分析家の語らいの最近のブログ記事


育つ過程で、他者(親)の心無い言葉や態度によって傷つきます。

納得のいかない他者の言葉や態度に悩んだりします。

親のコンプレックスや、その時の気分で怒られる事もあります。


子どもは母に甘えたくて母にくっついていきます。

子どもとして当たり前の行動ですが、

母が子どもの時にその母に甘えられずくっつけなかったなら、

くっつきたいのにくっつけなくて甘えられなかった事が無意識にしまわれ

コンプレックスになります。

すると、この子が母になって、子どもが甘えてくっついてきた時に、

「忙しい」、「後にして」、「邪魔だ」等と排除したり怒ったりし

子どもを甘えさせることが出来ません。


自分がしたくても出来なかった事を子どもが要求してくると腹が立ちます。

だから、腹が立つ、気になる、引っかかる、イライラする等は、

自分のコンプレックスに触れた時です。


甘えたいのに甘えられなかった、くっつけなかった自分を知って、

認めて、受け入れられれば、

子どもが甘えたい、くっつきたい気持ちがわかります。

甘えらえなかった寂しい気持ち、悲しい気持ちを、

子どもに味わわせている事に気付きます。

自分と同じ寂しい・悲しい気持ちを子どもに味わわせてはいけないと思います。

その気持ちに苦しんできたのは、他ならない自分であったのですから。

そうして子どもを甘えさせ、くっつかせる事ができます。

その満足している子どもに同一化して

これが自分もしたかった事だとなり、お母さん自身も救われます。


       ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


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お母さんの手は子どもにとって神の手とでもいうべきもの。

ケガをした時、お母さんがやさしく手を当てて、手当てすると効果があります。

イボなども、お母さんが撫でていると消えてきます。

お腹が痛い時はもちろん、不安が強い時、お腹に手を当てると落ち着きます。

これは大人でも言えます。


赤ちゃんは、生後3,4か月頃に触覚機能が発達します。

この触覚機能が育つための、一番よい刺激となるのが入浴時です。

それは直接赤ちゃんとお母さんの肌が触れあうからです。

ますお母さんの肌を赤ちゃんにしっかり記憶させるために、

お母さんが赤ちゃんをお風呂に入れます。

お母さんが赤ちゃんの世話をして、隈なく触れます。

それが欠けると、アトピーなどの皮膚のトラブルになります。


触れる・撫でるなどスキンシップは、その人の身体の存在を明らかにします。


高校生の男の子がアトピーになって、

お母さんがやさしく撫でながら薬や保湿剤を塗り続け、

アトピーが治っていった例があります。


子どもにとってお母さんの存在の大きさを知らされます。


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ハグすると、温もりと柔らかさが伝わります。

分析の途中や最後にハグをすることもあります。

帰り際、ドアの前で、「エネルギーをください」といってハグを求められたり、

「(ハグを)忘れていた」と言って、ハグするクライアントもいます。

「やっぱり、温もりがいいですね」と言うクライアントも。


触れ合い、スキンシップが大事です。

赤ちゃんの時から、お母さんが、そしてお父さんが

しっかり抱きしめてあげてください。

お母さんのその時の気分で変わるのではなく、いつもやさしく、です。

子どもはどんなに安心するでしょう。

ホッとして安らかな気持ちになります。

そこにやさしいまなざしと声をかけられた子どもは、

心が安定し穏やかになります。

その心地よさは身体に刻まれ、マーキングされます。

この子が成長して親になった時、また自分の子どもをやさしく抱っこし、

温もりを伝えます。


大人も同じです。

心もあたたかくなります。

癒されます。


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ものまねタレント清水アキラ氏(63)の三男で、タレントの清水良太郎容疑者(29)が13日、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で警視庁目白署から送検された。

後を絶たない覚せい剤による疑惑、逮捕の事件。


今回の事件の記事を読んで気になったのは、父である清水アキラ氏の

しつけについては「他と比べても厳しかった。ひっぱたくこともあった」、

良太郎容疑者は父の前では平気でウソをつき続けたという事。


して善い事と悪い事を厳しく教えるのは父の役目ですが、

暴力でひっぱたいて教えられる事ではありません。

ひっぱたかれるので、表面上はわかった、反省している

という態度や言葉を示しますが、

事の本質、内容は子どもに伝わりません。

その場逃れの嘘やフリが上手くなるだけです。

父とは言葉を持って、子どもを納得させ、正しい方向へ導いていきます。

それには論理的に、理性的に、理路整然と語る必要があります。

その言葉を持っていないので、感情的になってひっぱたくしかない。


また、最初の対象である母との関係で、子ども時代の健康な甘えと依存が出来ず、

適切な世話行動を受けられないと、欠如感が強くなります。

欠如感は空虚感・虚しさに繋がり、寂しがりです。

この虚しさや寂しさを埋めるためにいつも何かに打ち込んでいる必要があり、

その事で埋めようとします。

これが耽溺行為となり、お酒や薬物に耽り、更に依存症になります。


なぜ違法であると知りながら、覚せい剤を使用してしまうのか。

いけないと思いつつ、つい薬物に手が伸びてしまう。

ここに無意識が関わります。


母と父の対応によって子どもの無意識は形成されます。

覚せい剤での再犯が多いのも、この無意識が変わらないためです。


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子どもを育てる中で、自分では気付かない

心無い言葉や態度をとってしまいます。

心無いとは、相手への思いやりや配慮が無い、無分別な事。


親と子どもは別人格であり、感じ方、考え方、好み、

欲望が異なる事の分別が付かない、正にこれが無分別という事です。

自分とは違う存在の子どもの立場や気持ちを理解しようという思いやりがない。

そういう心配り、心づかいもない。

親がいいと思う事は子どもにもいいと思い込み、

子どもの気持ちは考えずに押し付ける。


例えば、親は子どもに塾に行って勉強させたい。

子どもはどう考えているのか、どうしたいのかを聞くことも無く、

ただ行きなさい、勉強しなさいと言う親。

反対に、塾に行って勉強したかったが、女の子だからという理由で、

行かせてもらえなかったという人もいます。


子どもは母に甘えたくて、くっつきたくて、まとわりついていきますが、

邪魔だ、忙しい、と振り放されます。

そこに親のコンプレックス(無意識)が常に関連してきます。

母も子どもの頃、そのお母さんに甘えてくっつきに行ったが、邪険にされ

悲しい想い、寂しい想いをしました。

それなのに、母になった今、自分が子どもの時にされて悲しかった事を

子どもにしてしまいます。


こうして親自身もまた、自分を個として認められず、

その親のコンプレックスのままに育てられ、心無い言葉と態度で傷ついてきました。

これでは心無い言葉や態度が世代連鎖していきます。


精神分析によって自分がどうであったか、無意識を知り、

心ある言葉と態度に変えていきます。


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他者を見て、あの人のあの性格はいいなと思う事があります。

自分もあんなふうになりたいと憧れたりします。


例えばAさんは親切だと感じました。

親切にもいろいろあって、過剰になるとお節介であったり、

自分勝手で、迷惑になったりします。

Aさんは親切ですが、その親切さは少し過剰と感じたとします。

そこで、Aさんから親切という性格を切り離して、

親切について吟味する必要があります。

これを脱人格化といいます。

自分にとっての親切さとはどういうものかを自分で吟味し

修正し、自分なりの親切さに書き換えます。

これは、ただAさんの親切という性格を摂り入れて真似ただけではありません。

Aさんの親切さではなく、普遍的な親切さに自分で書き換えた、

これを"自我理想"といいます。


ある時、Bさんは最近子どもがアトピーの症状が悪化してきたと話しました。

するとAさんは、それならアトピーについて書かれた新聞記事があって、

これを読むといい、FAXしてあげると言いました。

ところがBさんはそれを読みたいとは思いませんでした。

Aさんから早速FAXが送られてきました。

はっきり断らなかったBさんでしたが、Aさんは勝手にすすめていきました。


親切とは、相手の身になって考え思いやる事。

相手が読むことを前提に会話するのではなく、

「もし読むのなら送るけど、どうですか」とたずねる。

自分が良いと思う事を相手の意向を聞かずに、これは相手のためになる、

良い事をしたと勝手に思う事とは違います。

相手を尊重して、自分に出来る相手が求める助け・協力をする事です。


このように、自我理想をつくる機能が超自我にあります。


   2017.1011 大阪精神分析理論講座1 自我論3《超自我の発達》の講座内容より


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結婚相手やパートナーに求めるものは何か?ときいて、

「笑顔の素敵な人」、「笑顔の可愛い人」、

「笑顔の可愛い女性に惹かれる、魅力を感じる」と答える人が多いです。

その理由として、「笑顔を観ていると癒される」、「ホッとする」、

「好感が持てる」、「一緒にいると楽しい気持ち・幸せな気持ちになれる」、

「無表情だと何を考えているのかわからない」などがあげられます。


相手に笑顔を求めるその基には、

「鬼のような怒った母」がいたと考えられます。

いつも不機嫌で怒っている母では子どもは癒されません。

ホッとする事も、楽しい気持ち、幸せな気持ちにもなりません。

人は欠けたものを欲する。

欲望は欠如をあらわす、といいます。(ラカン)


鬼のように怒った顔を打ち消すのは、反対の笑顔です

笑顔を求めるのは、自分が経験し記憶した、怒った顔の母を打ち消すためです。

笑顔の母を見て来た人は、わざわざ笑顔を相手に要求しません。

笑顔が当たり前だったからです。

そういう人は、笑顔の素敵なパートナーを必然的に選んでいます。


自分が何に魅力を感じ惹かれるか。

それは自分が欲しかったけれど得られなかったものと考えられます。


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旅立つクライアント。

何年かにわたり分析を受けて来て、

この度、更に成長・発展を目指して引っ越しを決めました。

クライアントのために、それがいいと話し合ってもきました。

クライアントは最後の分析でお別れを言い、

ケーキを持参され、一緒にいただきました。

私にとっては言葉で言い表せない、特別な味でした。

ありがとうございます。

そして、寂しさもあり・・・。


これまでにも彼女のように、背中を押して旅立っていったクライアント達がいます。

彼女もまた、何らかの苦労はしても、きっと自分の夢を追って

仕合せな人生を送っていくでしょう。


最後にハグをして、「いってらっしゃい」という言葉で送り出しました。

セラピールームの窓からクライアントの姿を見送り、

最後見えなくなった瞬間、一礼をして「元気で頑張って、ありがとうございました」

と心の中でつぶやきました。

きっと、うまくいく。

信じた道を突き進んでください。

ここまで頑張った貴女だから、大丈夫。


クライアントの人生の一時期、関われたことを感謝します。


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母に必要な事は"~にも拘らず"。

子どもが言う事をきかなくても、反抗しても、怒っても

どんな状態であっても、

お母さんは、"にも拘らず"子どもに笑顔で応え続ける事です。

つい文句の一つも言いたくなります。

ムラがあり、やれる時とやれない時があります。

しかし、"にも拘らず"子どもに一定してやり続けられたら素晴らしい。


気まぐれでその時その時でコロコロと気分や言う事が変わり、態度が変わる。

同じ事でも、ある時は「いい」と言われ、またある時は「ダメ」と言われる。

本当にこの母は予測がつきません。


母は不機嫌で怒っている、イライラいている事が多かったとします。

すると、子どもにとって笑顔で優しい母という良いイメージはなく、

「笑顔になるかな」、「優しくなるかな」などの良い予測は出来ません。

予測されるのは、「いつ怒り出すか」、「いつ爆発するか」、

「いつ物が飛んでくるか」など、マイナスの予測です。


この母の元では、子どもは気が休まりません。

常に身構え、母の機嫌が悪くなり、怒りだした時のために

逃げるか、どうそれに対処するか準備しておかなければいけません。

とても無防備ではいられないので、常に緊張状態で身体も強張ります。

その最たるものが暴力など虐待を被っている子どもです。

生きにくさを抱えていく事になります。


反対に、"にも拘らず"安定して子どもに対応する母の元で育てば、

当然、子どもの心も安定します。

子どもの心は母によります。母がつくります。


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「いつもお母さんは笑顔でいてください」、と言います。

子どもにとって、お母さんの普通の顔は怒っているように見えるからです。


普段笑顔の少ない、怒っていることの多いお母さんの

怒るでもない笑うでもない普通の顔は、

子どもには怒っているになります。

このため子どもは、「お母さん怒ってるの?」とききます。


お母さんにすれば、怒っているわけではないのに

なぜそんなことを子どもがきくのか不思議かもしれません。

しかし、子どもに「お母さん、怒ってる?」ときかれたら、

そのお母さんは普段から怒っている事が多いという事です。


子どもは笑っているお母さんでいて欲しいのです。

子どもにとって笑っている顔以外の顔、

例えば泣いている顔でも怒っているに入ってしまいます。

それは笑っている顔以外は認められないくらい、

お母さんは子どもに酷(ひど)い形相をしていたという事です。

だから笑顔で酷い形相の顔の母を打ち消します。

この子どもには、笑顔の母が絶対に必要なのです。


心が安定し穏やかで、夢や希望、楽しみや喜びがあれば自然と笑顔になります。

そういう精神の状態を得たいものです。

例え心が今はそういう状態でなくても、笑顔の練習、演技をしてください。

笑顔が一番です。

「笑顔はいつで言葉を超えてすべてを包む愛になる」

と小田和正氏も歌っています。


更にいうなら、お母さんがいつも笑顔で子どもに対応できるように

お父さんがお母さんをサポートしてあげてください。

家族の仕合せはお父さんにかかっています。


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