子育てに頑張るお母さん達を応援したい。

そして親子仲良く、家庭が安らかな安心と安全の場となるようにと、

そんな想いで『子育て相談室』を開いています。


7月は大阪で12日(水)に開く予定です。


           ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


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人間は自分の都合の良いように思い込んだり、事実や記憶を変えたりします。

精神分析を受けると、本来の自分を知っていきます。

間違いは正され、本来の自分がどうであったかが露わになっていきます。


『オールOK』されて育った人はまず居ないので、

多少程度の差はあっても、適切に世話をされず見捨てられた自分、

反対に過剰に口や手を出され呑み込まれた自分、

要求を拒否され諦めてきた自分、

親の言う事をきかないと怒られたり叩かれたりした自分...

そういった悲しい自分がゴロゴロ出てきます。

そういう自分を見たくない、知りたくないからこそ、抑圧などの防衛によって、

自分の意識に上がらないようにしています。


あった事をなかった事にして生きていても、

無意識にはマイナスの自分がいっぱいあるので、現象としてその人の言動に現れます。

人生が思うようにうまく進まなかったり、人間関係に悩んだり、人が恐かったり、

ちょっとしたことでイライラしたり、不安や心配事が多かったり等々、

生きにくさを感じながらも、何をどうすればいいかわりません。


精神分析は、どういう自分であったか、

それによって今の自分はどうであるかを、自分と向き合い知っていきます。


自分を知っていくと、親を批判し嫌いながらも依存し甘えたい自分もいます。

余りに身勝手な親の自分へ対応に腹が立ち、怒りや憎しみ。恨みも出てきます。

精神発達論等の理論を知れば、人として正常な精神の発達と比べて

いかに自分が尊重されず、ひどい状況の中で育ってきたかがわかります。


私は分析していく中で、こんなに対人が苦手で生き辛くなったのは

親の対応のまずさと無知である事を知り、親を憎みました。

娘達に『オールOK』をしようとしても出来ず、自己嫌悪と更に恨みが募りました。

その期間が永かった。

自分がこんなに生き辛くなったのは親の対応の間違いとまずさであると

親のせいにするところから切り替えて、

もう過去は変えられないのだから、それも含めて自分の運命を背負い、

じゃあどう生きたいのか、何を目指すのかにシフト出来ればよかったのですが。

肛門期性格の固執の強さがあり、恨み・憎しみから離れる事がなかなか出来ませんでした。


振り返ると、自分の不幸を自分で背負わず、親のせいにして逃げていたとわかります。

それは違っていました。

親の間違った考えによって傷つきましたが、その自分が子どもに同じように傷つけてしまう。

これは何としても改めなければ、負の連鎖が止まりません。

そのためには、親のせいにして恨んでいるのでは何の解決にもなりません。

自分の非を認める事は難しい事です。

自己愛が傷つきます。

それを守るために、「私は悪くない」、「親が全て悪いのだ」、と

一生懸命言い訳をしていました。


ある時、娘に「昔お母さんは、いつも親のせいで自分はこうなったと言っていた」

と言われました。

もうそんな事も忘れていましたが、娘に言われて

「ああそんな自分が確かにいた」とまた自覚させられます。


どんな事も自分で責任を取り、改善していくのが大人であり親であると

精神分析を通して知りました。


               ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


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ラカン精神科学研究所では、毎月1回、月初めにメールマガジンを発行しています。

2017年6月1日、 ラカン精神科学研究所メールマガジン87号発行しました。

日々、クライアントの分析をする中で感じたことや、理論、自分の事を例にあげて書いています。


No,87今月のメルマガのテーマは「自主性、自己管理」です。 


...身体でいえば、悪性のものは悪性腫瘍、癌となります。

自我も全て陽性であれば問題はないのですが、養育の過程で傷ついたり、

マイナス思考だったりします。

自我を統合しなければ、精神内界で善と悪が闘い葛藤し、

互いが互いを排除しようとします。

...対話によって平和的解決に至る、これが精神分析です。

...自己管理は、時間の管理から始まります。

自分で何時に何をすると決める自主性のもとにする、自分との約束をします。

...例えばゲームは1時間までと、親が決めない事です。

これでは子どもはいつまでたっても自己管理出来ません。

親が管理してきた期間が長いほど、子どもが自分で時間の使い方を考え

実行できるまでには時間がかかります。

...根気よく口を出さず見守ることが大切です。

...自分で「こうする」と決めて実行していく、

ここに主体性、自発性、意志が育ちます。


                             (メルマガより一部抜粋)


興味ある方はお読みください。

第87号 ラカン精神科学研究所メールマガジン


                   ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


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この度、通常通り仕事をしながら引っ越しの準備を進め実行していったため、

引っ越し前の荷物の整理・梱包、引っ越し後の荷物の荷ほどき・収納、

更に、2度の引っ越し先は近いこともあり、自分で運べる荷物は車で運びましたが、

これらのほとんどを、夜中に作業することになりました。

睡眠時間はほぼ3~4時間。

ピーク時は昼間1時間寝て、夜2時間寝るという状態でした。

人間3~4時間の睡眠でも何とかなるものだなと思いました。

ところが、睡眠時間が極端に減り小間切れになると、身体に変化が現れました。

それは空腹を感じなくなることでした。

いつもなら時間が来るとお腹が空き、一日三食食べますが、

お腹が減らないので、一日二食か一食になることもありました。

気持ちは張っていて私自身は元気なのですが、当然痩せていきます。

遂にある時クライアントに、「体調悪いのですか」と言われました。

なぜそう思うのか聞いたところ、「頬がシュッとしているから」と言われました。

要は、やつれた顔をしていたのでしょう。

差し迫った現実の引っ越しを滞りなく行うことにばかり気がいき、

自分の身体を気遣い労わるということを怠り、これがもっと長い期間になると

身体の器質機能低下から器質障害・疾患へと進んでいき病気になる。


この時、睡眠と食事の大切さを改めて考えさせられました。

快眠・快食・快便が心身の健康の基本と理論でもいいますが、

本当にその通りです。

不眠症などの睡眠障害の人は、睡眠だけでけではなく

私のように食事面など他にも支障が出る可能性が多いはずです。

すると、不登校やひきこもりで昼夜逆転している人達の食もどうだろうと考えました。

人は不安や心配があると、眠れないこともあります。

クライアントの中に、睡眠時無呼吸症候群の方が何人かいて、

酸素マスクのようなもの(CPAP)をつけて寝ている方もいます。


睡眠時間と共に良質な睡眠が大事です。

このため、これまで公開してこなかったのですが、

50分の分析時間の中で、リラックスして横になってもらい、

分析家がお腹を撫でながらクライアントと会話し

分析をするという治療法を行います。

お腹を優しく撫でてその感触や手の温もりが伝わると安心するという効果があります。

これは不安の強い方にも適します。

その際、クライアントは思い浮かんだこと、話したいことを語ってもいいし、

眠っても構いません。

分析時間のほとんどを心地好く眠るクライアントもいます。

普段、酸素マスク(CPAP)無しに寝ると必ずいびきをかくそうですが、

分析場面ではマスクが無くても、いびきもほぼ無く眠っていかれます。

「すっきりした」、「ホッとする」

「お腹を撫でられると、子どもがお母さんに撫でられているように感じる」

等と言われます。


また、アトピーなどの皮膚疾患の方にも撫でることの効果がみられます。

続けていくことで、アトピーが消えていった例があります。

フロイトは皮膚=自我と言いました。

皮膚の傷つきは自我の傷つきに相当します。

子どもさんの場合は、お母さんが家でも優しく撫でると効果があります。

また、『皮膚自我』(ディディエ・アンジュ―著)の本には、

パック療法というものが紹介されています。

これの応用で、普段クライアントが使っている毛布またはタオルケットを持参してもらい、

それでクライアントの身体を包むという方法もあります。


睡眠障害や皮膚のトラブル(アトピー等)、不安や心配性で悩んでおられる方、

薬を飲んだり薬を塗ったりするだけではなく、

実際の人の手で触れられる心地よさや温もりを体験してみてください。


精神分析は基本的に対話であり、身体に触れることは公にはしてきませんでした。

こういった治療法は個別に必要と思われるクライアントに推奨してきました。

しかし、私が引っ越しを通して改めて気付いた睡眠の大切さから、

公開することにしました。


興味・関心のある方、お問い合わせ、予約等ご連絡ください。

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この内容の新たなサイトをつくる予定です。


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以前のセラピールームが今年いっぱいで立ち退き、解体ということで、

次のセラピールームを去年から探し始め、知り合いのオーナーさんに交渉し

借りられる約束を取り付けていました。

暮までには、まだ1年以上あるから、

今年の秋頃に引っ越しができればいいと安易に考えていました。

それでも私の中では、2階の部屋が空いたら引っ越そうと決めていました。

予定より早く、今年早々には2階の部屋が空きましたが、

引っ越せば家賃はうんと上がります。

引っ越しの面倒さもできる事なら先送りにしたい等と、躊躇していました。

しかし、よくよく考えれば2階の部屋がいつ埋まってしまうかわかりません。

借りたくても部屋が空かなければ、3階でも4階でも借りられません。

それでは仕事場が確保できず、仕事ができなくなります。

今、部屋が空いたということは、今が引っ越す時とうことではないか。

何を弱気なことを言っているのか、やる気を出して仕事を頑張ればいい。

「前へ前へ、進め」といつも言われているではないか。

と考え直して引っ越しの手続きを始めました。


このセラピールームの引っ越しは、私にとってただ引っ越しではなく、

親からの分離、自立の意味と決意でのぞみました。


1月の末から引っ越しの手続きを始めて、引っ越し日の10日ほど前に、

母が脳出血で倒れました。

88歳という高齢でしたが家のこともして、90歳の父と二人で暮らしていました。

その母がいつものように朝食の用意をして、父と二人で食事をしている最中、

落としたお箸がつかめないと言いながら倒れたそうです。

左側の脳に大きな出血がおきたため、右半身が麻痺。

言語野が損傷を受け言われたことが理解できず、

自分が言いたいことが言葉にできない状態と医者から説明を受けました。

所謂、寝たきり状態になりました。

しかもほとんどの時間寝ていて、覚醒している時間が少ない。


最期に母が選んだのは寝たきりになって介護を受け、赤ちゃんに戻ることでした。

倒れたと聞いて、病院に行き母を見舞った時、母の人生は一人の人間として、

また女性としてどうだったのだろうと考えました。

あまり仕合せとは言えず、途中まで仕事を持ちながら、父の兄弟の世話をし、

舅姑に仕え、苦労が多かったと思います。

お金を自分の楽しみのために使える人ではなかった。


それなりのものは貯めていたはずなのに、

そのお金の使い方は介護という世話を受けることにしたのか、

と思うと残念であるとともに、かわいそうに思いました。

最期まで元気で楽しむこともできたのに、

その精神を持たず、方法を知らないために、現実(右側)を無視(麻痺)させ、

無意識(左側)の欲望のままに寝たきりと世話を求めた母。


1月の末に親からの分離・自立、そして引っ越しを決めていなければ、

冷静な見方ができず、母が倒れたと同時に私も動揺し

一人で立っていられず、うつ状態になっていたかもしれません。

先に親との精神的分離をしていて良かったです。 

私は私として、私のなりたい自分を目指して生きていきます。             

自分が何かを決めれば、それにとなって現象が起こります。

後ろ(過去)を振り返らず、前を向いて進むことの意味も改めて知りました。


4月中頃、私の家から7~8分の所に転院してきて、

私は母の入浴時の洗濯物を取りに行きます。

今までご苦労様でした、という気持ちで、ほとんど寝ている母を見舞いながら。

           ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


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私事ですが、2月末にセラピールームを引っ越しました。

これまでセラピールームとして借りていたアパートが

来年(2018年)初頭には取り壊されるためです。

次のセラピールームを探し、2月24日引っ越しました。

引っ越し先は、以前のセラピールームから近く、クライアント達にもわかりやすい所です。

ちょうど良い所が借りられて感謝です。


引っ越しはいろいろな手続きが必要で、労力が要ります。

物件探しから始まり、不動産屋とのやり取り・契約、引っ越し業者の選択と交渉、

荷物の整理・箱詰め、ガス・水道・電気の閉栓と開栓の連絡、ネットの停止と開設、

住居であれば役所への住民票・健康保険証・運転免許証の住所変更の手続き等々。


大変な引っ越しの作業ですが、新しい環境で心新たにスタートをきる事ができます。

引っ越しをするといつも思います。

物は少なく、身軽なのがいいと。

それでも荷物の多い事。

思い切って捨てようと思うのですが、

またいつか使うかもしれない時のためにと残してしまいます。

要らないものを選別し、捨てることです。

「ものが捨てられない」と言う人が多いです。

見捨てられてきた人は、自分のまわりのものに自分を投影するため、

かわいそうで捨てられません。

その最たるものがゴミ屋敷です。

あの人たちは他人が捨てたゴミまで拾ってきて家に置き、

結果、自分が家に入れないという矛盾がおきます。

     


2月の仕事場であるセラピールームの引っ越しに始まり、

家族も引っ越すことになり、それに伴い私の住居も引っ越すことになり、

結局2月から2か月半の間に、家族の引っ越しを含めて3回の引っ越しをしました。

今、やっと落ち着いて、新しい生活に慣れてきました。


環境が人に大きく影響します。

孟母三遷、孟子のお母さんは孟子の教育のために良い環境をつくろうと

3度引っ越したといいます。

人は生まれ変わるように住み替えます。

これまで住み慣れた土地を離れて、新天地に向かう。

それは過去を捨てて、新しく生まれ変わることに等しい。

心が変わる時、行動も変わります。

慣れ親しんだ環境は予測のつく世界で安定し、居心地が良い面があります。

しかし、変化が少なく刺激が無い。

変化を好まない人は、不安が強く新しいことへの対応能力に欠けます。

自分をよりよく向上させようとするなら、

そのための刺激を求めることも大事だと考えます。

予測のつかない未知の環境・世界は不安もありますが、

それに順応していく中で、自我が鍛えられ成長していきます。


目の回るような忙しいここ3ヶ月でしたが、いろいろ考えさせられることがあり、

再スタートの機会を与えてもらいました。


              ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


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